やる夫達は並行世界と繋がった聖杯戦争に参加するようです。 作:しきん
聖暦2110年 11月26日 午後 セントラルロード ネルフ前
このパラディウム・シティにおける一番の目玉スポットは何処か。
街行く人にそう尋ねると、皆が口を揃えて言うだろう。
多目的超高層ビル『ネルフ』だと。
市内なら何処からでも見える程高く、敷地面積が広いビル。外壁はダークグレーを基調としたカラーリングとなっており、内部にはショッピングモールを始め、行政施設、図書館、映画館、企業オフィス等の施設が存在する。最上階は巨大な立体プラネタリウムとなっており、外からはまるでビルの上に乗っている月が回っているように―――
「どう見ても不気味じゃないか・・・」
アムロ・レイは眼前に聳え立つネルフを見上げ、思わずそう呟く。
実際に来てみて感じる、言い知れぬ不気味さ。だが、こんな成でもランドマークとして住民に受け入れられているらしい。
この世界に来てすぐ、アムロはこの都市の地理を実際に見て把握しようと判断した。その序でにネルフを訪れた訳である。
人間だけでなく、多種多様な種族が多く住むこの都市。こういうデザインはシンボルとして、意外と馴染み易いのだろうか?とはいえ、第一にビルの上に月を乗せるなんて、何というか―――
「度し難い・・・」
そこに、アムロの隣に立つ少年が、アムロの感想を代弁するかのように一言呟いた。
茶髪ショートヘアに金色の瞳。肌は浅黒く、極端ではないが耳の先が尖っている。ゆったりしたズボンを穿いており、金属製の大きな首輪とそこから垂れるマントを纏っているが、よく見ると上半身は裸だ。個性を考えても、この少年はこの都市の一般市民であるように見えるだろう。
だが、艶やかな金属で造られた四肢は一般的だろうか。
別に、それが一般的だと言うのなら否定はしない。ファッションセンスは人それぞれ、千差万別なのだから。
尤も―――少年のその四肢にファッションとの関係は無いのだが。
少年の声を聞いたアムロは、今の少年の言葉の意味を察した。
「アーチャーもそう思うのか」
アムロは少年の事をアーチャーと呼んだ。そう、この少年はアーチャーのサーヴァントなのだ。真名は『レグ』という。
「ああ。月を乗せるアイデアもそうだが、月の部分には赤い格子のような模様まで付いている。本来の月にはあんなものは無い筈だが・・・」
「た、確かにそうだよな・・・」
アーチャーの評価は的を得ていた。
先述したビルの上に月を乗せるという大胆なアイデアもそうだが、月の模様の方はよく採用されたなと思う。芸術とかには疎いからよく解らないが、そっちで評価されたのだろうか。
まあ、それはそれとして―――
「入ってみるか・・・?」
「は、入ってみるかって・・・変な所に入らない限りは大丈夫だと思うが・・・」
時間的にも大丈夫な筈なので、取り敢えず入ってみる事にした。
夕方 セントラルロード 大通り
ネルフ・・・といっても、立ち入ったのはショッピングモールの区画だけだったが・・・に入ってみた感想をここで一言述べよう。
思いの外良かった。
ネルフを後にしたアムロとアーチャーは現在、セントラルロードを通る大通りの歩道を歩いている。
「そういえば、アーチャーの世界にはとても大きな穴があるんだろう?確か、アビスっていう」
「ああ。それがどうかしたのか?」
「いや、なんていうか・・・並行世界や多元宇宙からも英霊が召喚されるなんて話も、強ち嘘じゃないなって」
「この聖杯戦争はそういうものらしいからな。それを言うなら、僕からすればマスターが巻き込まれた戦争もなかなかに度し難いと思うが」
アムロとアーチャーの世界は、ある意味で真逆と言える。
アーチャーがアビスなる大穴の話をした時、アムロは驚きを隠せなかった。
アムロの世界では、後に一年戦争と呼ばれる戦争でジオン公国軍が実行した『コロニー落とし』と呼ばれる所業によりシドニーを含むオーストラリア大陸の一部が消滅したが、何処までも深い巨大な穴が出来たとか、そういう話を聞いた事は全く無かった。
逆に、アーチャーの世界では宇宙移民どころか人類が宇宙に行ったという話すら無いらしい。
「マスターは何故、この戦いに参加するんだ?」
「どうした、アーチャー?」
「いや、一応聞いておきたいと思ったんだ。マスターの世界の戦争の話を聞いて思ったのだが、もしかすると、その戦争はもう終わっているのではないだろうか?それならば、元の世界に帰るという選択肢も悪くないと思う。教会にある出口から帰る事は出来るのだろう?」
アーチャーの問いは、アムロが聖杯戦争に参加する理由についてだった。
アーチャーから見れば、アムロは意図して参加した訳ではない、巻き込まれてしまった者。
であれば、退く事も現実的な判断だ―――そう考えた。関係ないのなら、ましてや死地から生還したばかりであるならば、命を賭ける事は無いのではないだろうかと考えたのだ。
「・・・確かに、僕には聖杯戦争に参加する理由は無い。でも、この戦いには何かあると感じたんだ」
「何かある?」
「そうだ。霊子サーバーが運営していると言っていたけれど・・・僕には、完全にコンピューターだけで運営しているとは思えない。それに―――」
アムロは続けてこう言った。
「それに、あの言峰という神父は信用出来ない。あの人から感じた。人の不幸を望んでいるような・・・途轍もなく黒いものを」
「途轍もなく黒いもの・・・すると、すんなり帰してくれる様子でもなかった、という事か」
「そうだと思う。もし、あの場でサーヴァントとの契約を解除したマスターがこれまでにいたとすれば・・・」
「その人達は既に殺されている・・・か」
「元の世界に帰るには・・・それこそ、聖杯戦争で勝ち残るしかない」
正直に言って、アムロは言峰綺礼を信じていない。
アムロは予感していたのだ。言峰は何か『黒いもの』を持っているんじゃないか、と。
『黒いもの』の正体―――その全てまではその場で認識出来なかったが、言峰綺礼から感じた『黒いもの』が、アムロを警戒させるに足りる、途轍もないものである事は認識出来た。
その時のアムロを以てしても認識出来なかった分の正体が何なのか。
それは、ニュータイプさえも欺ける程のランクの気配遮断を有するアサシンなのかもしれない。
或いは、高度な魔術によって化けていたキャスターなのかもしれない。
それが存在する事を裏付ける証拠も無い以上、現時点では憶測に過ぎないが、言峰という人間だけは何か隠し持っていると、アムロのニュータイプとしての感覚が告げていた。
「物事の本質を見抜く力が凄いんだな、マスターは」
「煽てないでくれよ。アーチャーだって凄いじゃないか」
斯くして、一年戦争という壮絶な戦いを生き抜いた戦士は、特異な出自を有するアーチャーのサーヴァントと共に聖杯戦争という新たな戦いに足を踏み入れる。
この先、彼らがどうなるか。何を知り、何と関わり、何を成していくのか。
それはまだ、誰にも分からない。
[マスター アムロ・レイ]
能力:ニュータイプ能力(簡単に言うなら、並外れた認識力や直感力、感応波と呼ばれる特殊な脳波からなる能力)
出典:機動戦士ガンダム
性別:男
武器:無し
役割:統合軍防衛部隊フレームアームズパイロット
モダンファンタジア・アカデミーに通う高校1年生
願い:元の世界に帰還する
方針:生き残る。その為に準備期間中はこの世界での交流を利用し、情報収集や対策といった、出来る事をやっておく
伝説のニュータイプ。一年戦争時にサイド7でRX-78-2ガンダムに乗り込み、ジオン公国軍のザクⅡを2機撃破した事を皮切りに、愛機ガンダムを駆って多くの強敵達と渡り合う。ニュータイプとして覚醒して以降、その卓越した能力はなお加速し、超人的な戦績を挙げていった。
[サーヴァント レグ]
クラス:アーチャー
出典:メイドインアビス
性別:男?
ステータス:筋力C+、耐久B++、敏捷B、魔力A+、幸運B-、宝具A+
属性:中立・善
スキル:対魔力C(魔術への耐性。第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない)
単独行動A(マスター不在・魔力供給無しでも長時間現界出来る能力。マスターを失っても約3日は現界可能)
千里眼C(『鷹の目』とも呼ばれる視覚能力。例え高速で移動する相手でも、4km以内の距離なら正確に狙撃出来る。より魔術的に高次元の千里眼であれば、遠方はおろか未来さえも見通す事が可能となるが、Cランクではその域までには達しない)
気配感知C+(気配を感じ取る事で、効果範囲内の状況・環境を認識する。また、近くに存在するサーヴァントが気配遮断を持っている場合、同ランクまでであれば無効化する事が可能)
伸縮自在B(腕を伸縮する能力。レグの腕にはワイヤーが内蔵されており、腕を射出して最大約40mまで伸ばす事が可能)
宝具:『火葬砲(インシネレーター)』(掌と足裏にあるレンズ状の部位から光線を発射する宝具。『熱線』の類であるが、命中したものを構造や強度に関係無く即座に分解消滅させる他、再生能力を持つ不死の存在にも回復不能なダメージを与える事が可能。また、出力を絞る事で光線の直径を小さくする事も可能。このように凄まじい威力を誇るが、その分1発毎の魔力消費量も大きく、数発分の補給に2~3日かかる上、発動から10分後に2時間の昏倒状態になってしまう)
武器:無し
願い:まだ決めてない・・・と言うより、願いとか約束していた事は粗方生前に片付けた
方針:黒幕についての情報収集はマスターに任せ、自分は襲い掛かる敵を倒す
大穴の街で暮らす少女リコにアビスの中で機能停止している所を拾われた少年型ロボット。自分が何者なのかを知る為にリコと共にアビスの底を目指した。ロボット故に強力な身体を持つが、その一方でメンタルは脆い。怪談の類が苦手であり、お化けや幽霊が話題に出ると恐怖に震えながら否定する。他者の異様な言動、アビスの奇怪な事象に対して「度し難い」という言葉を使う事が多く、しばしば自身もその対象になる。稀に肯定的表現の強調にも使われる。口調は大人びていて、性格は基本的に真面目。また、純粋無垢かつ素直であり、その所為か、簡単に騙されやすい。ふわふわしたものの感触が好きであり、仲間の1人であるナナチの身体を執拗に触ろうとした。リコと出会う前に殲滅のライザと行動を共にした時期がある他、六層で成れ果ての姫として崇拝されていたファプタとは彼女の目的を果たす為の約束を交わしていた。
言峰綺礼と組むサーヴァントは・・・
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このままブロリーで
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やっぱ英雄王で
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ランサーが死んだ!(先行入力)
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うp主に一任する