やる夫達は並行世界と繋がった聖杯戦争に参加するようです。   作:しきん

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どうも、しきんです。

この章では本戦開始前のマスターとサーヴァントの様子にフォーカスを当てたものとなっております。


本戦開始前
遮那仮面と殺人貴


245X年 東京シャード周辺宙域

 

現在、東京シャードは、未曽有の危機に瀕していた。

 

ヴァイスが、これまでにない程の大規模攻勢を仕掛けて来たのである。

 

迫りくるヴァイスの大群を現在進行形で迎え撃つアクトレス達。

 

吾妻楓も、その1人だ。

 

時間が経つにつれ、状況は不利になっていく。

 

楓も善戦してはいるが、最早、満身創痍であり、限界ギリギリ・・・否、既に限界を超えている状態だ。

 

そして―――その時は訪れた。

 

「あっ―――!?」

 

大型ヴァイスの攻撃が、遂に楓を捉えた。

 

楓の脳裏に走馬灯が走る。

 

幼き頃に自分の前から姿を消した、大好きな姉と過ごした日々。

 

叢雲工業時代からの友人達との思い出。

 

そして、自分を慕う1歳年下のアクトレスである比良坂夜露の―――

 

「・・・?」

 

刹那、楓は奇妙な現象を見た。

 

視界の中で、光が広がっていく。

 

いや、それどころではない。楓は、自分が光に呑まれていくような感覚を覚えた。

 

あれ?おかしい・・・まだヴァイスはいるのに、何故だか・・・凄く眠たくなってきて・・・仕方ない、後は・・・夜露ちゃん達に・・・任せ、ましょう―――

 

ここで、楓の意識は途切れた。

 

この戦闘の後、吾妻楓はMIA(戦闘中行方不明)認定を受ける。

 

尤も、楓本人はそれを知る由も無かったのだが・・・。

 

 

目が覚める。

 

数十秒の時間の間に、意識が徐々にハッキリとしたものになっていく。

 

起き上がった楓は自らの身体を確かめる。大型ヴァイスにやられた筈で、そうでなかったとしてもダメージが蓄積していたので、多少なりとも傷が付いていても何ら可笑しい事は無い。

 

だが、それらしきものは身体に一つも付いてなかったのである。

 

しかも、どういう訳か、今の自分の服装は、アクトレススーツではない。普段着ている服を着ているのだ。

 

楓が気になるのはそれだけではない。

 

周りで幾つもの星が輝いている事から、何処かの宙域であるという予測は付く。だが、本来であれば無ければならない筈のあれらが何処にも見当たらない。

 

シャードが無いのだ。地球を追われた人類の箱舟であるシャードが、東京シャードを含めて、何処にも見当たらないのである。

 

「ここは、一体・・・?シャードは?他の皆は・・・?私が眠っている間に、一体何が―――」

 

まさか・・・

 

いや、それを言ってはいけない・・・と、思う。シャードの残骸らしきものは見当たらないから、シャードが破壊されたとは断定出来ません。それに・・・

 

それを言ってしまうと、私が壊れてしまいそうで―――

 

楓がそう思っていた時だった。

 

『ようこそ、願望を抱くマスター候補者よ』

 

何処からともなく、男の声が響いた。

 

 

数分後

 

「くっ・・・!」

 

楓は迫り来るシャドウを斬る。

 

シャドウは斬撃を受けて崩れるが、再生し、何事も無かったかのように襲い掛かってくる。

 

『シャドウを消滅出来るのはサーヴァントを置いて他にはいない。サーヴァントを召喚する為には、君が自力で英雄達の記録が保存されている『英霊の座』に接続しなければならない。その為の切り札・・・セイントグラフは既に君の手の中にある。そして、己の意志を一点に収束して、強く願う事だ』

 

シャドウを消滅出来るのはサーヴァントだけ―――そういう事ですね。

 

武器を持っていなかったという事もあり、楓は自力でシャドウを倒す事を早々に諦め、飽くまで時間稼ぎの為にシャドウが追い付いて来れば、その都度に殴り飛ばし、距離を離すという行為を繰り返していた。

 

どうやら、楓の予測は大方当たっていたようだ。

 

シャドウが先程よりもスピードを上げて楓に向かって来る。

 

―――今!

 

楓は渾身の一撃をシャドウにぶつける。シャドウは弾き飛ばされ、少しではあるが、その姿が崩れた。

 

楓はこの隙に、自らの意志を収束させる。

 

こんな所で死にたくない。

 

死にたくない。

 

生きたい―――!

 

その時だった。

 

楓の手に握られていたカードが光を放った。

 

光は変形していき、その中に1人の人間の形を作り出す。

 

楓にとって、それはあまりにも神秘的な出来事だった。

 

「吾は面影糸を巣と張る蜘蛛。ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ」

 

その言葉と共に現れたのは、手にナイフを持つ学生服の少年だった。

 

 

聖暦2110年 11月25日 夜間 言峰教会前

 

楓はこれまでの事を思い返していた。

 

あの後、言峰綺礼と名乗る奇妙な神父に解説を受けた。

 

どうやら、自分は聖杯戦争という謎の催しに巻き込まれたようだ。

 

曰く、聖杯戦争で過去の英雄と手を組み、殺し合いを勝ち抜いた者には、万能の願望機が与えられる。

 

教会を出て、東京シャードよりも未来的な都市で人間達とそれ以外の種族と思しき人々が共に生活するという異様な光景に目を白黒させた。

 

「こいつは驚いたな。この街並みといい、民衆といい」

 

学生服のサーヴァントも同様に驚いていた。何処か達観したような雰囲気を持つ彼だが、流石に驚く事もあるようだ。

 

―――そういえば。

 

「そういえば・・・まだ、貴方の名前を聞いてませんでした。貴方は、誰なのですか?」

「俺か?」

 

サーヴァントが振り向く。

 

「俺の真名は七夜志貴。クラスはアサシンだ」

 

サーヴァントはそう答えた。

 

その日の、太陽が完全に沈んで間も無い時の事だった―――。

 

 

[マスター 吾妻楓]

能力:エミッション能力(対ヴァイス兵装『アリスギア』の操縦に必要不可欠な能力。楓のそれは非常に高いレベルで安定しすぎており、予断を許さない領域に足を踏み入れてしまっていると言っても過言ではない)

   剣術(読んで字の如く。楓自身は一時期において『遮那仮面』と名乗り、法では裁き切れない小さな悪を夜な夜な懲らしめる、所謂、『辻斬り』をしていた)

出典:アリス・ギア・アイギス

性別:女

武器:薄緑(太刀形状の両手剣ギア。楓専用のギアの一つ)

役割:モダンファンタジア・アカデミーに通う高校2年生。部活は剣道部所属

願い:今のところ未定

方針:先ずはモダンファンタジアの詳細を調べる

令呪の位置:右手の甲

東京シャードに住む、成子坂製作所に属するアクトレス。元々は叢雲工業に属していたが、不祥事により、叢雲工業のアクトレス事業が解体。成子坂製作所へと移籍した。性格は古風かつ真面目で口数は少なめ。その上、武術家でストイックである為、融通の利かないところがある。また、アクトレスとしての後輩である比良坂夜露から慕われている。

 

[サーヴァント 七夜志貴]

クラス:アサシン

出典:MELTY BLOOD Actress Again

性別:男

ステータス:筋力B-、耐久B、敏捷A+、魔力C、幸運B-、宝具A+

属性:中立・悪

スキル:気配遮断D+(サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適しているが、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。夜間~未明の時間帯では、気配遮断をある程度維持出来る)

    単独行動A(マスター不在・魔力供給無しでも長時間現界出来る能力。マスターを失っても約3日は現界可能)

    浄眼・真A(有り得ざるモノを視る眼。主に対象の思念を色で見る事が出来る。思念は通常は濁った透明色をしており、その流れの緩急で感情を読み取る。更には、魔を示す色である赤、神域の思念とされる青や銀といった独自の色を持つものを見る事も出来る他、霊体を見る事も可能)

宝具:『極死・七夜(きょくし・ななや)』(ナイフを投げつけると同時に相手の首の上に飛び乗り、首を捩り斬るという残酷極まりない技。投げたナイフを避けようとすれば首を取られ、飛び掛って来る七夜を避けようとすればナイフに心臓を貫かれる。そして、ナイフと七夜はほぼ同時に襲って来る為、実質回避不可能という、七夜の暗殺術の境地といえる)

武器:ナイフ

願い:今のところ未定

方針:マスターに従う

本来とは違う道を歩んだ・・・所謂、『if』の遠野志貴。余計なものが混じっている為、絶対に起こり得ない『if』であるが、遠野志貴が自分でもよく覚えていない七夜の体術を駆使する事が出来る。白レンと主従関係を結んだ後、消滅覚悟で宿敵である軋間紅摩との決着を付けに向かい、死闘の果てに消滅した。なお、彼が発生した原因自体は志貴自身の殺人衝動に飲まれた自分という可能性の恐れ、もしも七夜の里で志貴が育ったらという仮定の話等、諸説ある。

言峰綺礼と組むサーヴァントは・・・

  • このままブロリーで
  • やっぱ英雄王で
  • ランサーが死んだ!(先行入力)
  • うp主に一任する
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