VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第818話 新人の不安と先輩の不安 その6

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 またなにも知らない

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

 

【シチュエーション】

その豊かすぎるバストが原因で子供の頃から辛い目に遭っていたしのぎ。

ある時は子供を攫おうとするロリ八○さまと間違えられ、またあるときは迷子の子供を籠絡しようとするショタコンお姉さんと間違えられる。

 

そんな目に遭って、どうしておっぱいのことを信じられるのか……!

 

ばにら「けど、しのぎはショタコンの気があるのは事実なんじゃ……?」

 

しのぎ「そんなことないけんね! 隊長は小さい子を慈しみの目で見てるんよ!」

 

   「そうショタは愛でるもの! そういう目で見ちゃいかんのよ!」

 

ばにら「その切り返しがガチっぽくて怖いバニな……」

 

ということで、しのぎはおっぱいを信用できていないのだった。

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ちまき「なるほど、おっぱいのせいで辛い目に遭っていたんだね」

 

   「流石にこれはちまきも予想外だったよ」

 

   「辛かっただろうねしのぎちゃん……」

 

ゆ き「まあ、たしかに話を聞く限り、ちょっとそれは辛いわな」

 

   「ゆきたちからすると羨ましい武器だけれど」

 

   「本人からしたらトラウマ製造装置だもの」

 

レーヌ「しのぎちゃ先輩、そんな辛い思いをしてたのらね」

 

   「なのにレーヌは、そのおっぱいをもっと使えばだなんて」

 

   「ひどいことを……!」

 

あひる「知らなかったんだ、しょうがないさ」

 

   「けど、それならそうと相談してくれればよかったのに」

 

   「あひるでよければ、いくらでも相談には乗ったよ、しのぎちゃん?」

 

 

しのぎ「え? 本当ですか?」

 

   「でしたら今度、あひる先輩のお家で、積もる話をつらつらと」

 

   「なんだったら夜が明けるまで。お泊まりの準備をしていくので……♥」

 

 

ばにら「ダメです! ダメですよあひる先輩!」

 

   「しのぎを家に招き入れてはいけません!」

 

   「しのぎも、なにを調子に乗っとるんじゃい!」

 

りんご「そうだそうだ!」

 

   「あひるちゃんの無自覚ドスケベボディになに欲情してるんだ!」

 

   「大きいおっぱいもいいけれど、小さいおっぱいもいいよね!」

 

ばにら「オメーもなに言っとるんじゃい、このセクハラ猫先輩!」

 

りんご「あでぃしッ!(ばにらに叩かれた)」

 

 

しのぎ「そういうことなので、隊長はこの胸を使えないけんね」

 

   「使ってしまったら、きっとこれから後悔してしまうんよ」

 

   「隊長にもVTuberとしての意地っちゅうもんがあるけんね」

 

 

ちまき「しのぎちゃんがそこまで言うなら」

 

   「ぺぇのことはいったん忘れるとしようか」

 

ゆ き「使えるものならなんでも使う」

 

   「そういうマインドも大事だけれど」

 

   「自分の大事にしている価値観で世の中と戦いたい」

 

   「そういうのも尊重しなくちゃならねえからな……」

 

 

ばにら(さすがゆき先輩、ものわかりがいい)

 

   (自分の好きなものと目指すものだけで)

 

   (ここまで来た人だけある……!)

 

 

   (とはいえ、しのぎが三期生のぺぇ担当なのは間違いない)

 

   (いや、ともするとDStarsのぺぇ担当と言ってもいい)

 

   (そんなしのぎからぺぇを奪って、いったい何が残るのか……)

 

 

あひる「そうだよ! 自分のやりたいことで勝負するべきだよ!」

 

   「そもそもしのぎちゃんには、おっぱいなんかに頼らなくても」

 

   「強い武器があるじゃないか!」

 

 

ばにら「あひる先輩! またそんな余計なことを!」

 

りんご「いい、ばにらちゃん! ここはあひるちゃんに任せよう!」

 

   「なんと言っても、彼女もまた才能がありながら努力をする人!」

 

   「努力で才能を底上げしたパッションアイドル!」

 

 

   「しのぎちゃんと同じタイプのアイドルだからね!」

 

 

しのぎ「あひる先輩……!」

 

あひる「やりたいことをやって輝こうよ!」

 

   「せっかくVTuberになったのに、自分を抑えてちゃもったいないよ!」

 

   「しのぎちゃんは好きなんだろう――」

 

 

   「ちょっとエッチなASMRが!」

 

 

全 員「あぁ~そっちかぁ~!」

 

 

しのぎ「はい! 大好きです!」

 

 

全 員「えぇ~~~~ッ⁉ そこで、そう答えちゃうのォ~~~~ッ⁉」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

エッチなASMRはあくまでファンサービス。

誰だってそんなの本気でやりたいと思っているはずがない。

 

そんな風に思っていた時期が僕にもありました。

割と、自己表現としてみなさん頑張ってるのを見て、侮れない世界だなと感じております。そして、しのぎもまた、そんな世界でトップを獲ろうとしている女。

 

おっぱいが無理でも、ASMRなら覇権を獲れる。

よくぞあひるよそこに気がついた……!

先輩の鑑!(しろめ)

 

次回、ASMRにかけるしのぎの思いがここで爆発する! なぜ彼女は、そこまでマジになってASMRボイスを作り続けるのか! ASMR四天王と呼ばれるまでに、その道を究めようとするのか! 彼女の心境に迫っていきます! 真相が気になる方は――ぜひぜひ評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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