不幸な男と病んだ楯の乙女たち   作:紅の龍

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初回

みなさん おはようございます、こんにちは、

こんばんは。

私は何の能力を持たないしがない高校生

神上《かみじょう》あつしです。

え?おまえの紹介なんかどうでも良いって?

まぁそう言わずちょっと面白い体験してるんでお酒の肴とかにどうぞ。

 

ここからはヘルヴォルの控え室からお送りします。

 

それではその面白い話について一番最初の頃から話そうかな何でそんなところから話すのかって?

まぁまぁ焦らずに聞いてくださいよ。

 

そう…あれは俺がエレンスゲ女学園に入学してから一年と1週間ほど経ったころ、エレンスゲの二年生のクラスの教導官からレギオンへの異動命令が下ったのである。

別に異動命令に従いたくないわけではない、そもそもそんなことはこの学園では許されないのである。

 

「あつしー誰と話してるの?」

 

(らん)さん!?」

 

今話しかけてきたのは現ヘルヴォルの隊員佐々木藍(ささきらん)。俺の学年の一個下で背丈は高校生の女子平均身長よりは下であり精神年齢は義務教育を受けている最中の子供ほどにまで低いという話を聞いた。

そして、今の話とは関係無いと思いたいが彼女は特殊な環境で育ったためか他のリリィたちとは、違う育ち方をしているらしい。

 

「いやー…何でもねーよ」

 

「なんでもないのに誰かと話してたの?変なあつし」

 

そしてこいつは俺の精神を蝕む原因の一人である。

 

 

「もしかして私らのこと考えてくれてたりする?」

 

今俺に話しかけてきたのは飯島恋花(いいじまれんか)

俺と同学年の女の子で、さっき話しかけてきた佐々木と同じヘルヴォルに所属する女子であり、ついでに言っておくと性格はかなり普通の女の子である。

ある一点を除けば…

 

「あぁ…考えてたよー神上さんがお前たちのこと考えないわけ無いじゃんやだなー」

 

正しくは別の子のことを考えると、お前ら怒るじゃん目の光消してというやつである。

 

「そうだよね~もし他の女の子とを考えようものなら…」

 

「ものなら?」

 

一瞬の静寂がこの周りを包み、そして禁断の一言を放ったのだった。

 

「あんたのことを刺し違えても()()ものにしてあげる。」

 

はい出ましたよ!!ヤンデレ発言!これでどれだけ傷をつけられたか……不幸だ。

何てことを考えていると、藍さんのお目めが光を消して飯島さんのところに向かう。

 

「あつしは藍のなんだよ!!藍とあつしは結婚するの!」

 

あのー藍さん……神上さんそんな約束してませんよね?

 

「恋花…藍に喧嘩を売らないでね…

あつしは私がもらうから」

 

……ちょっと瑤さん!!今までの話聞いてよくそんな台詞が言えるね!!神上さん心臓が持たないよ!

 

「あのー初鹿野さん…神上さんは初鹿野さんのものになるなんて言ってませんよね?」

 

この一言が彼女にとっての禁忌の一言だったのかもしれないが、彼女は目の光を消した上でこちらを向いて言葉を放った。

 

「え?何言ってるの?あつしは私のになるんだよ?

大丈夫だよ…ずっとあつしのことは大切にするからね」

 

あっ…だめだこれ話聞いてないやつだ。

 

「恋花さん 瑤さん 藍ちゃん 神上さんが怖がっているのでもう少し穏やかに行きましょう」

 

一番穏やかじゃない人が来たよ!なんで?…というかことあるごとに薬打とうとしてくる人が穏やかって真反対じゃないですか。

 

今来たのは芹沢 千香瑠《せりざわちかる》。

彼女は俺が中等部のころにいろんな世話を焼いてもらったことがあり個人的に自分の近くにいてくれることが嬉しいらしい。

 

しかし皆さんはここで疑問を浮かべるはずだというか浮かんで欲しい。

なんでそんな相手に対して薬打つかなー。と

 

「よう千香瑠…今朝は顔色良いななんか嬉しいことでもあったか?」

 

この質問しただけでニコニコするから初手はこれをする。

すると千香瑠が直後目の光をなくしてこちらに近づき、いきなりキスをしてきた。

その場にいた全員が、血相を変えたままその上で目の光を失ったままこちら見ていた。

 

「瑤さま 恋花さま 千香瑠さま 藍」

最後に来たのは相澤一葉《あいざわかずは》。

現レギオンの隊長で俺の心の拠り所だったのにあの日を境に変わってしまった。

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