翌日、部室に銀を除き全員集合させられた。
呼び出したのは当然三好さんだ。
「バーテックスの出現は周期的なものって考えられていたけど…どうやら相当乱れている。あきらかに異常事態よ。気を付けて挑まないと命を落とすわよ」
「命…」
樹ちゃんが怖がるのも無理ない。
私や三好さん、風先輩は情報を得るもしくは戦闘訓練を受けているから問題は無い。
けど残りの3人は素人。
戦う術は勿論心持ちも曖昧。
仕方ない事とは言え重さが違う。
どうしたものかな…
「他に…戦闘経験値を積むことで、勇者としてレベルアップして強くなる。それを『満開』という」
「へぇ~…」
「『満開』を繰り返すことで、勇者はより強くなる。これが大赦の勇者システムよ」
チラリと三好さんは私を見た。
確かに満開なんて知らないし入っていないだろう。
奥の手ならあるけど殆ど今と変わらないと思う。
にしても既に実装済みとは。
手際の良さが逆に怪しい。
「夏凜ちゃんは満開経験者なんですか?」
「うっ…まだ…」
「なーんだ。夏凜もあたし達と同じなんじゃない」
「あ、あんたたちとは基礎経験値が違うのよ!」
「じゃあ私達も運動部みたいに朝練しようか!」
「友奈ちゃん朝起きられないでしょ」
「あははー」
つい親が子供の遊ぶ姿を見るように微笑んでしまった。
「アンタはこの状況どう思ってるのよ!」
「んー?私は好きだよ。そろそろ肩の荷降ろしてみたら?」
三好さんは頭を抱えた。
無理もないけどこれが現実なんだよね。
ゆっくり慣らしていけば問題無いか。
「じゃ話変えて今週末の子供会について説明するわよ。樹よろしく」
「折り紙の折り方を教えたり絵を一緒に描いたりします。」
「楽しそう!」
「夏凛聞いてるの?」
「は…?」
名指しされるとは思っていなかったのか少し驚いたように答えた。
「一応部いるのだから、方針に従ってもらうわよ」
「そ、それに形式上でしょ。私の予定を勝手に決めないで」
「夏凛ちゃん、日曜日に用事あるの?」
「うっ…いや…」
たじろいでるなぁ。
部活から逃げていた私と同じ状況だし。
「なら親睦も兼ねてやろうよ!」
「なんで私が子供の世話しなきゃならないのよ!」
「イヤ?」
友奈よ…その首傾げて涙声で聞くのは反則ですって。
はいかYESで答えよみたいなもん。
連発しないのが更に厄介。
「わ…わかったわよ。日曜ね。ちょうど、その日だけ空いているわ」
三好さんもさすがに折れ、折り紙と折り方の本とプリントを渡され解散となった。
―――――
「で何でアンタが居るのよ」
私は隣を歩く高木を睨んだ。
「いやぁ…家の方角同じだし新人同士仲良くってね。あといつも一人帰りだったからアリかなって」
「別に構わないけど」
しばらく沈黙が続いた。
気まずい空気に耐え切れず私は前から気になっている事を聞いた。
「そういえば何でフリーランスなの。私の知る限りかなりの実力を持っているのに」
すると目を泳がせながら顔を掻いた。
「…追い出された」
「は?」
「大赦から『お前の性格は手に負えん!』って言われてね。だから先生と抜け出してこの結果ってこと」
切り札的な立ち位置と思っていたのが馬鹿らしくなるくらいの答えだった。
「一体何したのよ」
「担当が気に食わなかったからサボってね。でも自主練はしてたから!」
高木はサムズアップをしたけどなんの自慢にもならない。
けど、高木があの場にいたら私は選ばれなかっただろう。
事実模擬試合で不注意とはいえ負けかけた。
最後顔に拳を食らわされる時に見た高木の顔は恐ろしかった。
本気で殺しに行っていた。
あの顔を思い出すだけで身震いする。
「あそうそう。私もいいかな?」
「何よ」
「もしもの話なんだけど…」
突然私の額に人差し指を当ててきた。
「この状況で私が銃を引き抜いていたらどうする?」
先ほどの陽気な声ではなく凍えるほど低い声だった。
「即座に避けて反撃――」
「はいアウト」
言い終わる前に軽くデコピンされた。
「ちょ!言わせなさいよ!」
「そもそもあの距離で避けるのは無理。しかも気付く前に撃たれるし。ちなみに正解は『抜く瞬間に倒す』」
「無茶苦茶じゃない!」
「その通り。でも無茶苦茶なのはバーテックスも同じ」
私の前に立ちはだかり真っ直ぐな目で見てきた。
夕日を背にしているから目元が際立っている。
「三好さんの敗因は相手の技量を過信し自分を評価し過ぎたこと。最後の最後まで気を抜かずやれば勝てたかもね」
確かに何で致命傷を与えるかは言っていない。
なのに『木刀で』と勝手に変換し注意を怠ってしまった。
しかも完成型勇者と言った事も負担になったのかも。
「そうね、アドバイスありがとう」
「いえいえ~。けどあり方を変える事はないからね。ただ視点をズラす、それだけで大きく変わるよ」
少し心に余裕が出来た気がする。
「ん。私右曲がるからお別れだね。じゃまた日曜に~」
手を振りながら帰っていった。
おちゃらけたり真面目になったり予測が出来ない。
それが戦闘にも出ているのかも。
「変なの…」
自分で言っておきながらも鼻で笑い家へ向かった。
―――――
寝ようとした直前に風先輩から電話がかかってきた。
『夜遅くにごめん。実は明日やりたい事があってね』
「というと?」
『実は―――――』
話を聞き終わり合点がいった。
道理で三好さんを来させたい訳だ。
「なるほど。にしても来てくれますかね」
『そこなのよねぇ…最悪家に押し掛けちゃう?』
いやそれはさすがに…ん?押しかける…。
「風先輩。プランB聞きます?」
電話越しではあったけど私はニヤリと笑った。
―――――
当日。
集合時間前だったけど教室に着いた。
ドアを開けたら高木が座っていた。
「ん、おはよう。早いね」
「そう言うアンタも大概よ」
高木は笑みを浮かべ絵を描き始めた。
見てみたら何処かの公園なのか遊具が描かれていた。
しかも意外と上手い。
私が後ろから見ていても集中している。
音を立てない様ゆっくり座り見入ってしまった。
しばらくしてペンを置き深く息を吐いた。
「んー…まずまずかな」
「そう?かなり上手いのに」
「妥協したとこもあるからね。まぁ本気じゃないからいいんだけど」
両腕を上げ背中を伸ばし疲れを取っていた。
時計を見ると集合時間を大幅に過ぎていた。
なのに教室には2人だけ。
「…遅いわね」
「そらそうだよ。場所が違うから」
高木が配布されたプリントを見せてきた。
なんと現地集合だった。
「なんで言わないのよ!」
「今気づいたからね。もう間に合わないからサボる?」
「連絡はしたの?」
「出来るけど恥ずかしいからパス」
「同感ね」
流れるように意見がまとまり笑ってしまった。
少し驚いた顔をしていた高木もつられて笑った。
「で、どうするの」
「そうだね…トレーニングって今日したの?」
実はギリギリまで折り紙の練習をしてた。
当然それは言う気ないけど。
「してないわね。」
「ならみたいな。完成型勇者式のトレーニング」
右手だけ頬杖をつきながら言ってきた。
何処かにやけた風に見えたけど気のせい?
「じゃ、行きましょっか。」
高木は片付けを終え席から立ちあがった。
「場所の案内お願いします。三好さん」
「はいはい」
―――――
道具を持ってきたいとの事で一旦三好さんのマンションに寄った。
残念ながら入れずメインホールで待っていた。
「お待たせ」
木刀を2本背負いながら出てきた。
しかもラフな格好に着替えて。
「トレーニングウェアですか」
「文句ある?」
「まさか。似合っていますよ」
「…バカ」
顔が赤いと指摘しようと思ったが耐えた。
案内されたのは浜辺。
三好さん曰くたまたま見つけたらしい。
車も人も少ないから集中は出来そう。
私は適当な位置に座り三好さんのトレーニングを眺めた。
シンプルに木刀を振り回すだけだった。
けど、同じ動きでも振る順番や力の入れ具合が少し変わっている。
対人なら効果的だろうけど。
一区切りついたのか振るのをやめこちらに歩いてきた。
「お疲れ様、いい動きだね」
「当然。完成型勇者なのだからこれくらい出来ないと」
タオルで顔を拭き横に座ってくれた。
「高木はしないの?」
「しても座禅するだけかな。三好さんみたいにしっかりやらないから」
自己鍛錬と言っても散歩がてらのランニング、昼寝ついでの座禅、絵を描くための戦闘イメトレとオマケでやっている。
武器を持てば身体が勝手に動くから体力だけ落とさないようにしとけばいい。
「それで私負けるとか馬鹿らしくなるわよ」
「人それぞれ鍛え方が違うからね。それにしてもお腹減ってない?」
小腹がすいているぐらいだけど移動合わせればちょうどいいくらい。
「確かにそうね。手っ取り早くうどんにする?」
「賛成」
でもその恰好で行くのはちょっと…
なんとご飯を食べるために三好さんの部屋に招待された。
そこまではいい。
なんで弁当式のうどんなんですかね…
しかもこっそり冷蔵庫覗いたらスポーツ飲料と麦茶しかない。
これが女子中学生の部屋なのか…
あとは大量のにぼしとサプリ。
ひょっとして身体悪いとかドーピングしてる?
物色してたらめっちゃ怒られたけどやはり気になる。
「唐突だけど料理苦手…?」
食べ終わり恐る恐る聞いてみた。
「ただ効率が悪いだけよ。大半はサプリが補ってくれるしにぼし食べてれば栄養は足りるわよ」
「えええ…」
最悪の予想は回避したけどさすがにひいた。
こんな人生つまらなさすぎでしょ!
人の事言えないかもしれないけどこれは無いって。
今日は骨抜きにするしかない。
「コーヒー買ってくる…」
よろよろと歩きながら近くの自販機へ向かった。
尾行はしてこないと踏み電話をかけた。
「予定通り進行中です。―――――でしたら追加の注文を…はい。お願いします」
短く要件を述べ切った。
てか長時間一緒にいて気使ってないかな。
私も黒花さんと銀以外経験無いし。
「とにかく、あと少し頑張りますかね!」
―――――
気付けばほぼ初対面の人を入れていた。
冷蔵庫を開けて私を変な生き物みたいな目で見てきた時は蹴りかけた。
けど缶コーヒーの差し入れをくれたし気を許した。
「そういえば親以外に血縁者いるの?」
唐突に高木が嫌な質問を聞いてきた。
「兄貴がいる。今は大赦で働いている」
「へぇ…てことは憧れで?」
「…羨ましかっただけ。いつも兄貴ばっか見られて、それが悔しかった」
ぽつりぽつりと自分で噛み締めながら話す。
「だから勇者になれるって聞いて必死に努力した。辛くても弱音を吐かず食らいついてやった。なのに…」
手に持った缶コーヒーが軋む。
顔を伏せ話したけど高木は黙って聞いていた。
「何なのよあの緊張感の無さ…ホント腹が立つ…!」
感情に任せ缶を床に投げようと腕を振り降ろした。
が、途中で止まった。
見てみたら高木が腕を掴んでいた。
「うん、頑張っているんだね。分かるよ」
「どこがよ!アンタは何も知らないくせに!」
「もちろん訓練の内容なんて知らない。けど、この手を見れば頑張りは伝わるよ」
缶を取り上げられその手を見せてきた。
数え切れないくらい木刀を振ったから出来たたこ。
「夏凜はよく頑張ってるよ」
自然と頭をなでられた。
人に馴れ馴れしく触られるのは苦手だった。
けど、なんだか嬉しかった。
誰も褒めてくれずただ鍛錬に励む、それが当たり前だと思ってた。
「ちょいちょい…」
高木が慌てだし鞄からティッシュを取り出した。
「ほら。せっかくの美人が台無しってね」
渡されて涙を流している事に気付いた。
「バッ…!こっち視るな!」
「いや、視るなと言われましても…」
急いで拭いたが逆に戸惑わせてしまった。
「しかもさりげなく下の名前で呼んだし」
「バレた?いやぁ…さん付けも辞め時かなって」
「なら私も呼ばせなさい。それでフェアってことで」
「もちろん。よろしくね夏凛」
「こちらこそ。美穂」
その時、インターホンが鳴った。
「おっ、来た来た」
「来たって?」
「まぁ開けてからのお―――」
怒涛のピンポン連打。
「うるさい!もう誰よ!」
木刀を無意識に持ち扉を開けた。
そこには勇者部員と銀が目を丸くしていた。
「あ、あんたたち…?」
「ちょっと高木!これしまわせなさいよ!」
「自分が原因って分かって言ってます?」
後ろを見ると美穂は顔に手を当て呆れていた。
「とにかく邪魔するわよ」
「もうなんなのよ!」
何やら大きな袋を持ってドカドカ入ってきた挙句勝手に座ってた。
挙句机の上に飲み物とお菓子を広げ始めた。
情報とツッコミが多すぎて頭がパンクしてきた。
「一体何の騒ぎよ!」
一呼吸を置き皆口を揃って言った。
『ハッピーバースデー!』
「は…?どうゆうこと…?」
いよいよ思考が追い付かなくなり首を傾げてしまった。
すると風が一枚のプリントを見せてきた。
「私の入部届…」
「そう。友奈がたまたま見たら今日誕生日だって気付いて急遽開いたの」
「じゃぁ美穂のサボりって…」
「ごめん、それは嘘。夏凛の思考を読んで行動したの」
美穂はバツが悪そうに言った。
―――――
時は遡り風先輩と電話した夜。
『ちょうど日曜って夏凛の誕生日なのよね。だから歓迎会ついでに子供たちと一緒に祝おうかなって』
その提案を受けピカーンと別の作戦を思いついた。
「私あえて部室にいます。もしそちらに行ったなら遅刻扱いで処理してください」
『なんで部室に行くのよ』
「癖で行きそうかなって。こっそり連絡するんで調整をお願いします」
正直博打に近い。
けど最終目標の誕生日会をスムーズに行うにはこれしかないと踏んだ。
『その計画のった!人数減るのは任せて夏凛をよろしくね』
「あとその抜けた枠なんですけど銀を入れたいんです」
『え。それって…』
一緒に活動する際は私と同行し部員とは極力離れてするようにと黒花さんから言われている。
「でも、皆さんなら安心して預けられます。三好さんが来た時も何事もなく混じれていたので大丈夫かなと。まぁこれは私の独断なので風先輩が気にする事ないですよ」
言って置きながら少し恥ずかしかった。
『分かった。何かあったら報告するからしっかりやんなさいよ』
「ありがとうございます。ちなみに私の誕生日計画してますね?」
『ゲッ…バレてる…』
三好さんの誕生日前日なのは正直びっくりだけど祝わない訳が無い。
「なので私を仕掛ける側にしてくれれば騙されるフリしますから」
『それじゃあ意味ないのよ…まぁいいわ。ケーキ大きいの買ってくるわ』
そしてこの日を迎えた。
実はコーヒーを買いに行った時
『実は家に入ったんですけど皿がありませんでした…なので人数分の紙皿とコップ、あと使い捨てフォークお願いします』
と風先輩に追加注文した。
正直遅くなるかと思ってたけどそこまでかからなかった。
けど本気で押し入るとは…
「ケーキはシンプルなショートケーキにしました!」
「おおおーー!美味しそう!」
「みんなで選んだんです。豪華なものより味かなって」
分かってるなぁ~。
見た目も大事だけどやはり中身が大切。
人もそうだけど中が良くないと全てパーだからね。
「ほい、三角帽。色迷ったけどオレンジにしといた」
「サンキュー銀。やっぱパーソナルカラー考えておかないとな」
「銀ったらずーっと迷ってるんだもの」
それはマジで申し訳なかったわ。
にしても…
「処理落ちした?」
お祝いの言葉を皆で言った後から棒立ちでいる夏凛。
混乱させすぎたかな。
「まさか自分の誕生日忘れてたとか~?」
「…アホ。バカ…ボケ…オタンコナス…」
あれ、まさかの罵倒?
まさかバグって壊れたとか。
「…た、誕生会なんて…やったことないから…なんて言ったらいいか、わかんないのよ…」
その言葉を聞いて少しホッとした。
私は銀と顔を合わせ微笑んだ。
他の部員も同じことをしていた。
「なら誰もが喜ぶ魔法の言葉を教えるね。これは今だけじゃない、ずっと使う言葉」
私の話を聞きゴクリと夏凛が喉を鳴らした。
「
感謝は言う側言われる側どちらも喜ぶ言葉。
当たり前だからこそ蔑ろになりがち。
意識するだけでも変われるからね。
「…あ…ありがとう」
恥ずかしがりながらも言ってくれてスッキリした。
「ほら早く座って。お菓子はたくさんあるんだからじゃんじゃん食べなさい!」
風先輩の掛け声でお菓子を食べ始めた。
今まで孤独だった夏凜の部屋が一気に騒がしくなった。
2人セットで祝わわれるから余計盛り上がった。
ハードル高いかと思ったけど満更でもなさそうなのがよかった。
なんやかんや上手く行き解散となった。
「わざわざゴミ出しまでやらなくても」
大量の空箱や紙皿の入ったゴミ袋を1人で持っていくのは巻き込んだ身として申しわけなく感じたから手伝った。
「いやいや、お気になさらず」
「それにしても今日は疲れた…」
「同じく。でも楽しかったでしょ?」
「まぁね」
緩んだ頬が物語っている。
「んじゃ帰るね。銀荷物」
「ほい。にぼっしーまたね!」
「もうなんとでも言って…」
あぁ、煮干しばっかり置いてあるとか言ってつけられたあだ名あんなに嫌がってたのに…
「今日はゆっくり休みなよ。明日学校なんだから」
「分かってるわよ」
手をヒラヒラとさせさっさと帰れと言わんばかり。
長く拘束させてしまったからね。
「じゃまた明日!」
こうして勇者部主催の誕生日会は幕を閉じた。
と思ったが夏凜が夜グループトークにコメントしたせいで大盛り上がりとなり事実上の後夜祭となった。
これ寝不足不可避なのでは…
それにしても誕生日会か。
黒花さんからはケーキだけ貰ってた。
だから、ある意味私も祝われるという点では人生初。
グループトークに貼られた画像を眺める。
皆笑顔で映っている。
自分の笑顔は本心から出てるのかな。
息を吐き画面を閉じる。
もう考えるのはやめよう。
演技だとしても楽しかったからそれでいいんだから。
私は嫌なはずの夢へ逃げる様におちていった。
視点変更多くてすみません。
この話だけ(の予定)なのでどうかお許しを…
次はオリジナルストーリー挟んでのメインイベントです。