VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第816話 新人の不安と先輩の不安 その4

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 またなにも知らない

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

 

【シチュエーション】

しのぎのことをちゃんと認めていたレーヌ。

しかし、だからこそ彼女のプロデュース能力にやきもきしていた。

もっと適切な売り出し方があるだろう――なぜマッスルワークアウトなのか?

 

それはたしかにそう。

しのぎよ、どうしてそんなプロデュースをしてしまったのか?

はたしてレーヌちゃんの想いを、しのぎは受け止められるのか⁉

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

しのぎ「分かったよ、レーヌちゃん」

 

   「レーヌちゃんが本気でVTuberやろうとしてるの」

 

   「隊長にはよく伝わってきたけんね……!」

 

 

ばにら「…………しのぎ!」

 

レーヌ「しのぎちゃ先輩!」

 

あひる「よく言ったしのぎ! それでこそ黄金の三期生や!」

 

りんご「ふっ、なかなか言ってくれるじゃないか、しのぎちゃん!」

 

   「後輩がこうも逞しく成長する姿を前にして」

 

   「僕もちょっとうるっときてしまったよ!」

 

しのぎ「レーヌちゃんの気持ちはよく伝わった」

 

   「拙者への反抗は、期待の裏返しやったんじゃね……!」

 

 

   「けど! 本当に隊長は三期生としてダメダメなんよ!」

 

   「ばにらっちょにも、うみにも、うさぎにもえるふにも」

 

   「全然敵わない落ちこぼれなんよ!」

 

 

   「みんなに勝ってるのは、唯一、このおっぺえだけなんじゃ……!」

 

 

ちまき「なにがおっぺえだけじゃ!!!!」

 

   「おっぺえがあることがどれだけVTuberとして大切か!!!!」

 

   「しのぎ!!!! おまんはまるでなにも分かっとらん!!!!」

 

 

   「おっぱいは大正義!!!!」

 

   「それは現実でも、バーチャルでもかわらんのよ!!!!」

 

 

全 員「ち、ちまきちゃん!!!!」

 

 

ちまき「おっぱいを嗤う者、おっぱいに泣く!!!!」

 

   「こんなダイナマイトな武器を持っているのに」

 

   「そんな風に自虐して、使わないだなんてもったいない!」

 

   「そのおっぱいが武器でないというのなら」

 

   「いったい何が武器だというのか!」

 

 

しのぎ「そ、そんなことないんよ! こんなのただ大きいだけで!」

 

   「隊長はずっとコンプレックスに思ってたんじゃけんね!」

 

 

ちまき「なにがコンプレックスか!」

 

   「だったら、ガワを作ってもらう時に」

 

   「いくらでも揺れないようにしてもらえただろう」

 

 

   「所詮、しのぎっちも持っているガワの人間……!」

 

   「持たざる者の本当の絶望など分かりはしないんだ……!」

 

 

ばにら「持つ者、持たざる者って、そういうことバニですか⁉」

 

   「たしかにちまき先輩のぺぇはむがもごぐ!」

 

りんご「ダメだばにらちゃん! ちまきちゃんを刺激しちゃいけない!」

 

   「彼女は自分の胸の大きさについて気にしている!」

 

   「これ以上、修羅を増やしてはいけないんだ!」

 

あひる「そんな、ぺぇくらいで深刻なw」

 

   「人間は中身だよ、ぺぇのあるなしで人の本質は変わらないよw」

 

   「気にしすぎだってちまきちゃ……ぶべらッ!!!!」

 

 

全 員「あ、あひるちゃ~~~~ん!!!!」

 

 

ちまき「誰のぺぇがないだって! あるだろ少しくらいは!」

 

   「ふざけやがってよう! みんな、そんな上から目線で言いやがって!」

 

   「ぺぇがあるのがそんなに立派なのかよ!」

 

   「ぺぇが大きければそんなに偉いのかよ!」

 

 

   「神は、天の上にぺぇを作らず、ぺぇの上に人を作らず!」

 

   「そうじゃねぇのかよ! なぁ、福沢先生(ゆきち)よォ~~ッ!」

 

 

りんご「ダメだ完全に錯乱している」

 

   「やはりちまきちゃんに、ぺぇの話題は厳禁だったんだ」

 

ばにら「それにしたって取り乱しすぎでしょ」

 

   「まだ、DStarsの中ではある方なのでは?」

 

ゆ き「相対的な大きさが問題なんじゃない」

 

   「自分が納得できるぺぇがあることが大事なんだ」

 

   「そう、ぺぇってのはな、ちょうどいいサイズ感が」

 

   「やっぱり大切なわけなんだよ」

 

 

   「大きくてもいけない、小さくてもいけない」

 

   「ほどほどってところで満足するのが、大事なのさ……」

 

 

   「ばぼらッ⁉(ちまきとしのぎに叩かれる)」

 

 

ちまき「あればあるだけ良いに決まってるだろ!!!!」

 

   「ふざけてんじゃねえぞゆきち!!!!」

 

しのぎ「大きくてもこれはこれで肩が凝って大変なんよ!!!!」

 

   「胸が大きい人の気持ちを少しは考えてくれ太郎!!!!」

 

 

ゆ き「なぜだ、なぜ、ゆきがこんな目に……ッ!」

 

 

ばにら・りんご・あひる「ゆ、ゆきち(ゆき先輩)~~~~ッ!!!!」

 

 

レーヌ「…………おつかれさまなのらね(しろめ)」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

レーヌちゃんの気持ちを受け止めたしのぎ。

彼女が本気でVTuberに向き合っているのは理解した。

 

しかし、メンタルがクソ雑魚なめくじ! この黄金の三期生の中で、たしかなキャラを確立しているというのに、謙遜してしまう&卑下してしまう!

そんな控えめなところもいいところなのだけれど……もっと自信を持って!

 

次回、メンタルどん底モードに入ったしのぎ。今度はしのぎのカウンセリングの番だ。はたして彼女の引け目だとか負い目だとか、そういうのをばにらたちは無くしてあげることができるのか。大丈夫だ、おめえがDStarsでおっぺえナンバーワンだ――という下ネタはおいといて、よければ評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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