やる夫達は並行世界と繋がった聖杯戦争に参加するようです。   作:しきん

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どうも、しきんです。

遂にクリスマスイヴまであと1日となってまいりました。


プロローグ(後編)

言峰教会を知っているかな。

 

そう、試練を潜り抜けたマスター達が必ず最初に召喚される場所だ。

 

・・・?それはもう知っている?今更、そこの話をするのかって?

 

実は今、そこで面白い事が起こっているんだ。

 

折角だから、少し見てみるとしよう。

 

 

聖暦2110年 11月26日 夕方 言峰教会

 

言峰教会の中で起こった緊急事態。

 

マスターとサーヴァントが言峰に攻撃を仕掛けた事を発端に、教会の一般的なイメージではまず起こり得ない事態に該当するであろう戦闘が発生したのである。

 

「ここに来て早々、監督役である私を襲うとは」

「フジャケルナ!アンタカイタラインレオデノカラダハボドボドダ!(訳:ふざけるな!アンタがいたら、何れ俺の身体はボロボロだ!)」

「てめーはもう・・・てめーはもう―――」

 

滑舌の悪い人間が喋る日本語のような言語・・・オンドゥル語を使いながら、マスターはスコップを持つサーヴァントと共に尚も言峰を攻撃する。

 

対する言峰は、時に避け、時に腕で防御して、それらを捌いていく。

 

「アンダザエダオセヴァ、オレダティニキョフシンナドナ(訳:アンタさえ倒せば、俺達に恐怖心などな―――)」

「―――ゴボァッ!?」

「!?」

 

突然、サーヴァントの胸を何かが貫いた。

 

マスターが見ると、それは赤い槍だった。穂先が胸から飛び出ている事から、背後から刺されたのは間違いない。

 

槍が後ろへと引き戻される。

 

槍を抜かれた直後、サーヴァントは光となって消えた。

 

マスターが振り向くと、そこには槍を持った全身青ずくめの男が立っていた。

 

あまりの出来事に、マスターは腰を抜かす。

 

「聖杯戦争はまだ始まってねえんだが・・・ここでやり合うってんなら話は別だ。・・・その心臓、貰い受ける!」

「ウワァァァァァァァァァァ!!!」

 

マスターは情けない悲鳴を上げた。

 

それが―――マスターの発した最後の声となった。

 

何故なら、エネルギー弾を受けたマスターの身体は塵となってしまったのだから。

 

目にも止まらぬ速さで繰り出された突きは、コンマ1秒の狂いも無くマスターの心臓を貫く。

 

成す術無く心臓を貫かれたマスターは、呻き声すら発する事も出来ずに倒れ、力尽きた。

 

騒動の張本人が両名共に消滅した事で、言峰教会に静寂が戻る。

 

「しっかし・・・一体、何時になれば本戦は始まるんだ?なんでか知らねえが、こういう連中に限って弱い奴しかいねえしよ」

 

たった今始末した主従を含む、これまで言峰を襲撃した者達が全員手応えが無かった為なのか、不満げな様子の男は言峰にそう聞く。

 

対する言峰は口を開いた。

 

「そう焦るな、ランサー。年が明けた時、本戦も開始される。お前の気に入るサーヴァントとも戦えるかもしれんぞ」

 

男・・・否、言峰のサーヴァントであるランサー、クー・フーリンが何故、言峰以外のマスターやサーヴァントに察知されなかったのか。

 

それには、二つの理由がある。

 

一つは、言峰が令呪を用いて、『本戦が始まるまでの間、戦闘時以外は気配を消し、自分が襲われたら一時的にそれを解除して言峰を助ける』事を命じた事。

 

そして、もう一つは、言峰教会そのものに壁越しにサーヴァントの存在を察知する事を不可能とする細工が施されていた事。これにより、別室にいるだけでも気配をある程度消す事が出来てしまうのである。

 

これらが、気配遮断のスキルを持たない筈のランサーの存在が言峰以外のマスターやサーヴァントに察知される事を防いだのである。

 

ランサーは、何処か気に入らないとでも言いたげな表情で言峰を見る。

 

 

思えば、言峰綺礼という人間の生涯は問うてばかりの人生だった。

 

己と世界の繋がりの歪さというものに。

 

心の虚無に。

 

神の愛に。

 

『この世全ての悪』の存在意義に。

 

常に答えを追い求めてきた言峰は、愉悦、楽しみはあっても、安らぎを感じる事は無かった。

 

それ故に、言峰は目の前にいるサーヴァント・・・嘗ての第五次聖杯戦争においても主従の関係であったサーヴァント、ランサーと行動を共にするという選択を悪くないと感じている。

 

NPCでありながら生前の記憶を持つ上級NPCであり、自分の願望を知っているのであれば、尚更だ。

 

実のところ、言峰は監督役という役割を与えられた身でありながら、この聖杯戦争の主催者の事を知らない。知っている点といえば声のみで、それ以外の一切の事を知らないのだ。

 

何故、主催者に近い立ち位置にいる筈の監督役が主催者について何も知らないのか。少なくとも、今それを知る者は他ならぬ主催者をおいて他にはいないだろう。

 

だが、これだけは言える。

 

言峰はこの聖杯戦争の勝者、そしてそれにより生まれ出るものを祝福する事を望む、と―――。

 

 

[マスター 言峰綺礼]

能力:洗礼詠唱(主の教えにより迷える魂を昇華し、還るべき『座』に送る簡易儀式。霊体に対する強い干渉力を持ち、呪いを解く効果も持つ)

   言峰綺礼式八極拳(言峰が八極拳を基に独自に実戦で改良し、生み出した人体破壊術。勿論、彼の父の正当な八極拳とは異なる為、八極拳の派生拳法と呼べる)

出典:Fate/stay night

性別:男

武器:黒鍵

役割:監督役

願い:勝者、そしてそれにより生まれ出るものを祝福する

方針:結末の方も重要だが、それよりも聖杯戦争の過程を楽しむ。

令呪の位置:右腕

万人が「美しい」と感じるものを美しいと思えない破綻者。生まれながらにして善よりも悪を愛し、「醜いもの」を好み、他者の苦痛や不幸にしか幸福を得る事が出来ない欠陥者。悪党ではないが悪人。非道ではないが外道。若い頃は自身の本質を理解しておらず、この世には自分が捧げるに足る理念も目的も無いと考え、『目的を見つけるのが目的』という生き方をしていた。あらゆる事を他人の数倍の努力を以て身に付けるが、そこに情熱は無く、時が来ればあっさりとそれを捨てて次に挑む、という行為を繰り返してきた。この頃の綺礼にとっての信仰とは、自身で見出した理想ではなく、ただ不完全な自身を痛めつける場であるという意識の方が強かった。第四次聖杯戦争の頃までは、そういった自身の在り方に懊悩していたが、聖杯戦争で出会ったギルガメッシュとの出会いをきっかけに吹っ切れた。その後は、ある種の悟りと余裕のある態度で生きている。 

 

[サーヴァント クー・フーリン]

クラス:ランサー

出典:Fate/stay night

性別:男

ステータス:筋力B、耐久C、敏捷A、魔力C、幸運E、宝具B

属性:秩序・中庸

スキル:対魔力C(魔術への耐性。第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない)

    神性B(神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされ、Bランクは半神半人を意味する。ケルト神話の太陽神・ルーの息子)

    戦闘続行A(戦闘を続行する能力。所謂『往生際の悪さ』。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能となる)

    ルーンB(北欧の魔術刻印・ルーンを所持し、キャスターにも適合出来る程の知識と腕前を持つ。クー・フーリンが扱うのは神代の威力を有する原初のルーン)

    矢避けの加護B(飛び道具に対する対応力。使い手を視界に捉えた状態であれば、如何なる遠距離攻撃も避ける事が出来る。ただし、超遠距離からの直接攻撃、及び広範囲の全体攻撃は対象外)

    仕切り直しC(戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す)

宝具:『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』(クー・フーリンが編み出した対人用の刺突技。真名を解放すると槍の持つ因果逆転の呪いにより『心臓に槍が命中した』という結果を作ってから『槍を放つ』という原因を作る。つまり、『放ったから当たった』ではなく『当たったから放った』という、運命そのものに対する攻撃である。回避には因果操作を回避出来る幸運の高さと神速の槍捌きを躱す技量の二つが必要であり、防ぐには槍の魔力を上回る防壁を用意するしかない)

武器:『刺し穿つ死棘の槍』

願い:死力を尽くし、強者と戦う事

方針:なんかこのマスター気に食わねぇ

太陽神ルーの息子で、アイルランドの光の御子。『クランの猛犬』と謳われた赤枝の騎士。生前に一度も敗北していない事から無敗の英雄としても知られる。惚れ込んだ姫君を射止める為に武勲を立てるべく、影の国の女王スカサハに弟子入りし、彼女の元で様々な魔術と体術を学び、魔槍ゲイボルクを授かる。影の国を去った後は、赤枝の騎士として数々の戦場を駆け巡り、アイルランド中にその名を轟かせた。しかし、コノートの女王メイヴの奸計により無二の親友フェルディアを殺害。また、存在を知らなかったとはいえ息子であるコンラも手にかけてしまう。彼の最期は、メイヴの策略によりゲッシュを次々と破る事になり、半身が痺れたところを敵に奪われたゲイボルグに刺し貫かれて命を落とす。しかし、零れ落ちた内臓を水で洗って腹に収め、石柱に己の体を縛りつけ、最後まで倒れなかったという。

 

 

???

 

モダンファンタジアシティの何処かに、彼女達はいた。

 

否・・・正確には、1体のサーヴァントと数体の自動人形(オートスコアラー)というべきか。

 

サーヴァント・・・アヴェンジャー、キャロル・マールス・ディーンハイムの嘗ての目的は世界解剖計画『万象黙示録』の完遂。

 

キャロル・マールス・ディーンハイムの錬金術が、世界を壊し、万象黙示録を完成させる。

 

彼女が、人類滅亡と言っても過言ではないそれを成そうという強い意志を持っていたのは、奇跡という言葉に対する激しいまでの憎悪を抱いているが故の事なのだろう。

 

数百年という長い時を生き、膨大な時間を錬金術の統括・習得と、計画遂行の為の暗躍に費やしてきたが・・・よもや、見知らぬ世界の、聖杯戦争とかいう争いに放り込まれるとはな。

 

しかし、聖杯・・・あらゆる願いを叶える願望器か・・・。

 

フッ、知れた事―――奇跡だと言うのなら、その聖杯をも殺してやる。

 

俺は、奇跡の殺戮者なのだから。

 

さて・・・聖杯戦争の始まりの時を待つとするか。

 

 

[サーヴァント キャロル・マールス・ディーンハイム]

クラス:アヴェンジャー

出典:戦記絶唱シンフォギア

性別:女

ステータス:筋力D、耐久C、敏捷C-、魔力B+、幸運C-、宝具A++

属性:混沌・悪

スキル:復讐者A(復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変わる)

    忘却補正B(人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃は、クリティカル効果を強化させる)

    自己回復(魔力)A(復讐が果たされるまで、その魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら自動回復する)

    陣地作成A(本来はキャスターのクラス特性。魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。『結界』や『工房』を上回る『神殿』を形成することが可能)

    道具作成A(本来はキャスターのクラス特性。魔力を帯びた器具を作成出来る)

    錬金術EX(道具作成の発展スキル。現代科学とは別次元に進化してきた異端技術の一種で、空間移動を可能とするテレポートジェムの精製や、あらゆるものを分解するアルカ・ノイズの召喚、使役、自身と同じ型のホムンクルス生成が可能な他、宝具の使用にも必要)

    策謀A+(偽情報等を駆使して相手を欺く事が出来る)

    単独行動EX(マスター無しでも活動できる能力。戦闘で消滅しない限り、実質無限に行動可能)

宝具:『世界を砕く魔元帥の城(チフォージュ・シャトー)』(特定の段階を踏む事で、世界を砕き、万象黙示録を引き起こす装置となるキャロルの居城。異空間座標に存在し、様々な聖遺物や錬金術、その他異端技術の粋を集めて建造された。また、ある条件でキャロルの絶唱を増幅する音叉として機能する)

   『奇跡を殺す金の竪琴(ファウストローブ・ダウルダブラ)』(竪琴のような形の聖遺物。生前、キャロルはこれをファウストローブへと改造した。シンフォギアに近しいもので、通常は琴の形を成しているが、これを錬成することにより、プロテクターへと変換される。琴により爪弾かれる音色は、キャロルの錬金術を増幅させるのみならず、ダインスレイフの呪われた旋律を用いる事で世界を壊す歌を口遊む事が可能であり、そのエネルギーの総量は、地球70億人の絶唱すらも凌駕する。本来であれば、使用する際には想い出の焼却を行う必要があるが、本作では魔力を消費して使用する仕様となっている)

武器:無し

願い:奇跡を殺す

方針:暗躍する

欧州の深淵より来たりて、世界解剖計画『万象黙示録』完遂すべく、シンフォギア装者達に敵対する錬金術師。奇跡という言葉に対して激しいまでの憎悪を向け、奇跡を殺すと豪語する。かつて、父イザークの研鑽による功績を奇跡の一言で片付けられ、挙句異端者として火刑に処された過去を持ち、その過去自体を「消えてしまえばいい想い出」と悲観する。シェム・ハとの最終決戦後に脳内でエルフナインと対話。エルフナインに忘れられたくなくてその想い出を残した事を赤裸々に語り、別れの言葉を告げて消えていった。なお、キャロル自身はエルフナインとの想い出を全て失った状態である為、仮にエルフナインと逢ったとしてもそれを思い出す事は無い。




なお、言峰が使う八極拳ですが、作者流に解釈した上での説明ですので、ご了承下さい。

言峰綺礼と組むサーヴァントは・・・

  • このままブロリーで
  • やっぱ英雄王で
  • ランサーが死んだ!(先行入力)
  • うp主に一任する
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