ヤンデレな女の子に愛されるだけの話   作:ストレア=リネレイト

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正真正銘の初投稿です。
初心者ですがよろしくお願いします。
後々上手くなっていく筈なので見切りをつけないでくれると嬉しいです

12/24 少し編集しました
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物語系
ツンデレ幼馴染はあなたが大好き1


ねぇ!」

 

 俺は成戸正(なりと ただし)ただの高校二年生だ。

 今日は訳あってショッピングモールにいる。

 

ねぇ!」

 

「ねぇってば!!」

 

「本当に聞いてるの!? ったくこれだからアンタは。いい?アンタがどうしてもっていう

 から付き合ってあげてるの。だからアンタに拒否権なんてな・い・の!」 

 

「聞いてる。聞いてる」

 

「本当に聞いてるならさっさとこれ買いなさいよ!」

 

 さっきから騒いでいるこのツインテール美少女は桜崎寧音(さくらさき ねね)

 幼馴染であり、俺の彼女だ。ここに来たいと言ったのも寧音だ

 そして彼女が指で示す先にあるのはとあるネックレス。値段はなんと24000円。

 さっき寧音が突然「これほしい!」と言いだしたのだ

 しかし高校生が思いつきで買うには少し高すぎる。

 

「いやさぁ。こういうの買ってもつけてくれないじゃん」

 

 そう。今までこいつにはいろんなアクセサリーを買わされた。

 しかしそれをつけているのは一度も見たことがないのだ!

 そこをつくと露骨に寧音は目をそらす。そしてすこし目を泳がすと

 

「ねぇ、どうしても買ってくれないの?」

 

「!!」

 

 くッ、こいつ今にも泣き出しそうな顔して。しかもなんだそのツインテールは

 生きているみたいにぴょこぴょこはねやがって! 

 

 そうやっているうちに周りからの目線が集まる。

   

      「見てあの人彼氏かしら」

       「プレゼント買ってもらえないのかな」

     「うわ~あいつ心狭すぎだろ」

 

 周りの声を聞き寧音は少し嗤わらうと

 

ねぇ買ってよう シクシク

 ここぞとばかりに演技しやがって! 

 

 そう考えてる間も周りの視線は厳しくなっていく。

 

        「うわぁあいつ彼女泣かせたぞ」 

       「彼女泣かせるとかマジサイテー」

      「あいつ本当に彼氏かよ」

 

「あぁもう買うから! わかったから!」

 

「やったー!ありがと

 直ぐに寧音は笑顔になる。可愛いなちくしょう。

 

◆◆◆

 

「もうこんな時間かそろそろ帰るぞ」

 

「え~もう帰るの? 全然遊びたりないんだけど」

 こんな事を言っているがあの後もこいつのおかげで

 持ってきたお金のほとんどが消えた。誰ださっき可愛いとかいったやつ。

 

「いいからいくぞ」

 

「ハァ。ったくしょうがないわね。今日はこんくらいで許してあげるわ」

 

 帰りながら考える。

 中3の時は、もっと優しかったのになぁ。彼女は高校に入ってから変わってしまった

 当時は少し指を切っただけで「大丈夫!? すぐ絆創膏はるからね!

 ……痛いの痛いの飛んで行け~。うん。これで良し!」

 だったのに今では

「なにやってんの? ダサいんだけど。ハァ。はい、絆創膏。何故って…たまたま

 持ってただけだから勘違いしないでよね!」と、初手罵倒だ。どうしてこうなった。

 

「はぁ」

 

「どうしたのよ」 

 

「いや、なにも。ほら家ついたよ」 

 

「そう。じゃ、またね」

 

「また明日」

 

 玄関の扉を閉めつつ思う。

 ちょっと、と言うかまぁまぁあたりはきついけどそれでも俺と付き合ってくれてるし

 俺のことが嫌いというわけではないのだろう。

 所謂ツンデレというやつだそれでも俺の金を使いすぎだと思うが。

 せめて一回くらい身につけているところ見たいなぁ。

 

◆◆◆

 

今日は月曜日 昼休みだがやることもなく校内をブラブラ歩いている

 

「──か──つ─あ───?」

「─や─」

 

 奥の空き教室から男と女の話し声がする。これは寧音の声か?少し気になり覗いてみる

 もう片方は──ー!?あれはイケメンで有名な山田だ!

 寧音のことで悩んでるときアドバイスしてくれるいい奴だ

 でも寧音となにを話しているんだ?

 ?今一瞬山田がこっちをみたような…

 

「なんでよ別にいいじゃんあいつは遊びなんでしょ?」

 

「それは、ちg「僕知ってるよ?」

 

「正君に買ってもらったアクセ1回もつけてないんでしょう?」

 

「そ、そうだけどそれは!」

 

「てことは別に彼のこと好きじゃないんでしょう?

 なに、それとも大好きなの??」

 

 寧音の顔が見る見るうちに赤くなる

 

「ばっかじゃないの!あいつがどうしてもっていうから付き合ってあげてるの!

 べ、別にあいつのことなんてどうでもいいんだから!あいつはそ、そう!財布よ私の財布。

 この私が付き合ってあげてるんだから当然よね!」

 

 寧音は早口でしゃべる

 正直、俺は開いた口がふさがらなかった。

 どういうことだ?これじゃぁまるで俺は──

 

「じゃあ僕とつ「ガタッ」

 

 しまった!

 

「あんたここでなにしてんの!?も、もしかしていままでの……!ちがっ」

 

「おや、いいとこにいるねぇ。話は聞いていただろ?」

 

 山田が寧音を遮り目の前に立つ

 

「どうやら彼女は君のことなんかどうでもいいらしい」

 

「だから寧音君は僕がもらうことにするよ」

 

「!!」

 

 俺は耐えきれず走り出す。涙が止まらないクソ。「ちょっと!まってよ!話を聞いて!!ねぇ!」

 確かにおかしいと思った事はあった

 それでも寧音が喜んでくれてるならいいと思っていた。

 だが

 

「俺はただの財布、か……」

 

 気づけば俺はもう家の玄関にいた

 突然帰ってきた俺に驚いたのだろうが、俺の雰囲気を察したのか

 母さんはただ「おかえり」とだけ言ってくれた

 

 

 

「本当に明日からどうしようか」

 

 もう夜だというのにまだ頭から衝撃が離れない

 最初の頃見せてくれていた笑顔は嘘だったのだろうか

 考えれば考えるほど気持ちがぐちゃぐちゃになってくる

 

「はぁ、細かい事は明日考えよう」

 

 そう思い俺は眠りにつくのだった

 

 

 

 

 夜はまだ長い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正君に嫌われた。正君に嫌われた。正君に嫌われた。なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!なんで!!なんでよ!!!

これも全部あのゴミが悪いんだ。あいつのせいで!どうしようどうやって正君と仲直りしよう?どうすれば…………」

 




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