特撮ヒーローとウイルス兵器召喚能力による少女の成り上がり   作:サトシゲッコウガ

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第7話「新メンバー・フィーロ」

尚文は何やら表示を確認していた。

 

尚文「次の波まで あと四十五日と十四時間!?あと一か月以上もあるじゃないか・・・!」

 

澪「災厄の波ですよね?あと一か月以上もあるか・・・。」

 

ラフタリア「これからどうしましょう?」

 

尚文「ラフタリアの武器でも新調するか?」

 

ラフタリア「・・・ナオフミ様 サイフの紐がゆるんでませんか?」

 

ラフタリア「今のところ装備に困っておりません あまり出費ばかりなさるとご自身の首を絞めますよ?」

 

澪「先輩 それはマズイです。」

 

尚文「・・・となれば・・・」

 

3人はとある店へ。

 

店主「いらっしゃい」

 

尚文「薬の買い取りを頼む」

 

店主「あいよ」

 

ラフタリア「作った薬ももっと長持ちできればいいんですが・・・」

 

尚文「波のために多めに作っといたからな 悪くなる前に金にしとけば問題ない」

 

澪「先輩 薬作れたんですか?」

 

尚文「ああ・・・」

 

店主「にしても赤毛の嬢ちゃんは見慣れない恰好だなぁ」

 

澪「でしょうね・・・。」

 

尚文(とはいえ俺の調合じゃまだたいした金にならないんだよな このあたりも改善の余地ありだな・・・)

 

店主「あ ちょっと待ちな お前さん 盾の勇者だろう?」

 

店主「これ持ってけ」

 

店主は一冊の書物を差し出す。

 

尚文「・・・は?」

 

尚文「なんだコレは・・・?」

 

店主「中級の調合レシビ本だ」

 

尚文「いやそうじゃなくてだな・・・っ なんのつもりだと聞いて・・・」

 

店主「親戚がな リュート村でお前さんに助けてもらった その礼だよ」

 

店主「お前さんが来たら力になってほしいと言われてな 中古になるが・・・金はいらねェよ」

 

澪「ほんとですか!?」

 

ラフタリア「ありがとうございます!!よかったですね!ナオフミ様!!」

 

尚文「・・・あ あぁ」

 

尚文は書物を開く。

 

澪も覗く。

 

尚文(よっ読めない・・・!!)

 

澪(全然読めない・・・)

 

店主「どうだ 今のお前さんなら役に立つだろう」

 

尚文「そ・・・そうだな」

 

店主「魔法屋もお前さんに礼がしたいと言っとった」

 

尚文「魔法屋? 魔法屋ってなんだ?」

 

3人は別の店へ行く。

 

魔女「まぁまぁあなたが盾の勇者様!?うちの孫がお世話になったみたいで・・・!!」

 

尚文は手を掴まれ、奥へ。ラフタリアと澪もついていく。

 

魔女は水晶玉で尚文の魔法の適正を検査する。

 

魔女「あらあら!勇者様は回復と援護の魔法に適正があるようね!」

 

魔女「お嬢ちゃんは光と闇の魔法ね」

 

尚文「お おい」

 

魔女「そちらの見慣れない恰好の赤毛のお嬢ちゃんは・・・ええ!?」

 

尚文「何だ?」

 

魔女「火、水、風、土の4つ。なんてこったい・・・」

 

尚文「適正が4つもある!?」

 

澪「原因が大体分かりました。」

 

尚文「そうなのか?」

 

澪「ネオディケイドのベルトでの平成の仮面ライダーには魔法使いのウィザードがいまして・・・」

 

ラフタリア「魔法使いのですか!?」

 

尚文「魔法ライダーってワケか・・・。」

 

魔女「ん?仮面ライダーって何だい?」

 

澪「とにかくとしてウィザードは火、水、風、土の魔法が使えるんです。適正が4つなのはその為ですね。」

 

魔女「そうかい・・・」

 

尚文「礼をしてくれると聞いたがもしかして・・・」

 

魔女「ええ!私は魔法屋よ!」

 

魔女は数冊の魔法書を出す。

 

魔女「初級だけどいろんな魔法が載ってる魔法書よ!持っておいきなさい!」

 

尚文(また本・・・!!)

 

澪「これを読めって言うんですね?」

 

魔女「魔法書は大変だけど 真面目に取り組めば自分に合った魔法が覚えられるわよ」

 

魔女「私が教えてあげたくてもずっと城下町にはいないだろ?」

 

尚文「・・・あぁ そうだな・・・感謝する」

 

3人は店を出て、街を出る。

 

尚文「・・・ラフタリアは文字読めるのか?」

 

ラフタリア「難しくなければ・・・」

 

尚文「まぁそうだよな・・・」

 

澪「私は読めませんね・・・。この世界に来たばかりですし。」

 

尚文「そうか・・・覚えるしかないか この世界の文字・・・」

 

ラフタリア「澪さん 私も一緒に勉強します!」

 

澪「うん! 先輩も。」

 

尚文「そうだな!」

 

澪「あとお金の数え方 一応教えて欲しいです。さっきの金貨三十五枚とか日本円に換算するといくらくらいなのか・・・」

 

尚文「金の数え方は俺が出来るな。」

 

澪「お願いします。」

 

尚文「ラフタリア なんか嬉しそうだな」

 

ラフタリア「えへへ・・・」

 

尚文「なにかいいことあったのか?」

 

澪「確かにそうだね。」

 

ラフタリア「ナオフミ様はなんとも思わないのですか!?」

 

ラフタリア「ナオフミ様のしたことは間違いじゃなかったんです!」

 

ラフタリア「すべてじゃないにしろあの波からリユート村の人を守ってこうして感謝されている」

 

ラフタリア「そのことがとても嬉しく・・・誇らしいのです」

 

尚文「ラフタリア・・・」

 

澪「ラフタリア・・・」

 

尚文(ラフタリアも波の被害者だ リユート村の惨状を見て思うところもあっただろう あの時の行動を決断したのは俺だが 正直 感謝されてもピンとこない たぶんこれは”誰か”のためにしたことではないからだ でも・・・ラフタリアが喜んでる姿は悪くない ラフタリアがいる世界なら救ってもいいと思える いつか すべてが終わった後に ラフタリアがひとりで生きていけるように 成長したといっても中身はまだ子供だ せめて死んだラフタリアの両親のかわりに俺と澪ができることをしなくては・・・そう これはきっと そういう気持ちなんだ・・・)

 

澪は尚文からお金の硬貨での数え方を教わる。

 

澪と尚文は寝ていたが、

 

ラフタリアの声で起きた。

 

尚文「・・・どうした?」

 

澪「何・・・?」

 

ラフタリア「見て下さい!卵が・・・っ 卵が孵りますよ・・・・・・!!」

 

卵にヒビが。

 

そして割れ、一羽の鳥が孵化した。

 

しかもナオフミの頭に乗っかる。

 

尚文「・・・元気だな」

 

ラフタリア「ナオフミ様のこと 親だと思ってるんですね!」

 

澪「可愛い・・・親だと思うって事は、最初に見たのが先輩だから?刷り込み現象ですね?」

 

尚文「だろうな・・・鳥類にはある事だ。鳥みたいだが何の魔物だ?」

 

ラフタリア「さぁ・・・」

 

尚文「村人に聞いてみるか・・・」

 

村人「・・・あぁこりゃあフィロリアルですね」

 

尚文「フィロリアル?」

 

村人「うちのやつも波でだいぶ死んじまいましたが・・・ほらアレです」

 

村人「荷車を引くのが好きで 適度に荷車を引かないと落ち着かない性質をしとるんです」

 

澪「お、落ち着かないって・・・」

 

尚文「・・・それは生き物としてどうなんだ?」

 

村人「なにかおかしいところでも・・・?」

 

澪と尚文((それがこの世界での常識《なのかしら》なのか・・・?))

 

ラフタリア「エサはなにを食べるんですか?」

 

村人「最初は豆を溶かしたものがいいけど大きくなればなんでも食べるよ レベルを上げるとその分早く大きくなりますよ」

 

尚文「なるほど そのへんは亜人と一緒か よし 早速レベル上げに行くか」

 

村人「あぁ勇者様! よかったらこ豆持っていってください そいつのエサお持ちじゃないでしょう?」

 

尚文「すまないいくらだ?」

 

村人「いえ いいんですよお代は この村の者は勇者様に本当に感謝しております」

 

尚文「相場がわからない 言い値でいい」

 

村人「いやいやですから・・・」

 

尚文「ずいぶん魔物が死んだと言ったな ここもずいぶん壊れてる 俺たちはここに自分の目的があって来ている 悪いが村の復讐を手伝う余裕はない」

 

尚文「それに感謝はもう十分もらっている それとも物々交換のほうがいいか?」

 

尚文達が出ていく際、澪が装備をしていない事を指摘したが。

 

澪「私の場合は特殊系なんです・・・。」

 

村人「そうなのですか・・・。」

 

村人は納得したようなしていないような感じだった。

 

ラフタリア「私たちも得をして村のかたがたにも得になることができればいいですね」

 

澪「うん・・・」

 

尚文「・・・波の影響がなければこの先で薬草くらいとれるだろう」

 

尚文「レベルを上げて素材を採取して文字を覚えて魔法や調合を覚える いい薬を作れば欲しい奴もいっぱいいる たくさん売れれば金になる 今はそれしかない」

 

澪「はい・・・。」

 

ラフタリア「そうですね・・・たぶん それが一番いいです」

 

尚文達はステータス画面を表示する。

 

ラフタリア「すごい!!今日一日でずいぶんレベル上がりましたね! でも澪さんはレベルは不明って!?」

 

澪「多分、世界の破壊者であるディケイドは全てを破壊するから、レベル設定も破壊していると思う。」

 

尚文「なっ!?レベル設定を破壊だと!?」

 

澪「ディケイドにレベルなんて最初から存在しないかのような・・・。だってディケイドの存在自体がチートなので。」

 

尚文「そうか・・・。」

 

ラフタリア「なんて事でしょう・・・」

 

尚文「それなら仕方ないか・・・今日一日でレベル12か・・・新しく作った魔物使いの盾の魔物成長補正が効いたのか?」

 

ラフタリア「そうかもしれませんね だって・・・ちょっと 成長が異常すぎますもん・・・」

 

澪「確かに・・・」

 

巨大鳥小屋に連れて行った結果。

 

尚文「なぁ澪・・・コレは夢じゃない・・・よな?」

 

澪「夢じゃないです・・・成長しちゃってます・・・。」

 

ひな鳥「グァ!!」

 

尚文は木の棒を投げて、ひな鳥は飛んで咥えた。

 

澪「お見事!!」

 

尚文「ああ 俊敏で知能も悪くない」

 

尚文はヒナ鳥の頭を撫でる。

 

澪も撫でると喜んだ。

 

ラフタリア「むぅ・・・ナオフミ様と澪さんがさわやかな笑顔をしています・・・」

 

澪「ラフタリア」

 

尚文「やっと起きたか」

 

ラフタリア「・・・おはようございます お二人は早いですね」

 

尚文「フィーロのことが気になってな」

 

ラフタリア「フィーロ?」

 

澪「この鳥の名前なの」

 

尚文「名前がないと不便だしな! な フィーロ!」

 

フィーロは腹の虫が鳴る。

 

澪「お腹すいた・・・」

 

尚文「コレだ さっきからそのへんの草を食べてるのに 誰かを思い出すな」

 

ラフタリア「・・・私は成長してからは普通になりましたよ!」

 

澪「先輩 ラフタリアって最初は小さかったんですか?」

 

尚文「ああ。こんなだったぜ。」

 

尚文は自分の手の宙に置く高さで出会った時のラフタリアの身長を示した。

 

澪「そうなんですか・・・。」

 

尚文「まだ大きくなるんじゃないか?」

 

澪「ええ!?」

 

ラフタリア「まさか!これ以上大きくなったらフィロリアルじゃないですよ」

 

尚文達が村を歩いていると、

 

尚文「? なんだ?」

 

尚文「おい なんの集まりだ?復興作業はどうした?」

 

村人「あっ 盾の勇者様・・・・・・っ 実は・・・」

 

「ーーーというワケで 王からこの村の復興を任された」

 

元康「俺が新しい領主の北村元康だ よろしくな!」

 

尚文(!?)「もっ 元康!?」

 

澪「元康先輩!?」

 

元康「尚文!?それにディケイドもとい澪ちゃん!?」

 

尚文「なんでこんなトコに・・・」

 

元康「俺はここを拠点にしてるんだ!!」

 

澪「あなたが領主!?」

 

尚文「なんの冗談・・・」

 

マルティ「あら聞いてなかったの?波での功績を認められての 王直々のご決定ですのよ?」

 

マルティは書類を掲示した。

 

澪(あの王女・・・)

 

尚文(あの女・・・!!)

 

マルティ「ここはモトヤス様の領地ですので、罪人の勇者はとっとと出ていってくださらない?そこの小娘は来てもらうわよ。そんな犯罪者といるよりは・・・」

 

澪「何でそうなるのですか!?」

 

尚文(澪は俺の味方側なんだな・・・。嬉しいぜ・・・。波の魔物に村が襲われてる時なにもしなかった奴が なにが功績だ!!)

 

「お待ちください!ここの領主は私のハズです!このような話 私はひと言も・・・」

 

マルティ「今伝えたでしょう?あなたは解任です 王の決定に背けば・・・わかりますね?」

 

澪「ちょっといいですか?」

 

元康「澪ちゃん・・・?」

 

澪「この村の宿に一泊するのにいくらかかるか分かってるのですか? 食事がついてたった(・・・)の銀貨1枚 村の大人が一日暮らすのに 銅貨20枚あればおつりがつきます 復興どころか逆で村人はひからびてしまいますね?」

 

元康「・・・・・・っ マイン!?」

 

マルティ「痛みを伴う改革も必要です でなければいつまでも復興なんて望めません!!」

 

澪「本気で言ってるのですか?村人はより生活で苦しむだけです。」

 

村人達は歓声を上げる。

 

村人「そうだ!!いきなり領主とか迷惑だ!!」

 

村人「ここを守ったのは盾の勇者様に、通りすがった仮面の鎧の者だ!!」

 

澪「この歓声が聞こえますよね?この村を守ったのは先輩に、言っちゃなんだけど、あの時仮面の鎧姿で現れた私なので。」

 

村人「えっ!?」

 

村人「仮面の鎧は嬢ちゃんなのか!?」

 

澪「ええ・・・まァ」

 

村人「声が男だったけど!?」

 

澪「仮面内の変声機能で変えてたんです。」

 

村人「はっ!?」

 

マルティ「ちっ・・・」

 

「そこまでです」

 

すると、突然マルティの周りに謎の集団が現れる。

 

澪「えっ!?」

 

尚文達は唖然。

 

???「マイン殿 我らの事はご存じでしょう」

 

???「とあるかたの命にて書状をお持ちしました」

 

マルティは書状を受け取り確認中。

 

尚文(とあるお方?)

 

澪(今まで高圧的だった彼女が大人しくなっている・・・)

 

マルティ「・・・みっ みっ認めないわっ このまま引き下がれるワケないじゃないっ」

 

マルティは尚文を指す。

 

マルティ「盾の勇者!!」

 

尚文「!」

 

マルティ「村の権利を賭けて 勝負よ!!」

 

尚文と澪「はぁぁああ!?」

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