ヤンデレな女の子に愛されるだけの話   作:ストレア=リネレイト

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20日ぶりにこんにちは。設定を考えてなくて結構難産でした。
誤字脱字あったら報告ください。

9/25 最後の所を少し加筆しました


貴方を助けてくれるヤンデレお嬢様5 裏

 秋風さんの頬を暫く触っていると邪な気持ちになってしまったので一旦外に出ます。

 深く息を吸い、吐き出して火照った体を冷やします。

 一応、後は寄り添うだけと言いましたが。正直それだけで済むと思えません。

 情報を流して次の日には暴行に出る様な奴らです。

 正直私達の時間を邪魔される未来が想像できます。と、少し憂鬱になっていると

 

「う、う~ん……っ!?痛っ」

 

 中から秋風さんの声が微かに聞こえてきました。どうやら目が覚めた様ですね。

 

「…でもどうしてここに?」

 

 ふむ、少し混乱されている様ですね。無理もないですか。

 なのでここは私が説明して差し上げましょう。

 

「その疑問には私がお答えします。あ、声に出てましたよ?」

 

 声が出ていた事に気付いたのか顔を赤くする秋風さん。

 

「そ、それで疑問に答えてくれるって?」

 

「はい。最初に、貴方を保健室まで運んで来たのは私です」

 

 私はその後も秋風さんに現状を説明していきました。

 コロコロ表情を変えていく秋風さんは見ていてとても面白かったです。

 特に女生徒を襲った事になっていると伝えた時は凄く良い表情になっていました。

 

「……と、言う事ですが、いかがですか?」

 

 秋風さんに今後の対応について伝えました。簡単に言うなら私が秋風さんを守るだけです。

 少しだけ微妙な顔をされてしまいましたが、これしかないと納得して貰いました。

 

「えっと、迷惑かけてごめんなさい」

 

 突然秋風さんに謝罪の言葉をかけられます。改めて秋風さんを見ると暗い顔で俯いていました。

 なので私は優しく声をかけます。

 

「勘違いされているかもしれませんが、私は貴方だから助けようとしているのですよ。

 私がやりたくてやっている事なので気にする必要もありません。

 こういった場合は素直にありがとう、と言えば良いのです」

 

「……あ、ありがとう」

 

 秋風さんはぎこちない動きでしたがしっかりとそう言いました。

 

「はい。どういたしまして。それではそろそろ戻りましょうか」

 

「ぇ、もう戻るの?」

 

「大丈夫ですよ。私が付いています。さ、行きましょう」

 

 最初こそ嫌そうでしたが、私が先に出ると慌てて付いてきてくれました。

 

 

 教師の声だけが響く授業中の教室に突然ガラガラと戸を開ける音がなりました。

 教室に着くと、授業を受けていた皆さんの視線が一斉に此方へ向きました。

 まずは私へ、そして次にやって来た、秋風さんへと。

 所々に湿布などを貼っている彼を見て、幾人かには薄ら笑みを浮かべて居る人もいます。

 

 私は気にせず席に着きました。

 先生に何処に行っていたのかと聞かれたので保健室に怪我人をを運んでいたと端的に伝えます。

 

 授業が終わると私の周りには早速人が集まってきました。

 

「ねぇ、如月さんどうゆうつもり!?」      「そうだ〜」

  「なんであいつを庇ってるんだ!」  「被害者の気持ちも考えなよ」

 

 一つ一つ答えるとようとすると面倒なので秋風さんを信じているの一点張りで

 通す事にしました。

 

◆◆◆

 

 時は経ち、昼休みになりました。

 

「何処へ行かれるのですか?」

 

 秋風さんを食事に誘おうとしたところ、何処かへ行かれる様子だったので慌てて呼び止めました。

 今の秋風さんには敵が多いので彼の行動一つ一つに注意しなければ何があるかわかりません。

 

「如月さん?弁当食べに行くだけだよ」

 

 全く、この人は自分が危険な状況である事を覚えているのでしょうか。

 このままでは本当に彼の身が危ういですね。

 

「では、私もご一緒します」

 

「は!?いやいや、さすがにいいよ!」」

 

「そうだね。今回は”これ”の言うとおりだよ」

 私達が教室の前で話していると突然変な男が割り込んできました。

 

「……あの、どちら様でしょうか」

 

 何というか面倒そうな方なので早めに何処かへ行ってほしいのですが。

 

「なん、だと…?この僕を知らないというのか…?」

 

「あの、もう通して貰ってもよろしいでしょうか?」

 

 正直、初めて見た顔ですし、隣の秋風さんもよく分からなそうな顔をしています。

 

「いや、待ちたまえ。お嬢さんの隣に居る”それ”、良くない噂があるそうじゃ無いか」シュバッ

 

「だからどうだい?これは置いていって僕と食事で「結構です」…へ?」

 

 先程から言わせておけば秋風さんを軽視しすぎではないでしょうか。

 

「大体、先程から秋風さんを”これ”だとか言って居ましたが何ですか貴方は人の事を物扱いするの

 ですね。そのような人とは関われません。はぁ、貴方のせいで時間を無駄に使ってしまいました。」

 

 …っは!私とした事が頭に血が昇ってしまいました。

 横目で周りの状況、主に秋風さんも反応を確認してみると、意外そうに驚いてるだけでした。

 私がここまで大きい声で喋った事が無かったからでしょう。

 

「な、なんでそこまでそいつの味方をするんだ!……なるほど

 ああ!なんて可哀想なお姫様だ!このようなクズの毒牙にかかってしまうなんて!でも大丈夫

 さ!僕が哀れな姫様を救い出してあげるからねっ!!」シュバッ

 

 さて、目の前の男が何か言っていますがそろそろ時間がなくなってきてしまうので

 少し強引になってしまいますが切り上げてしまいましょう。

 

「結構です。私は騙されて居ませんし秋風さんがそのような事をしない

 心優しい人だと知っております。それでは、ご機嫌よう」

 

そう言うと私はすぐさま秋風さんの連れてその場を離れました。

 少しの沈黙の後に秋風さんがおずおずと口を開きました。

 

「き、如月さん?えっと、ありがとう。でも…

 

 秋風さんがまた謝られそうだったのでそれを必要ないと彼に言うために

 自然と意識が向いた時です。衝撃が走りました。

 

 な、なぜ私は彼の手を握っているのでしょうか。手に彼からの温もりが伝わってきます。

 ままマズいです。手汗とか大丈夫でしょうか!?

 

「如月さん?」

 

 !?もしかして今何か話していたのでしょうか。どうしましょう何も聞いていませんでした。

 焦っているともう屋上に着いてしまいました。取っ手に手をかけつつ必死に考えます。

 ええと、話の流れで言うなら……… 

 

 

「ねぇ、秋風さん」

 

 ドアを開けて前に進みました。涼しい風を赤くなっているであろう顔で感じつつ私は話します。

 

「ん?」

 

「私は何があっても貴方の味方です。例え周りの全てが敵になっても、です。

 ですので私をいくらでも頼ってください。」

 

 これは紛れもない私の本心です。上手く喋れているかは分かりませんが。

 

「……取り敢えずお昼にしましょうか。ね?秋風さん」

 

 面と向かって言うのは少し恥ずかしくて、誤魔化すようにベンチに座りました。

 その後は他愛もない話をしたり、初の共に昼食を食べた事もあってか

 少し勢いに身を任せ、食べ物の交換なんて事もしてしまいました。

 

 

 今はそれを思い出して悶えている所です。

 

「…お嬢様準備が整いました」

 

「はい、今いきます」

 

 後は少し手を加えるだけです。

 

「後少しで全て上手く行きますよ。楽しみにしてて下さい」




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