VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第84話 八丈島うみちゃんの番組 その7(ラスト)

【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

 

津軽りんご  きまぐれ僕っ娘

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

【シチュエーション】

 ばにらとずんだ、ずんだの家でうみの特番を視聴中。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「なるほど」

 

   「このデスゲームはセンシティブVTuberを決めるための」

 

   「デスゲームということだったバニなんですね」

 

ずんだ「いや、人選がおかしいでしょ!」

 

   「呼ぶなら、ちまき先輩、ここあ先輩あたりでしょ!」

 

   「うちのセンシティブ四天王、二人しかいないじゃない!」

 

 

―――――――

補足 DStarsセンシティブ四天王

―――――――

 

初手「パンツ何色?」からのセクハラトークに定評のある祇園ちまき。

ASMR・雑談・ゲーム、関係無しにリスナーを誘惑する赤坂ここあ。

ボーイッシュキャラなのに突然メス出して驚かせる津軽りんご。

場末のチーママ感、八丈島うみ。

 

以上の四名をして、人はDStarsセンシティブ四天王と呼ぶ。

なお、呼ばれた四人が満更でもないのが、本当にセンシティブだ。

収益化剥奪されないか心配だぞ……!

 

―――――――

 

 

ばにら「いや、ここあ先輩ならともかく」

 

   「ちまき先輩来てたら、この番組BANされてましたよ!」

 

ずんだ「……まぁ、そうだけど」

 

   「四人揃えちゃうとその時点でBANになっちゃうけれども」

 

ばにら「まぁ、今は結末を見届けましょう」

 

   「ほら、続きがはじまりますよ……」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

画 面『津軽りんご――死亡』

 

 

???「おめでとうございます!」

 

   「DStarsセンシティブ・デスゲームの勝者は八丈島うみ!」

 

う み「長く、辛い、そして苦しい戦いだった……!」

 

   「こんなにもセンシティブが人をおかしくさせるだなんて」

 

 

   「ゆき先生、いく、ゆかり、りんご……終わったよ!」

 

 

ばにら「第三部オチは卑怯バニじゃん!」

 

ずんだ「なに爽やかに締めようとしとんねん、コイツ!」

 

 

???「見事、このデスゲームを制したうみさんには」

 

   「報酬として――彼女たちが抱えていたリスナーが与えられます!」

 

   「すごいですね、これで一気にトップVTuberですよ!」

 

う み「……トップVTuber?」

 

   「こんな汚いことをしてまで、そんなものになりたくなかった!」

 

   「どうしてセンシティブ! なぜなのセンシティブ!」

 

 

   「私一人で、センシティブを背負うなんて――無理!」

 

 

社 長「いやあ、実はですね」

 

   「近々、YouTube側が配信内容に大きく規制をかけそうでして」

 

   「センシティブな配信に気をつけないといけないんですよ」

 

   「ですので、これからはうみさんにそこを一身に背負ってもらって」

 

 

う み「これ金盾のお祝い番組ですよね!」

 

   「なに普通の話をしているんですか!」

 

   「というか、DStarsのセンシティブ担当ってこと⁉」

 

 

???「まぁ、そうなりますね」

 

   「今日負けた、ゆきさん、いくさん、ゆかりさん、りんごさんには」

 

   「しばらくセンシティブな配信は控えていただいて」

 

   「その代わりに、うみさんに頑張ってもらおうかなと」

 

う み「罰ゲームじゃないですかそれ!」

 

社 長「リソースの一極集中と特化は、弱者の戦略の一つです」

 

   「うみさんにはセンシティブのフラグシップかつ」

 

   「収益化剥奪&BANになるラインを見極めてもらいます」

 

う み「そんな、あんまりだ」

 

 

   「あァァァんまりだぁァァアァ!!」

 

 

画 面「劇終」

 

 

ばにら「終わっちまったバニよ!」

 

ずんだ「最後までぶっちぎりやがったわね……!」

 

   「これがDStarsのセンシティブを担う女……!」

 

 

   「八丈島うみ……!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

金盾のお祝いと思いきや、DStarsのセンシティブ枠を決める争いだった。

これから彼女は、どんどんと健全化が進むDStarsの中で、下ネタの女王の名をほしいままに――するかどうかは分かりませんが、任されてしまうのでした。

 

みなさんも、なんでもかんでも「ハイヨロコンデー!」でひきうけるのはやめましょうね。でないと、うみちゃんみたいにいろいろ背負わされちゃいますよ。

 

という所で、これからもうみちゃんの活躍にご期待ください! 彼女の三部以降の活躍を願う方は……☆やコメントで応援していただけると幸いです。m(__)m

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