偉大な勇者   作:四季社タクト

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このペースだと一日一話、書くことになるけど、それは最初だけだから・・・ほぼ勢いだから!
あと感想くれるとすごく喜びます。



第2話

 

昔々、ある所に勇者がいました。勇者は・・・

 

「藤井先輩、あの人形藤井先輩が作ったんですよね?」

俺の隣に座っている樹さんが小声で俺に話かけてきたので俺も小声で優しく返した。

「そうだよ、昔親父に裁縫の技術叩き込まれてね、正直自分でもあの出来には驚いてる」

 

人形のあまりの出来に腕を組んで少し自画自賛しているいると役者を隠すのと同時に舞台の役割を担っていたが、バターン!と大きな音を立て倒れてしまった。

幸いにも園児と距離があったので当たることはなかったが、風さんと、結城さんが助けを求めて俺方に顔を向け、心配そうな眼差しで樹さんや、東郷さんもこちらに眼差しを向けてきた。

(おいおい、確かに台本作ったのは俺だけど、こうなることはそうてしてないぞ、どうする俺・・・)

何かないかと考えている俺に、突如、親父の言葉が脳裏をよぎった。

 

「困ったら、はちゃめちゃにやれ、あたぁ後々どうにでもなる・・・」

 

俺は咄嗟に足の方に指を差し、足で何かを蹴るようなモーションをとった。

そっから結城さんは自分の持っている人形を突き上げ風さんの人形に勇者キックと言いつつパンチをお見舞いした。

俺はすぐさま樹さんにBGMを変えるように小声でいいBGMを変えてもらい、あとは歩さんと結城さんの演技力に全部振った。

 

そこから色々あったがなんと人形劇の幕終わらせた。

少々ハプニングがあったものの、最終的に園児たちが喜んでいたので、結果良ければ全てよし!の気持ちでいた。

 

(親父、ありがとな、助かったよ・・・)

俺は心の中で親父に感謝した。

 

 

 

 

翌日、全ての授業を終えていつも通り起立、礼、神樹様に拝を終えて、風さんの教室に向い、風さんと一緒に部活に向かっている途中に樹さんと出会い、勇者部に向かう。

俺らが部活につき荷物を置き一息ついた頃に部活に元気よく、結城さんと東郷さんが入ってきて、すぐ結城さんは東郷さんの車椅子を押し、慣れた手つきで電動の車椅子を操作し、パソコン作業へと移行したいつも通りの光景だった。

「こんにちはー!友奈、東郷入りまーす!」

「こんにちは、風先輩、武蔵先輩、樹ちゃん」

「やっと来たわね二人共」

「風さん、僕たちもさっき来たばかりだろ、こんにちは東郷さん、結城さん」

「こんにちは、友奈さん、東郷先輩」

 

俺が一息ついている間に風さんは黒板に猫の写真をいくつか貼り、素早く子猫の飼い主探しとチョークでかき、樹さんは机の上にタロットを広げていた。

 

部活に入ってそうそう結城さんは笑顔で昨日の劇のことを感想を言った。

「昨日の人形劇、大成功でしたね!」

「えー、結構ギリギリだったでしょ、まぁ武蔵と友奈のおかげでどうにかなったけど・・・」

「いや僕は、結城さんにジェスチャーで伝えただけですよ、本当にすごいのは結城さんと風さんの演技力ですよ」

僕がそういうと、結城さんは少し顔を赤くし、風さんは明後日の方向を向き、ありがとうだけ伝えてきた。

そんな照れる結城さんを見て俺の後ろで、パソコン作業を始めたはず東郷さんはスマホで咄嗟に写真をとっていた。それを見た俺と樹さんは苦笑いするしかなかった。

 

人形劇の感想もそこそこにして、5人は風さんがミィーティングを始めるわよーと発言すると俺たちは黒板の前に集合する。

黒板に貼ってある猫の写真を見て結城さんが目を奪われていた。

俺は奪われないのかって?その辺は大丈夫俺の内ポケットにいるオロチがいるし、そんなことしたらまたオロチが噛みついてくるから奪わせてくれない・・・

 

そんな気持ちなど知らずに風さんはミィーティングを始めた。

「見ての通り、未解決の飼い主探しの依頼がきてるのよ。」

「本当に、いっぱいきたね」

「とういうことで、今日からは強化月間。学校を巻き込んだキャンペーンにしてこの子たちの飼い主探すわよ!」

流石と言わんばかりの風さんの発想は結城さんたちを驚かすには十分だった。

「とりあえず学校への対応は、私と武蔵でやるとして、あとはホームページの強化準備ね、東郷にホームページの強化、任せたわ」

「了解!携帯からもアクセスできるようにモバイル版も作ります」

そういうと東郷はすぐにパソコンのある所に行き、作業を始めた。

 

「お姉ちゃん、私たちは何をすればいいの?」

「まずは今までどうりだけど、今まで以上に頑張れ!」

となんとも曖昧のことを風さんは樹さんたちに言った。

 

「それじゃあ、私たちは海岸のお掃除の依頼やるついでに、そこで聞いてみよっか!」

「いいですね!」

 

自分達の今できることをしようとする結城さんの行動にはいつも背中が押される気がする、だから自分も頑張ろうと思う。それを見て、風さんと俺は表情は緩む。

そんな四人の裏側で東郷はが素早くキーボードのキーを押し、あっという間に作業を終わらせようとする東郷さんに俺は視線を移した。

「ホームページ強化任務終わりました!」

「「「速っ!?」」」

「すごいな、東郷さんは!俺でもその作業は時間かかるぞ、しかもとても見やすい」

「いえいえ、これぐらい朝飯前ですよ」

 

風さんたちは東郷さんの仕事の終わるスピードに驚愕し、俺は東郷さんの隣に行きホームページの確認してその完成度に俺も驚愕しつつ、東郷のことを誉めた。

東郷、朝飯前と言いつつ、笑みを浮かべていた。

そんな彼女を見た俺は彼女の笑顔でうどんは3杯いけるな!と思っていた。

それからは各自の活動を開始するのであった。

 

 

 

活動が一段落し、夕方5人はかめやで少し早めのうどんを食べていた。

ちなみに俺から見て右側に風さんと樹さんが座っており、左側に結城さんと東郷さんが座っている。

風は3杯目になるなるうどんを食べ終え、汁を飲み干したところで俺が風さんに話しかけた。

「ところで風さん、話ってなんだい?」

「そうそう、言い忘れるところだった、文化祭の出し物のことなんだけど」

 

風さんは話し始めると俺と樹さんがまだ5月にも入ってないのにもうそんな話するのか?とハモって疑問を投げかけたので、少し気まずい空気が漂ったが、風は気にせずに俺たちの疑問に答えてくれて、夏休み入るまでに色々決めておきたいと答えてた。

 

「確かに常に先手で有事に備えることは大切です」

「確かにな、去年は色々あって出来なかったもんなぁ〜、今年はやりたいよな〜」

「樹ちゃんも入ってくれましたし、今年こそは思い出に残ることをやりたいですね!」

「が、頑張ります。でも、何をするんですか?」

「まぁ、今無理に考える必要ないんだいし、これは宿題ね、みんなそれぞれ考えといて、

あっすいませーん!うどんおかわり!」

「まだ食うのか?!これで4杯目だぞ、腹壊しても知らないからな風さん!」

俺の2倍の量を食べようとする風に俺たちは驚きを隠せなかった。

俺は風に忠告をしたが、風はうどんは女子力を上げるのよ!とよくわからない理屈を言いすぐにきた4杯目を食べていた。

 

風さんの食べっぷりに親父が昔女性は別腹って言ってすごい量食うから気おつけろみたいなことを言っていたことを思い出した。

 

そんなうどん屋で一時を過ごしたのち、俺たち5人はそれぞれ家に帰った。

 

「ただいま親父」

俺は家に帰ると家にいるはずもない親父に対してただいまと言ったが返事が返ってくることもない。

俺は少し寂しさを感じながら、懐に入れていた、オロチだした。

「ただいまオロチ、今から晩飯の出すから少し待っててくれよ」

そう言い俺は台所で手洗いうがいをし、すぐにオロチに飯をだした。

「なぁ蛇の寿命って15から20年だって、お前がいつから生きているかわからないけどもう5年近くは生きてることになるよな、そう考えると短くてあと10年、いやもっと短いか・・・」

そう言いつつ俺はオロチを見た。

「寂しいな〜、悲しいな〜」

家に帰るのとそんなことをいつも思いながら泣き、勉強し素振りをし寝る。これもいつものことだった。

 

 

だがこのいつもの生活が崩れたのは翌日のことだった・・・

 

翌日の授業の中のことであった、俺は真面目に授業を受けていることであった、俺のカバンから突然アラームがなり俺が焦って急いで止めようとした時、世界が静止した。

 

「おいおいなんだよこれ、悪戯にしても悪ふざけがすぎるぞ、なんで俺だけ動ける?」

俺は咄嗟に懐にいるオロチを見た。

オロチはいつもどう元気に俺のふと頃でくねくね動いていた。

(よかった、俺に接していたからか?なら俺が触れれば?)

と俺は隣の男子生徒の方を叩いたが何も変化が起こらなかった。

(もしかしてこの風さんからもらったスマホのおかげか?ならみんなも同じ状況に・・・)

俺は教室の扉を開け、まずは風さんのところに向かった。

扉を開けたのと同時に風さんも同時に扉を開けて廊下に出ていた。

「風さん、まずは樹さんの所に行ってください、俺は、結城さんの所に行きます。」

風さんは声にはしなかったが、静かに頷き、俺と一緒に階段を上がり、風さんは樹の所に向かい、俺は急いで東郷さんたちの所に向かった。

 

 

「東郷さん、結城さん大丈夫か?」

俺は咄嗟に東郷たちがいる教室の扉を開き大きな声で問いかけた?

「武蔵先輩、何が起こっているんですか?」

結城さんと東郷さんがものすごい不安そうな顔でこちらを見てきたが今の俺には彼女たちを安心させる言葉はかけられなかった。

「俺にもわからな・・・い」

突然俺の背後が色鮮やかに光り始めやがてその光は俺たちを包み込んだ。

再び目を開けるとそこは色鮮やかな木の根っこらしきものに覆われた世界だった。

 

「・・・何、これ」

東郷さんを庇う形で抱き合っていた結城さんの口からこぼれた言葉だった。

 

「夢?私居眠り中?」

突然の出来事に自分はまだ眠っているのではないのかと方をつねようとする結城に俺は一言かけた。

「いや紛れもない現実だ、それより二人とも怪我や何か体に異常ない?」

「私は大丈夫です、東郷さんは?」

「私も大丈夫だよ、友奈ちゃん」

と二人はお互いを見合って確かめ合いをしている姿に、一息つくことができた。

「それより先輩は?」

「俺は平気それより、風さんと樹さんを探さなきゃ」

東郷さんが俺にも大丈夫かどうか聞いてきたので俺は東郷さんたちに笑顔を見せ、できる限りの安心感を見せたが、それよもあの状態で動けていた風さんと多分動けてるであろう樹さんが心配で探しに行こうとしたが、その必要はなかった。

 

後ろから葉が揺れる音がしたので、俺は友奈たちの目の前に立ったが、現れたのは風さんと樹さんであった。

「三人とも無事ね!?」

風さんが心配そうに聞くと、俺は優しく言いた。

「あぁ、なんとかな」

「風先輩!樹ちゃん!」

と結城さんは風さんと樹さんに抱きつきにいった。

「にしてもよく俺たちの場所がわかったな?」

「不幸中の幸いってことかしらあなたたちが携帯を持っててくれたからね。もしも手放してたら見つけ出せなかったから。」

「・・・携帯?」

 

風さんの言葉を聞いて俺はポケットにある携帯を取り出し、画面を確認した。

その携帯には勇者部に入った時にダウンロードするように言われたアプリを咄嗟に開いてた。

そのアプリを操作すると、五人の現在位置を示す画面が出てきた。

俺は当たり前のように話す風さんに疑問を投げかけようとしたが、東郷さんが先に疑問を投げかけていた。

「風先輩は、何か知っているんですか?それにここはどこですか?」

「落ちつて聞いてね、三人共私は、大赦から派遣された人間なの」

風さんはそこから色々話していたが、俺はそれよりも大赦から派遣されたことに驚きを隠せなかった。

(風さんが大赦の人なら親父とも関わりがあったってことなのか?でもあの時親父は風さんのことを知らなかった、いや知らないふりをしているいたのか?どっちにしろ親父は、なんでこんなこと隠したまま死んでいったんだ?)

立て続けに俺の頭にくる疑問の数々、俺はそれを考えるだけでいっぱいいっぱいだった。

「武蔵先輩、武蔵先輩・・・」

「おぉ、どうした結城さん?」

「樹ちゃんはこのこと聞かされてましたけど、先輩はこのこと知っていましたか?」

「いや、親父が大赦の人間だったけど、なんも知らせてくれないまま死んでいたから・・・」

俺は結城さんの質問素直に答えたが、ずっと親父が教えてくれなかったことを引っ掛かりを感じていた。

「あの・・・この点(乙女座)ってなんですか?」

多分この時の俺は親父のことで頭がいっぱいだったのか途中の出来事がすっぽりと抜け落ちていた。

「あれはバーティクス、世界を殺すために攻めて来る人類の敵」

 

風さんの指差す方を見るとピンク色のデカい化け物がゆっくりとこちらに向かっていた。

それから風さんにバーティクスの目的を聞かされ、自分達はその敵と戦う意志を示すことでアプリの機能がアンロックされ、神樹様の勇者となれるのだと言われた。

「でも、これは男の人はなれないの」

「おいおいどういうことだよ?」

風さんから言われた突然のことにただでさえ頭がパンクしているのにさらにパンクする様なことを言われたため、質問するしかなかった。

「過去に今まで男の人が勇者になって戦った経歴がないのよ」

「つまり、今ここにいる男の俺はイレギュラーの存在と・・・」

「そう言うことになるわけだから今回は、武蔵はできるだけ、樹と友奈と東郷を連れて離れていなさい。」

「おい待て、あんなデカい化け物に一人で戦うのか?」

「ええそうよ」

いくらなんでも無茶だと言おうとしたが、今の俺に化け物を倒す力もない。

風さんに対してないも言い返せなかった。

「お姉ちゃん!私も一緒に行くよ!」

俺と風さんは驚きを隠せなかった・・・

「「樹(さん)?!」」

「ついていくよ、何があっても」

「わかったわ。でも無茶はしないこと」

 

 

二人はボタンを押した。

一瞬の出来事であったが風さんは黄色の光に包まれ、樹さんは黄緑の光に包まれ勇者になった。

 

 

二人はこちらに飛んできた爆弾らしきものを防ぎ、化け物に向かって飛んで行ってしまった。

 

 

俺はそれを黙って見ていることしかできなかった。

「武蔵先輩・・・」

後ろから結城さん不安そうな声で俺の名前を呼んできた。

「すまない結城さん、東郷さんを連れて、できるだけ遠くに逃げてくれ」

「先輩は?」

「俺は助けに行く」

「でも男の人は・・・」

 

結城さんの言いたいことはわかっていた。

 

(男の人はなれない・・・だから背けて逃げろ!お前は勇者になれないから仕方ない事だから!そんな理由で逃げたら、俺が死んであの世に行った時親父に顔向けできない!)

 

俺は自分手のまめが潰れるほど強く握り締めて前を向いた。

 

親父があの時、俺が実の親に捨てられた時、親父は俺を拾い文句一つ言わず大切に育ててくれた!

 

俺は風さんや樹さんの身につけている武器を知っている!

 

これは親父が徹夜し、一生懸命俺たちいや、この世界を救うため作っていた武器だ!

 

親父は命をかけてこれらの武器を作った、それなのに俺はなれないからって、何も知らなかった少女たちを戦場に残し俺だけ逃げるなんて・・・そんなこと俺にはできない!

 

 

 

バーティクスは俺たちの方向に向かって再び爆弾らしきものを飛ばしてきた。

「武蔵たち逃げて!」

風は大きな声で俺たちのいる方向に叫んだ。

爆風と共に辺りの木の根っこらしき物は吹き飛んだ

しかし俺たちは無傷の状態で立っていた

「オロチお前・・・」

オロチは俺の前に出てバリアみたいなもので爆風などを防いでくれていた。

(私もかつて、私を創造し肉体を与えてくれた母がいました、しかし母は私を捨て、そのまま姿を消してしまいました。)

オロチは直接俺の脳内に語りかけてきた。

(お前も俺と一緒だったんだな)

(左様でございます、いつぞや貴方様に命を助けてもらった時、私はその時から貴方様のできる限りの力になろうと思っていました、そしてようやくその時が来ました)

そういうとオロチは俺の方を向き、俺の足に絡まるとオロチは光輝きその光は俺を包んでいった。

 

 

 

その光は優しく、とても暖かく、懐かしい思い出を感じさせた・・・

 

 

 

「俺は、二天一流 免許皆伝 藤井武蔵! 藤井 無二の息子だ!」

 

 

 

続く




次回に武蔵くんの勇者服と武器を紹介します、お楽しみに!

「多分読んでいるみんなは薄々武器は何使うか予想つくでしょ!」
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