やる夫達は並行世界と繋がった聖杯戦争に参加するようです。   作:しきん

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どうも、しきんです。

皆様、お久しぶりです。

3ヶ月以上もお待たせしまい、大変申し訳ありません。

リアルで大変な事態に見舞われ、モチベーションも上がらず、全く書き進められませんでした。

また、今回の投稿に合わせて『モダンファンタジアシティ 地理』に修正を加えました。


サーヴァントが人型とは限らない

「Door!?」

 

数多の星々に照らされたその空間で、1人の男がシャドウを相手に苦戦を強いられていた。

 

強大な力を持つ息子がここにいない以上、その力を当てにする事が出来ないのは分かっていたが、サイヤ人の私がシャドウに梃子摺るとは・・・!

 

サイヤ人であるにも関わらず、影を倒せないばかりか、逆に嬲られる有様。

 

この現状を前に男の苦々しい記憶が甦る。

 

 

事の始まりは、嘗て惑星ベジータがまだ存在していた頃だった。異常な戦闘力を持って生まれたブロリーが『将来、王家を脅かす存在になる』という理由で処刑されると聞いて、私はベジータ王の許に駆け付け、ブロリーの助命を懇願した。

 

だが、王は私の願いを聞き入れず、私はブロリーと共にゴミのように捨てられた。

 

それから後、フリーザが惑星ベジータを破壊しようとしていた時だった。その時の私は、生きる事を諦めかけていた。だが、そんな時にブロリーの潜在能力が覚醒し、バリアを張った事で生き延びる事が出来た。その時から私は誓った。理不尽な方針で自分達親子を貶めた王家への復讐を。

 

 

だが、この様は一体何だ。

 

影相手に、ただただ殺されるのを待っているようなものではないか。

 

男が歯噛みするのもお構いなしに、シャドウは右手に持つ剣を大きく振りかぶる。

 

よもや、これが私の最期になるとはな。

 

迫り来る剣を前に男が諦めかけた、

 

その刹那―――

 

突如、男―――パラガスが持っていたセイントグラフが宙に浮き、強い光を放った。

 

「おおっ、うおおおおおっ!?」

 

眩しい余り、パラガスは右腕で光を遮る。

 

すると、光の真下から『ソイツ』が勢い良く飛び出し、その余波でシャドウは弾き飛ばされた。

 

『ソイツ』は、たった今自分が弾き飛ばしたシャドウに真上から襲い掛かり、一瞬で丸呑みにしてしまった。

 

・・・一体、何が起きたと言うのだ?

 

パラガスは呆気に取られていた。

 

セイントグラフが光を放ったかと思えば、他の方向と同じく星々しか見当たらなかった筈の下から出て来た『ソイツ』が、まるで餌を食べるかのようにシャドウを飲み込んだのだから、そうなるのも無理は無いだろう。

 

だが、サイヤ人である私が倒せなかったシャドウを目の前で倒されては・・・『ソイツ』が現れなければ私が死んでいたところなのだから口にすべきではないのだろうが、正直に言って複雑な気分だ。

 

そう思っていると、『ソイツ』が再び私の前に姿を現した。今度はゆっくりとした動きで。

 

見たところ、『ソイツ』は超大型のミミズだった。具体的な特徴を挙げるなら、

身体の色は黒っぽい紫で、身体中に目が幾つも付いている。少なくとも、私の知らない生物だった。

 

しかし、私を襲おうとはしなかった。私を捕食対象として見ていないのか?

 

「・・・ん?」

 

ふと、パラガスは何かに気付く。

 

足元を見ると、そこには先程まで光っていたセイントグラフが落ちていた。

 

何も描かれていなかった筈の表の面には、獣のような頭の人間の絵が浮かび上がっており、下部には『Berserker』という文字が書かれていた。

 

まさか―――

 

「お前が・・・サーヴァントなのか?」

 

パラガスが『ソイツ』―――バーサーカーにそう問うた、その直後。

 

パラガスとバーサーカーは、闇に包まれた。

 

 

「ようこそ、見事、試練を乗り越えたマスターよ。私は言峰綺礼。今回の聖杯戦争の監督役を務めている」

 

何処からともなく、声が聞こえた。

 

声のした方を向くと、そこには服装からしてサイヤ人とは違う、謎の男がいた。

 

シャドウの事もあるので、あのミミズ―――サーヴァントを近くに待機させておきたいが・・・あれ以降、サーヴァントは姿を現さない。・・・いや、ミミズだから基本的に地中に留まっているのか。

 

いや、それよりも気になる事がある。

 

そもそも、ここは何処なのだ?

 

「ここは、聖杯が造り上げた都市『モダンファンタジアシティ』、その中にある教会。予選を突破したマスターは自動的にここへ移動される事になっている」

 

私の疑問を知ってか知らずか、コトミネキレイなる男は説明を続ける。

 

曰く、モダンファンタジアシティという都市は霊子サーバーが管理・運営する『天の聖杯』なるものが造り上げた仮想世界である。

 

曰く、モダンファンタジアシティで催される『聖杯戦争』なる儀式で生き残った最後の勝者は『天の聖杯』を用いて願いを叶える事が出来る。

 

長い説明の後、コトミネは私に問いかけた。

 

「信用出来ない、元の世界に帰りたいというのなら、それでも構わない。聖壇の奥にある扉を潜れば、元の世界に帰還出来る。だが、他者を殺し、騙し、屍山血河を築き、それでも尚叶えたい願いがあるのなら―――君の背後の扉を開き、聖杯戦争の舞台へ進みたまえ。そして、己自身を以て最強を証明せよ。さすれば、万能の願望器は、君の手に与えられん」

 

ここまで話を聞いた以上、その問いに対する私の答えは勿論、こうだ。

 

「―――良いだろう。私も叶えたい願いがある。それを叶える事が出来るのなら、勝ってみせよう」

「そうか―――期待しておこう」

 

私の返答を聞いたコトミネはそう言うと、無言で私・・・いや・・・私と、今は地中に潜っているであろうサーヴァントを見送った。

 

コトミネに、姿を見せないサーヴァントが見えているのか―――等と、今更そんな疑問は持たない。

 

パラガスは振り向く事無く、教会の扉を開けた。

 

 

聖暦2110年 11月30日 早朝 言峰教会前

 

「これは―――」

 

目の前に広がる光景を見て、声を洩らした。

 

3Dディスプレイや空飛ぶ船等、それら自体は驚くに値しない。自分の知るそれらと違う点はあれど、実物は以前にも見た事がある・・・というか、宇宙船に至っては今までの人生で何度も乗った経験があるのだから。だが、他の惑星では到底見る事の出来ないような美しい景色に存在するだけで、それらも美しいと思えるのは―――

 

「ここが仮想世界とはいえ・・・やはり、地球が宇宙の中で最も環境が整った美しい星だからか」

 

恐らくそうなのだろう、そうパラガスは納得した。

 

不意に、笑みが零れる。過去に訪れたどんな星も、嘗ての自分の故郷も、これ程の美しさは無かった。パラガスは、地球という惑星の美しさに感動していた。

 

「ふ、ふふふ・・・」

 

人知れず、パラガスは笑う。

 

だが、今度のそれは目の前の美しい景色、そして地球の美しさへの感動ではない。

 

ブロリーこそいないが、これはチャンスだ。俺とブロリーの帝国を築く、またと無いチャンスだ。

 

バーサーカーと共に聖杯戦争を勝ち抜き―――

 

「最強の宇宙帝国を築き上げてやろうではないか!ふーっふっふwあーはぁーはぁーはーっwうあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはっはぁーっwwひゃぁっはっはっはっww」

 

太陽が東に広がる森から顔を出し始めた時、未だ住民の殆どが寝静まるダウンタウンに狂気染みた笑い声が木霊する。

 

パラガスが胸に抱く大いなる野望―――その達成にまた一歩近付いた事を祝うファンファーレが、誰にも知られず鳴り響く。

 

この聖杯戦争、果たしてどうなる―――!?

 

 

[マスター パラガス]

能力:サイヤ人(瀕死の重傷から回復する度に戦闘力が高くなる)

出典:ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦

性別:男

武器:気弾(体内の気を対外にエネルギー化して発射する技。その内の光球型がこれに当たる)

   制御用リモコン(パラガスがブロリーを制御する為に科学者に作らせた制御装置。本来は制御対象の身体の各部に装着するサークレット・チョーカー・アームレットと使用者が右手に装着するリモコンのセットであるが、現在のパラガスはリモコンしか持っておらず、制御装置として使う事は不可能。実質ネタ用の器具である)

役割:観光客

願い:宇宙に一大帝国を築き上げる

方針:優勝狙い

令呪の位置:右手

戦闘民族『サイヤ人』の数少ない生き残りの1人。粗暴で凶悪なサイヤ人としては珍しく、物腰柔らかな人物であり、王族であるベジータやその息子のトランクスを始め、彼らに同行した地球人の面々に対しても紳士然とした対応を見せるが、その本質は後述のベジータ王族への報復、そして全宇宙の支配を目論む野心家である。その為なら忠臣を手にかけ、実の息子さえもその戦闘力を利用する為にコントロール装置で操った挙句、惑星の消滅を目前に部下や実子を置き去りに単身逃亡を図る等、サイヤ人としての残忍性を内包している。嘗て、息子であるブロリーが異常な戦闘力を持って生まれた事から将来、王家を脅かす存在になる事を危惧したベジータ王によりブロリーの抹殺命令が下される。パラガスは王の許に駆け付け助命を懇願するが許されず、彼自身も王から強力な気功波を浴びせられ、父子共々ゴミのように捨てられる。しかし、フリーザによる惑星ベジータ消滅の間際にブロリーの潜在能力が覚醒した事で九死に一生を得る。それ以降、理不尽な方針で自分達親子を貶めた王家への復讐を誓い、ブロリーの力を制御する術を手に入れてからは地球を拠点とした宇宙帝国の建設をも目論むようになった。

 

[サーヴァント イーター・オブ・ワールド]

クラス:バーサーカー

出典:テラリア

性別:不明

ステータス:筋力B++、耐久A、敏捷B+、魔力B、幸運C、宝具B++

属性:混沌・悪

スキル:狂化B(使用すれば能力が1ランク上がる。マスターの話を聞ける程度の理性を保つが、宝具を使用する事が出来ない)

    戦闘続行C(戦闘を続行する能力。所謂『往生際の悪さ』。瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦う事を止めない)

    分裂B(自身の身体を分裂させる事が出来る。分裂した身体はそれぞれ独立して行動出来るが、分裂すればする程、各個の幸運以外のステータスも低下していく)

宝具:『不浄の大地(ザ・コラプション)』(結界宝具であり、イーター・オブ・ワールドの生息地。闇によって汚染された不浄な土地を自身の固有結界とし、その内部でモンスターを繁殖させ、敵を捕食し、魔力を吸収する)

武器:無し(というか、持たせる必要も持つ為の腕も無いので・・・)

願い:無し

方針:マスターに従う

不浄の大地に凄む、身体中に目が付いている不気味な見た目の超巨大ワーム。シャドウオーブと呼ばれる物体を三つ破壊したりワームの餌を使ったりすると、地中から凄まじいスピードで現れ、下手人に襲い掛かってくる。因みに、身体は頭部と尾を含めて50のパーツ(?)で構成されている。




イーター・オブ・ワールド君の分裂ですが、比較対象が見付からなかった為、ランクはほぼ勘で設定しました。

言峰綺礼と組むサーヴァントは・・・

  • このままブロリーで
  • やっぱ英雄王で
  • ランサーが死んだ!(先行入力)
  • うp主に一任する
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