時系列は二人がサリーとフレンド登録した日です。
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「入り口狭いですね」
「俺が前衛するよ。分身無しでも戦えるようにしときたいしな」
サリーとフレンド登録したすぐ後、二人は二層に繋がるダンジョンである遺跡に来ていた。
二人共ステータスは耐久よりではないがトゥワイスがスキルでHPとVITを2倍すればそこらの前衛より耐久性が上がる(大半がHP)ため、トゥワイスを先頭にして進んでいく。
進んでいくと前から猪のモンスターがぶつかってくる。
トガが【投擲】でモンスターを削り、体当たりにあわせてトゥワイスがカウンターを決めながら進んでいく。
「やっぱ俺たち素のSTR低いな」
「そうですね…ここに来る前に【状態異常攻撃I】を取得しといてよかったです」
第一回イベントで二人のSTR不足が課題になっていたので、二人共ここに来る前に【状態異常攻撃I】を取得していた。
そのおかげで時間はかかるものの着実に進んでいた。
『スキル【ブーメラン】を取得しました』
『スキル【飛撃】を取得しました』
「ん?アナウンス?」
「どうした?なんかあったか?」
「スキル取得のアナウンスです」
しばらく進んでいるとヒミコにスキル取得のアナウンスがあった。
ヒミコはスキルを確認する。
【ブーメラン】
投擲が狙ったところに確実に当たる。投擲された物が破壊されると効果は消える。発動中STR半減。
使用回数十回
使用可能回数は一時間毎に回復する。
取得条件
五十回連続で【投擲】をモンスター又はプレイヤーに当てる。
外すとカウントリセット。
【飛撃】
離れた敵に衝撃波で攻撃する。
取得条件
【投擲】で一定回数とどめを刺すこと。
「遠距離攻撃が増えました!」
「おお、それじゃこっからは楽になるな」
トゥワイスの予想通り、【飛撃】を取得したヒミコの攻撃性能があがり順調にボス部屋まで到達した。
二人はその大きな扉をぐっと開けて中に入る。
中は天井の高い広い部屋で奥行きがあり、一番奥には大樹がそびえ立っている。
二人が部屋に入って少しすると背後の扉が閉まる音がする。
そして。
大樹がメキメキと音を立てて変形し、巨大な鹿になってゆく。
大樹が変形して出来た角には青々とした木の葉が茂り、赤く煌めく林檎が、実っている。
「来るぞ!」
「行きます!」
二人が構えた瞬間、鹿の足元に緑色の魔方陣が現れる。
鹿が地面を踏み鳴らすと魔方陣が輝き、巨大な蔓が次々に地面を突き破って現れ、二人に襲いかかる。
「あぶねっ!」
「遅いです」
トゥワイスはギリギリ、ヒミコは危なげなく蔓を躱す。
「【飛撃】!」
ヒミコが衝撃波をはなち鹿を攻撃する。
しかし、鹿の目の前で緑に輝く障壁に阻まれて消失した。
「ち…やっぱギミックがありましたね」
「あぁ…解除方法探すぞ」
再度攻撃しようとする蔓を躱しながら解除方法を探す。
「ヒミコ、攻撃したら林檎が光った。あれ落とせるか?落としたら俺たちで一気にたたく!」
「分かりました!【ブーメラン】!」
ヒミコの投げたナイフが鹿の障壁を避けて林檎に飛んでいき、全ての林檎を吹き飛ばす。
「いくぞ!」
「おらぁ!」
「とっとと倒れろ!」
障壁がなくなった瞬間に分身したトゥワイス達が一斉に攻撃し、鹿のHPを一気に削る。
しかし、鹿の足元の緑の魔方陣が一際輝きその傷を癒す。
「回復しだしたぞ!」
「その前に削りきる!【ダブルスラッシュ】!」
「「「オラオラオラオラ!!!」」」
しかし、二人は鹿のHPが回復仕切る前に一斉攻撃し、HPを削りきった。
HPがゼロになった鹿は光となって爆散する。
「やったな!」
「ですね!」
二人は二層進出の権利を手にした。
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次は時間飛んで第二回イベントです。