本当に盛大にやらかしました。
今は予定していた名前通りの「アイシス」に直しています。
本当にすいませんでした
先生とイナミさんの店を出て、また2人で路地裏を歩く。
店を出てすぐ、先生が手を繋ごうとしてきたのでやんわり断ろうとしたけど
「逸れたら私の責任になるからいいから大人しく手を繋げ」
と言われてしまったので手を繋ぐしか道は残されていなかった。
結局大人しく手を繋いで2人で街を歩き、そして、息とは違う道に先生は進んで行った。
まだ別に寄る場所があるのか気になり聞こうとしたら、アリスの声が突然頭の中に響いた。
『今から行くところは、リリが必死に考えて選んだ、夜景の綺麗なカフェだよ。リリもテスを喜ばせようと頑張ってるからあんまり冷たい態度はしないであげてね?』
『それはわかったし、もとより冷たい態度なんて取る気はないからいいけど…リリってもしかして先生の本名?』
『あっ、言っちゃってた…?』
『忘れたほうがいい?』
『いや、口滑らさなかったらいいだけだから気にしないで。あっ、あとちょっとミスリル借りてくね』
『あー、なんかそういうことだからボクはアリスとお話ししてくるよ』
そう言ってミスリルはアリスとお話しをするといい会話できなくなった。
今向かってる場所をアリスに事前に教えられて、しかも先生の目的までも教えられてしまったせいか、なぜか無駄に緊張してしまう。
よくよく注意してみると、先生の手は明らかにさっきより手汗がすごい。
多分先生も緊張してるんだろう。
まぁ、僕は人生経験だけなら先生なんかよりずっと上だから?全然これくらい余裕だよ。
うん…よゆーよゆー。
よゆー…じゃないかも…
4回目以降恋人できてなかったし…ちょっとここまで距離近いとあれだなぁ…
なんて考えていると、いつのまにか先生の目指してたカフェについてたらしく、先生が
「少しお茶をして行こう」
といってカフェに僕を連れて入って行った。
カフェは外見も内装も綺麗で、マスターと思われる人がドライアドだからカフェは木できており、木の温かみのあるいい雰囲気のカフェだった。
客は数人いるけど、本当にどこまでも静かで皆それぞれ本を読んだりなんだったりをしている。
先生はマスターっぽいドライアドにいくつか注文をしている。
僕は先にテラスの席を取るよう言われて大人しくテラスの2人用の席に座って待っている。
少しして、先生は注文したものを受け取って、僕のいる席に歩いてきた。
「ここは夜景がすごく綺麗だろう?」
戻ってきたと同時に先生はそう聞いてきた。
そう言われて改めて夜景を見てみると、確かに綺麗だった。
多分、ここが世界で最も有名な魔法学園のすぐそばだから栄えているのだろう。
おかげで夜でも街には光であふれている。
地上の星というにふさわしいくらいの輝きがあり、その輝きから生まれる夜景が他の何者にも変えられぬ美しさを出している…気がする。
「確かに、綺麗ですね…この夜景」
「だろう?時々夜景を見にここに来るんだが、たまに見るここの夜景はいつも綺麗だ。」
そう言いながら先生は僕の向かいの席に腰をかけ、受け取ってきたドリンクの片方を僕の方に差し出した。
「テスは普通のミルクティーにしたが問題はないよな?」
「はい。ありがとうございます。先生は何にしたんですか?」
「私はカフェオレだ。ここに酒はないしコーヒーは今気分じゃなくてな」
僕はミルクティーを受け取り、少し飲んでみる。
少しミルクが強めで甘めになっていた。僕としては甘い方が好きだからこういう味の方がずっと好きだから嬉しいは嬉しい。
先生は僕がミルクティー飲んでいるのを見てから、自分の一口カフェオレを飲んだところで、急にアリスの声が聞こえてきた。
『今は気分じゃない〜とか言ってるけど、リリはただただコーヒーが飲めないだけだよ?この子ずっと味覚がお子ちゃまだから苦いものがダメなんだよ』
『へぇー、先生は甘いもののほうがいいんだ…あれ?でも今日朝先生の服からコーヒーの匂いがした気がしたんだけど…』
『え?普通に先生の匂い嗅いでるの?流石にそれはボクでも引くよ?』
アリスと一緒に会話に入ってきたミスリルに言い返そうとすると、アリスが説明をしてくれた。
『あれはねぇ…実はコーヒーの匂いがする方が大人っぽそうだからって理由で……「おいアリス…」…あれ?』
その声にびっくりして先生をの方をみると、目をピクピクさせて顔を真っ赤にしている明らかにキレてる先生がいた。
多分…さっきの会話を全て聞かれていたんだろう。
その事実が示すことはただ一つ…多分これ死ぬ
「アリス…お前それ以上喋るな」
『………逃げるよミスリル』
先生の一声によりアリスとミスリルの声が聞こえなくなった。
そして、次に先生は僕の方を見てこう言った。
「忘れろ…と言っても無理やりわすれさせるけどなぁ!」
次の瞬間先生が忘却魔法を飛ばしてくる。
ただ、もちろん僕は忘却魔法を
ただ、詠唱が間に合うわけもないので、エリーの指定の動作による詠唱破棄をまねて僕も指を鳴らすと打ち消せるように昨日の夜のうちにした。
「テス、本題に入ろう」
音はできるだけ控えめにしたし、ついでに指を鳴らした音も消したので聞こえるはずはない。
だから先生も僕が忘却魔法を喰らっていると確信している。
だから先生は何事もなかったかのように話を進め出した。