特撮ヒーローとウイルス兵器召喚能力による少女の成り上がり 作:サトシゲッコウガ
澪もスマホをいじっていた。
ラフタリア「・・・あの ナオフミ様・・・?」
尚文「・・・先に休んでいていいぞ」
ラフタリア「・・・はい」
ラフタリアはベッドに就き、寝始めた。
尚文「澪・・・。」
澪「何です?」
尚文「後で話がある・・・。そのまま起きててくれ、ちょっと考え事があるがな・・・。」
澪「そうですか・・・。」
尚文(やはりどうしてもひっかかる 奴らが息をするようにできることと食い違う意見・・・そのどれもが今の俺にはできない・・・ということ あの時 確かに違和感 それがなんなのか もう少しわかりそうなんだがーーー・・・)
尚文はため息つく。
尚文(考えすぎるとイヤなことばかり思い出されてくる・・・ そういえば フィーロもメルティもいないのは久しぶりだな・・・)
尚文は目の前に画面を表示した。
尚文(いままで開放してきた盾の派生ツリー ずいぶん増えたな・・・はじめの頃はラフタリアととにかく素材を集めまくったっけ 調合や支援系の盾やスキルは自慢できるほどだがけっきょく直接戦えるものはできなかった この盾以外は 特別な素材を吸わせた覚えは突然現れた たぶん俺の感情によって・・・どうやらこの聖武器は 所持者の感情を反映しているフシがある・・・感情 つまり心だ 俺の心が否定している? 心のどこかで嘘ではないかと そう感じているからということか? 俺の話をまるで信じようとしなかった奴らと同じように あり得るのか?そんな事ーーー信じる事が力になる あるで子供向けアニメだな だがそう考えれば合点がいくのも事実だ できるのかできないのか・・・答えはは簡単だーーー試してみればいい!)
尚文「澪 考え事はとりあえず終わった。」
澪「はい!」
尚文「ちょっと一緒にバルコニーに出てくれ。」
澪「分かりました。」
二人はバルコニーに出る。
尚文「なぁ澪 ビッチとの闘いの時に召喚してきたゾンビ達、それにいくつもの召喚ゲートの内、研究所内らしき場所や警察署内、一つのゲートの向こう側の壊滅寸前の街であるラクーンシティだったな。それにゲーム内の事件の解説のような知識だけどな。その事でお前にちょっとした疑いがあるんだ。」
澪「疑い?」
尚文「ホラーゲームってのはな、年齢対象制限ってのがある。18未満はゲームをやってはいけないとかって奴だよ。ゲーム本編を直接やるか、ネット動画を何回か観ないとあの解説のような知識の披露は出来ない。それに自己紹介の時は17歳って答えた。澪 お前はホントに17歳なのか? ホントは俺より年上の成人なんて過ぎてる女なんじゃないのか? そこは正直に答えてほしい。」
澪はフッと笑う。
澪「分かっちゃったか。そう 女子高生じゃない、ホントは尚文
尚文「やっぱりか・・・。でも、年齢を偽ってたとはいえ、出会ったあの時から俺の味方でい続けていたのは事実だし、他の3勇者のように上から目線やゲーム知識でバカにするような態度は取っていないし。それは俺としても嬉しかったんだよ。」
澪「良かった・・・。それなら、今後は自分が実質あなたより年上の大人として君付けで呼ぶか、外見だけ17歳の女子高生として、先輩と呼ぶか どっちがいいのかな?」
尚文「とりあえず外見だけは17歳の女子高生だしな、先輩と呼んでくれ。時には尚文様って呼んでもいい。」
澪「はい、あなたがそういうのなら。。」
尚文「それからな、俺は澪 お前の事が異性として好きになっちまったみたいなんだ。俺と付き合ってくれないか?」
澪「もちろんです。私は自分を完璧な大人の女性と思っていませんよ。」
尚文「自分を完璧な大人の女と思っていない・・・。」
澪「だって異世界であろうと、完璧な大人の男女はいないと思ってるんです。」
尚文「じゃあ 俺もそうなんだろうか・・・。」
澪「だって料理が苦手な女子だっている事あるじゃないですか。」
尚文「なるほど・・・。」
澪「ねっ。私は引っ叩いたり殴ったりなどの家庭内暴力とか、そんな乱暴な事は決してしません。私はあなたが喜ぶ事なら、メイドさんのご奉仕的な感じで出来る範囲で頑張りますから。」
尚文「メイドさんのご奉仕的って。まぁ無茶はしないでいい、ホントに出来る範囲で頑張ってくれ。」
澪「はい。〈同時に良き笑顔で返事した澪〉今から私とあなたは彼氏彼女の関係ですね。」
尚文「ああ・・・よろしくな。でも、これはしばらく俺と澪だけの秘密だ。」
澪「はい。キスってやってみてもいいですか?」
尚文「あっ ああ。」
尚文は澪の体を抱き寄せて、二人はキスを交わした。
尚文(女子の体ってこんなに柔らかいもんなんだな・・・。やっぱり大きい胸が当たる・・・。)
キスを交わした後、
澪「先輩 腕を組んでも?」
尚文「・・・ああ。」
若干赤くなっての恥じらいはあるものの尚文の左腕に巻き付くと、澪の巨乳がムニュっと押し当てられるのだ。
尚文「み、澪 胸が・・・。」
澪「私は先輩の彼女ですよ。これくらいは・・・いいじゃないですか?私は先輩の喜ぶ事は出来る範囲で頑張るって言いました。これもその表れなんですよ。決してあのアバズレと違い、裏切るなんてしません。」
尚文「そうか・・・その内、女神の力でバイオハザードのゲーム世界へ連れてってくれないか?ラフタリアやフィーロ、女王とそれに他の3勇者と仲間含めてだが。奴らのビックリの表情を見てみてぇよ。でも映画鑑賞のように観るだけだろ?」
澪「ええ。核ミサイルの爆破により10万人もろともラクーンシティがアメリカの地図から消滅したというシリーズ中での有名な事件とかを見てもらうんです。」
尚文「バイオハザードのゲームシリーズの世界での主人公達は俺達の存在は認識できるのか?」
澪「女神様に頼めば、存在の認識不可も可能でしょう。」
尚文「その日が楽しみになった・・・。ゲーム内でのラクーンシテイ壊滅事件に、その後のシナリオでのバイオ事件の結末だな。」
澪「第1作はアメリカにあるアークレイ山地の洋館内での事件ですね。」
尚文「洋館内か・・・。」
澪「でも、洋館を模したアンブレラの研究所って感じなんですよね。」
尚文「また「アンブレラ」か・・・しかも研究所なのか。表向きはクリーンな薬を売ってるという煽りの宣伝だっけ?」
澪「ええ まぁ・・・。」
尚文「出来ればバイオハザードシリーズの主人公達や関連人物達の紹介と活躍の映像を、ここで空中投影してもらえェねかな。さっきの特殊空間の方がいいな。」
澪「聞いてみますね。」
澪は一度巻き付いた両腕を外してスマホによる電話で女神様に頼む。
そして二人は特殊空間に入り、目の前に人物紹介と活躍の画面映像が流れていく。音声もラフタリアが起きないくらいにうるさくない程度の量である。
尚文「ラクーン市警の特殊部隊スターズの隊員クリス・レッドフィールド、同じく同部隊の隊員ジル・バレンタイン、ラクーン事件での新人警官でシティから生還してのスカウトで特殊訓練を経て大統領直属のエージェントへと成長し、そのエージェント組織「DSO」の一員であるレオン・S・ケネディ、クリスの妹で女子大生だったが、ラクーンからレオンとシェリーと共に生還するクレア・レッドフィールド 生還後はウイルスとの闘いより救う方を選び、救済組織・「NGO」に所属中、ラクーン事件時は12歳のシェリー・バーキン 再登場が20代前半、ラクーンの特殊部隊のクリスの元上司にして宿敵でもあるウイルス適合者、モンスター化のアルバード・ウェスカー隊長、Gウイルスのサンプルを奪おうとウェスカーの画策で送られたスパイのエイダ・ウォン、・・・などか。大丈夫だ。」
映像はオフになり、通常空間に戻った。
尚文「それに、あの時 澪が変身したウルトラマンゼロとかだが。」
澪「そうですね・・・。あとはかつての1990年くらいにオーストラリアで活躍したグレートさんです。」
尚文「グレートってのはオーストラリアのウルトラマンなのか!?」
澪「はい。平成が始まって間もなくです。先輩はその時は生まれていないですね?」
尚文「ああ・・・多分な。」
澪「グレートは日本とオーストラリアの合体作品です。様々な怪獣や悪の宇宙人の地球侵略から守る為の基地を組織する防衛チームなどがウルトラシリ-ズには一部除いて必ずと言っていいほど登場しています。」
尚文「地球防衛チーム・・・か。」
澪「隊長一人に副隊長、隊員数名で隊員には一人ウルトラ戦士への変身者が混ざってます。」
尚文「女性の隊員もいるか?」
澪「います。チームには一人か2人くらいは登場します。ヒロイン扱いの女性も。初の女性の隊長もいたりします。」
尚文「へぇ。女の隊長か・・・。また近々聞かせてくれ。そろそろ 休むぞ。」
澪「ですね・・・。」
尚文「それにお前さ 赤い髪に、む、胸の大きさとスタイル抜群な所はビッチと同等だけど、あいつの良い部分があって、その部分の具現化したような姿だな。」
澪「はい、嬉しいです・・・。」
澪は若干頬が赤くなる。
澪「ところで、ラフタリアがベッド一つ使ってますが、残り一つです。」
尚文「仕方ない 一緒に寝るぞ。でも引っ叩くとかしないでくれよ。」
澪「引っ叩くなんてしません。先輩・・・。私は制服だけ脱いで、添い寝で?」
尚文「あっ ああ・・・。俺はこのままだ。」
澪はやや赤くなるが、ホントに制服を上下脱いで下着姿となる ついでに靴と靴下もだ。
澪「せ・・・先輩 どうでしょうか?」
尚文「何て綺麗なんだ・・・。やっぱスタイル抜群だ。」
澪は頬が赤くなり、尚文は先にベッドに入り、澪も後に続く。
澪「失礼します。中はちょっとひんやりして気持ちいいですね。」
尚文「澪 これからもよろしくな。俺の未来の奥さん候補。」
澪「は はい・・・。お休みなさい。」
尚文に横から抱きつく感じで、澪は寝始めた。横から抱きつく感じなので、やはり巨乳がムニュっと尚文のボディに当たる。
ラフタリアは途中から起きてて、一部聞いていた。
ラフタリア(尚文様と澪さんが付き合いだした・・・。私は異性とは見られてないの・・・!?澪さん ついでに立派で赤い上下の下着姿でした!!)
尚文は澪の後頭部を優しく撫でつつ、眠りについていく。
澪は撫でられた際にちょっとくすぐったそうにわずかによじれた。
朝を迎えて、澪はスマホによる連絡で最初の着ていた新妹魔王の
一行は親父のいる武器屋へ。
親父「おっ おおお!!!盾のアンちゃんじゃねェか!!ひさしぶりだな!!元気してたか!?賞金かけられたって聞いた時は驚いたが・・・」
尚文「あぁいろいろあったがこのとおりだ 無事切り抜けられたのもみなあんたのくれた道具があってこそだった 感謝する」
澪「店主さん ありがとうございます。」
ラフタリア「本当にありがとうございました」
フィーロ「ありがとー」
親父「やめてくれよ!ケツが痒くならぁ!あれは使ってみたか?アンちゃんの盾用に作った・・・」
尚文「あぁあのフタみたいなアクセサリーか?一度結界みたいなものを形成して壊れた」
親父「結界?」
尚文「そういう仕様じゃなかったのか?」
親父「いやいやちょっとした好奇心ってやつでなぁ・・・そうかぁ壊れちまったかぁ・・・なにせこの世に一つしかない伝説の盾だ!どんなもんか解析できねェかなぁと思ってよ!」
尚文「解析・・・!」
親父「いやぁすまん 勝手にして・・・」
尚文「いやいいんだ 実は俺もこの盾のことで頼み事があって来たんだ」
親父はそれを聞き、
親父「何だって!?ウェポンコピー~~!?」
尚文「同じ系統の武器なら手に取るだけでコピーできるらしい」
親父「らしい・・・って それってウチで堂々と盗みを働きますって言ってるようなもんだぞ?ほかの勇者が武器をたくさん手にとるわりにひとつも買わなかったことが何度かあったが何度かあったが まさかそういう・・・」
尚文「すまん あと女王に口利きをしておくから・・・」
親父「がっはははっ さすがアンちゃん わかってるな!まぁもとより俺とアンちゃんの仲だ!せっかくならとっときの盾で試すか?」
尚文「とっとき?」
親父「隕鉄の盾 隕鉄シリーズの試作品だが この国じゃちょっと珍しい一品だ」
尚文「・・・よし」
尚文は左手に隕鉄の盾を持つ。
澪「あれ?」
親父「? なにも起こらないぞ?」
ラフタリア「親父さん!」
尚文「・・・・・・」(信じる シンプルだから難しい 俺の心にある奴らへの不信感 騙されてバカを見るのではという思いはなかなか拭えない だから信じるのは お前だ 俺は生きるためにお前を信じる 伝説の盾に騙されるのだったら それはもう仕方ないーーー」
盾がコピーされた。
澪「あっ!?」
尚文「できた・・・!!」(俺にもできたぞ!ウエポンコピーが!!見慣れない表示がある・・・Cコモン・・・レア度のことか 熟練度の文字もある あの3人で意見の食い違っていた武器の強化方法のそれじゃないのか!?それぞれかみ合わないと思われたシステムがここには混在している・・・!?あの場で得た情報のすべてが実用性のあるものだとすれば・・・併用すれば今までとは比べものにならない強化を得られるのでは・・・?やばい・・・わかったような気がする ”勇者同士は争ってはいけない” フィトリアのこの言葉が俄然重みを増してくる 少なくともこのままでは強くなる可能性を自ら閉ざすことになるぞ・・・!)
尚文達は武器屋を出た。
ラフタリア「皆の意見は全部本当・・・否定せず信じて受け入れろ・・・そう話して伝わるでしょうか・・・」
尚文「・・・無理でも伝えないワケにはいかないだろう」
澪「ラフタリア 元康先輩達はそれぞれが違う強化方法でやってきたと思うんだ。」
ラフタリア「モトヤス様達の武器の強化方法が違ってる?」
澪「確か樹くんは「この世界はですね 武器のレア度が全てなんです だから武器のレア度を鍛えれば」っで、錬くんは「ウソをつくな。武器の強さは熟練度だ!」、元康先輩は「違う違う、強化精錬とステータスの高さがものを言うんだ!」だって。」
ラフタリア「そうなんですか・・・。」
澪「3人の画面表示には、自分の強化方法が現れていて、相手の言う事が現れていないと私は思ってる。3人はウソはついていなくて、自分の強化方法が表示されて、相手2人の方法が現れていないんだよ。例えるなら勉強とかでの自分らが強くする方法が違うだけ。」
尚文「澪の今の推測がもしかしたらだろうな。」
ラフタリア「あれは 確か剣の勇者様のお仲間のかたかと・・・」
澪「ホントだ!」
尚文「ちょうどいい・・・!おい!お前達!」
「コレは盾の勇者様・・・」
尚文「錬に話したい事がある どこにいる?」
「・・・伝言なら承りますが?」
尚文「直接話がしたいんだ 一緒じゃないのか?」
「はい いつもはレン様のお邪魔にならないように 別行動しておりますので・・・」
尚文「・・・・・・別行動?レベル上げの時もか?」
「はい」
フィーロ「え~~ フィーロだったらひとりはやだなぁ~~」
尚文「ーーーまぁ 今はお前達の方針はどうでもいい 城に戻れば錬も帰ってくるよな?」
「我々は今日は素材調達に町に来ているだけでして・・・レン様h ひと足先にーーー」
とある教会。
ミレリア「アマキ様がひと足先にカルミラ島へ?」
尚文「あぁ すでに港へ向かったと・・・」
ミレリア「そうですか 実はキタムラ様とカワスミ様も今朝早くに・・・」
尚文「元康と樹もか!?あいつら・・・!連携もクソもあったもんじゃないじゃないか!!なんのための会議だったんだ・・・!!」
ミレリア「先に出立したとしても手配した船の出航日は決まっております どうせ足元をくうことになりましょうに」
澪「でしょうね・・・。」
尚文「気づいたことについて話しておきたかったんだがな・・・」
ミレリア「左様で 念のために文を私の命で出しておきましょうか?」
尚文はため息つく。
ミレリア「イワタニ様?」
尚文「・・・いやよろしく頼む」
澪「地獄兄弟のキックホッパーと同じくらいのため息ですね。」
尚文「そうか・・・?」
一行は龍刻の砂時計へとやってきた。
ミレリア「さぁ 準備はできております クラスアップされるかたは前へーーー」
フィーロ「はーいはいはーい フィーロ先がいいー」
ミレリア「では 砂時計に触れて意識を集中させてください」
フィーロは砂時計に近寄り、手で触れる。
フィーロはキョロキョロする。
澪「フィーロ!!どうしたの?」
尚文「集中だ!!」
フィーロ「はーい!」
フィーロは目を閉じて集中。
尚文「おお!!」
ミレリア「それはこの者の成長の可能性を示したマップです この者は使役されている魔物ですよね?イワタニ様にはその道を決める権利がございます」
尚文「俺が!?」
尚文は拒否した。
尚文「フィーロ!お前が決めろフィーロ!」
フィーロ「うわーいやたー!なににしよかなー フィーロ毒を吐けるようになりたいなー!」
尚文「お前も自分で決めろラフタリア 自分で決めれば後悔も少ない」
ラフタリア「後悔だなんて 私はーーー・・・」
フィーロは光り出し、煙が出て治まる。
ミレリア「どうやら無事クラスアップできたようですね」
尚文「本当だ!すべてのステータスが2倍近く伸びてる!」
ミレリア「すべてが2倍!?通常は一つの項目が1.5倍いけばよいですのに・・・」
尚文「へぇ!それはすごいな!いいの選んだなフィーロ!!」
フィーロは浮かない表情である。
尚文「?」
澪「フィーロ どうしたの?」
ミレリア「さぁ ではお次は・・・」
ラフタリア「あ はい」
尚文「どうかしたのか?フィーロ」
フィーロ「・・・あのね・・・えらべなかったの・・・」
尚文「は?」
澪「え?」
フィーロ「選べるどれでもないものが出てきて 決まっちゃった・・・」
ラフタリアも手で触れる。
フィーロのアホ毛が光り出して、取れて。
ラフタリア「え?」
ステータスに吸収される。
ラフタリア「あ・・・ あれ・・・? クラスアップ・・・終わっちゃいまし・・・た?」
フィーロは泣きだす。
フィーロ「わぁ~~~んっ フィーロ毒吐けるようになりたかったぁ~~~っっ」
ミレリア「・・・何も選べなかったというのは どういうことでしょうか・・・?」
澪「さぁ・・・。」
尚文「理由はわからんが・・・あのアホ毛はフィトリアの仕業だ・・・!!」
ミレリア「特定の道具を使えばクラスアップに変化を与えられるという話は聞いた事はありますが」
尚文「それだ!!きっとそれだ!!!ステータスが2倍なのは異常なんだろう!?きっとあいつがなにかしたに決まってる!!」
澪「それは否定できないかもしれないです・・・。」
ミレリア「・・・ではそうなのでしょうが フィロリアルの女王様のおぼしめしなら 悪いことではないのでは・・・?」
尚文「いいやだめだ!!澪は除外するとして、二人の為にならない!!」
ミレリア「澪様は除外なんですか・・・?」
尚文「ああ!」
ミレリア「一応クラスアップ試してみます?」
澪「やるだけ無駄だと思います。ディケイドはすべてを破壊する、先輩の画面にも表示されましたが、レベル設定は不明だったんです。これはどういう訳か分かりますか?」
ミレリア「すべてを破壊する・・・。もしや、とくさつヒーロードラマっていう事で、作品上の設定上により、レベルそのものを破壊してるんですか!?」
尚文「だろうな・・・。最初からレベルが存在しないかのようにな。」
ミレリア「レベルなんて最初から存在しないかのように・・・。」
尚文「それに、いつか俺がなくなっても大丈夫なように 自分で自分の未来を決めさせてやりたいんだよ!」
ラフタリア「・・・・・・」
フィーロ「うわぁぁあんっ」
澪「これも先輩が二人を思ってこそ言う事なんですね。」
ミレリア「・・・ではやりなしますか?」
尚文「できるのか!?」
ミレリア「えェ・・・レベルをリセットしていちからやり直すことになりますが・・・」
澪「あらまぁ・・・。」
尚文「・・・・・・それは ダメだ」(ーーーまったくどいつもこいつも 何を考えているんだ!!くそ!)
出発する前に澪はミレリアに呼ばれ、
澪「何ですか?」
ミレリア「あなたは王女ではありませんが、メルティの姉となったのと同じように、澪様を私にとっての娘とさせていただいてもよろしいですか?」
澪「陛下の娘ですか?いいですけど」
ミレリア「ビッチと同じ赤い毛ですが、あのビッチよりはあなたは良い子だと思えますし、それと公の場やプライベート時とかで、呼び分けしたいのです。」
澪「それは、澪と澪様という事ですね?はい いいです。」
ミレリア「では、今から私とあなたは義理とはいえ、親子関係としますね。もし必要な時は、メルロマルクを最後に使って、自身を第1王女扱いとしてミオ・ナルセ・メルロマルクとしてもいいのです。いずれ皆の者にはバレるやもしれませんが。」
澪「はい お母様。では、行ってきます。」
ミレリア「ええ。ミオ・・・。」
澪はメルティと義理の姉妹だけでなく、女王ミレリアと義理の親子関係にもなり、必要の際は自身を第1王女扱いで女王のメルロマルクを使う事とし、澪も馬車に乗り込み、出発した。
尚文「澪 女王と何を話していたんだ?」
澪「私を自分の娘とさせて欲しいって。同じ赤い髪のビッチよりは良い子だと思えたって言ってましたから。」
ラフタリア「じゃあ 澪さんはある意味王女扱いにもなるんですか!?」
澪「そうなんじゃない?呼び分けはプライベートや公の場とかでするらしいよ。王女ってそんなに悪い気分じゃないし、いずれは他の皆さんにバレるやもしれませんとか。」
尚文「すげぇなお前。メルティと義理の姉妹関係だけじゃなく、女王と義理とはいえ親子関係まで築いちまうとは・・・。」
澪「いえ・・・そんな。」
尚文「・・・まったくさっきまで泣いていたと思ったら・・・現金な奴」
フィーロ「・・・だってフィーロのあたらしい馬車だもーん!!」
ラフタリア「あっ フィーロ そこを右に・・・」
フィーロ「はーい!」
到着したのはガレキがたくさんある廃墟的な村であった。
ラフタリアは一つのお墓で祈りをささげた。
ラフタリア「おかえりなさい リファナちゃん」
澪「ここがラフタリアの故郷でしょうか・・・。」
尚文「おそらくな・・・。」
すると、キールと領主が現れた。
尚文「・・・ここがラフタリアの故郷か・・・。」
領主「カルミラ島へ行かれると聞きました 発たれる前にご連絡できてよかった」
澪「はい・・・。」
尚文「埋葬してくれたそうだな・・・」
領主「はい 本当はもっと早く帰してあげたかったのですが・・・三勇教の一件のあとゴタゴタ続きで・・・私は立場上人間と亜人の間の取り待ちを買って出ているのですが・・・国の宗教が四聖教に変わっての・・・なかなか溝は埋まらなくて・・・」
尚文「・・・大変だな」
澪「大変ですよね・・・」
領主「大変ですね・・・」
尚文「・・・嫌になることだってあるだろう なんで自分がこんなことしなくちゃいけないんだ・・・と」
澪「ああ・・・。」
領主「ありますねェ しょっちゅうです」
領主「勇者様にお嬢さんはご存じですか?セーアエットのご領主はなくなりまいたが そのご息女はご存命がそうです ラフタリアさんやキール君のように この村の生き残りはまだどこかにいるかもしれません そのかたたちが戻ってこられる場所 あるといいですね」
ラフタリアは立ち上がり、お辞儀した。
ラフタリア「・・・ありがとうございました これからもキール君をよろしくお願いいたします」
そして、ラフタリアの故郷を出発。
尚文「ラフタリア」
ラフタリア「・・・はい」
尚文「これからは国も協力してくれる ほかの勇者はあいかわらずバカだし 亜人と人間のわだかまりはすぐに消えたりもしない でも少なくとも今は まわりに味方がいる きっと次の被害は前より減らせる」
澪「ですね。」
ラフタリア「ーーーはい」
尚文「行くぞ カルミラ島へーーー」