四万十鎮守府編は未完ですが当方としてはこっちが書きたかったので
四万十鎮守府 提督執務室 時刻1000
「大本営より貴官の辞令が下った。」
その言葉の重さに伸びた背筋をさらに伸ばし、踵を合わせる
「発:大本営海軍部人事局
宛:四万十鎮守府提督補佐 樋口晃一少佐
貴官は知識と経験を積み、十分な技量を持ち合わせていると認定し、3月31日付で教育期間を終えることを認める」
こうして僕の長かった教育期間が終わった
「また4月1日付で貴官を新設される天王山鎮守府及び他2基地の司令官を命ず」
は?
いやちょっと待て
新米の提督に鎮守府1つに基地を2つ……??
上は何を考えているんだ
「よかったな、大出世じゃないか」
提督が嬉しそうに言う
「ま、まあ……、ところで天王山って…もしかして……?」
「あぁ、お前が住んでたところだな」
さらっと言うね、提督……
「あそこは最も新しい鎮守府と基地でな、めちゃくちゃすごいんだぞ」
さらに続けて言われる
「はぁ……わかりましたよ……
四万十鎮守府提督補佐っ!任期を終え天王山鎮守府他2基地の提督を拝命しますっ!」
海軍式の敬礼で辞令を受け取る
提督もそれを見て頷き敬礼した。
夕立
「補佐、何処かに行くっぽい?」
補佐
「故郷で指揮をすることになりました。夕立さん、今まで面倒を見てくれてありがとうございました」
夕立
「また暇になったら来るっぽい!!」
補佐
「えぇ、必ず」
赤城
「補佐さん、短い間お疲れ様でした」
補佐
「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
加賀
「ふぉさ、おふぃひゃげもっへかへってきてくらひゃいふぇ
(補佐、お土産持って帰ってきてくださいね)」
補佐
「えぇ、長岡京は筍が美味しいんです、手土産に持って帰りますね」
金剛
「ヘーイ!ホサ!!またいつでも遊びに来るネー!!」
補佐
「もちろんです、また美味しい紅茶が飲めることを楽しみにしてますね」
伊58
「また一緒に潜るでち!!というかそっちに私も行くでち!!」
補佐
「おぉ、それは良いですね、是非いらしてください」
補佐
「球磨さん、ありがとうございました」ナデナデ
球磨
「ぬいぐるみじゃないクマー」
補佐
「古鷹さーん、寝てないで起きてくださいよー」
古鷹
「……あと5分……ムニャムニャ」
補佐
「もう………衣笠さん、古鷹さんのことお願いしますね」
衣笠
「衣笠さんにお任せ!ですよ?」
補佐
「それでは行ってきます、1年間お世話になりました」
提督
「あぁ、頑張ってな。もしなんかあったら連絡してくれ、いつでも頼って良いぞ」
補佐
「えぇ、本当にありがとうございます、それでは」
黒塗りの車が四万十鎮守府の敷地から滑り出した
お互いの姿が見えなくなるまで手を振ったとか振ってないとか
「あいつならやれるニャ」
「ふふふ、俺たちの補佐だからな」
こうして1年間の四万十鎮守府での生活は幕を下ろした