リィエル・レプリカと転生日誌 作:氷月ユキナ
ジャティスと共に行くと言った俺。
今は何をしているのかというと――
「苺タルト、美味しい」
「……そうか。ところでその苺タルトは何個目なんだい?」
「さぁ?」
「………」
店に来て苺タルト食べてます。ジャティスの奢りで。
一応リィエルの関係者と会った時、リィエルだと勘違いされないようにジャティスの錬金術で髪の色をジャティスと同じ灰色にしている。
錬金術って便利だな〜。
それにしても、何だこの苺タルトは……。
ロクアカ世界の苺タルトの美味しさがバグっている。勿論いい方に。
「苺タルト、ジャティスもいる?」
「いや、結構だ。それよりティア、そろそろ話してもいいかい?」
「ん、どうぞ」
ついでに俺の名前はティアになった。
この名前は【
…どうでもいいけど。
〜ジャティスの話し中(省略します)〜
「……聞いてるかい?」
「聞いてる。つまり、クライトス領って所に行ってレオスって人に会うの?」
「……簡単に言うとそうなるね」
ジャティスが言うには、クライトス領に行ってレオスと合流するらしい。
『
説明しよう! 『
詳しく説明すると、被投与者の思考と感情を完全に掌握し、筋力の自己制限機能を外し、ただ投与者の命令をこなすだけの無敵の兵士を作るというイカれた目的の為に作られた
一度この薬を投与されたら完全に廃人となって、もう二度と元には戻れない上に、定期的にこの『
そして、投与を続けたとしても結局末期中毒症状で死ぬ。
つまり、レオスはもう肉体的には生きてるけど、人間としてはもう死んでいる手遅れの状態だな。
しかも、この『
その事から、この
死者を迎えに来た天使の羽粉――つまり、『
……けど、なんだろうな。そんな物をレオスに投与したジャティスに怒りとか嫌悪とかの感情が一切湧いてこない。
まあ、そんな事どうでもいいや。
「で、おれは何をすればいいの?」
「レオスのメイドとなって、共に行動して欲しい」
「なんで?」
「正義の為さ」
「……メイドはジャティスの趣味?」
「断じて違う」
ジャティスは、【
そんで、何かやらかしたらしっかり証拠隠滅してくれと。
苺タルトを奢ってくれた分はちゃんと返してやるから任せろ!
苺タルトパワーで今の俺は絶好調さ!
「ん、おれに任せて」
「……とてつもなく不安だなぁ」
酷いなジャティス! 俺はやると言ったらやる男なんだぞ!
……今は女になっちゃってるけど。