VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第817話 新人の不安と先輩の不安 その5

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 またなにも知らない

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

 

【シチュエーション】

ゆきパイ、いいこと言おうとしてしのぎとちまきにしばかれる。

おっぱいには譲ることができない何かがある二人なのだった。

 

それはそうと大きいと肩こりますね。

僕も関取スタイルなので肩がこってこって。(最悪のカミングアウト)

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

しのぎ「レーヌちゃんがここまで言ってくれたんだもの」

 

   「隊長もちゃんと腹を割るよ」

 

   「ゆき先輩、ちまき先輩、聞いてくれるじゃろうか?」

 

 

ちまき「おっぱいの悩みに大きいも小さいも関係ない!」

 

   「まかせろ! ちまきがしのぎのおっぱいの悩みを取り除いてやる!」

 

ゆ き「お前、よくこの流れで、相談しようって気になれるよな……!」

 

   「けどまあ、言い出したのはゆきたちだし、ちゃんと聞いてやるよ」

 

ばにら「ばに~らも相談に乗るバニ!」

 

   「しのぎ! アンタ、よそよそしいよ!」

 

   「アタイたち同じ三期生じゃないの!(悪ノリ)」

 

りんご「じゃあ、僕も乗りかかった船だしね」

 

   「しのぎちゃん、恥ずかしがらずに言ってごらん」

 

   「僕はどんな君でも受け止めてあげるよ……(ねっちょり)」

 

 

しのぎ「いや、りんご先輩は、ちょっと……」

 

 

りんご「なんでぇ!!!!」

 

 

あひる「そうだよ! りんご! 分かってねーなお前は!」

 

   「しのぎちゃんはな純粋なんだよ! お前と違って優しいんだよ!」

 

   「お前みたいな性欲大魔神のアドバイスなんていらないの!」

 

   「な~! そうだよな、しのぎ~!」

 

 

しのぎ「そ、そう太郎ね、あひるちゃ……先輩」

 

   「けど、あひる先輩となら、マンツーマンで相談しても」

 

   「二人っきりの鍵付き個室で相談してもいい太郎だよ……♥(ねっちょり)」

 

 

あひる(なぜだ? ついさっきまで普通だったのに、りんごと同じ気を感じる!)

 

ばにら(しのぎ、あひる先輩に対してだけ、いろいろと漏れ出ちゃってるバニ)

 

   (昔からそういう気はあったけれど、そろそろヤバくなってねえか)

 

りんご(しのぎちゃん、それもまたLOVEだよ……!)

 

   (愛していない相手なんかより、愛している相手を大事にするんだ)

 

   (そのためなら、僕はいくらだって道化を演じてあげるさ!)

 

 

レーヌ「とりあえず、収集がつかなくなりそうなので」

 

   「ちゃっちゃと話を進めちゃってもらって」

 

   「よろしいなのらね?」

 

しのぎ「そうだね、遊びすぎちゃったね」

 

   「じゃあ、話すね。なんで自分に自身が持てないのかを」

 

   「どうしておっぺえがこんなにあるのに」

 

   「自己評価が底のヘラヘラ侍なのかを……」

 

ゆ き「まずその入りからして、完全に自分のよさを見失ってる」

 

ちまき「おっぱいはステータス! それが分かってないんだ、しのぎちゃん!」

 

 

しのぎ「隊長はさ、子供の頃から」

 

   「ぺえのステータスがカンストしてたんよ」

 

 

ゆ き「な、ん、だと……⁉」

 

ちまき「子供の頃からっておめえ」

 

   「その身に余るような大きな胸を、いったいいつから……⁉」

 

ばにら「なんですこのノリ?」

 

りんご「シリアスとギャグが一緒になっちゃって」

 

   「どういう反応すればいいか分からなくなってる感じだね」

 

   「どうやらゆきちとちまきちゃんにとっても」

 

   「この反応は予想外だったみたいだ」

 

 

しのぎ「だもんで、子供の頃からいろいろと、辛い目に遭ってるんよ」

 

 

ゆ き「やめろ! わかったしのぎ、それ以上言うな!」

 

ちまき「そういう目で見られるのって辛いよね!」

 

   「男たちはクズ! どれだけ赤スパを投げても許されない!」

 

   「女の子たちは、お前らのちょっとした視線に傷ついているんだ!」

 

 

しのぎ「登下校で、低学年のショ――子供の手を引いているだけで」

 

   『八○様だ! ロリ八○様だ!』

 

   「って、騒がれたり」

 

   「地元のショッピングセンターで、迷子になった子を案内しただけで」

 

   『そのおっぱいでウチの子を籠絡したのね! このおっぱいショタコン!』

 

   「って、母親に罵声を浴びせられたり」

 

   「挙げ句の果てには、やってた剣道の試合で」

 

   『うーん、胸に当たったけれど、そのおっぺえなら防げるかも』

 

   『おっぺえ白刃取りじゃぁッ! さすがしのぎじゃ!』

 

   『でかした……ッ!(満面の笑み)』

 

   「とか、同じ部員に茶化されたりした太郎よ……!」

 

 

ゆ き「あぁ、そう、そうなんですか……(困惑)」

 

ちまき「割と平和な地元だったんですね……(白目)」

 

 

しのぎ「おっぱいなんて大きくてもからかわれるだけ太郎なんよ!」

 

   「だから、だから! 隊長はおっぱいと決別したいんよ!」

 

   「おっぱいなんかなくても、立派にやっていける!」

 

   「そういう女になりたいんよ~~~~!」

 

 

全 員「ガワァッ!!!! ガワに説得力がない!!!!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

外見で人を弄ったりするのはよくないですよ。

古い歌にもありますよね。女性をおっぱいで判断しちゃいけない。

ヨクナイコトデスヨ~♪

 

ということで、おっぱいのことでこれまで苦しんできたしのぎ。

そんな彼女には自分の胸を特徴として考えることができないのだった。

こればっかりは流石に仕方がないことですね……。(逆にこの程度でよかった)

 

次回、おっぱいを武器に使うことができないしのぎ。だったら、他の分野を伸ばせばよかろう。彼女の武器と言えばそう――ASMR! ゆきちとちまきは、しのぎをトラウマから脱出させ、一皮剥けさせることができるのか――というところで、よければ評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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