この話にはセンシティブ表現があります。
閲覧の際は把握お願いします。
「お姉ちゃん」
「美穂ちゃん」
「美穂」
今私は修羅場にいた。
お腹の上に園子が乗り、燐と蛍が横に寝ている。
完全に逃げ場がない。
ここは天国か地獄かどっちなのだろうか…
全ては誕生日会まで遡る。
去年同様、夏凛との合同で行うからいつもより豪華。
しかもメンバーを4人追加してるから余計騒がしいしベタベタされた。
こう派手なのも良いけどこじんまりやるのもありかなと思っていた。
だから後日、二次会兼お泊まり会をこっそり蛍の家で開いた。
参加メンバーも燐と蛍だけから勇者部主催のよりも騒がしさは抑えられるはず。
はずなんだけど…
「にへへ〜」
「えーっと…どちらまですか?」
「乃木園子だぜ〜!姉がお世話になってます〜」
「こちらこそありがとうございます?」
「直に慣れるからそれまで耐えてね」
何故か園子が着いてきた。
学校で話しているのをどこかで拾ってきたらしく問い詰められ仕方なく入れた。
1人くらい増えても問題ないって思ったけど何か起きそうで不安…
部屋に上がると豪華な料理が並んでいた。
「2人で作ったの?」
「そうだよ。でも私はフォローしただけだから実質燐が作ったけどね」
「もう〜そんな事言わないの!蛍ちゃんだって頑張ってたんだから」
「実に楽しみじゃのぉ〜」
「おばあちゃん化するんじゃないの」
料理が足りないかと思ったけどいざ食べ始めると足りたことに驚き。
気合い入れて作りすぎたのが功を奏したらしい。
レスト ランで食べる料理も確かに美味しいけど純粋な想いが込められた料理こそこの世で1番美味い。
「食べた食べた〜」
「お腹減ってたの?」
「最初はそんな感じて無かったけど食べ始めたら止まらなくてね」
「良くあるよね〜何でだろ?」
「りんりん、教えてしんぜよう…ズバリ!愛よ!」
「だと思った…」
最初は乃木の名前からなのか畏まっていたけど人柄に触れ始めてからは2人ともフレドリーに話してる。
なおお手伝いさんの姿を度々見たけどずっと緊張しっぱなしだった。
ちなみに園子式のあだ名は燐はりんりん、蛍はさっほーになった。
燐はかなり気にいってたけど蛍は何とも言えない顔をしてた。
大丈夫、園子の感性は理解できないから…
「何か静かになったね」
「逆に寂しいよ」
食後のお茶を飲みながらふと思った。
蛍の家に来るといつも何かしら気配を感じた。
多分この家に取り付いていた精霊だろうけど今は無い。
きっと訣別の儀と共に消えたんだろう。
精霊も黒花さんと同じく始まりと終わりを見ていた。
違いと言えば干渉出来ない事ぐらい。
世界を変えるために駆け抜けた黒花さん、世界の有り様を観察していた精霊。
2人に接点があったかは本人しか知らないけどもし出会っていたらどう思うんだろう。
「まーた考え事?」
「というよりしみじみ感じてただけ。幽霊だーとか言ってた時が懐かしいじゃない?」
「あの時から1年経つのかな」
「3人だけ見れてズルいよ〜」
「見世物じゃないんだから」
あまり触れない方があの子の為にもなるのかな。
その後、千景と黒花さんおすすめのボードゲームをやった。
園子はルールが理解出来た途端化け、無双状態に入った。
運だけは味方してないけど強すぎるのは変わらない。
途中から燐と蛍と結託したけど時すでに遅し。
勝ちムーブに入っていた園子を止められず敗北した。
「強いって…」
「甘くみてたわ…」
「結構頑張ったのに…」
「どやぁ〜」
「んで、ご注文は?」
ボードゲームの勝者は好きなことをできるという権利を与えることになっている。
これも園子を本気にさせた要因なんだと終わって気づいた。
「んー…たかみーお姫様抱っこして〜」
「え?」
園子にしてはシンプル過ぎた。
もっと過激なことさせてビュオオオ?させるかと思った。
「不服かお主〜」
「いえ。滅相もございません」
指示は指示だ、従うしかない。
私は園子の足を支えながら抱き上げる。
「おおお〜…」
「特等席〜」
顔が近いんよ…!
しかも少し動くだけでいい香りが鼻をくすぐる。
シャンプーだけじゃない女の子の香りってやつ?
「たかみー」
「今度はな…」
顔を向けたら口に柔らかい感触を感じた。
「なっ…ななななな!?」
「は…ぁぁぁ…」
2人が見る前でキスなんて大胆だし長い。
仕方ない、ここは波にのるしかない。
「ンッ!?」
唇を舐めるように舌を回す。
水音するけどいいエッセンスになるだろな。
「「………」」
「プハッ…おねぇ…ンッ…ちゃん…」
「フゥ…ご馳走様。オプション付けたけど満足したかな?」
「…満足すると思うの?」
「だと思った。けどこれは園子が始めた事だからね」
園子を降ろし残された2人を見る。
揃って顔を赤くして目も少し潤んでいた。
「2人はどうしたいの?」
「…たい」
「ん?」
「したい…ッ!」
燐と蛍が耐えきれず私を襲った。
ここまでは想定内、キスを1度して終わりだろう。
そう思ってたんだけど…
「あのー…用意周到過ぎませんかね…?」
今手錠を腕に付けられ絶賛拘束中。
足は園子の体重で上がらない。
「蛍ちゃんファインプレーだよ」
「本当は防犯で持ってたんだけどこういう使い方もあるんだね」
「いや、違うし防犯関係ないし」
「たかみーが始めたんだからね」
その言葉返してくるの早くない?
確かにここまで出来上がるのは思わなかった私のミスだけどさぁ…
「園ちゃん、この後どうしよっか」
「私が決めていいの?」
「うん、私たちも混ぜてくれるならね」
「もちろんいいよ〜」
「私の意見は!?」
「「「無いよ」」」
「だよね!!」
手錠をガチャガチャさせて脱出を図ろうとしたけど無理と気づきやめた。
これは蜘蛛の巣だ。
1度入ったら逃げ出せない一方通行の快楽地獄。
何もしなければ入ることの無い場所に私は興味という愚かな感情でくぐってしまった。
「ならたかみーと洗いっこしようよ」
「良いけどお風呂4人も入るかな?」
「家に大きめのお風呂があるからシャワーぐらいなら今からでも間に合うよ」
「なら決まりだね〜」
楽しそうに話してるのに何かが違う。
狂気…では無いけどそれに近いもの。
もうどうでもいいけど。
服を脱ぐときだけ手錠を外され裸になったらまた付けられた。
ここは収容所なの?
「うわぁ〜!広いー!」
「新年とか大人数で泊まった時に使われてたからね」
「家もこのくらいの風呂あったねぇ〜」
お風呂屋さんの少し小さくなった感じだから大人数で入ると狭く感じるけど4人で入るなら広いくらいだ。
「お湯入ってたら良かったのにね」
「急だから仕方ないよ。もしかして期待してたの?」
「そうだね」
「たかみ〜」
むにんと右腕に柔らかいものが当たる。
お湯が張ってないのに暑く感じる。
当然3人も脱いでいるんだから必然。
初めて自分が女で良かったと思う。
「揉んでほしいとか言わないでよ?」
「さすがにやらないよ〜。2人っきりの時は知らないけど、ね」
やっぱ独占したいんじゃん。
さすがにこの状況だから妥協してるのかな。
「それで私はどうすれば?」
「まずたかみーを洗うんよ〜」
準備が出来たらしく2人が手招きしてた。
椅子に座らされ泡をたてたスポンジで優しく洗われる。
何かいやらしい店っぽくなってるけど遊びだから問題ない…と思いたい。
「気持ちいい?」
「気持ちいいけど3人でわざわざやらなくても…」
「分かってないなぁ〜3人でやるから気持ちいいんだよ」
そんな倍率の問題なの?
6つの手が私の体を触っていくからくすぐったさもある。
後、胸も洗うから色々ヤバかった…
もう声が出そうでねぇ…
最後は髪を丁寧に洗ってシャワーで流された。
「ありがとう。綺麗になったよ」
「やってて思ったけど美穂の髪、園子さんと似てるね」
「まぁ姉妹だからね〜」
「そうなの!?知らなかった!!」
ここまで仲良くなったならカミングアウトしてもいっか。
「お次は3人の番だよ」
「でも鍵置いてきたんだよね」
「逃げないって言ってるから取ってもいいと思うんよ〜」
「なら私が取ってく…」
「よいしょと」
手錠から手を引き抜きブラブラと掲げる。
3人の表情が固まっている。
「泡のお陰で抜けたよ。本当にありがとうね」
「何処でそんな芸覚えたの…?」
「先生からだよ」
「さすがくろっち、抜け目ないね〜」
敵に捕まった時の対処法がここで使えるとは。
「それじゃ反撃開始と行こうか」
「何かめちゃくちゃになってきたね…」
「だね…どっちが攻めてるのか混乱してる…」
「なら天下の乃木園子をヒイヒイ言わせてみろや〜い!」
数分後…
「ハッ…ハッ…アッ…」
「お疲れ様〜」
「煽らなくて良かった…」
「こんな姿皆に見せられないよ…」
園子は特別につぼ押しをしまくりながら体を洗った。
途中から乃木家の令嬢がしちゃいけない顔してたのが少し愉悦に感じた。
燐と蛍は通常通りやってあげたから普段と変わらない。
「早く上がらないとお手伝いさんに心配されちゃうよ?」
「園ちゃんはどうするの?」
「勝手に起きるでしょ」
「えええ…」
「もう!やり過ぎだって!」
頬を膨らませながら怒ってた。
3人で出た後に意識が戻ったらしく慌てて帰ってきた。
ご飯を食べた時は静かだったけど蛍の部屋に来たらこれだ。
「煽られたらやるでしょうが」
「それでも限度があるよー!」
「知らないな〜」
いつもの鶏の着ぐるみパジャマ着てるんじゃ説得力下がるって。
しかも下着てないのか素肌がチラチラ見える。
「ホント仲良いね」
「仲良いほど喧嘩するって言うし」
そこは否定しないけどね。
きっと園子も今の関係を大切にしてると思うから。
「パジャマパーティーなんて初めて参加するけど何するの?」
「それはねぇ〜…好きな人を暴露するんよ!!」
「はーい!皆大好きー!」
「多分異性についてだと思う…」
「と言っても男の人に恋してる?」
私の言葉を返す人は居なかった。
まぁ私を襲う時点で異性は無いよね。
「ならこの中で好きな人は?」
「「「………」」」
またスイッチ入れてしまったからか皆モジモジし始めた。
発情期真っ盛りだったり?
「言わなきゃ分からないの?」
「うっ…いえ…」
「また教えこまなきゃね〜」
「園ちゃんがっつかないでね」
今夜も長くなりそうだ…
オリキャラの誕生日がこんなんでいいのか…
ネタが難しくて勘の赴くままに書いたらこうなったんだ…
ええい!なんとでもなれぇ!!!