VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第815話 新人の不安と先輩の不安 その3

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 またなにも知らない

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

 

【シチュエーション】

先手レーヌちゃん。ゆきちとちまきに相談をする。

飛び出してきたのはDStarsへの認識について。

彼女はDStarsが今一番大きな力を持っている箱だと分析しつつ、同時にそうなった理由として「奇跡的に魅力的なVTuberが揃った」と結論付けた。

 

そうつまり――彼女たちの指導役である三期生こそDStars興隆の要因だと。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

しのぎ「待って、待って! 本当に待ってレーヌちゃん!」

 

   「それはレーヌちゃんの勘違いだよ!」

 

   「だって、隊長はばにらっちょやうみみたいに、金盾とか獲ってないし!」

 

 

   「というか、ばにらっちょとうみがすごいだけで!」

 

   「隊長たちはまだまだ太郎なんだよ!」

 

 

ばにら「あぁ、てめぇしのぎ! こっちにそんなキラーパスしやがって!」

 

   「ばに~らだってまだまだバニよ! たまたま伸びてるだけバニ!」

 

   「それに、アイドルの話もピンとこないバニよ!」

 

 

   「ばに~らこれでも、個人配信者時代は無名だったバニですからね!」

 

   「いきなりVTuberになって超売れて、困ってるバニなんだから!」

 

 

ゆ き「贅沢なこと言いやがってよう! おめーは本当にそういうとこだぞ!」

 

   「ゆきちゃんがいったい何年かけて、ファンを作ってきたことか!」

 

   「それをたった一年ちょっとごぼう抜きにしやがって!」

 

りんご「そうだそうだ! ばにらちゃんはもっと自分のスケベさを自覚しろ!」

 

   「このどスケベバニー! そんなスケベバニーを放っておくわけないだろ!」

 

あひる「よくわかんねーけど! ばにら、調子に乗ってるんじゃねーぞ!」

 

 

ばにら「いや、ゆき先輩もりんご先輩も、前世からファン引っ張ってきてますやん」

 

   「ばに~らより有利な状況ではじめたのに、どうしてこうなってますのん?」

 

 

二 人「それを言っちゃぁ、おしめぇよ(しろめ)」

 

 

ちまき「はいはい、話が逸れちゃってるよ」

 

   「大事なのはレーヌちゃんのお話しでしょ?」

 

 

   「なるほど三期生が全員持っている奇跡の世代だと」

 

   「レーヌちゃんはそう言いたいわけね?」

 

 

レーヌ「少なくとも、レーヌはそう思っているのら」

 

 

   「ゲーム配信抜群のばにらちゃ先輩」

 

   「雑談無双のうみちゃ先輩」

 

   「小悪魔キャラで人気爆発のうさぎちゃ先輩」

 

   「コラボ上手のえるふちゃ先輩」

 

 

   「そしてASMRつよつよのおっぺえ聖人しのぎちゃ先輩」

 

 

しのぎ「レーヌちゃん! 拙者のことをそんな風に……!」

 

 

レーヌ「少なくとも、レーヌはしのぎちゃ先輩をすごい人だと思ってるのら!」

 

   「三期生の面子に並んでいても、ぜんぜん恥ずかしくない!」

 

   「むしろ大黒柱のようなでっけえ人だと思ってるのらよ!」

 

 

   「なのに! なのになのに!」

 

   「なんで思いつくのがこんなしょーもない企画ばっかりなのら!」

 

   「しのぎちゃ先輩はやればできる人なのに!」

 

   「なんでマッスルワークアウトなのらねぇッ!」

 

 

   「レーヌに筋力とか必要ないのらよ!」

 

   「もっとレーヌの魅力を引き出せる!」

 

   「そんな配信をちゃんと考えて欲しいのら!」

 

 

   「じゃないと、レーヌが倒してきた、他の応募者たちに」

 

   「申し訳がたたないのらぁ~~~~ッ!!!!」

 

 

ゆ き「なるほど。レーヌちゃんは、しのぎのことをちゃんと認めた」

 

   「認めていたからこそ、しのぎの不甲斐なさが許せなかった」

 

ちまき「自分の不甲斐なさもでしょうね」

 

   「真面目過ぎるわよレーヌちゃん」

 

   「たしかに、貴方が倒してきた応募者たちを思えば」

 

   「結果が出ないのは申し訳ないかもしれない」

 

   「けれど、そんな半月そこらで結果が出るようならVTuberは……」

 

 

レーヌ「うるせぇぇぇぇッ!!!!」

 

   「いいからとっとと、レーヌを有名にするのらねぇッ!!!!」

 

   「レーヌはこんなところで、止まってなんていられねーのらよ!!!!」

 

 

   「もっともっとがっぽり稼いで! 長者番付に載ってみせるのらぁ!!!!」

 

 

全 員「なんだ、ただ単にがめついだけか……」

 

   「ちょっぴり感動した、ワシらの気持ちを返して……」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

まあ、誰だって儲けたいってのはありますよね。w

けどあえてそれを口にしないのがビジネス。w

欲望に忠実過ぎるレーヌちゃんなのであった。

 

まあ、もちろんこれはオチ用。

実際の憤りはまた違うということで。

待て、明日ということにしてください。(ちょい今日も調子悪いです)

 

次回、レーヌちゃんのやりきれない思いを受け止めたしのぎ。三期生の中では、優しさMAXだけれど、どこか便りのない彼女に、後輩の思いは受け止められるのか。いや、できる、できるとも。その胸部装甲があれば――という下ネタはおいといて、よければ評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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