(メアリー)
みんなから頼りにされている、褒められている、そう思った私は次第に、私のオピニオン、意見を言うようになったので~す。こう見えて、私、思ったこと、すぐに、それもストレートに言ってしまうので~す。ちょっと勝気なところ、ありま~す。でも、それは、私、みんなのため、だといえま~す。私のオピニオン、意見を聞けばうまくいくので~す。私、なにかいけないことをしたのですか、私、わかりませ~ん!!双葉、教えてくださ~い。私のBadなポイント、それを教えてくださ~い!!
このメアリーの話を聞いて双葉はあることに気づいた。それは・・・、
(メアリーにとって自分の意見をすぐにストレートに言うこと、ちょっと勝気であること、それはメアリーにとって、個性、アイデンティティ、そして、メアリーにとって当たり前なのかもしれません・・・)(双葉)
そう、自分の意見をすぐに言うこと、ちょっと勝気なところ、それこそがメアリーの個性、アイデンティティ、であり、それはメアリーにとって当たり前のことだったのである。双葉がメアリーを見つけたとき、メアリーは双葉に対して自分の意見をすぐにストレートに言ったり勝気になっていたりしていた。ただそれはメアリーが持つ個性、アイデンティティからのものである、それをすること自体、メアリーにとって当たり前なことである、そうメアリーは思っていたのである。
さらに、双葉、そのメアリーの個性についてこうも考えていた。
(それに、それ自体、メアリーはみんなのためだと考えている。自分の意見を言うこと、それこそメアリーからすればみんなのためになると本気で考えていた。それこそ、私からすればとても素晴らしいことだといえる・・・)
そう、メアリーは自分の意見をすぐにストレートに言うこと、それこそみんなのためになる、そう考えていたのである。それは自己中心的なものではない、純粋なメアリーの思いからなのかもしれなかった。人は普通自己中心的に考えて行動することが多い。それは日本だけでなくアメリカでも、いや、世界中にもいえることかもしれない。だけど、メアリーからすれば自分のことよりみんなのためにと思って言ったのである。それこそ素晴らしいことだと双葉は考えていた。
ところが、双葉、それについてこうも考えていた。
(でも、ここ日本ではそれは協調性に欠けることにもつながってしまうのです・・・)
そう、ここ日本においてはメアリーのその行為そのものが協調性に欠けると判断されることも多かったりする。たしかに、メアリー自身、協調性に欠ける、とみえてもしかたがなかった。事実、メアリーは少し協調性に欠けていた。それでもメアリーはみんなのためだと思って自ら自分の意見を述べていたのである。だが、ここ日本においては人に意見を言うこと自体協調性に欠ける、と判断しかけないのである。それがたとえみんなのためだと思っていたとしてでもある。
それを踏まえた上で、双葉、ふとこう考えてしまう。
(もしかして、みんな、メアリーのその行為をああだと思って避けようとしているのかもです。それってメアリーにとって悲しいことだよね・・・)
そう、双葉はみんながメアリーのその行為を○○○○だと思って次第に避けようになったと考えたのである。それはみんなのためだと思って言っているメアリーにとってとても悲しい結末である。そんなメアリーのことを双葉は不憫に思っていたのである。
そして、双葉はついにあることを決意した。
(そんなのなんていやだ!!メアリーのためにも、私、生徒会長である私、百道双葉、一肌脱いでやるんだから!!)
そう決意した双葉、メアリーに対して、
「メアリー、私、決めたよ、メアリーのために、私、一肌脱いであげる!!だから、メアリー、待ってて!!」
と言うとメアリーを置いてその場から去ろうとしていた。これには、メアリー、
(えっ、双葉、どこに行くの?私を1人にしないで!!お願い!!)
と思ってしまい去りゆく双葉に対して、
「双葉、どこにも行かないで!!私のこと、1人にしないで・・・」
と大声で叫ぶも双葉はどこかにいってしまった・・・。
それから数分後、メアリーのもとに双葉は帰ってこなかった。そのためか、メアリー、
「双葉、メアリーのこと、1人にしないでくださ~い!!じゃないと、私、元気をなくしてしまいま~す。いや、もう生きる意味をなくしそうになりま~す」
と元気をなくしそうになっていた。いや、それどころか、メアリーの心自体・・・、
(私は双葉という仲間すら失いまし~た。それって(私からすれば)とてもいやなことで~す!!これで私はロンリーになったので~す。もういやで~す。もう生きること自体、、いやになるので~す・・・)
メアリーの心自体ノイローゼ気味になろうとしていた。実は、メアリー、こうみえてメンタルが弱い・・・、というか、気を使いすぎるところがあるのである。みんなから避けられているなか、そんな自分を見つけてくれた双葉ですら失ってしまった、これによりメアリーはほかの者から嫌われてしまった、たった1人になった、孤立してしまった、そうメアリーは考えてしまったのである。人はこれが続くとノイローゼ気味になってしまうことが多い。今のメアリーはその状態、ノイローゼ気味になってしまったのである。そのため、メアリーは元気をなくしてしまった、生きる意味を失ってしまったのである。
そのため、それはメアリー自身を苦しめることになった。メアリー、その原因について考えてしまう、こう言いながら・・・。
「双葉がいなくなったのって、もしかして、私、双葉に、私のオピニオン、意見をいろいろと言ってしまったのがBADなのかもで~す。きっとそうで~す!!」
たしかに、メアリー、双葉との初対面のときに双葉に対して自分の意見をいろいろとストレートにぶつけてしまったのである。それを、今、メアリーが思うに、それが双葉がここを去った原因だと、そのせいでメアリーはまた1人になってしまった、そうメアリーは考え込んでしまったのである。
そして、そう考えていくうちに、メアリー、ついにこう考えるようになってしまった・・・。
(もう、私、いやで~す!!私は自分の意見をすぐに言ってしまうので~す!!ちょっと勝気になってしまうので~す!!たとえそれがみんなのためだとしてもみんなからすればいやになるので~す!!そんな私なんてもういやで~す!!)
ついに、メアリー、自分のことがいやになりだしてきたのである。自分が持つその個性のせいでみんなが自分のもとから去っていく、それがいやになったのである。たとえそれがみんなのためだとメアリー自身が思っていたとしてでもある。
そのためか、メアリー、天に向かってこう叫びだした。
「もう、私、死にたいで~す!!もうなにもかもいやで~す!!はやく死にたいで~す!!」
それは教室中にこだましていた。だが、それは誰も聞いていなかった。空き教室ということもあり、まわりには聞こえていなかったのである。それはまるでメアリーにとって絶望へのコングになるかもしれなかった。
だが、そんなとき、絶望するメアリーに向かってこんな言葉がこだました。
「メアリー、もう大丈夫だよ!!」
この声に、メアリー、
「WHAT!!」
と声がする方を見る。
すると、そこには1人の少女が立っていた。その少女はメアリーに向かって大声でこう言った。
「メアリー、もう孤独じゃないよ!!この私はいるよ!!」
これには、メアリー、
(これって、もしかして、エンジェル!?」
とつい思ってしまう。メアリーは絶望しかけていた。だが、そこに天使が、、メアリーを救ってくれるエンジェルが現れた、そうメアリーは思ったのである。そのためか、メアリー、
「私のエンジェル、私のことを救ってくれるのですか?」
とつい声に出してしまう。
すると、その少女はメアリーを抱きしめてはこう告げてきた。
「メアリー、もう大丈夫だよ。この私、双葉がメアリーのために頑張ってきたんだよ・・・」
この少女の言葉にメアリーははっとする。
(双葉、双葉なの・・・)
そう、メアリーを抱きしめたエンジェル・・・、もとい、その少女は双葉だったのである。
その双葉はメアリーに対しこう告げた。
「メアリー、私がついているよ。だから、メアリー、悲しまないで・・・」
この双葉の言葉に、メアリー、
(双葉がカムバックしてくれた!!私、嬉しい!!とても嬉しいです!!)
と思ったのか、双葉のことを強く抱きしめるとともに、
「双葉、会いたかった、会いたかったです~」
と泣きながらそう答えてくれた。
そんなメアリーを見てか、双葉、
(メアリーは自分のことで苦しんでいる。その苦しみを、今、解き放ってあげるね)
と思うとすぐにメアリーに対して、
「メアリー、ちょっと私の話を聞いてくれないかな」
と優しく言うと、メアリー、
「はい、わかったで~す」
としおらしく言っては双葉の言葉を待っていた。
そして、双葉はメアリーに対して話始めた。
「メアリー、私、メアリーのことについてみんなからいろいろ聞いてきたの」
これには、メアリー、
「えっ、私のためにみんなからヒアリングしてきたのですか~」
と尋ねると、双葉、
「うん」
と元気よくうなずいた。そう、双葉はけしてメアリーから離れたわけではなかったのである。双葉はメアリーに関わったみんなからメアリーのことについて聞いてきたのである。これは双葉のある思いからのものだった。それは・・・、
(メアリーの悲しみは私の悲しみ!!なら、この私が、生徒会長である、いや、メアリーの親友である、この私、がその悲しみをなくすために、私、みんなにメアリーのことを聞いてやるんだから!!)(双葉)
そう、双葉はメアリーの悲しみを自分の悲しみとして受け取っていたのである。双葉はとてもお人よしである。とても面倒見もいい。ただ、そのために自分の作ったスクールアイドルグループが空中分解したのだが、それでも双葉は双葉である。今、メアリーのために双葉は動いていたのである。そうれは双葉にとって、生徒会長である、いや、メアリーの大事な親友だから動いていたのである。では、メアリーの悲しみをどうやってなくしていくのか、その方法は・・・、双葉自身がメアリーに関わるみんなからメアリーのことを聞いてまわったのである。物事にはちゃんとして理由がある。ただ、その物事を一方的に見てしまうとその理由がわからないばかりか間違った方へと向かってしまうことだってありえる。メアリーの場合、みんなのために自分の意思、思いをすぐに話してしまうのだが、それによってみんながメアリーのもとから離れてしまったのである。そのため、メアリーはたった1人になってしまった、孤独になってしまった、というのである。でも、それにはちゃんとした理由がある。メアリーからしたらそれは自分の個性、アイデンティティである、勝ち気であるため、すぐに自分の思いを言ってしまう、それが原因である、そうメアリーは思っていたのである。だが、それは一方向でしかみていない、といえた。メアリーからすればそうだが、それを受けている方、メアリーに関わったみんなからすればメアリーのことをどう思っているのか、それこそ大事であると双葉はそう思ったのである。だから、双葉はメアリーのもとを離れ、メアリーに関わっているみんなのもとに言ってはメアリーのことを聞いてまわったのである。
そんな双葉はメアリーに対し、
「メアリー、これはメアリーにとって耳が痛い話だけどいいかな?」
と尋ねると、メアリー、
「私はちゃんと聞くから話して・・・」
とうなずく。
これをみて、双葉、メアリーにある事実を伝えた。
「メアリー、みんなはね、特にメアリーのことを嫌っているわけじゃないんだ。逆に、みんな、メアリーのことを友達として見ているんだ」
その双葉の言葉に、メアリー、
(えっ、みんな、私のことを嫌っているわけじゃないのか・・・。それよりも、私のこと、フレンド、としてみているんだ・・・。私、嬉しい~です~)
と思うとともに、
「双葉、私、嬉しい~です~。みんな、私のこと、フレンズだと思っていること、それを聞けて嬉しいです~」
と泣きながら答えていた。メアリーとしては、自分の個性、アイデンティティ、のせいでみんなから嫌われている、みんなはメアリーのもとから離れてしまったものだと思っていたのである。だが、そうれではなく、逆に、みんなからメアリーは友達である、そう言われたのである。それはメアリーにとってとても嬉しいことだった。メアリーは1人ではない、孤独ではない、そうメアリーは感じたのかもしれない。
だが、ここで、双葉、
(でも、これから言うことはメアリーにとって耳が痛い話だと思う。それをメアリーは受け止めることができるのだろうか。それでも、私、言う、メアリーのために・・・)
と決意したのか、メアリーに対しあるダメ出しを言ってしまう。
「でもね、メアリー、みんなはこうも話していたんだ、そのことを話すよ。最初のころは、メアリー、かなりよい雰囲気を醸し出していたから、みんな、親しみをもっていたんだ。でも、そのうち、メアリーがみんなのことをいろいろと、それもちゃんと言うから、そして、勝気なところもあって、みんな、メアリーの言うことはわがままであると思ってしまったわけ。それがいやでメアリーのことを避けてしまったわけ・・・」
これはメアリーの想像通りであった。メアリーからすればみんなのためにと思ったことをすぐにそれもストレートに言ってきたのであるが、それはみんなからすれば、メアリーのわがまま、だと解釈されてしまったのである。さらに、メアリーが勝気であることも加わってそれに拍車がかかってしまった、というのである。思ったことをすぐにストレートで言ってしまうと人はそれを「なにも考えずに、ただ、言った人がそうしろと命令している」、そう感じてしまうことが多い。それがみんなとしてはメアリーとの会話のなかで多かったのかもしれない。それはメアリーにとってとても悲しいことだった。みんなのために言っていることがただのメアリーのわがままだと捉えられている、それはメアリーにとってやればやるほど悲しくなってしまう、そのようなものだった。みんなのためにやっていることが逆効果になっていた、のだから。だからこそ、メアリーはそのことを気にして、気にしすぎてノイローゼ気味になったのである。そのためか、メアリー、逆に悲しくなってしまう、こう思いながら・・・。
(やっぱり私のやっていたことが逆効果だったんだ・・・。私がみんなのために言ったことがただの私のわがままにみえていたなんて・・・。私、もういや!!私のことを友達と思っているみんなに、フェイス to フェイス、見ることができない・・・。私なんて、もう、ライフ、生きる意味なんてないです・・・)
メアリーからすれば残酷な話、とても悲しすぎる話である。そのためか、メアリー、
「うぅ・・・、ぐすん・・・」
と突然泣き出してしまった。これには、双葉、
(えっ、メアリー・・・)
とメアリーのことを心配してか、
「メアリー、やっぱりメアリーには残酷すぎる話だよね。ごめん」
とメアリーに対し謝るも、メアリー、そんな双葉のことを思ってか、
「ううん。双葉は関係ないで~す。私のことをわがままだとみんなが、feel、感じているのならそうかもしれないので~す。これは私の、Sad、悲しいことで~す。でも、それは仕方がないことで~す。これは私の、Bad、悪いところで~す」
と自分に非がある、仕方がないと自分の今の思いを口にした。
ただ、双葉、さらにメアリーにある事実を突きつけてしまう。
「それに、メアリー、1人で卒なくこなすでしょ。どんなことがあっても、メアリー、すべて1人でしてしまう、それを勝気な感じで言ってしまう、そんなところがみんながメアリーを避ける要因の1つだよ」
そう、メアリーはなんでも1人で卒なくこなすのである。さらに、メアリー、それを勝気な感じで言ってしまうところがあったのである。これには、メアリー、
(えっ、それも私を避ける原因だったのですか・・・。私はなんでも1人でやるので~す。でも、それがみんなにとっていやだったのですか~。やっぱり、勝気すぎるのがよくなかったのですね~。私としたら当たり前だと思っていたこともみんなからすれば嫌味なところだったのですね~)
と反省していた。メアリーからすれば1人でなんでもできて当たり前、なのかもしれないが人からすればそれが当たり前ではなかったりする。それは人それぞれである。だが、それをメアリーはそれができるのが当たり前だとそれを勝気でみんなと接していたのである。そのため、それがいやでみんなはメアリーを避けていたのかもしれない。それはメアリーにとって反省すべきところ、なのかもしれない。そのためか、メアリー、双葉に対して、
「双葉、やっぱり、私、みんなに、Bad、悪いところをみせてしまったので~す。みんなに対して、Bad、悪いことばかりしたからみんなから外されることになったので~す。やっぱり、私、なにもかもが悪かったので~す。みんなが私のことを外すと言っても仕方がないことなので~す」
とさらに悲しい表情をみせてしまう。これには、双葉、
「メアリー・・・」
とメアリーのことを心配してしまった。
そんなメアリーであったがついにこんな思いに・・・。
(うぅ、やっぱり、私、たった1人に、ロンリーになるしかないのです~。みんなは私のことをフレンズとしてみていますがそれでも私のことを避けるので~す。やっぱり、私はロンリーになるしかないので~す。それは仕方がないので~す。とても悲しいことですが、この私にゴッドがギルティを与えたので~す。それを受け入れるしかないので~す)
ついにメアリーは孤立することに、それが当たり前であると受け入れるようになってしまったのである。そのためか、メアリーの表情は地獄のどん底に落とされたかのように暗くなってしまった。