偉大な勇者   作:四季社タクト

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投稿が遅くなってすみません。
言い訳を言うと、原神にブルーアーカイブ、メメントモリ、FGO、ウマ娘・・・やることがたくさんあったんです!
Twitterでも言ったけど本当一つのことに集中してできる人に憧れています。


第15話

「ここでいいんだよな」

俺は東郷に呼ばれて俺は今東郷さん家の門の前に立っていた。

(風さんと結城さんもいるんだよな〜、東郷が夏凛や樹さんを呼ばなかった事からなんとなく呼ばれた理由はわかるけど・・・怒られるよなー、学校行かなかったこと、風さんに)

俺がため息を吐き、インターホンを押そうとした時、俺の視界が暗くなり、変な声が聞こえてきた。

「だーれだ?」

「声変えても分かるぞ風さん」

「ありゃ、バレちった」

俺は振り返ると風さんはニコニコしながらこちらを見ていた。

 

意外だった・・・

 

(怒るか呆れるかの二択だったと思っていたのに風さんはそれでも・・・)

 

俺は風さんの頭をなでた。

 

「ちょっと?!どうかしたの?」

「別になんでもない、ただ何か心に引っかかったから、撫でた」

風さんは顔を真っ赤にしていたが、俺は気にせず東郷さん家のインターホンを押した。

 

中に入り風さんの後に続きと東郷さんの部屋に入ると、東郷さんと結城さんが待っていた。

「武蔵先輩元気そうでよかったー」

「本当よね、突然休むんだから」

「俺のことはいいからさっさと本題に入ろう、東郷さん」

 

「風先輩と武蔵先輩、それに友奈ちゃんに見てもらいたくて」

東郷さんは机の上にあったものを自分の太ももにおき、こちらを向いた東郷さんはそれを握って見せた。

「待ってとうご・・・」

俺はそれが短刀だとわかり、首を切ろうとした東郷さんを止めようとしたが、俺よりも早く止めたのは精霊だった。

「何やってるの、今精霊が止めなかったら・・・」

「止めますよ、精霊は確実に」

みんなはその言葉に疑問を浮かべていた

「私はここ数日で10回以上の自害を試みました、切腹、首吊り、飛び降り、一酸化炭素中毒、フグ毒、焼身、全て精霊に止められました。」

「何が言いたいの?」

「今私は勇者システムを起動させていませんでしたよね。」

「そう言えばそうだね・・・」

「それにも関わらず精霊は勝手に動き、私を守った精霊が勝手に・・・」

「だから、何が言いたいのよ東郷」

「精霊は私達の意思とは関係なく動いていると言うことです、私は今まで精霊は勇者の戦うと言う意思に従っているのだと思っていました、でもそれは違う、精霊に勇者の意志は関係無い、それに気づいたらこの精霊の存在が違う意味を持っているように思えたのです、精霊は勇者のお役目を助けるものでは無く、勇者をお役目に縛り付けるものなんじゃないかって、死なせず戦わせ続けるための装置ではないのかって」

「でも、精霊が私達を守ってくれったってことは、悪いことじゃないんじゃないかな」

「そうね、それだけなら悪いものじゃないかもしれないでも精霊が勇者の死を必ず阻止するなら乃木さんの言っていたことはやはり当たっていたことになる」

「勇者は決して死ねない」

「彼女の言っていたことが真実ならば私達の後遺症は治らないということ」

「そんな・・・」

「乃木園子という前例があったのだから、大赦は勇者システムの代償を知っていたはず、私達は何も知らされず、騙されていた」

 

「それでもだ・・・俺は東郷が自殺をしようとしたこたぁ許せない!」

俺はこの怒りを口に出していった。

「武蔵先輩、すみません、これしかし確かめる方法が・・・」

「だからって、だからって、だからって、だからって、お前わなぁ、俺と違うてお前ことを思うてくれる人がえっといる、その人達を悲しませるようなことは・・・」

俺は我に帰った。

「悪い、東郷さん、怒鳴ってしまって・・・」

俺はその場を逃げるようにその場を去った。

 

 

その時の帰り道を歩く俺の足が一番重たかった

 

翌日たち今日も俺は学校を休んで夕方まで剣を振っていた

 

「縛り付けるものか・・・」

俺は東郷さんの言葉を思い出していた。

(あの時、カッとなっていってしまった・・・謝らないといけない・・・年下とはいえ謝るのに結構な勇気がいる)

俺が剣振るのを止め道場に横になっていると俺の手にオロチが巻き付いてきた。

(変身したか・・・だがこれでいい、このまま時間をかけてオロチが俺の体を侵食していけばいずれ・・・)

 

 

 

そんなことを考えていると俺の元に大赦から一つの連絡がきた。

 

その連絡を見て俺は変身したまま急いで風さんのところに向った。

 

俺は向っている途中に電話をかけた。

「もしもし、春信さん」

「状況は理解しているよ、しかし我々は・・・」

「違いますよ、春信さん俺の言いたいことは今大赦がしようとしてることは何となくわかります。」

 

(東郷さんと風さん一気に二人のところに行くのは無理だ、なら大赦はどうするか?そんな乃木さんに無理やり頼んで無理やりやらせるに決まっているだろ)

 

俺は拳を強く握り電話越しの春信さんにいった。

「絶対に乃木園子さんを変身させないでください」

俺が言うと春信さんは鼻で笑い答えた

「そんなことを言わなくても乃木さんは君たちに未来を託してるよ」

俺はそれを聞いて安心したが状況も状況だったため電話を切って急いで結城さんに電話をかけた。

 

 

春信さんは少し昔のことを思い出していた。

「まだ悩んでいるんですか?あの子のこと」

「そりゃ悩むに決まっとるじゃろ、何せ家の前に捨てられた子じゃけぇな」

「その子引き取るんですか?」

「そうの思うとる、施設で育てられる事が不幸たぁ思うとらんが・・・わしの心になぁ、何いうか引っかかるんじゃ」

「出ましたね、藤井さんのほっとけない精神」

 

「本当、実の子でもないのに似過ぎでしょ本当自分の事より相手の幸せを願って行動するところ、困っている人をほっとけないところが・・・」

 

 

 

 

「そこまでだ、風!」

「武蔵・・・」

「もうやめよう・・・」

「あんたに何が分かるのよ!!」

風さんが大きく振るった大剣を俺は片手受け止めた。

 

受け止めた片手からは、血が出てきたが俺はその痛みを感じながらも風さんに近寄り、優しく抱きしめた

「分かるよ、全部」

「え・・・」

「何年の付き合いだと思っている、風、お前が人一倍責任感が強くて、とことん悩みを抱え込むタイプだってことは俺が一番理解していると言いたいが、今後ろにいる妹の樹の方がよっぽど理解しているだろうな」

俺が風さんを抱きしめているところに後ろに樹さんが現れたので、俺は抱きしめていた手を離して樹さんに託した。

 

樹さんは後ろから姉である風さんを後ろから抱きしめた。

 

風さんは膝から崩れ落ちただ・・・ごめん・・・と謝りながら泣いていた。

 

樹さんは泣き崩れている姉にスマホを見せた。

 

「でも、でも私が勇者部なんて作らなければ・・・」

 

樹さんは首を振り、ポケットから紙を出してからペンを出し紙に思いを書き姉である風さんに見せた。

 

俺と結城さんは風さん達の後ろに回り込みその書いてある文字を見た。

 

『勇者部のみんなと出会わなかったら、きっと歌いたいって夢も持てなかった。勇者部に入って本当によかったよ  樹』

 

「風先輩、私も同じです。だから勇者部を作らなかったらなんて言わないでください」

「そうだぞ、風前にも言ったかもしれないけど、俺はあの時風さんが誘ってくれなかったらみんなで楽しいことや誰かといる大切さを教えてもらわなかったから本当に本当に感謝しているんだぜ」

 

俺と結城さんの言葉を聞き風さんは再び泣き崩れ、それを再び樹さんが抱きしめた。

 

 

(必ずみんなの代償は俺が治すもうしばらく待っててくれ)

 

 

俺がそう思った時だった、みんなのスマホから突然警報音が鳴り響いた。

 

「特別警報発令・・・まさか?!」

 

 




九話の樹さんの声のエンディングあれは反則、初めて見た時作者は泣きながら見てました。

うちの主人公が風さんを抱きしめちゃった・・・(今回はこれぐらいしか・・・自分で書いてて自分で嫉妬してました)

次回はようやく戦闘シーンがあります。
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