ヤンデレな女の子に愛されるだけの話   作:ストレア=リネレイト

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お待たせしました。実はお嬢様物欲しいなーってだけで書いたんで出会いとか何も考えていませんでした。
出来るだけそれっぽく書いたんで許してください。

あと、ツンデレ幼馴染のヒロインサイドは一応最後まで投稿したんで読んでくれると嬉しいです


貴方を助けてくれるヤンデレお嬢様1 裏

 突然ですが私には愛して止まない方がいます。

 その方の名は名前は秋風 柊。生まれこそ平凡ですがそんなの関係ないくらい愛らしい方です。

 出会いは私が中学生の時。嵐のように突然でした。

 その日は習い事の帰りで送迎の車の中にいました。

 信号に捕まり、ふと外の景色を見ていると角から男の子が飛び出てきました。

 その時の私は特に彼のことを知らなかったので男の子が飛び出てきた。

 気に止める必要もない、たったそれだけの認識の筈でした。

 

 ですが数日経ち、また車の中から外を見ていた時です。

 突然、運転手に「どうかなさいましたか、お嬢様」と言われました。

 最初は何の事かわかりませんでした。ですが、時間が経つにつれて段々と理解してきました。

 私は無意識にあの男の子がまた飛び出てこないか探していたのです。

 それからの私の頭は彼の事で一杯でした。

 

 朝起きても習い事中でも頭の中には彼がいます。何故こんなに彼の事しか考えられないのか、

 どうして彼の事を考えると不思議な気持ちになるのか。

 このままではお父様を心配させてしまいます。私自身もモヤモヤします。

 どうすればいいのか。考えた結果、取り敢えず彼について知る事から始めました。

 

 幸いにも顔はドライブレコーダーに映っています。

 それだけあれば特定は簡単です。我が財閥の情報網を舐めてはいけません。

 2日後に執事が報告に来ました。

 彼の名前は秋風 柊だという事。趣味はゲームなど。住んでいる場所は同じ街。

 性格は人見知りだが優しいですか。現在通っている中学校は〇〇中学校。

 

 彼の事を知れば知るほどもっと知りたい、彼に会ってみたい。

 そんな気持ちが溢れ出て来ました。

 そうして読み進めていくと、私は見つけました。

 『最も進学する可能性の高い高等学校は……』

 どうやら私の行くべき所が決まったようです。

 

◆◆◆

 

 時は経ち、桜の舞い散る季節になりました。

 私は今、新しい学び舎の門を叩こうとしています。

 ハッキリと言ってしまうと私が叩くには余りにも貧相な門です。

 ですが、此処には彼が居ます。それだけでこの貧相な門にも意味があるという物です。

 

 私が入学式を行う体育館まで歩いて行くと周りの視線が集まってきました。

 自分で言ってしまいますが他から見れば私は十分美しいと言われる部類であると自負してます。

 そこで、前もって如月財閥の令嬢が来ると噂を流してあります。

 これで大半の人は距離感を勝手に感じて避けてくれます。

 財閥という名に近寄って来る頭の悪い人もその内関わって来なくなるでしょう。

 後は私の手の者で周りを固めておきましょう。

 そちらの方も準備済みです。年齢など誤差の範囲です。

 

 さて、席に座ると入学式が始まりました。

 長くて無意味な校長の話が始まります。

 

「桜舞い散る季節になり〜〜」

 

 因みにこの校長は学校の資金を横領していて、真っ黒です。

 なので証拠を片手に脅しました。私の手の者が入学出来たのもそのおかげです。

 彼と一緒のクラスにするよう取り計らわせるのも忘れていません。

 

 ですが私にはこれから最も重要な試練があります。

 それは彼が私にとって、私の会社にとって無害かどうか確認しなくてはなりません。

 私が彼にの事もっと知っていく内に抱いているこの感情が恋だと言うことには気付いています。

 そしてお父様にもこの事は報告しました。

 すると返ってきた言葉は「お母様の許しを得られたらいい」とのことでした。

 

 ちなみにですがお父様は如月家に婿に来た人なので実権は殆どお母様にあります。

 なのでお父様は重要な事ほどお母様に任せる、が染みついてしまっています。

 そしてそのお母様ですが「会社の不利益にならないなら」と一言で済ませました。

 

 と言う事で私はそれを確認しなくてはなりません。

 ですが今回は分かりきっています。伊達に何ヶ月も身辺調査を行なっていません。

 彼は人見知りですがとても優しく真面目です、頼まれたら断れません。

 簡単に言うと何処ぞの誰かと違って横領なんてしないと言う事です。

 会社を経営する才能は無いかも知れません、がお父様も似たような者だったらしいので

 問題はありません。では、何故わざわざ確認しに行くのか。

 

 これは私の問題です。

 相手は車の中からチラッと見えた程度。此方は相手のことを知っているのに

 相手は私の事を何も知らない。そんな状況で結婚まで考えてもいいのでしょうか。

 更に言えば私は恋に恋をしているだけでチラッと見えただけの方に幻想を押し付けいる

 のかもしれません。なのでこの疑問は絶対に解消しなくてはなりません。

 

 気付けば入学式なんて終わっていました。

 新入生が退場していきます。

 流れにのって私も退場していきます。

 教室に着いた瞬間すぐさま飛び出ていきました。彼と顔を合わせないように。

 

 踊り場まで走っ所で足を止めます。

 正直言うと私は怖いです。今までのこの思いが幻想だったのではないか。

 彼と会う事でそれが崩れ去ってしまうのではないか。

 調べた所、彼の周りには所謂「富裕層」と呼ばれる人や権力者などはいませんでした。

 つまり私という力を持つ者と初めて出会い、関わっていく内に欲に溺れてしまう。

 彼だって人です。そんな事があってもおかしくない。

 欲に溺れて身を滅ぼしていく人を今まで何人も見て来ました。

 いや、でも彼はそんな人じゃないはず。でも…

 

 不安で思考がグルグル回っていきます。

 少し気持ち悪くなって立つこともままならなくなって来ました。

 

「ぁ、えっと、大丈夫ですか?」

 

 !!

 突然声をかけられ驚いてしまいました。普通なら今はクラスの人と関係を築くために

 一生懸命会話を試みている時間でしょう。

 ならば此処にいる人は一体どんな物好きでしょうか。

 人々の上に立つ者として弱ってる姿を見せる訳にはいきません。

 ですが心配をかけさせてしまった事に変わりありません。腰をあげて顔を見ます。

 

「はい、何でもあり……ぁ、っっ!」

 

 !?!?!?!?

 そこに居た方の顔を見た瞬間、体の隅々までに電撃が走りました。

 ああ、何でこんな…。

 目の前の方が私を心配してくれてる。私が不安で不安で仕方がない時に来てくれた。

 私の為に来てくれた。…いえ、本当は違うのでしょう。

 偶然通りがかっただけ、でもいいでしょう?今はこんなにも胸が高鳴っているのですから。

 

え、なんか顔真っ赤なんだけど。あ、あの、ホントに大丈夫ですか?」

 

ん!はい、本当…に何も、ありません」

 

 またっ!彼に話しかけられる度に身体に電流が流れていきます。

 まずいです。おそらく今の私は顔を真っ赤にして話しかけられる度に身体を震わせてる

 可笑しな人だと思われています。それだけは避けたいです。

 

「そ、そっか。もしかしてめっちゃ怒ってる?え、なんかした?

 

「いえ、怒ってなどいませんよ。少し気分が悪かっただけなので安心してください」

 

…スゥ〜〜あの、すみませんでした!」

 

 そう言って彼は走り去ってしまいました。

 少し名残惜しいですが、此処においては助かったと言えるでしょう。 

 深呼吸をして体の熱を外に出します。

 私は決めました。

 彼は、秋風 柊は私の物にします。その為に出来ることは全てします。

 そう決意した私の胸には先ほどの不安は少しもありませんでした。

 

 それにしても会話をする度にあのような恥を晒してしまうのはどうしましょうか。

 

 

 

 

 

 




秋風視点
トイレ行こうとしたらなんか体調悪そうな女子がいたので声をかけた。美少女でびびった。
顔真っ赤にして怒ってた。陰キャに話しかけられたからキレてたよ絶対。
因みにその後やたら話しかけてくるので絶対目をつけられてたと思った。

如月視点
好き。生涯を共にするのは柊以外考えられない。

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