偉大な勇者   作:四季社タクト

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初めて書く二次創作なので暖かい目で見ていただけるありがたいです
誤字、脱字や疑問に思った点がありましたら、ご報告をしてくれると助かります



結城友奈の章
第1話


それは雪が降る12月の出来事だった、とある施設の玄関前に一人の赤ん坊が捨てられていた。

その施設は予算などが原因でとっくの昔つぶれていて今は、俺の義理の父になる人しか住んではいなかった。

普通なら警察や保健所に連絡してすぐに俺を引き渡すのが当然のことだろう。

だけど俺の義理の父になる人は、これも何かの縁と思ったのか、俺を引き取ることにした。

 

 

俺の義理の父はその引き取る男の子の名前を武蔵(むさし)、藤井 武蔵と名付けた。

 

 

親父(義理の父)家系は昔武家の家系だったこともあって、昔からずっと自宅にある剣道場で幼稚園児の時から剣道をやらされていた。

いや、今考えたら俺が無理矢理頼んで剣道を教えてもらってたんだっけ

 

 

それから小学生になり、俺はこの時7、8歳の時、父に本気で試合をするように申し出た。

「お前は変わった子じゃのぉ、今どきの子供は公園で遊んだり、ゲームしたりするのにお前はやれ本を読むだの、やれ剣道だの、お前はわしの子供の時より子供らしいこと何もせんのじゃのぉ」

「仕方ないやろ、うちにゲーム買うお金もないし、俺は本を読んだり、剣道したりするのが好きなの!」

「それじゃけぇ、友達出来んのじゃろ」

「いいの俺には親父がいてくれれば十分なの!それに俺はいつか親父の剣術を超えたいから・・・」

俺は最後顔を真っ赤にしながら俺は親父に向かって竹刀を振ったが、思いっきり手加減された面を食らった。

「くそー!、また手加減された〜、悔しい〜」

俺は道場の真ん中で倒れた、思いっきり駄々をこねた。

親父はそんな俺を見て満面の笑みを見せていたが時計を見るや否や顔を変えた。

「もうこがいな時間か、悪いいつものように留守番頼めるか?」

「また大赦かよ、帰ったら今度こそ本気で相手しろよ!」

「わかった、わかった次は本気でやるけぇ、お留守番頼んだでぇ」

「来おつけていけよ!」

 

親父の職場は大赦って言う組織らしく、詳しくは俺にも教えてくれなかった。

親父は時どき難しい顔をしながら何かを制作していた、俺はこっそりそれを見たが

それは斧や、弓、槍などの武器の設計図らしいものだった。

この時俺は、なぜこんな時代にこんなものを制作するのか分からなかった。

しかし、のちにこれがなんのために作られていたのか、俺は知ることになる・・・

 

それから月日は流れ、俺が小学生6年生になった時、親父はいつも通り大赦に行き、俺は縁側で本を読んでいる時だった。

 

「おぉ、へびだ、しかもアルビノの個体だ、珍しい!」

この時俺は滅多に現れないアルビノ個体の蛇を見て目を輝かせていた。

しかし目を輝かせていたのは数秒のことだった。

(この蛇、動きが遅いし、傷がひどい、出血もしてる)

俺は最初この蛇を助けるかどうか迷っていたが、少し前に親父が言っていたことを思い出した。

 

 

「お前は全てを助け、守れる人間になれよ!」

「なんでだ、親父?」

「わしゃ昔、守れるはずの人間を守れんかったけぇ、お前にも同じようになって欲しゅうないけぇじゃ」

この時親父の顔は少し寂しそうな顔をしていた・・・

 

俺は急いで救急箱を取ってきて、今にも死にそうな蛇を優しく持ち上げ、俺のできる限りの治療をした。

そのあと、親父が帰って来て、一緒に獣医に行った。

幸いにも俺の緊急治療がよかったのか、その蛇は一命を取り留めた。

 

それから蛇の傷が治るまで、うちで飼うことになったけど・・・なぜかこいつ傷が完璧に治ってからもずっと俺のそばから離れようとしなかった。

困っている俺の顔を見て、親父は「懐いとるなら、そばにおってやれ、お前は友達おらんけぇな〜」と言い俺の頭を優しく撫でた。

 

俺の頭を撫でてくれた手はとても優しく、暖かく、偉大であった・・・

 

それから再び月日が流れ、俺は中学1年生になった時、俺を変える出来事が二つ起きた。

 

一つ目は俺が本気の親父に勝ったこと。

二つ目は勇者部という部に入ったこと。

 

一つ目は、日々の努力が結んだものだと思っている。

中学生になる前からは、ランニングや筋トレ、そして親父との日々の試合、そうやって少しずつ少しずつ登って行く日々が続き、それに応えるように親父も徐々に本気で試合をしてくれるようになった。

そしてある日、本気の親父から1本をとれたこと。

その日は、嬉しくて嬉しくて・・・

 

二つ目は突然の出来事だった。

放課後、俺の教室に俺の名前を呼ぶ女の子が現れ、一緒に勇者部を作らないって言われた時には、「罰ゲームで俺を誘ってるのか?」といったことは今でも覚えている。

それから何度誘われては断りを繰り返したので、一回親父に相談した。

「ええんじゃないか?」

「どうしてなんだ親父?」

「勇者部たぁ言うとるが、つまりはボランティア活動じゃろ、人の役に立つことならええじゃないか、それにせっかくお前に初めて関わりを持とうとしてくれる人が現れたけぇ、わしとしちゃ入って欲しいけどな。」

親父は俺がずっと一人ぼっちなのをずっと心配していた。

俺は薄々親父の気持ちを察していた。

 

 

次の日

その女の子に今まで誘いを断っていたこと謝った。

その女の子は「いいのよ、私もしつこいぐらい貴方のこと誘ったから、これであいこよ!」

と言ったので俺はホッと胸を下ろした。

「そういえば俺、君の名前知らないんだけど、教えてくれるかい?」

俺が苦笑いをしながら聞くと、彼女はくすりっと笑い名前を教えてくれた。

「私は犬吠埼 風、気軽に風って読んで!」

その時俺の服の内ポケットに潜んでいたオロチ(助けた蛇)に服に穴を開けられた。

それから、ごみ拾いやら部活の助っ人なんかをやったりしてるうちに、1年はあっという間に過ぎていった。

 

俺が大きく変わったのは中学2年生の時だった。

親父が亡くなった。

親父はあまり人と関わりを持たなかったこともあってか、葬儀には、あまり人はこなかった。

(だから親父は、俺には関わりを持てって言っていたのか・・・)

しばらくは涙が止まらなかった・・・

 

 

俺が立ち直ったのは2週間後だった。

 

 

その間風に一人で部活を任せてしまったことやノートを写させてもらってことなど、申し訳ない気持ちで学校に行ったら、風さんがなぜか俺に異常に優しくなっていてた。

これは後々聞いた話だけど風は幼い時に両親を失っていて、俺の親父が亡くなって一人になったことを大赦の人から聞かされたらしく、それからずっと心配して居たらしい。

それから放課後、風さんと一緒に部活に行くと、知らない美少女二人が部室にいたこと

「風さん、この子たち誰?」

「そういえば、武蔵には言ってなかったわね、紹介するわ、こっちの子が東郷 美森、こっちの子が結城 友奈」

「初めまして結城さん、東郷さん、僕は藤井 武蔵です、よろしく。」

「初めまして、結城 友奈って言います!よろしくお願いします、武蔵先輩!」

彼女はそういうと笑顔で俺の手を握り、縦に大きく振った。

(何この子、距離の詰め方がすごい!)

驚きとちょっとした恐怖を感じたが、いい子なのは伝わってきた

「こらこら友奈ちゃん、藤井先輩が困っているでしょ」

「ごめんなさい、武蔵先輩いきなり手を握って」

俺は黒髪で車椅子に座っている女の子に助けられ、結城さんは俺の手をすぐに放し頭を下げた。

「驚きはしたが、結城さん大丈夫だよ、気にしないで」

できる限り優しい声で言った

「そっちの子が東郷さんでいいんだよね」

「初めまして、藤井先輩、先程の紹介に預かりました。東郷美森です。よろしくお願いします。」

「これは後丁寧にどうも」

東郷の一個下のことは思えない礼儀正しさに俺は自然と頭を下げてしまった。

それからは俺の名前で盛り上がり東郷の国防愛を知ることになった。

そして家に帰って自分の着ていたシャツを見た時、オロチに穴を開けられまくっていた。

 

 

それから一年がたち俺と風さんが3年生に、東郷さんと結城さん2年生になり新たに風さんの妹、犬吠埼 樹さんが部活に入った。

 

そして現在・・・

俺たち勇者部は、幼稚園で人形劇をしています。

 

続く

 

 




藤井 武蔵

髪型 長い黒髪で後ろで束ねている(ポニーテール)
身長 175センチ
学年 中学3年生
誕生日 5月5日
血液型 AB型
趣味 読書、筋トレ、ランニング、剣道
特技 生物学の知識の豊富さ、義理の父親譲りの広島弁で話せること
モチーフの花 フジ「優しさ」、ムサシアブミ「偉大な勇者」


オロチ

武蔵に命を救われてからずっとそばにいるアルビノ個体の蛇
普段は内ポケットに隠れていて、女の子が近くに来ると服に噛みつき穴を開ける癖がある
ちなみにメス


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