やる夫達は並行世界と繋がった聖杯戦争に参加するようです。   作:しきん

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どうも、しきんです。

Fateを原作とする本作を投稿しておいて、実はFateシリーズはFate/stay nightのFateルート(アニメ版)しか見た事が無かったりする自分の愚かさ(+α)に辟易しております。


破壊を齎す者、闘争を齎す者

宇宙を思わせるようなその空間で、フランドール・スカーレットは佇んでいる。

 

ここは何処?私、さっきまでお姉ちゃんの部屋にいたよね?虹色に光る石を偶然見つけて、お姉ちゃんから貰って部屋から出たら、いつの間にかこんな所にいたんだけど。

 

っていうか!こんな所、屋敷に無かったじゃない!本当に何処なのよここ!

 

フランは元来た道を戻ろうと、後ろに振り返る。

 

直後、もぞもぞと蠢くどす黒い何かが目に入った。

 

―――え?何あれ?

 

見た事も無いようなそれを前に、思わず固まるフラン。

 

それは人の形へと変わっていき、やがて、帽子を被った男の姿となった。

 

何なの、あれ。人間になったつもり?

 

それはゆっくりと動き出し、フランへと迫る。だが、動き自体はぎこちなく、まるで壊れかけの人形のようだ。

 

対して、フランは怖がる様子を見せないばかりか、笑みを浮かべていた。

 

「丁度、退屈だったの。遊ぼうよ」

 

フランはその一言をそれに投げかけると、間髪入れず殴り掛かった。それは回避もままならず、フランの放ったパンチを諸に受け、仰向けに倒れる。よく見ると、形が少し崩れているようにも見える。

 

「何それ。真面に避ける事も出来ないの?つまんない」

 

余りにも拍子抜けなそれを見て、フランは期待外れだとでも言いたげな表情になる。

 

さっさとこんな奴を壊して、部屋に戻ろう。

 

フランは再び殴り掛かり、それに渾身の一撃を喰らわせた。

 

ただ殴ったのではない。フランは『目』と呼ばれる最も緊張している部分、所謂『その物の一番弱い箇所』を自分の手の中に移動させ、拳を握りしめる事で対象を破壊する事を可能とする『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持つ。

 

それを用いて繰り出された一撃を受け、それは呆気なく崩れた。

 

フランは崩れたそれに背を向け、その場を後にしようとする。

 

―――ッ!?

 

刹那、フランの背筋が凍る。

 

フランが恐る恐る振り返ると、そこには崩れた筈のそれが立っていた。

 

常人であれば、倒した筈のそれに対して恐怖を抱くだろう。

 

―――フフフ・・・アハハハハ。

 

だが、フランは違った。

 

「アハハハハ!!そうね!そう来なくちゃ、面白くないわ!!」

 

空間に笑い声が響く。フランのテンションが上がっていき、計器すら振り切る。

 

復活したそれは帽子を回転させながら投げつける。フランに向かって飛んでいく帽子の鍔からプロペラ状の刃が姿を現す。

 

フランは飛んできた帽子を弾き飛ばすと、それに飛び掛かり、顔面を殴り付けた。

 

フランの猛攻は更に続く。それが放った反撃の2連続パンチをわざと自分の服や帽子を掠めるような動きで躱すと、それの腹を殴り、腰に蹴りを入れてそれの姿勢を崩す。

 

帽子が戻ってくるのを察知し、フランは一旦、それから距離を取る。帽子がフランに命中する事は無かったが、帽子はそれの下に戻る。

 

その時、フランはポケットから1枚のカードを取り出した。カードがポケットの中にあるという事に気付いたのか、スペルカードを取り出すという動作を条件反射で行ったのか、それはフランにしか分からない。いや、この時点ではフランでも分からなかったのかもしれない。

 

少なくとも、その時のフランを動かしていたのは『狂気』のみだったのである。

 

突如、取り出したカードが光る。

 

カードは独りでに宙に浮き、無地の面に絵が現れた。

 

光が更に強くなり、流石のフランも目を瞑る。

 

今度は何なのよ!つい、ポケットからカードを取り出しちゃったけど、あんなスペルカードなんて、今まで持ってなかったわよ!?

 

数秒が経ち、光が収まり始めた。

 

フランが目を開けると、目の前に、衣服越しでも分かる程の見事な肉体を持つ大男が背を向けて立っていた。

 

それは大男目掛けて帽子を投げつける。

 

「帽子如きで俺を倒せると思ったか?」

 

大男は回転して迫り来る帽子を右手で掴むと、余裕の表情で握り潰す。

 

お返しと言わんばかりに、大男はそれをぶん殴る。この時、フランからは大男が障害となり、この一撃を受けたそれを見る事が出来なかった。

 

大男はフランに振り返ると、口を開いた。

 

「おい、小娘。一応聞いておくが、お前が俺のマスターか?」

「私がおじさんのマスター?そういえば、さっきの人間擬きがいないんだけど、何処に行ったか知らない?」

「さっきの人間擬き?ああ、ソイツならぶん殴ったら消えて無くなったぞ」

 

―――は?

 

大男の返答に、フランはまたも固まる。

 

どうやら、大男が放った先程の一撃を受けたそれは木端微塵にされ、今度こそ消滅したようだ。

 

何て事をしてくれたのよ。

 

勝手に私の遊び相手を壊すなよ。

 

っていうか、勝手に横槍入れるなよ。

 

戦いに水を差されたという事実を知り、フランは苛立ちを覚える。

 

「俺はバーサーカー、スティーヴン・アームストロング。お前のサーヴァントだ」

 

サーヴァント・・・使用人?コイツが?

 

大男が「ほらよ」と先程のカードをフランに渡した直後、2人の視界が暗転した。

 

 

聖暦2110年 11月28日 夜間 シヴァの森 紅魔館

 

フランは自分の部屋で、端末の操作を覚える為に練習していた。

 

「まさか、この世界に屋敷があるなんて思わなかったわ」

 

当初、フランは郊外に自宅が用意されていると予測を立てていた。だが、言峰綺礼と名乗る神父から聖杯戦争についての説明を受けた際、いつの間にか持っていた端末にインストールされているステータスアプリから自分のプロフィールを見たところ、住所が記載されている部分に『シヴァの森 紅魔館』という文字が載っていたのである。

 

「なんだ、自分の家が嫌いなのか?」

 

バーサーカーがフランに問いかける。

 

「違うわ。ただ、ちょっと意外だと思っただけよ」

 

フランは質問に答え、加えて独り言の理由を一言語った。

 

ところで何故、バーサーカーがフランの部屋にいるのか。これには理由がある。

 

こう見えて、バーサーカーはデジタル技術を上手く使う事が出来、生前においても、ある目的の為に活用した事がある。

 

バーサーカーが慣れた様子で電子機器を操る様子を見た紅魔館の者達は、フランが電子機器の操作を覚える為の講師(?)として迎え入れたという訳である。

 

「そういえば、聞いたぞ。役割として通う小学校には行かないんだってな。この世界で作られている日焼け止めは吸血鬼向けのものもあるらしいが」

「学校ね・・・穂群原学園はオンライン通学?ってのも出来るみたいよ。初日ぐらいは流石に登校するけど」

 

学業についての質問に、フランはそう答えた。そりゃそうだ。

 

こうしている間に、夜は更けていく。

 

果たして、この最凶とも呼べる主従の行く末や如何に―――。

 

 

[マスター フランドール・スカーレット]

能力:ありとあらゆるものを破壊する程度の能力(対象が物であれば、問答無用で直接破壊する事が出来る能力。『目』と呼ばれる最も緊張している部分、所謂『その物の一番弱い箇所』を自分の手の中に移動させ、拳を握りしめる事で対象を破壊する)

出典:東方Project

性別:女

武器:スペルカード(『弾幕ごっこ』と称されるゲームにおいて技を繰り出す際に使う契約書であり、幻想郷における揉め事や紛争を解決する為の手段。『殺し合い』を『遊び』に変えるルールであり、『この世でもっとも無駄なゲーム』とも呼ばれている。見た目は技名を契約書形式に記した紙であり、弾幕とスペルカードで発現する現象はスペルカードではなく個人の能力によるものである為、他人から借りて使う事は出来ない)

役割:穂群原学園に通う小学6年生

願い:楽しく遊びたい

方針:思う存分暴れ回る

令呪の位置:右腕

紅魔館の主である吸血鬼レミリア・スカーレットの妹。年齢は495歳。好奇心旺盛かつ純粋で我侭な性格だが、少々気が触れていて情緒が不安定である。その為、普段は地下室に幽閉されているのだが、実際の所は閉じ込められているというより、寧ろ好き好んで引き籠っているというのが正しい。

 

[サーヴァント スティーヴン・アームストロング]

クラス:バーサーカー

出典:メタルギアライジング リベンジェンス

性別:男

ステータス:筋力A+、耐久A+、敏捷B、魔力E、幸運B、宝具A+

属性:混沌・悪

スキル:狂化E→C+(魔力と幸運を除く能力が1ランク上がるが、複雑な思考が出来なくなる。アームストロングの場合、このスキルを持っていても言語能力を失う事は無い。通常時はアームストロング自身によりEランクに抑制されている)

    カリスマD(軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である)

    戦闘続行B(戦闘を続行する能力。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる)

宝具:『あらゆる衝撃に対して硬化する肉体(サンズ・オブ・リバティ)』(アームストロングの肉体そのもの。ただでさえ逞しいものである上に、ナノマシン技術で構成・制御されており、その名の通りにあらゆる衝撃に対して一瞬で硬化する。更に、周囲に存在する電子機器の類やその残骸から電力を吸収する事で、ポテンシャルを引き出す事が出来る)

   『愛国心と民意の権化(メタルギア・エクセルサス)』(アームズテックセキュリティ社により製造された大型多脚歩行戦車。1人での操縦が可能な上に操縦自体もかなり手軽にできる。搭載兵器は腕部の格納式大型ブレードと頭部の主砲のみだが、大型機であるが故の凄まじい重量や質量そのものが強力な武器となる)

武器:無し

願い:真の自由を実現させる

方針:基本的にはマスターに従うが、気に入らないようなヤツならぶん殴る

アメリカ合衆国コロラド州選出の上院議員。大学時代はアメリカンフットボールの司令塔(クォーターバック)を務めていた事もあり、ガタイが良く、大柄な体格で政治家になって以降も逞しい肉体を維持していた。大学卒業後は国へ奉仕する為に海軍へ入隊し、その後、政界へ進出して政治家になった。PMC『ワールド・マーシャル』や傭兵派遣会社『デスペラード・エンフォースメント』と愛国者達が解体されてなお遺してしまった規範とされる愛国心・拝金主義・全体主義、そしてアメリカ国民の経済不況による保守思考・他国の排外感情を爆発させる事により、「国家と自己を同一化し、アメリカ国民というだけで自らを誇れる」という文字通りの愛国者の息子達(サンズ・オブ・ザ・パトリオット)に仕立て上げ、新たなる戦乱を引き起こして戦争経済を復活させる事を目的とする『テクムセ作戦』を進めていた。だが、それ自体は表向きの建前でしかなく、ビジネス化された戦争や暴力から解放し、『個人の自由の力で語り合う、西部開拓時代の古き良きアメリカの如き弱肉強食の世界』にするという真の目的を持っている。最期は雷電に心臓を斬奪されて絶命したものの、個人と個人の闘争という自身の理想を最高のレベルで体験したアームストロングの表情に悔いは無く、寧ろ、その死に顔はとても満足そうだった。




そういえば、モダンファンタジアシティに紅魔館がある上でのフラン参加って事は・・・

フ ラ ン 陣 営 の バ ッ ク ア ッ プ 強 す ぎ だ ろ !

言峰綺礼と組むサーヴァントは・・・

  • このままブロリーで
  • やっぱ英雄王で
  • ランサーが死んだ!(先行入力)
  • うp主に一任する
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