七 夜 改 変   作:ゲルゲルググ

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書きたくなり過ぎて筆が進まなかったので初投稿です


七夜転生

 輪廻転生。サンスクリット語のサンサーラに由来する用語で、命あるものが何度も転生し、人だけでなく動物なども含めた生類として生まれ変わること(wiki調べ)

 仏教だとか小難しい事以外だと、小説や漫画、それも二次創作とかによく使われる設定だ。

 

 どうも初めまして、俺は転生者だ。名前は知らん。こういうのは赤ちゃんからだとか、それ以外だと転生した事を思い出しただとか、そんな感じだろう。

 俺の場合、死んで気がつけば高校生程の男になっていた。だが元の体の持ち主の記憶が無い事から、死んで憑依した系だと見たねコレは。

 

 それから、俺は自分自身と転生した世界を知るために色々な事(外に出たり新聞見たり手元にあった少々厳ついスマホで調べたり)をして、ある程度掴んだ。

 

 先ずは、転生した世界が様々な獣耳人間と天使と悪魔とその他が蔓延る『アークナイツ』というソシャゲの世界だという事。転生した体が『七夜志貴』と呼ばれる他作品キャラの体だった事。

 

 そして…………

 

 

 

 

 

 

「「「「「「どうした?ウェン」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 転生者は、俺1人では無かったと言う事だ。しかも、皆俺と同じ顔と声をしていた。

 

 

 改めてもう一度。どうも初めまして、俺の名前は『Yeen(ウェン)』この鬱蒼とした『アークナイツ』という世界に異世界転生した男だ。

 憑依転生と呼ばれるものだろうが……こう、何というか、『七夜志貴』ってキャラに憑依したけど、わかりやすく言うならパチm―

 

「七夜ッ!」

「ガッ?!」

 

 痛ぇ!力み声がダサいパンチなのに凄く痛ぇ?!

 

「そりゃあお前、七夜だからな」

 

 七夜だからってなんだよ!お前は七夜の改変だろうが!原作は月姫ですよ面するなMUGENだよ!俺もだけど!

 

 痛む腹を抑えながら、俺を腹パンして(⁠^⁠U^⁠)な顔をしている転生者を睨む。

 俺と同じ顔と声をしていて、服は俺と同じ学ランだが色は水色では無く緑。そして頭にジラーチの頭部の黄色い部分を被った巫山戯た男の名は『退魔七夜』

 

 それと、住んでいるアパートの俺の自室の奥で駄弁っている奴らが、左から順に、黒い学ランを着た一見マトモな『影夜試験体』

 髪も学ランも白く、黄色い瞳をした『閃光七夜』

 影夜とそんなに違いが無い『七夜死貴』

 藍色の学ランを着て、巨大なバナナボートに乗った『バナナヤ』

 虹色の学ランを着た『ゲーミング七夜』

 

 以上が、俺達『七夜改変』の転生者である。

 

「いやもっとマトモな奴らはいないのか?!」

「なんだ突然?」

「反省でも促すか?」

「諦めろ」

 

 影夜、閃光、死貴がそれぞれ反応してくる。

 

 そもそも、なんで寄りにもよって七夜改変なんだよ可笑しいだろ?!そこは無難に遠野志貴にしとけよ!良くて普通に七夜志貴だよ!

 

「考え事が騒がしいな。だがわかるよ、マトモ同士、お互い大変だな」

「いや、バナナに乗ってるお前もマトモじゃあない」

 

 なんだこいつバナナ片手にマトモ面しやがって。お前もイロモノだぞ。

 

「というか、考え事が共有されるコレ、どうにかならないのか?」

「ならないな」

「まぁいいじゃないか。このお陰で、こうして皆揃う事が出来た訳だし」

 

 良くねぇよ。心の窓がオープンセサミは普通にヤバいだろ。何いってんだこの七夜の願い星。

 

「七夜ッ!」

「なんでっ?!」

 

 暴力反対だこの野郎!

 

「マジでッ…腹パン止めろッ―!」

「なぁお前ら、真面目に会話に参加してくれないか?」

 

 

 閉話休題

 

 

「つか、ただ駄弁ってる訳じゃなかったんだな」

「そりゃ当たり前だ。原作プレイしてる身からすれば、そんな悠長にしてられない世界だからな」

「色々考えてるんだな……色巫山戯てるのに」

「好きでこんな色になったと思ってたのかお前?!」

 

 まぁ確かに、虹色が巫山戯た色だと言われたら別にそうでもない気がする。でも巫山戯てる様にしか見えないよねその色。

 

「はぁ……死貴も他の奴らに何か言ってやってくれないか?」

「別に放っておけばいいだろ?こっちはこっちで進めればいい」

「あのなぁ……」

 

 ゲーミングも大変そうだな。

 という訳で、ワチャワチャしてる影夜、閃光、退魔、バナナを無理矢理引っ張って、ゲーミングの話を聞く。

 

 纏めるとこうだ。今俺達がいる場所がチェルノボーグという移動都市であり、このチェルノボーグはもうすぐで壊滅するらしい。

 

「いや唐突過ぎだろ?!」

「話しの腰を折るな」

「レユニオンねぇ……なんだっけ?鉱石病だとかに罹った烏合の衆だろ?なぁ閃光」

「あぁそうだ。鉱石病は致死率100%であることから、このテラの大地では感染者は差別の対象となっている。そんな奴らが集まってどうにか生きているのがレユニオンだ」

「つくづく終わってるな。差別してる奴と腹空かせたレユニオンにバナナ食わせたい」

「まぁそれ以前に、国家間のいざこざで既に終わってるからな。だから俺は反省を促したい」

 

 少なくとも閃光はそういう改変じゃねぇだろって。

 

「で、今からここがレユニオンって奴らに壊滅させられるとして…ゲーミング、いったいどうするつもりなんだ?」

「………」

 

 いやなんで黙る。

 

「実はコイツな、キャラ崩壊気にしてんの」

「影夜ァ!!!」

「改変の時点で今更過ぎるだろ!」

「喋り方が七夜っぽく無いの結構気にしてるんだぞ!」

「気にしてたんだ?!」

 

 まぁこんなやり取りの時点で七夜っぽくは無いが……皆どちらかと言えばリメイク後の遠野志貴に近い喋り方ではある。

 

 でも、別にそこまで気にしなくて良くないだろうか?いやまぁ、形だけとは言え七夜の姿と声をしておきながらポエムを吐かないのはどうかと思うが、精神性とかまでもわざわざ七夜に合わせる必要は無いだろう。

 

「つまりキャラ崩壊をバンバンしろと」

「節操なしにしちゃ駄目だがな退魔」

「で、ゲーミング。お前はどうしたいと思っている?」

 

 死貴の質問にゲーミングは少し考え込み……暫くして口を開いた。

 

「レユニオンもロドスも、助けたいとは思っている。所詮七夜の戦闘力と改変による魔改造をされた体。何処までやれるかはタカが知れるが…やって後悔はしない筈だ」

「じゃあ決定だ」

「あぁ、別に拒否する理由は無い」

「俺はバナナを喰らわせれるならそれでいい」

「俺は反省を促したい」

「余りに七夜ッ!」

 

 勿論俺も賛成の意を示す。こちとら前世は平和に暮らした一般人で、その性根は七夜改変の体となっても変わらない。まぁ流石に目につく全てを助けるのは無理だろうが……それでも前世とは違うこの体であれば――

 

 ん?

 

「そういや、俺に戦闘経験なんて欠片も無いぞ?転生したのだってつい最近だ」

 

 皆、俺の言葉に口を紡いで顔を見合わせ……次の瞬間、背後の遠くで起こった爆発と共に、俺に向かってサムズアップする。

 

「「「「「「大丈夫だ、問題ない」」」」」」

 

 ………いや、多分大丈夫じゃ無いと思うんだが。




MUGEN…PCでダウンロード出来る格闘ゲーム制作エンジンです。様々な制作者が作ったキャラをダウンロードして、色んな作品のキャラ同士を戦わせる事が出来ます。キャラを作成したり既存キャラを改変することが出来、ちゃんと格ゲーしてるキャラからエフェクト増々の格ゲーしないキャラまで色々なキャラがいます。勿論アークナイツのキャラもいます。気になった人は是非You Tubeなどで見てみて下さい。


七夜改変…メルティブラッドっていう格ゲーのキャラ『七夜志貴』を改変したキャラ達の総称です。凄く沢山います。ですが決して七夜志貴との接点は改変元という以外はありません。
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