偉大な勇者   作:四季社タクト

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お待たせしました、一週間ぶりですね。
ゲームの方も落ち着きなんとか小説も投稿できてちょっとホッとしています。
今回は僕の書きたかったものが一つ書けたので・・・


第16話

「まさか・・・」

樹海化した途端、俺の感覚機関が一斉にピリリとまるで感電したかのように震えた。

 

「そんなバーテックスは全部倒したはずじゃ・・・」

「落ち着きなさいまずは現状確認」

と夏凛はスマホを取り出したので俺たちもスマホを取り出し現状確認をおこなった。

「何・・・これ?」

俺たちのスマホには大量の赤い店点みたいなものが一斉にこちら側に向かってくるのが映し出されていた。

(やば、これ全部バーテックスってこと

「東郷さん?!」

「友奈!」

結城さんはそう言い先へ行ってしまった。

「樹さん、悪いがワイヤーを1メートルのと3メートルのを出してくれないか?」

俺は樹さんにそう頼むと樹さんは素直にワイヤーを出してくれて、俺はそれを刀で切断した。

「俺と夏凛で結城を追いかけ現状確認、樹さんたちはここであいつらの迎撃、現状確認がすみ次第みんなであいつらを迎撃する」

(本来これを言う風さんが心が折れてる状態だ・・・風さんの心が戻ってくるまでは俺が頑張らなきゃいけない!)

「くれぐれも無理はするなよ樹何かあればすぐに俺呼べ、どんな時でもすぐに駆けつけるから」

俺は樹さんの肩に手をおき言うと一生は不安そうな顔で頷いた。

「いくぞ、夏凛」

「わかってるわよ」

俺と夏凛は結城さんの後を追った。

 

しばらく進むとバーテックスの小さいやつの群れに遭遇しようとした時だった。

群れの中にいた一体が俺を目掛けて物凄い突っ込んできたので、俺はバーテックスの攻撃を空中で受け止め俺とバーテックスは地の奥底へと落ちようとしていた。

「武蔵!」

「いけ!夏凛!」

「でもあんた・・・」

「あの数見ただろ、こいつは俺がすぐ片付ける、夏凛は結城を!」

俺は落ちていく中、夏凛に訴えかけるように言葉をいい放ってから俺は奥底に落ちていった。

 

俺が着地をするとバーテックスも俺の目の前に着地した。

「よお、会いたかったぜ、へびつかい座・・・」

へびつかい座は何も喋らない、しかしそれはまるで鏡に映された自分自身としか思えないほどそっくりであったが・・・ただ明確に違った点があった、俺の手には二本の刀、へびつかい座は一本の刀・・・

 

剣の戦いにおいて、手数は二刀流である俺の方が有利あるが・・・

 

 

 

「何・・・これ・・・」

二人が見た光景はまるで地獄のようなものだった・・・

「これが世界の真実の姿・・・」

二人が振り返るそこには東郷さんがいた

「壁の中以外全て滅んでいる、そしてバーテックスは全部で十二体で終わりじゃなく無数に襲来し続ける・・・この世界にも、私たちにも未来は無い、私たちは満開を繰り返して身体の機能を失いながら戦い続けていつか、大切な友達や楽しかった日々も忘れてボロボロになってそれでも戦い続けて、これ以上大切な友達を犠牲にさせない」

東郷の目は涙目になりながら話した。

「勇者という生贄に逃れるためにはこれしか方法がないのこれしか方法がないの」

「待って・・・」

「夏凛ちゃんなぜ止めるの?」

「私は大赦の勇者だから・・・」

「大赦は真実を隠し、貴方を道具として使ったのに」

「道具・・・」

夏凛はその言葉に引っ掛かった・・・

「でも・・・」

「わかって、友奈ちゃん・・・友奈ちゃんや勇者部のみんなが傷ついていく姿をこれ以上見たくない・・・友達が傷ついていくのも・・・私もう耐えられない・・・耐え切れない・・・」

悲痛を叫ぶように言う東郷・・・二人はそれを黙って聞くことしかできなかった。

「東郷さん・・・」

乙女座の攻撃に夏凛は友奈を連れて一旦この場を引いて避けた。

「東郷さんを・・・」

「だめ一旦引いて」

一旦引こうとした二人に乙女座は容赦なく攻撃をおこなった。

二人はその攻撃を受け勇者服が消えてそのまま落下していった。

 

 

 

 

(はや・・・すぎる)

 

へびつかい座は異常の速さと樹海の根を利用し立体的に攻撃してくるそして・・・

 

(力が強すぎる、元がバーテックスとはいえ人型の双子座は比べ物にならないぐらいの速さと底しれぬ力強さがある・・・くそ!手数で有利を取れる二刀流『二天一流』でも異常なまでの速さと一刀流力強さで押されては・・・)

 

 

間違いなく、死ぬ・・・

 

 

俺はオロチの力で体に流れる痺れたような、わずかな感覚だけを頼りにへびつかい座の剣を交わしながら避けているが、限界が近づいてきている。

 

(全体に大量の切り傷、このまま血が出続けると貧血で倒れるそれに・・・)

俺は咄嗟に右の脇腹を押さえ、へびつかい座の剣を俺は片手の剣で真正面から受けて吹っ飛ばされる勢いと共に距離をとった。

 

 

(このまま限界が来るのはこっちだもうやるしかない)

 

 

 

「身を捨てても名利は捨てず・・・我が道おいては・・・死をもいとわず思うか・・・行くぞオロチ」

 

 

 

あの時と同じ光、辛く、苦しく、冷たい光・・・

「だからどうした?辛いだの、苦しいだの、冷たいだのはどうでもいいこんなのあの子達が受けた代償なんかよりは生ぬるいわ」

 

俺の勇者服は限りなく白色に近い色に身が包まれ羽織は部分は赤色になると俺は眼帯を外し赤い目を見せ言った。

 

「さぁ第二ラウンドだ、こいよ俺と同じ消された(捨てられた)ものよ・・・」

 

 

 

風はしゃがみ込んでいた・・・

 

自分が巻き込んでしまった、自分が傷つけてしまった、自分が・・・そうやって自分を責めているうちに私の体は動かなくなっていた。

 

そうやってしばらくずっとしゃがみ込んだままだった。

 

しかし私が顔をあげた時、樹は戦っていた。

 

(どうして・・・どうしてそこまで)

 

私は少し前、樹が言った言葉を思い出していた・・・

 

(樹・・・)

 

思い出していた・・・

 

「隣どころか・・・いつの間にか前に立ってるじゃない」

その言葉を放った後、私の体は立ち上がり、前に進んでいた、樹と一緒に・・・

「姉として妹に頼りきってる訳にはいかないわ!」

そう言うと樹は笑顔をみせて私の方にきた。

「もう大丈夫わよ、樹・・・本当に私の自慢の妹だ・・・」

私は樹の頭を撫でながら言った。

「さぁ犬吠埼姉妹の女子力、見せつけてやるわ、行くわよ樹!」

 

 

 

 

「互角・・・いや・・・」

俺とへびつかい座はお互いに剣をぶつけ合っている。人型であれば武術は通用する。

 

「これは経験談なんだけどよ・・・」

 

俺は一本の剣を地面に突き刺しもう一本を隣に添える、俺は突き刺し剣に倒れ込むようにもたれかかる。

 

へびつかい座は当然隙ができたと思い突っ込んでくる。

 

だが・・・

 

振りかざすような剣を振るへびつかい座は俺突き刺した剣に添えていた剣でそれを受け止め突き刺した剣抜き取りそのまま蛇遣い座の胴体を切断した。

 

「二段違うだけで、生物が違うんだぜ」

 

 

(時間をかけすぎた、このままだと雑魚みたいなやつに頭『神樹様』取れちまう、それに樹たちのこともしんぱ・・・い)

俺は雑魚を処理するために向かおうした途端神経がピリリとしたので振り返ると、やつは剣を投げ、俺の右の頬に肉を抉っていた。

 

驚いた・・・いや忘れていたんだ・・・人型だったから・・・それに俺は満開に似たようなものをしたはずなのに・・・

 

違う!

 

 

元々生物が違う、奴らはバーテックス、人を滅ぼそうとしてきた存在

 

 

へびつかい座はすぐに自分の手から剣を出した。

(そりゃそうだもんな、俺と違ってその剣は自分の血と肉でできているからなそりゃ出そうと思えば無限に剣が出せることができるが・・・それをしないと言うことは学習しているな)

 

俺はある一つの結論辿りつき俺は再び痛む手で剣を握りしめた。

「くそが、第3ラウンド!こいよ、無限に再生しようが、こちとら無限切り伏せるだけだ」

 

 

 

私が目覚めた時、隣で友奈が泣いていた、上にはバーテックスが私たちを襲おうとしたので咄嗟に変身し、そいつらを切り刻み追いかけてくるやつには刀を投げ飛ばし殲滅した。

「夏凛ちゃん・・・」

「友達に・・・友達に失格も合格もないっての」

「あんた、東郷のことで自分を責めてるんでしょ」

友奈は一度は下げた顔を上げ、私を見た。

「はー、全く友奈らしいというか」

私は友奈のところに行きしゃがみ込んだ。

「ねぇ友奈あんたはどうしたい?東郷のこと」

友奈は顔を伏せたまま答えた。

「止めたい、東郷さんを止めたいよ、この世界が壊れたらみんなと一緒にいられなくなる、でも今の私じゃ・・・」

「そう」

私は立ち上がり友奈に背を向けて言った。

「友奈、私大赦の勇者として戦うのはやめるわ、これからは勇者部の一員として戦う、私たちの勇者部を壊させたりしない、友奈の泣き顔を見たくないから・・・」

「夏凛ちゃん!」

私は友奈から離れバーテックスが見える位置に移動した。

一面はバーテックスだらけ、その中央には今まで倒してきたバーテックスがいた。

「再生して奴らは溢れてきたわね、まずはあいつらを殲滅して、その後東郷を探して・・・流石に犠牲なしって訳にはいかないでしょうね」

私は剣をしまいスマホを出現させさせみんなの写った写真を見ていた。

「バカね」

「所業無常」

「さぁさぁここが大見せ場、遠からん者は音に聞け!!近くば寄って目にも見よ! これが讃州中学2年 勇者部部員! 三好夏凛の実力だぁ!!!」

 

「さぁもってけー!」

 

彼女(三好夏凛)は今鮮やかにそして美しく咲き誇った・・・

 

 

 

 

鏡に映し出された自分とは言ったが全く同じ太刀筋ではなかった。

 

俺は二刀流『二天一流』の動き、へびつかい座は立体的にただ力とスピードで押し切るような動き・・・故にお互い決定打に欠けていた。

 

突っ込んできたへびつかい座に俺は蹴りでへびつかい座の体制を崩し、倒れようとしていたので俺は尽かさず追撃をしようとしたが、気づいた時には遅かった・・・

 

俺の剣は上から振り下ろそうとした時、へびつかい座はそれを片腕で受けとけとめ、そのまま俺の胴体を切ろうとしたが俺は直前に気づいたのが功を奏したのかギリギリで避けることができた。

 

(真似しやがって、俺がさっきやった技とおおかた一緒じゃったじゃないか、腕で受け止めやがって半分切れとったじゃないか、くそが!後ちいと切り込みが深かったら腑出とったぞ!)

 

俺は技を一瞬で真似されたことに腹を立てたがへびつかい座はそんな俺のことはお構いなしで力を技で俺のことを押し切ろうとする。

 

そこで俺は気づく・・・今まで互角に渡り合ってきた・・・しかしそれは、神樹様に辿り着くという決着がなかったらの話だった。

 

(もう神樹の目の前じゃないか、もう後には引けない)

「こいよ、神樹に一歩も触れさせないよ」

一本の刀を鞘に納めて、もう一本を口に咥えて、腹を括った。

当然、へびつかい座は俺なんて見向きもしない。

(そりゃ向こうはタッチダウンの勢いでいけば、勝ちなんだから、俺になんて目向きもしないのが普通だよな)

 

あらかじめ鞘と刀に樹のワイヤーを無理やり括り付けたものをさ鞘から抜き取りそのまま投げへびつかい座の足に突き刺さった。

 

「行かすかよ」

 

俺はワイヤーを引っ張りへびつかい座を神樹から遠ざけた。

 

(もうこれしかにない!生きるか死ぬか・・・)

 

口に咥えていた刀を手に取りそのまま脳天から一刀両断しようとしたが無論先程と同じでやつは片手で受け止めた。

 

(上等だ!さっきは二本の刀を持っていたから力が入らなかったけど今度は・・・)

 

俺はへびつかい座の腕を切断し、そのまま相手を一刀両断したがへびつかい座はそれでも俺の脇腹に剣を突き刺してきたが俺は血を吐きながら意識が飛ぶ寸前になろうが俺はへびつかい座をバラバラになるまで切り刻んだ。

 

(いくら再生能力を持っていようが、バラバラになれば再生はしないだろ、もしこれで再生するのであれば・・・)

 

やつは再生しなかった、しかし勝った方も決して軽い怪我とは言えないほどの重症を負った・・・

 

 




今回はうちの主人公(武蔵)くんが活躍?した回でしたね。

この小説を書き始める前からへびつかい座は登場させるつもりでした。(割と訳あり星座だから調べていたけどあんまり調べたこと書いてない・・・)
本当は相手の動きを真似て自分なりの動きに取り入れて強くなっていく予定でしたがそれじゃうちの主人公には、身が重すぎるかな〜と思ってやめました。

ちなみにうちの主人公(武蔵)君は変身した状態だとバリアはもう貼れなくなっています。
(侵食が原因でバリアは貼れなくなりましたが、その代わり・・・これはいつかお話しましょうか・・・)

次回は心が苦しい回です(今回も苦しかったけど)
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