[通貨]
日本は円。
宇宙はリンド。
そこそこお偉い船乗りの給料が600万リンド。
なぜだかわからないが物凄い偶然でだいたい1円=1リンドぐらいなのかもしれない。
[強さランキング]
宇宙勢>>>>>|超えられない壁|>>>>>都市破壊級(ダラス14号含む)≒軍>冒険者≒各種魔物
大トカゲ君も所詮宇宙勢の敵ではない。
なぜなら宇宙勢はその気になれば星ごとぶっ壊せるから。
[地球用語]
・迷歴
世界が一つではないという強烈なパラダイムシフトによって、世界の暦はグレゴリオ暦から迷歴へと切り替わった。
移行については未だに揉めていて、使っていない国もある。
・ダンジョン
二十二年前に突然見つかった、異世界と繋がってる謎の穴。
最初は魔物が出てくるそこを埋めたり塞いだり爆破したりと色々やっていたが、ほどなく世界中にポコポコ出来まくって管理不能に。
中から異世界人や魔物がやってきた事もあり、二十年経った今でも各国絶賛混乱中。
日本その他の比較的被害の少ない穏健派諸国は異世界人たちを受け入れ、ダンジョンから富を生み出そうと躍起になっている。
もちろん全ての異世界人を拒絶している国もある。
・冒険者
迷歴以前と違い、ダンジョンに挑む者、又は魔物と戦う者を指す言葉となった。
日本に初めてダンジョンが発生した時、バットや包丁などの装備で挑んで帰らぬ人となった者も多いが、生還して物資を持ち帰った者、そのまま異世界に突き抜けて異世界人を嫁として連れ帰った者、魔物から老人ホームを守るために手製のロボット戦車で戦った者等もいた。
日本中大混乱の中、凶器を準備して勝手に魔物と戦っていた彼らの中には警察に逮捕されたりした者もいたが、状況が明らかになった時点で全員釈放されている。
今やその混迷期の英雄がそのまま政治家になったり、映画スターになったり、玉の輿に乗ったり、異世界で貴族となったりしているため、冒険者は人生一発逆転チャンスの非常に夢のある職業だ。(大本営発表)
実際のところは迷宮ショックから二十年経って危機感も薄れ、もはや都会では3K仕事としてバカにされがち。
なお一部地方では、槍の一つも振れなければ学校にも行けない地域もあり、冒険者達は未だ現役のヒーローである。
・異世界
現在地球の国家が国交を結べている異世界は数えるほど、その中で定期的な貿易ができているのは三ヶ所程度。
ダンジョンが険しすぎて通商団も命がけ & ダンジョンを安定して行き来できる高位冒険者にいちいち金払ってたら大赤字のダブルパンチで貿易やる人がいない。
国策として高位冒険者を無理やり公務員にして交易させようとした国があるが、高位冒険者はどこでも生きていけるので異世界や他の国に亡命されてなかなか上手くいっていない。
・異世界人
ダンジョンを渡ってこれる異世界の高位冒険者達なわけだが、地球の娯楽や食事にハマったり、柵のなさに惹かれたりして地球に居着く人もいる。
居着いた地球で地球人と混ざって冒険してたり、商売したり、サラリーマンになったり、色んな人がいる。
地球人との間に子供は残せたり残せなかったり、そこはまだまだ研究が続いている分野である。
成長の早い獣人系だともう第三世代が生まれてたりする。
地球で一番有名なのは薬剤師のエルフで、日本で一番有名なのはオーク族二世の相撲取り。
・スキル(地球)
ダンジョン出現と共に人間が使えるようになった超常の力。
ライターの代わりぐらいの火しか出せなかったり、ちょっと体の皮膚が固くなる程度の力しか持たない者が大多数。
しかし、ダンジョンが出現したての混迷期にスキル持ち達が大活躍したおかげで、地方では対魔物対策の切り札として見られ、様々な勧誘の対象となっている。
勧誘だけではなく、スキル持ちに異性をあてがって血を取り込もうとしたり、スキル持ち同士で血を残させようとしたり、人権無視の行為が普通に行われている。
人が多く、スキル持ちに頼らなくても大丈夫な都会と違い、地方は常に人手不足なのだ。
なお、実際にスキル持ちカップルからスキル持ちの子供が生まれてしまった例も存在して、スキル遺伝説は今だに広く信じられている。
・スキルオーブ
ダンジョンの壁や床に析出するビー玉ぐらいの宝玉。
色や形である程度スキルの種類が判別でき、飲み込むとそのスキルを得る。
今のところマーズが懸念したように狂ったり死んだりした人はいないが、飲んでもスキルを得ない人もいるらしい。
・ダンジョン
全国展開の組織ではなく、基本的には各都道府県や自治体別に運営されている。
下手に組織を纏めて、都会基準で方針を決められると地方は壊滅してしまうからだ。
まだまだマシな日本ですら冒険者の争奪戦は激化の一途を辿っており、地方の管理組合では冒険者になるとその日から衣食住がタダになったりする。
・
冒険者の中でも、特に賞金のかかった魔物を狙う者たち。
それを狙う理由は様々で、金、名誉、献身、そしてスリルなどが挙げられる。
ある意味一番冒険者っぽい人たちだ。
・激安の御殿キテコーテ
関西資本のディスカウントストア。
深夜まで営業しているため、夜型の若者からの支持が厚い。
東京のとある店舗には、白いジャージのめちゃくちゃ可愛い女の子が頻繁に訪れるらしい。
[宇宙用語]
・リンド
銀河で使われているお金の一つ。
別に銀河の共通通貨というわけではなく、あくまで地球のドル的存在。
場所によっては普通に使えない。
・ポプテ
宇宙の猫、ポプテ族。
基本的に個人の名前を持たず、嗅覚と毛皮で人を見分ける。
死んだポプテは同じ毛皮のポプテに生まれ変わるという信仰を持つが、これはポプテ族だけの特色ではなく、個人の名前を持たない毛皮系の種族にはよく見られる宗教観である。
地球ではケット・シーとして大人気な彼らだが、宇宙ではそうでもない。
金にがめついポプテが銀河中を荒らし回った時期があったのも原因だが……
多分宇宙にはもっと可愛い動物系の種族がわんさかいるのだろう。
・ウェドソン人
地球人と同じ見た目の種族、猿型人種の事。
環境適応力と繁殖力が高く、銀河でもそこそこ多数派。
・魂魄
魂魄とは人の魂の事、宇宙的に言えばその人のアイデンティティを司る不可視の物体の事である。
魂魄は流転し、肉に宿る。
銀河の科学ではそう認識されている。
基本的に前世の功罪は次の人生には持ち越せないが、そんな事知るか俺が生きてる限り恩は返すぜって人も、何回殺しても恨みは晴れねえ!って人ももちろんいる。
前世の特定を法律で禁じている星系もある。
・異能(銀河)
魂魄に紐付く力、と銀河では言われている。
ぶっちゃけ星の海を航海する段階まで技術が進むと、九割のスキルは他の技術で代替可能。
だからといって他の人にはできない事には違いないので、スキル持ちはたとえそれがどんな小さな力でも割と選民思想こじらせがち。
基本的に普通の人からも白い目で見られがち。
そんなスキル持ちの中でも上澄み中の上澄みの残り一割、他の技術で代替不可能な
そのため、その隙を商売人につけこまれるのだ。
ジャグラーは曲芸師、奇術師、詐欺師の意。
魔術師のタロットの別名でもある。
・ヤパブリンカ
汎用麻薬。
「どの種族でも楽しめる」というのが売り文句のソフトドラッグだったが……
別の麻薬と同時に接種することにより、樹木系の種族を感染性のある凶暴なゾンビに変化させる効果が見つかった。
超巨大な資源採掘船がウェドソン人のエンジニア一人を除いて全滅するという大事件が起き、所持しているだけで死刑が決まるレベルの麻薬となった。
・銀河通商機構
一つの惑星系を丸ごと使った、何でも揃う超巨大なマーケットを管理運営する組織。
様々な特許や利権、実働部隊を握っており、勢力間の調停も担う。
マーズの所属していたマージーハ輸送連隊もここの紐付きだった。
・冷凍処置
生体を超急速冷凍して保管しておく技術。
人に使うのはゴリゴリの違法。
とはいえめちゃくちゃに枯れた技術で、滅多なことでは死亡しないどころか障害もほぼ出ない。
解凍は自然解凍で行えるのも経済的。
・パラス 分子置換波射出装置
缶詰に偽装された銃。
光線を当てた物を何でも無に帰してしまう銃と考えると強く見えるが、所詮は個人の携帯武器。
大質量には勝てないし、宇宙にはこれを無効にする装備も山ほどある。
・
銀河通商機構の一部で、各星系に支店を出して莫大な利益を上げている。
ここの支店がある星系は都会として扱われ、他の星系から羨まれるという。
・空間転写装置
ホロヴィジョンを発生させる装置。
地球で言うところのHDMIやDP端子のついたプロジェクターのようなもの。
・銀河ネットヤカタ
銀河の大半で配送料を無料にしてくれちゃう凄い企業。
その分割り高だったり型落ちだったりするが、銀河の田舎者は割とみんなここのユーザーだったりする。
・
トンボに宇宙の金塊と呼ばれる、変換効率のいい安定した物体。
世が乱れれば乱れるほどこいつの相場が高くなる。
黄金は食えないが、安定化マオハは食える。(変換すれば)
・
古い古い組織で、一時期は世界最強として恐れられた時期もあったぐらいなのだが、今は見る影もない。
ちょっとした事なら動いてくれるが、宇宙海賊に追われている時に救助を要請したりしても「民事不介入」とか言って来てくれなかったりするので嫌われている。
彼らにも言い分はあるが、ここが機能不全を起こしているせいで自力救済に走った勢力が千年戦争を長引かせた経緯もあり、一部地域では海賊よりも嫌われている。
・
高レベルの
一度交わした契約は遂行率いまだ100%、信用度は銀河トップクラス。
誰に何でも売ると言って憚らず、立入禁止の星系も多い。
創業者が高次元体と契約を交わした証文が銀河最大の大学の奥深くに保存されているらしい。
この創業者は他にも色々な商売を興しており、第二世代戦闘機で4000機の敵機を落とした記録を持ち、頭を撫でるだけ、微笑むだけで異性を惚れさせ、160人の妻を持ち、一時は一つの星系を丸ごと有する王でもあった。
創業者の没後、最も期待されていなかった創業者の末っ子が継いだ金頭龍商会以外の商売は全て失敗、所有していた星系は他勢力に併合され、一族のほとんどは皆殺しの憂き目に合った。
銀河にはこういう商会がいくつかある。
・レドルギルド
海賊行為も行う武装勢力。
そこそこ力があり勢力も大きいが、あくまでそこそこレベル。
・ヴァラク財閥
戦闘機から惑星級空母までを開発、製造、販売する銀河の大物。
このクラスの財閥となれば自前の暴力装置の一つや二つは普通に持ってる。
娘に舐めた事をしてくれたレドルと戦争中。
・マージーハ輸送連隊
バリバリに武装した輸送船で宇宙を駆け回る屈強な運び屋。
普通の海賊はマージーハの船には近づかないが、逆に落とせば実入りは大きいので積極的に狙う者もいる。
業界シェア3位なのが自慢。
[川島家]
・川島
地球人、男。
普通すぎるぐらい普通のゲームや漫画好きの大学生。
憧れの東京で一人暮らしをしていたら、変な
将来普通にサラリーマンになるつもりだったので基本ふわふわ。
大学デビューに普通に失敗し、普通に友達がいない中、普通に真面目に大学に通っていた。
やる時は覚悟を決めて命を賭けるが、それで女性から惚れられたりはしないぐらい普通の人。
マーズと共に日用品や食品をダンジョンの中で高値で売り捌く調達屋を始め小銭を稼ぐ。
ピザ屋の配達バイトをやっていたが、調達屋を法人化し川島総合通商を起こしたのでさすがに辞めた。
1話~30話まで20歳
他人と品物を取引する
観光バスぐらいの大きさなら何でも入り、今のとこ容量の底が見えたことはない。
もうお前運送会社やれよ。
宇宙人からレベル4の異能者と言われたが、本人は特に自覚なし。
というか単純に比較対象がなさすぎてよくわからないらしい。
川島家が過去に飼っていた猫のマーズにクリソツの宇宙猫のマーズを宇宙に帰す事が目標。
・マーズ
宇宙の猫、ポプテ族。
銀河と地球では年の数え方が違うため年齢不明。
マージーハ輸送連隊所属の船乗りで、船では曹長の地位にあった。
海賊に捕まって冷凍され、トンボのジャンクヤードへミカンの皮と交換されてきた。
宇宙人でも普通の人はあんなに色々知らないよ。
生まれはポプテの星の一つ、ポピニャニア。
故郷に戻ることが目標。
・ ユーリ・ヴァラク・ユーリ
義体化ユーザーのウェドソン人。
銀河と地球では年の数え方が違うため年齢不明。
元銀河級のアイドルで、人気絶頂の時に身内の裏切りで海賊に攫われた。
全部剥ぎ取られ脳殻のまま放置され、トンボのジャンクヤードへドラゴンの死体と交換されてきた。
軍事企業であるヴァラク財閥の長女で、前世はパロットという王家の夭折した姫君。
一人称も姫、あだ名も姫。
演算特化の高級脳殻を装備していて、地球程度のインターネットじゃ敵なし。
寝ててもドローン千台ぐらいなら飛ばせる。
深刻なトラウマに悩まされており、トンボの手を握っていないと眠れない。
買い物なんかに行くとよくナンパされるが、元々最強のモテ属性を持つ彼女は歯牙にもかけない。
実は義体でも遺伝子情報から卵子を合成すれば普通に子供を作れるが、彼女はこれまで未婚で子供もいない。
・川島隆志
川島家の父。
トンボの二十四歳年上。
独特なセンスを持ち、川島家の子供達をキラキラネームにしてしまった。
大の猫党だが犬も好き、アニメや漫画も好きでゲームも好き。
ちょいボロいが関東に一軒家を構える。
・川島友子
川島家の母。
トンボの二十二歳年上。
あんまり細かいことは気にしない。
家を出て東京の大学に行ってしまったトンボを気遣って、色々仕送りをしてくれる。
・川島
トンボの妹。
トンボの二歳年下。
元々
[冒険者]
・吉田
プレートキャリアを付けた眼鏡の冒険者。
堅物で、責任感が強い。
彼の妻は川島総合通商でアルバイトをしている。
・
金の拵えの日本刀を二本差ししたイケメン冒険者。
二十代で、まだまだ現役バリバリ。
『抜刀』スキル持ちで、スキルオーブで『料理』も手に入れた。
いつもパーティメンバーが女ばかりのハーレム系ラノベ主人公。
実は豪運。
・
バラクラバをつけた四十代のおじさん冒険者。
元水道屋さんで、会社の倒産を機に同僚を集めて水道管と金属バットを持って冒険者になった。
息子と娘がおり、息子と同世代のトンボを割と気にかけている。
大学生の娘が川島総合通商でアルバイトをしているが、そこで溜まったポイントのほとんどは化粧品に使われてしまっている。
・
目の下に濃い隈のある女性。
女性冒険者パーティ『恵比寿針鼠』の元メンバー。
『高速思考』のスキルを持つ。
元々銀行員で、スキルが発現した後無理やり結婚させられそうになって東京に。
その後は冒険者として活動し、パーティを解散してからはトンボに請われて川島総合通商の部長となった。
・吉川久美子
眼鏡をかけた女性。
女性冒険者パーティ『恵比寿針鼠』の元メンバー。
『恵比寿針鼠』が解散する原因となったドラゴン襲撃事件で重傷を負った。
今は川島総合通商の課長。
・飯田
普通の美人。
女性冒険者パーティ『恵比寿針鼠』の元リーダー。
学生の頃はバレー部の主将、その後は一部上場のシステム会社に就職したが、激務に心をすり減らし自分で仕事のペースを決められる冒険者に転身、そこそこの成功を収めていた。
今は川島総合通商の社員。
・高井
黒髪おさげの女性。
女性冒険者パーティ『恵比寿針鼠』の元メンバー。
今は川島総合通商の社員。
・岡
禿頭の冒険者。
コンパウンドボウを背負う。
ピザの焼き加減にうるさい。