VTuberなんだけど百合営業することになった。 作:kattern@GCN文庫5/20新刊
GCN文庫さまより「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。2」が5月20日発売予定です。かなり叡智なラブコメですが、もしもご興味ございましたら、ぜひぜひご予約お願いいたします。
○メロンブックスさま 限定版
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=3606150
○ゲーマーズさま 限定版
https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10893484/
○Amazonさま
https://www.amazon.co.jp/dp/486716965X
○楽天さま
https://books.rakuten.co.jp/rb/18570733/
○メロンブックスさま
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=3576951
○ゲーマーズさま
https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10887523/
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
祇園ちまき DStars1期生 おまつり女
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
丹後ひじり DStars2期生 幼女鬼娘
【シチュエーション】
ばにらに対して母親弄りは禁物。
自分の配信で自分以上に目立って暴れるばにらマミー。
もちろん、ばにらとしても思う所がないはずもなく、結果としてかりんちゃんの指摘が、まずいところに入ってしまうのであった。
これはもう止まらないぞ……!
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「私の言葉が信じられないの、かりんちゃん!」
「私より、おかあさんや天狗のことを信じるって言うの!」
かりん「そういうこと言ってないじゃん!」
「私は大会に出たいって言ってるだけ!」
「信じてくれないのはばにらちゃんの方でしょ!」
「もういいよ、これ以上は話しても無駄だから!」
「私はどうやってもAPEXVYマッチに出るから!」
ばにら「かりんちゃん!!!!」
かりん「事務所は私に出ろって言ってる」
「KONさんも、今回の件がなくてもオファーしようと思ってた」
「だったら私が出ることになんの問題もない」
「ばにらちゃんでも、私のことはもう止められないよ」
「じゃあねばにらちゃん、これから私も練習があるから……!」
ばにら「待ってよ、かりんちゃん! ばにらもそんなつもりじゃなくて!」
「あぁ、もう、どう言えばいいんだろう……!」
かりん「人の気持ちも考えずにあれこれ言わないでよ」
「そんなやりとりで人の心を動かせるなんて思ったら大間違いだよ」
「ばにらちゃんは、かりんの気持ちを分かってくれると思ったけれど……」
ばにら「だから、待ってってば、かりんちゃん!!!!」
かりん「さよなら、ばにらちゃん」
「もうばにらちゃんに教わる必要なんてないよ」
「かりんはかりんでやっていくから」
「それじゃあね」
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「で? それですごすご帰ってきたってわけ?」
ばにら「…………はい」
「だってもうなにを言っても、かりんちゃんには通じなさそうで」
ずんだ「あんたってさ、陰キャコミュ障だってことはしってたけど」
「ほんと、肝心な所で絶対にやっちゃいけないことやるわよね」
「そういうところよ、反省しなさいよ?」
ばにら「…………はい(スン)」
りんご「まあ、ずんさん。そうばにらたやを責めないであげてくれ」
「彼女だってコミュ障なりに一生懸命頑張ってみたんだ」
「けれど、頑張った結果がこのザマだった……」
「それでいいじゃないか?」
「ばにらたやが頑張っただけで奇跡みたいなものじゃないか?」
ずんだ「けど、一番ゆるせねーのは」
「私が見てないところで、花楓にちょっかいをかけて」
「余計なことをさせた……夏帆よね?」
りんご「あぁん、そんな冷たい視線で、僕を見ないでくれ美月!」
「違うんだよ! 僕はばにらちゃんの力になりたくって!」
ばにら「私、何度も日を改めようって言ったんです!」
「なのに夏帆さんってば、ぜんぜん話を聞いてくれなくて!」
りんご「んあああああッ! いきなりの被害者ムーブ!」
「だめだよばにらちゃん、それはNTR属性持ちの僕に効いちゃう!」
「んぁああああッ! 親友と親友のかわいい後輩の軽蔑の眼差しで!」
「頭がフットーしちゃいそうだよぉおおおおッ!!!!」
ばにら「いやもう、りんご先輩はいつでも頭が湧いてるでしょ?」
ずんだ「男だったら去勢できるのに女だから厄介よね?」
りんご「はぁはぁはぁ…………ッ♥♥♥」
「ふぅ」
「とまあ、冗談はここくらいにしておいて」
「ごめんねばにらちゃん。たしかに今回は僕が余計なことをしたよ」
「かりんちゃんについては、強引にいかずに見守るべきだった」
「変に焚きつけちゃってごめんよ。今回の件は、僕が全面的に悪い」
ばにら「道化を演じるなら、ずっと演じてくださいよ」
「大丈夫ですよ。りんご先輩はなにも悪くないですって」
「悪いのは美月さんが言った通り、大切なところで言葉が足りてない私です」
「だからどうか頭を上げてください」
りんご「そうはいかないよ」
「ばにらちゃんとかりんちゃんの先輩として」
「君たちを仲違いさせてしまった責任が僕にはあるから」
ばにら「もう、本当に変なところで真面目なんですから!」
「夏帆さんが煮え切らない私のために、手を尽くしてくれたことは」
「それはそれとして感謝してるんですから!」
「そんなに卑屈にならないでください!」
りんご「許してくれるのかい、ばにらちゃん」
「ごめんよ、こんなダメな先輩で……!」
ずんだ「なんかいい雰囲気出してるけれど? もしかして浮気?」
「浮気なの? ねぇ、それならこっちにも考えがあるけど?(圧圧圧)」
二 人「めっそうもございません」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はい、ということで無事に喧嘩別れ&ずんさんに泣きつくばにらちゃんでした。
ここ数ヶ月めっきり出番がなかったずんさん。やはり彼女しか頼りにならん。
とはいえ、上から目線で説教する割りには彼女も……なのよな。
そして浮気の百合の花を咲かせるばにらとりんごパイセン。
なんだかんだで、りんごが頑張ってるのをばにらも認めてはいるんですよね。
そう、なんだ、かんだ、で。(普段は言わない)
次回! すみません、またしてもちょっと番外編です! 筆者、別原稿の締め切りが迫っております! もうなんというか、スケジュールが破綻しているところに、メンタル的な不調やら失職やらが加わって、わちゃわちゃでございます! ちょっとでも元気が欲しいのでよかったら――評価・レビュー・感想・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m