偉大な勇者   作:四季社タクト

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お待たせしました。約一週間ぶりの投稿です。(メメントモリにハマってたとは口が裂けても言えない)

今回はオリジナル回です。



第14話

「今日休むか・・・」

俺は学校を休むことにしてとある人物に電話かけた

「もしもし、今お時間空いてますか?」

「武蔵君、時間は空いてるけど今学校の授業の時間じゃないのか?」

「・・・サボりました」

俺が素直に言うと溜め息を吐かれた。

「まぁ、何となくはわかるけど、一応用件を聞こう」

「乃木園子さんに合わせてください」

俺は用件を言うと春信さんに二度目の溜め息を吐かれた。

「それは君が勇者でもダメだよ」

(やはりか、ダメか、今や乃木さんは神樹様に近い位置にある、一般人の俺が気軽に会っていい人物ではないもんなー)

「いいんですか、俺の親父の黒く塗り潰しが甘かったこと上に報告しますよ」

「僕がそれぐらいで地に落ちると思わない方がいいよ、これでも・・・」

「夏凛の・・・写真・・・」

「?!」

俺はぼそりつぶやいた言葉に春信さんは電話越しでもわかるぐらい動揺したのがわかった。

 

「合宿の時満面の笑みを見せた夏凛をとったんですよね、その!満面の笑みを見せた夏凛の写真がいくつか持っているんですよね〜、もし乃木さんに合わせてもらえるならお渡ししてもいいんですけどね〜」

俺はこの時、ニヤニヤとしながら悪い顔をしていただろう。

「君、恩を仇で返すつもりかい・・・」

「いやいや、いらないと言うなら、断っていただいてもらっていいんですよ、けどもったいないなー」

「わかった・・・今から君の家に迎えに行く・・・」

 

数十分後

 

俺は玄関先で待っていると一台の車が俺の家に止まった。

「乗りたまえ」

俺はそう言われて助手席に乗ると春信さんが無言で俺の方に手を出してきたので、「写真ですね、はいはい」と言いながら写真を渡すと、春信さんの顔が緩み切っていた。

(春信さん・・・モテない理由が何となくわかった気がする)

俺は今まで何故あのイケメンがモテないのかずっと疑問に思っていたが今、直感で理解した。

(重度のシスコンが原因だ・・・)

春信さんは写真を懐に大切にしまった。

「確かにブツは貰った、約束は守りましょう」

「ブツって言わないでください、あと自分から読んでおいてこれ言うのおかしいと思うですけど、仕事大丈夫なんですか?」

「それに関しては大丈夫ですよ、武蔵君!」

春信さんはそう言うとアクセルを踏み、目的地に向かった。

 

「乃木園子のところに行く前に教えて欲しいんだけど、君どうして勇者になれたの?」

春信さんはハンドルを握りながら大赦が俺に対して一番聞きたいであろうことを聞いてきた。

「春信さん、それは以前話しましたでしょ、僕にも何もわからないって・・・」

「君、本当は真実に辿りついてるでしょ」

春信さんはそう言うと俺と春信さんの間で沈黙が続いた。

「君の勇者適正調べさせて貰ったよ、武蔵君、君の勇者適性は0だった」

「・・・」

「こんなことは言いたく無いけど、君は神樹様に認められた勇者ではない・・・」

「・・・」

「今、大赦の中である仮説が飛び交っていてね、武蔵君・・・」

春信さんが赤信号でこちらの顔を見た時、俺は眼帯を取ると懐からオロチが俺の肩に移り、俺とオロチは春信さんの顔をじっと見た。

この時春信さん瞳には、俺の片目には蛇が獲物を見る目をしていたであろう・・・

 

「調べない方がいいですよ、僕のこと、このオロチのことを調べた瞬間・・・」

俺は突然笑いが込み上げてきた。

「何もありませんよ、まだ俺は人間ですよ、そんなことできたらとっくの前に大赦を壊してますよ!あ、青ですよ」

俺がそう言うと春信さんはゆっくりとアクセルを踏み俺は取った眼帯を再びつけた。

 

しばらくの沈黙が続いた

 

「やっぱり、病院だったか・・・」

「わかっていたのかい?」

「彼女は自分で自分自身で半分神様と言っていた、可能性としては大赦の本部が七割、あの包帯だらけの体では診察とか必要になるから、三割が病院にかけてた」

俺春信さんにそう言いながら車から出て、春信さんは仮面をつけに先に行ったので俺は後についていくと、俺たちはある病室の部屋の扉の前に立ち止まった。

「終わったら連絡を下さい、あとくれぐれも失礼の無いように・・・」

春信さんはそういうと俺とは反対側に行ってしまった。

「乃木さん入るよ」

ノックをしてから乃木さんのいる病室に入ったが俺の見た光景はまるで乃木さんが奉られているような部屋であった。

「意外な、お客様だね」

「昨日ぶりだね、乃木園子さん」

「今日学校はどうしたの?」

「君とお話したくてサボってきた」

俺たちはくすりと笑った。

「まるで恋愛ものの受け答え方だね〜」

「そうか?」

「そうだよ〜」

「俺恋愛もの読んだ事ないからいまいちこう言うのに疎いんだよなー」

「なら今度、私の家から恋愛小説送るよ」

「それは忝いな」

 

 

それから俺たちはそれから雑談した。

 

 

普段何をしていること

 

 

勇者部のこと

 

 

みんなのこと

 

 

 

 

「ねぇ」

「?」

「本当は出会った時に聞きたかったことなんだけどさ、どうして武蔵君は勇者になれたの?」

この質問一瞬、答えようか迷った。

(大赦からの質問と思ったが昨日の乃木さんを見たからわかる、単純な疑問)

「どの道みんなに話すつもりだったからな」

俺は眼帯をとり、赤くなった目とその周りの皮膚を乃木園子に見せたあと、下を向き話した。

「今から俺の言うことはほとんどが仮説にしかすぎない、何せオロチ自体も自分の過去の記憶がほとんどないからな」

 

 

「俺とオロチが出会ったのは約五年前だ、怪我をしていたこいつを助けたことから始まった、最初はただのアルビノ個体の蛇だったはずだった・・・だけど神は運命だったのか、気まぐれだったのか、オロチの体を器として現れた。」

 

「俺が最初に樹海化何故俺も動けたのか?答えは至ってシンプルな物だった、俺を生贄として選んだからだ・・・」

(何故あの時、俺の体が重たかったのか、何故満開似たものをしたあと俺だけ代償が多かったのか・・・俺はどうやら変身するたび内側から体を蝕んでいたんだということに・・・それが外側にで始めたことに・・・)

 

「それが俺の仮説、どうかなぁ?結構俺の中でこらが納得言っているんだけど、流石にこれが真実だとは思っていない・・・」

 

乃木さんはこれの言葉を黙って聞いてくれた。

 

この時、乃木さんはどう思ったのか、わからなかったが精霊を使って俺の頭に手を置き動かない手で撫でてくれた。

 

しばらく時間が経ち、俺は眼帯をして立ち上がった。

「またな園子」

「またね、次来る時にはあだ名考えておくね」

「あぁ、頼むよ」

俺は乃木の方を向き、笑顔を見せてから病室から出た。

 

 

 

「神にとって俺たち人間は最も愛するべき存在、しかし俺たちがその愛を拒んだり、自分たちの欲望のままに生きようとすると、神からの怒りを受ける・・・」

 

 

「ならば俺は・・・」

 

 

続く

 




今回園子さんの言葉使いが一番難しかった・・・(見返してもあって無い気がするけど・・・)

本当は安芸さんと春信さん会話があったりしたけど、こっち方がね・・・

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