VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第94話 プリンセスばにら その2

【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

KMT    FPSつよつよリスナー ヘラってる

たたたたた  FPSつよつよリスナー 言動が完全におっさん

 

【シチュエーション】

 川崎ばにらリスナー参加型L4D2企画。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「いやいやいや……!」

 

   「なに普通にきてるんですか、ずんだ先輩!」

 

   「これ、コラボじゃないですバニよ!」

 

ずんだ「待ってばにらちゃん、聞いて! ずんだの話を!」

 

   「ばにらちゃんのユーザー参加型企画だよ?」

 

   「いっぱいリスナーさんが参加すると思うじゃん! だから――」

 

 

   『まぁ、どうせ弾かれるか(地声)』

 

 

   「って、やっちゃったんよ……!」

 

ばにら「……それを言われてしまうと、何も言い返せないバニ」

 

ずんだ「ダメよ、リスナーさんとボイスチャットなんて!」

 

   「リスナーさんは一般人なんだよ! みんな戸惑っちゃうって!」

 

   「配信事故の可能性だってあるし!」

 

   「せっかくいい企画なのに、こんなことしたら、そりゃお通夜に――」

 

 

【プレイヤー: KMTがゲームに参加しました】

 

【プレイヤー: たたたたたがゲームに参加しました】

 

 

二 人「参加者キタ――――⁉」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:猛者いたw

 

:世界一のVTuberの配信に凸する一般人

 

:メンタルおばけかよ

 

:いや、案外同業者かもしれないぞ?

 

:普通にそれならコラボ配信にしとけよ。。。

 

:なんにせよ勇者に敬礼(*`・ω・)ゞ

 

―――――――

 

 

ばにら「ほらほらほら! リスナーが来たバニよ!」

 

   「ばにーらのリスナーは、こんなことじゃ日和らないってコト!」

 

ずんだ「ウソでしょ? 同接3万人の前で平気でプレイできるの?」

 

 

   「アンタ達――さては売名行為の新人VTuberね⁉(混乱)」

 

 

ばにら「こるぁっ! なに言ってるんですか、ずんだ先輩!」

 

   「せっかく来てくれたのに、そういうこと言うもんじゃないバニです!」

 

 

   「それじゃ、お二人とも自己紹介をお願いします――」

 

 

KMT「あっ! えっ、あっ、その……!」

 

 

   「どうも、平泉○です……(低音ボイス)」

 

 

ばにら「なんで急に声を枯らしたバニ⁉」

 

   「普通にかわいいボイスだったじゃないバニですか⁉」

 

   「女の子バニですよね?」

 

KMT「……ん~、そんなことない」

 

   「ワシは79歳のVTuber好き好きおじさん」

 

   「ばにらちゃんの配信、いつも楽しく見させてもらってるよ」

 

ばにら「嫌なんですけど! おっさんのマネする女の子とゲームするの!」

 

KMT「はい傷ついた~! ばにらちゃんのその言葉に傷つきました~!」

 

   「もう部屋抜けます! ばにらちゃんのファンもやめます!」

 

   「さいなら! プリプリプップー!」

 

ばにら「ちょっ待って! 待って待って! せっかく来たんだから!」

 

   「おっさんじゃなくて、そのノリでやってくれればいいから!」

 

KMT「えー、なにこの人。超めんどくさいんですけど」

 

ばにら「おめーの方が万倍めんどくさいわ!」

 

   「こっちVTuberさまやぞ!」

 

KMT「あぁん?」

 

 

   「こっちはメンバー様(1年5ヶ月)やぞ!」

 

 

ずんだ「…………ッ!!!!(ツボって悶絶している)」

 

ばにら「はい、わかりました(諦め)」

 

   「という訳でね。一人目のメンバーはKMTさんです」

 

   「では次の方――たたたたたさん? お願いします!」

 

 

たたた「らっしゃい! ご新規さん三名入りましたー!」

 

 

ばにら「おい! なんで挨拶がラーメン屋のコールなんだよ!」

 

 

ずんだ「…………ヒィッ!!!!(ツボって机叩いてる)」

 

 

たたた「どうもはじめまして。たたたたたと申します」

 

   「都内のらーめん屋で働いておりまして、ついその癖が」

 

ばにら「……癖で出るもんなんですバニか?」

 

たたた「割と出ますね」

 

   「定休日によく、話題のラーメン屋に行くんですけど」

 

   「お客さんが入るとつられて――」

 

 

   「らっしゃーせ!!!!(良い声)」

 

 

ばにら「ぶはははははっwwwww」

 

ずんだ「でひゃひゃひゃひゃwwwww」

 

たたた「とか、普通に出ちゃいます」

 

   「いやぁ、それにしても配信とか初めてだから緊張するなぁ」

 

   「これ、もしかしてもう流れてます? おーい、みんな聞こえてるー?」

 

 

   「文京区○×△町◇凸17番地の『らいおんらーめん』をよろしくー!」

 

 

ばにら「なに平然と店の宣伝してるバニか!」

 

   「おめー、絶対緊張してないバニだろ!」

 

たたた「えー、してますよ。失礼だなぁ」

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:なんかすごいの来ちゃったな。

 

:二人とも女性FPSゲーマーか

 

:ばにらの凸待ちは呪われてるのか?

 

:『らいおんらーめん』調べたら潰れかけやん

 

:家族経営かな? めっちゃ町中華って感じやん?

 

:こういう所が実はうまいんよ

 

:しかし、KMTの声ってどこかで……?

 

:なんか聞いたことあるよな、どこだったっけ?

 

:え? もしかしてVとか?

 

:いや、VTuberじゃないんだけれど、なんか配信で……

 

:ダメだ思い出せん

 

―――――――

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

やたらとノリのいいリスナー登場。

おっさんのモノマネをするギャルとラーメン屋勤めFPSゲーマー。

濃すぎる面子にばにらは耐えることができるのか……。

 

はい、もう元ネタに詳しい方はお察しかと思います。この話は、とある後輩がDStarsに入るきっかけになるお話です。後輩たちを応援したいという方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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