ヤンデレな女の子に愛されるだけの話   作:ストレア=リネレイト

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やっとかけました。テストはどうだったかって?その話やめましょう。
話変わるけどアークナイツでペナンスを無料10連で引けた+スターレイルで景元のキャラと光円錐を30連で引けた作者を褒めてください

5/27 蟷螂好きの影蜘蛛さん 誤字報告いつもありがとうございます

6/3 松田陽葵の口調を直しました


ツンデレ幼馴染はあなたが大好き2 裏

 「すぅ…はぁ」

 

 私は今公園の木陰に隠れて息を整えている。

 そろそろあいつが来るはずだ。

 

 ザッザッ

 

 誰かが来るのか音がする。

 

「あれ、寧音君は…」

 

 この声は山田だ。私は金槌を袖の中に隠した。大きめの服を着ているのでバレにくいはず。

 後は山田をこっちにおびき寄せてこれで殴ればいい。

 意を決して話しかける

 

「ねぇ、山田君」

 

「おや、寧音君そんなとこに居たのか」

 

「うん。他の人に見られると恥ずかしいからこっち来て?」

 

「どうやら僕のお姫様は恥ずかしがり屋のようだ」

 

 深呼吸だ深呼吸。山田の言うこと一つ一つにキレそうになるが頑張って抑える。

 山田がこっちにやってくる。今のところは怪しまれていない。 

 

「それじゃあ、ちょっと後ろを向いてくれない?」

 

「?ああ、かまわないよ」

 

 山田は私に従って後ろを向いた。

 私は袖に隠しておいた金槌をゆっくり取り出す。

 手に力を込めて、少し息を吸う。

 

「……っ、はぁ!」

 

「っ!かはっ」

 

 ゴンっという重たい音と共に山田は倒れた。

 私は頑張ってより見えにくい方へ山田を引きずっていった。

 そして間を開けず倒れた山田に対して必死に金槌を振るった。

 抵抗されないようにと肩を重点的に殴っていく。

 ある程度肩を砕いた所で山田を起こす。

 

「…ふう。ねぇ、聞きたいことあるんだけど……聞いてるの?」

 

 山田は情けなく顔をぐしゃぐしゃにして泣いている。

 

「ねぇ、早くして?殴るよ?」

 

「ヒッ、わか”ったわ”かったから!!な”ん”でも話すから!」

 

「ふう、まぁいいや。それでなんで私達を別れさせようとしたの?」

 

 一旦憤りの気持ちを抑える。さて、本題はここからなんだけど…

 山田は少し時間を置いて、ぽつりと話し始めた。

 

「……それは、君が僕を置いてあんな奴と恋仲になっているからだ」

 

 

 ……は?

 思わず呆けてしまう。だがそんな私を置いて山田は話を続けていく。

 

「入学してすぐの事だ僕は初めて君を見たときに恋をした。これほど僕に相応しい女性は見たこと

 がなった。でも隣にはすでに別の男がいた。なぜだ?僕が好意を寄せているんだぞ、

 だったら隣の男は捨てて僕の物になるべきだろう!」

 

「……………」

 

 言っている事がめちゃくちゃね。何を言ってるの?すでに彼氏がいるのに、

 自分が好きになったから自分の物になれ?頭がおかしいんじゃないの。

 山田は何故かヒートアップして来たようでどんどん喋り出した

 

「だから僕は考えた。2人を別れさせたら直ぐに僕に乗り換えてくれると

 一週間でこれを考えた僕は天才的だよ。友人という立場を利用して恋愛相談に乗る振りをして

 寧々くんが彼に嫌われるように仕向けた。そして2人の仲は悪くなった。

 ここまで完璧だったのに、ここまで完璧だったのに何故君は僕に物にならない!

 あの男よりも顔が良く、優秀で、素晴らしい存在なのに!!」

 

 これはさっきからなんで正君よりも自分が優れているかのような言い方をしているの?

 正君の方が優しくてかっこよくて何倍もずっと優れているというのに。

 それに自分の物にするために別れさせるとか人として終わりだと思う。

 私は自然に腕に力が入っていたことに気付いた。

 何はともあれ何が原因なのかは分かった。これを正君に説明すれば、分かってくれるはず。

 

「うん。話してくれてありがとう」

 

「じゃあ「とりあえず歯食いしばってね」…へ?」

 

 

 

◆◆◆

 

 はああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

  こんなっ、こんな奴の所為でっ!

 

 時間は夜11時。私は今部屋でとてつもないほどにキレていた。

 あいつのせいで私達の仲を引き裂かれた挙句、理由が好きになった女に彼氏がいたから

 とか言うとんでもない物だったからだ

 少しだけ殴った後あのゴミとはしっかりお話ししてさっきの出来事を話さないように

 ”説得”してきた。必死に言わないって言ってくれてたし大丈夫だろう。

 

 まぁアレの事は忘れるとして、大事なのは明日だ。

 明日の朝学校でキチンと説明して仲直りする。

 そしたら今までイチャイチャ出来なかった分たくさん甘えちゃったり…なんて。

 今までは正君がツンデレ好きだと騙されていたから心を鬼にして少し強めに当たっていた

 けど、もうそんな演技はしなくて良いんだから。絶対に離さない。

 

 えへへ、明日はお泊まりかなぁ。

 ぜったい最高の日にするんだから。

 

◆◆◆

 

 次の日私は早めに学校へ向かっていった。

 正君が来たらすぐに謝って仲直りしようと思う。

 教室についた。まだ誰も居ないので席に着く

 どうやって謝ろうかな。そう考えていると頭に言葉がよぎった。

 

 もし許してくれなかったら?

 

 急に視界が狭くなった。

 私は今までずっと正君が許してくれると思っていた。

 でもよく考えたら、正君からしたら私は自分を虐めて更に違う男と付き合っていた最低女。

 今更ごめんなんて言っても信じられないだろう。

 私だったら家に閉じ込めてもう二度とそんなことが起きないように調教しないといけない。

 でも正君から完全に拒絶されてしまったら、私は……

 眩暈がして訳もわからなくなってくる

 

「……ハア、ハァ、ハッ」

 

 ガラガラとドアの開く音がする

 

「あっ。寧音早いわね、おは…ってどうしたの!?」

 

、陽葵《ひまり》ちゃん…」

 

「とにかく落ち着いて深呼吸して?」

 

「す〜〜は〜〜」

 

 陽葵ちゃんに促されて私は呼吸を整える。

 気付かないうちに過呼吸になっていたみたい。

 陽葵ちゃんには感謝ね。

 呼吸を整えてると陽葵ちゃんが話を切り出してきた。

 

「ねぇ何があったの?ゆっくりでいいから話してみない?」

 

「…うん。実はね……」

 

 陽葵ちゃんには敵わないな。

 どんなに言いずらいことでも陽葵ちゃんにならしゃべれる気がする。

 


 

「何それ最っ低!山田の奴なんて事を!」

 

「それに関してはもういいの。と言うかゴミの事なんか考えたくもないし。

 そんな事よりも私、正君に謝りたいのにもし許してくれなかったら

 って考えたら怖くなってきちゃって…」

 

 私が話終わると陽葵ちゃんは静かに私の頭を撫でてきた。

 とても優しい手付きで安心する。

 

「寧音、大変だったわね。でも大丈夫。私が手伝ってあげるから!」

 

「ほんとにいいの?陽葵ちゃん」

 

 私から正君に話しかけるのはちょっと難しい。

 陽葵ちゃんが手伝ってくれるならとても助かる

 

「ええ。私が成戸君が来たら彼を呼び出して山田の事を説明してあげる。

 そしたら寧音が出てきて謝って仲直り!どうかしら?」

 

 今の私が説明しても正君は信じてくれないと思う。

 だけど陽葵ちゃんからなら信じてくれるかもしれない

 どうやら私は最高の友達を持っているみたいだ

 

「〜〜ありがとっ!」

 

 後は正君が来るのを待つだけだ

  

 

 

 

 正君が来ない。後少しでチャイムが鳴ってしまう。

 やっぱり怒ってるのかな。私になんか会いたくないって。

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 チャイムが鳴ってしまった。

 

「大丈夫よ、寧音直ぐ来るわ。」

 

 陽葵ちゃんは私を励まして席に戻っていった。

 本当に来るのかなぁ。

 不安になって私は俯いてしまう。

 

「よし。ホームル-ム始めるぞ~」

 

 ホームルームが始まってしまったが、先生の話は全く聞こえなかった。

 

「ホームル-ムはこれで終わりだ。起立、礼」

 

 ホームルームが終わってすぐに陽葵ちゃんがやってきた。

 

「ねぇ!成戸君来てるわ!」

 

「えっ?本当?」

 

「ええ。ほらあっち見て」

 

 陽葵ちゃんの指の先を見てみると…本当にいた!

 

「じゃあ私行ってくるわね」

 

「うん。お願い!」

 

 陽葵ちゃんは正君の方へ……

 

「正!休日はどうだった?どうせ桜崎さんと楽しんできたんだろ!」

 

「え、なに俺と寧音が別れて山田と付き合ったこと知らないのか?」

 

 やめてよ

 

「何があったんだ?お前らあんなに仲良さそうだったのに……」

 

 

「いろいろあったんだよ。とにかく俺とね…いや”桜崎さん”はもう他人なんだよ。」

 

 

「そう成戸君。だったらこれを見ても同じ事が言えるかしら?」

 

 なんで、そんなこと言うの。私はこんなにも正君を想ってるのに。

 私はとっても苦しいのに。君に一日会えないだけでそれだけで

 

「なっ、ひっぐ、なんでそんなこというの?」

 

「っ!また、泣き真似しやがって!」

 

「うえぇぇぇえん!!正のばかぁああぁぁ!!!」

 

 私はたまらなくなって逃げ出した。

 どうしてこんな事になったの。

 なんで私達の邪魔をするの。

 なんでどうしてもういややめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて

 

 

 

 いつの間にか私は家にいた。

 

『いろいろあったんだよ。とにかく俺とね…いや”桜崎さん”はもう他人なんだよ。』

 

「……ッ!」

 

 愛する正君から放たれた完全に嫌われた事を示す言葉。

 あの言葉が頭にこびりついている。

 ずっとなんでを頭の中で繰り返してる。

 

「なんでなんで………………嗚呼、そっか。そうだよねきっと正君は騙されているんだ。

 外の世界は危険だらけだから。私達の邪魔ばっかしてくる」

 

 でも誰に唆された?山田ではないだろう。あれにはおそらく出来ない。

 

「まあ関係ないか。これから正君が危険に晒されないようにすれば良いだけなんだから。」

 

「ふふ、あははははははは!」

 

 そうと決まれば準備しなくちゃね。ちゃんとやらなきゃ。私達のために。

 待っててね。正くん♡

 

 時は過ぎていく

 




若干ヤンデレ要素が足りない気がする。
あと陽葵ちゃんは珍しく全然良い人ですね。

誤字脱字あったら教えてください。
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