VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

844 / 844
【宣伝】
GCN文庫さまより「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。2」が5月20日発売予定です。かなり叡智なラブコメですが、もしもご興味ございましたら、ぜひぜひご予約お願いいたします。

○メロンブックスさま 限定版
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=3606150

○ゲーマーズさま 限定版
https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10893484/

○Amazonさま
https://www.amazon.co.jp/dp/486716965X

○楽天さま
https://books.rakuten.co.jp/rb/18570733/

○メロンブックスさま
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=3576951

○ゲーマーズさま
https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10887523/


第820話 新人の不安と先輩の不安 その8

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 またなにも知らない

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

 

【シチュエーション】

しのぎはまごうごとなき黄金世代の一人だった。黄金の三期生だった。

そう、彼女の取り柄はおっぺぇではない。その甘々お姉ちゃんボイス。

後天的に獲得したASMRの腕こそ、誇るべき彼女の長所であった。

 

と、しのぎのASMRを聞いている先輩(ゆき、ちまき、りんご)から太鼓判を押されるのだった。まあうん、頑張ってるからいいと思いますよ……。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

しのぎ「よし! 隊長、ようやくふっきれたんよ!」

 

   「レーヌちゃん! 隊長が持っているすべての力を使って!」

 

   「レーヌちゃんを必ず、人気のVTuberにしてみせるけんね!」

 

レーヌ「ちょっ、ちょっ、ちょっと待つのらよ!」

 

   「その持ってるすべての力ってもしかしてぇ……!」

 

 

しのぎ「もちろん! えちえちASMRにきまっちょる」

 

   「レーヌちゃん! しのぎと一緒にASMRするんよ!」

 

   「それでレーヌちゃんも一躍トップVTuberになるけんね!」

 

レーヌ「い~~~~や~~~~! それだけは、いや、いやなのらぁ~~~~!」

 

あひる「ふっ、どうやらしのぎ、一皮剥けたみたいだな」

 

   「ならばあとは、先輩として彼女のことを見守るのみ」

 

   「羽曳野あひるはクールに去るぜ……!」

 

 

しのぎ「あ、そうだ、せっかくだからあひる先輩」

 

   「隊長たちのダミーヘッド代わりになってくださいよ(おめめぐるぐる)」

 

 

あひる「ホワァアアアアアッ⁉ なに言ってんだ、しのぎぃッ⁉」

 

 

レーヌ「そうなのら! こうなったのもあひるちゃ先輩のせいなのら!」

 

   「だったらASMR撮影に付き合うのら! でないと許さないのら!」

 

 

あひる「あひるなにも関係ないですやん……!」

 

   「って、痛い痛い! しのぎもレーヌもそんな強く引っ張らないで!」

 

   「取れちゃう! あひるの手が取れちゃうからぁ~~~~ッ!」

 

 

ばにら「ふぅ、どうやら万事丸く収ったみたいですね」

 

   「あひる先輩は犠牲になったのだ……!」

 

ゆ き「まぁ、レーヌちゃん滑舌わるわるだから」

 

   「あんまりASMRと相性はよくなさそうだけれど」

 

   「声に特徴があるっていうのは、ひとつのVTuberの売りだからね」

 

 

   「しのぎとの共演で、少しでも知名度が上がれば」

 

   「それはそれで御の字って奴じゃないかな」

 

 

ちまき「いきなり多くを求めても仕方ないからね」

 

   「こういうのは、少しずつコツコツとが鉄板だよ」

 

ばにら(流石にいいこと言うなこの人たち)

 

   (伊達にこのVTuber界隈で、長く生き残ってるだけはある)

 

りんご「ところで、ばにらたそはなにか相談ごとはなかったのかい?」

 

ばにら「ぶぇっ⁉ い、いきなりなにを言いだすバニですか⁉」

 

りんご「やけにしのぎちゃんに肩入れしているみたいだったからね」

 

   「ばにらたそももしかして、なにか後輩関連で悩んでいるのかな……」

 

   「なんて、先輩としては心配しちゃったのさ」

 

ばにら(相変わらず鋭い! 敵わないな、りんご先輩……!)

 

りんご「まあ、聞くまでもなく、かりんちゃん関連だろうけれどね」

 

   「大変だったね、一部始終については僕も調べさせてもらったよ」

 

ゆ き「あ~、う~ん、まぁ~、いきなりな話すぎるよな」

 

   「流石に同情するよ、ばにら」

 

   「けどまあ、大会の件とお前のやらかしは無関係だし」

 

   「プラマイで考えたら彼女にとってはいい案件だから」

 

   「そんなお前が気に病む必要はないと思うぞ」

 

ちまき「そうそう! ものは考えようってやつだよ!」

 

   「かりんちゃんのおかげで、うちら大会に出られるわけだし!」

 

   「そういう意味ではかりんさまさま、おみ足舐めますってもんよ!」

 

 

ばにら「けど、ばにらも、かりんちゃんになにも教えられてない」

 

   「しのぎみたいに、レーヌちゃんに真正面から挑んでるのかな」

 

 

   「なんか、ばに~らって、このままでいいのかな……?」

 

 

全 員(う~ん、しまった!)

 

   (これはばにらちゃんがめんどくさいモードに入ったぞ?)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

ばにら氏、悩むとめんどうくさいタイプだと、先輩たちに周知されている様子。

まあ、ずんさんとの揉め具合といい、りんごさんとの騒動といい、なんというかそういう気があるのは間違いないですからね。

 

むしろ先輩たちもよく見てくれているというもの。

ゆきちゃん、りんごパイセンはともかく、ちまきにもその辺り理解してもらえているあたり、なんだかんだで彼女も周りにそれとなく気を遣ってもらえる人徳みたいなのは持っているということなのでしょう。

 

次回、ばにらの弱い部分がついに開示される。ここ最近の、かりんちゃんの指導の中で、彼女がため込んできた不安なんかを、ゆきパイたちに相談する。けど、相談する相手は彼女たちでいいのか? 百合営業相手が、ジェラってしまうんじゃないのか? 大丈夫、こっちには秘密兵器《りんご》がいる――というところで、楽しんでいただけた方は、ぜひぜひ評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

朝起きたらロリサキュバスになったんだが(作者:lumi27)(オリジナル現代/コメディ)

朝起きたらロリサキュバスになった男がエロい目に遭いつつ掲示板で駄弁る話。▼☆のついてる話は後書きに設定要約が載ってる話です。▼


総合評価:4464/評価:7.98/連載:868話/更新日時:2026年06月05日(金) 00:15 小説情報

ハンマー少女はバズらない! 固有スキル【隠遁】で自由に探索してたら伝説になってました(作者:chikuwabu)(オリジナル現代/冒険・バトル)

 魔物からも認識されないし、人間からも認識されない。そんな癖の強いスキルのおかげで人知れずソロ探索をしていたら、いつの間にかドワーフだとか座敷童子だとか、変な目撃証言が広まっちゃった、見た目子供な女の子(18)のお話。▼ そんな噂は気にもせず、妖精少女をパートナーに従えて、カレーを作ったり、ハンマーを振ったり、探索したり、人助けをしたり、たまに目撃されたり、…


総合評価:10003/評価:8.74/連載:633話/更新日時:2026年06月04日(木) 23:00 小説情報

TSよわよわVtuberはバズっても外には出ません ~かわいくなったら余計他人が怖くなったんだけど!~(作者:あずももも)(オリジナル現代/コメディ)

【よわよわメンタル】【新規さんで吐き気を催す配信者】【総合的にはリアルJCが飲酒してることに】【だから成人男性ってことにしてるんだろ!】【草】▼人間関係をこじらせて大学を中退した僕は、弱小個人勢VTuberとして地味に平和に男として配信生活。▼なのにある朝、アバターそっくりの女の子にTSしてた。なんでぇ……?▼ボイチェンで地声を隠して配信を続けるも、不具合で…


総合評価:1459/評価:7.33/完結:154話/更新日時:2026年04月17日(金) 12:06 小説情報

ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。(作者:あずももも)(オリジナル現代/冒険・バトル)

【護られる系柚希姫なユズちゃん】【姫が男? 寝ぼけてんの?】【あの可愛さで声と話し方は中性的なのが、ぐっとくるよな】【天然でちょうちょすぎる】【ちょうちょ(物理】(視聴者の声より)▼◆病気な母のために高校を休学し、バイトを掛け持ちする生活の星野柚希。髪が伸び切るほど忙しいある日、モンスターに襲われている小さな何かを助ける。懐かれたため飼うことにしたが、彼は知…


総合評価:2982/評価:7.59/連載:606話/更新日時:2026年06月04日(木) 20:02 小説情報

TS魔法少女は光堕ちしたい!!(作者:布団から出られない)(オリジナル現代/冒険・バトル)

魔法少女モノが大好きな広井大介(ひろいだいすけ)は、とある魔法少女アニメの敵が光堕ちする回を見て尊死し、魔法少女の存在する世界に、光千夜(ひかりちよ)として転生を果たした!と思ったら悪の組織に拉致されて流れで悪の魔法少女をやることに!?▼「これ、光堕ちするチャンスじゃね!?」そして千夜は、悪役魔法少女ロールプレイを開始することにする。全ては、最高の光堕ちのた…


総合評価:7964/評価:8.07/連載:144話/更新日時:2026年06月01日(月) 19:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>