ヤンデレな女の子に愛されるだけの話 作:ストレア=リネレイト
女の子の口調ムズイです
今私はネットで正君を守るために必要な物を探している。
前々から正君に使いたいと思って調べていたのだが買ってはいなかった。
今買おうとしているのは、手錠と薬あたりだ。
最近の技術はすごい物で、午前中に注文すれば即日配達してくれるから恐らく
昼過ぎとかには届けてくれるだろう。
必要な物を購入し終えて暇になる。
私はぼんやりと昔の事を思い浮かべていた。
正君とは小学校からの付き合いだ。
家が隣同士だからよく一緒に遊んだりしていた。
中学校に上がる頃には思春期だからか誰が誰を好きだ〜とかよく聞くようになっていた。
その時はまだ恋とかはよく分からなかったが正君とこのまま一緒にいるんだろうなと
なんとなく考えていた。
けどある日状況が変わった。
「寧音、今日は先に帰っていいよ」
「え?」
「ちょっと用事があって長くなるかもだから」
私と正君はいつも一緒に帰っているのに何故か今日は違った。
私はとりあえず返事をしたが、私は気になって結局放課後に、正くんをつけて行くことにした。
「それじゃあ、また明日」
「うん。またね正君………よし、陽葵ちゃん行くよ」
「ええ、幼馴染をおいてどこか行くなんて怪しいわ」
私は一人だと不安だったので最近仲良くなった陽葵ちゃんについて来てもらう事にしていた。
私達は正君の後を探偵さながらに尾行していくのだった。
「あれ、ここって…」
正君について行った先は体育倉庫だった。
陽葵ちゃん曰くよく告白とかが行われているスポットらしい。
すると
「あっ、待たせてごめん」
正君が誰かに話しかけている声がする。物陰からこっそり見てみると、クラスの女子がいた。
二人は楽しそうに話している。二人は私達に背を向けてそのまま倉庫に入ってしまった。
それを見た私の中でナニかが膨れ上がってくる。
なんでそんな楽しそうな顔をしているの?なんで私と話している時には見せたこともないような顔をして私よりその女が良いの?それにココって陽葵ちゃん曰く告白スポットなんだって?てことはその女は告白するために正君を呼び出したのかなそれしかないよねだめだよ正君の隣は私の物なんだからそこは私の場所私がいるはずの場所だよね倉庫に入って何をしようとしてるのそんなの絶対絶対絶対絶対許さない
「寧音?顔怖いけど、どうしたの?」
「…え!?」
私は顔を触って確かめる。そんな怖い顔してたかな。
「ごめん。なんか正君が私以外の女と話してるの見たらなんかムカムカしちゃって」
「へ〜嫉妬してたのね」
陽葵ちゃんはニマニマしながら言ってきた。
私は何を言って…と思ったがすぐにかき消されてしまう。
「要するに寧音は好きな男が知らない女と楽しそうにしているのを見て嫌な気持ちになった。
そういう事でしょ?」
「いや、これは好きとかじゃ……それにその好きってのがよく分からないし…」
このモヤモヤとした気持ちが正君が好きだからかと言われると…うーん。
どういうのが好きというのかよく分からない。
私が悩んでいると陽葵ちゃんが聞いてきた。
「じゃあ寧音、クラスの男に体を見られるのと成戸君に見られる時でどんな気持ちになるか
想像してみて?」
いきなりだったので戸惑いつつ私は陽葵ちゃんの言う通りに想像した。
クラスの男子にジロジロ見られるのはなんか気持ち悪い。凄く嫌だ。
でもそれを正君に置き換えると……
「えへへへ」
「寧音は今こころがぽかぽかしてるんじゃないかしら。それは好きだからよ」
ずっと前から正君に会う度に心がこんな感じになるのは好きだからなんだ。
私は気付いていないだけでずっと正君が好きだったんだ。
「…そうだったんだ。すごい!なんでこんなに詳しいの?」
陽葵ちゃんはふふっと笑ってささやいてきた。
「実は私も今狙ってる人が居るの。あと少しで結ばれそうなのよ」
「ええー!そうだったんだ!だからそんなに詳しいんだね」
「ええ、だから任せなさい。まずは成戸君の目を覚さなくちゃいけないわ。
そのために何をすれば良いか分かる?」
陽葵ちゃんの質問に対してちゃんと考える。
正君には今変な女が纏わり付いている。だったらまずその女から離さなくちゃいけない。
「陽葵ちゃんあの女を離さなきゃいけないのはわかったけど、どうすればいいか分かんないよ」
「大丈夫よ。方法はあるわ。まず一つはあの泥棒猫を消す事よ。でもこれは現実的ではないわ。
そこで、もう一つは成戸君を家に監禁する事よ。これならあの女から引き離せるし
一緒に暮らす事も出来るわ」
すごい!正君と一緒に暮らせれる上にあの女から引き離せるなんて!一石二鳥だ。
陽葵ちゃんは天才だ!
「じゃあ、監禁するためにはどうすれ「あれ寧音何やってんの?」…え?」
声のした方へ顔を向けると正君が荷物を持って倉庫から出てきていた。
このままだと後をつけてきた事がバレてしまう。
私は慌てて話題を逸らす事にした。
「正君こそ女子と二人きりで倉庫でなにやってたの!」
正君の答えを待つ。答えによっては、本当に監禁しなくちゃいけなくなる。
正君が口を開く。
「先生に頼まれて荷物を取りに来ただけだよ?」
正君はそう言って、手に持ってる物を見せてきた。
「………え?」
陽葵ちゃんと遅れて倉庫から出て来ていた女子は肩を震わせて笑っていた。
「ふふっ、懐かしいな」
ちなみにあの女子は私が正君の事を好きだったのは知っていたらしい。
さらに言うならクラスの全員に知られていたらしい。とても応援された。
陽葵ちゃんにはあの後無事に好きな人と結ばれたらしい。
どうやったらデートの記録を残せるかとかを相談もした。
ふう。ちょっと気分転換がしたいな。時間はそんなに経っていない。外にでも行こうかな。
すぐ近くに小さめの公園があったはずだ。そこに行こう。
少し身だしなみを整えて靴を履く。
私は戸を開いて外に出た。
あと陽葵ちゃんは珍しく全然良い人ですね。←????
全然病んでました。
もともとヤンデレの素質があっただけの寧音を開花させたのはコイツです
お気に入りと感想ください。(欲望ダダ漏れ)