その翌日の放課後・・・、
「う~、なんで屋上で待ち合わせなの~、メアリー」
と双葉は怖がりながら屋上へと近づいていた。というのも・・・、
「双葉、今日は屋上で、practice、練習するので~す。スクールアイドルといったら屋上で練習、なので~す!!」
と謎の理由でメアリーから屋上で練習することを突然言ってきたのである。むろん、これには、双葉、
(屋上ってゆうれいがいるから怖いよ~。いやだよ~)
と思ってか、メアリーに対し、
「なんで屋上なの・・・。いやだよ・・・」
とメアリーに反抗するも、メアリー、ただ、
「屋上でpracticeったらpracticeなのです~」
と言ってはどっかに行ってしまったのである。
こうして、強制的に双葉は屋上に行くことになったのだが、
「ゆうれいなんて出ないよね・・・」
と、双葉、弱気になりつつも屋上へとつづく階段をあがっていく。
すると、
「♪~何も見えない真っ暗な世の中~」
という謎の歌声が聞こえてきたのだ。これには、双葉、
「ゆうれいだ~。やっぱり出た~」
と怖がってはその場から逃げようとした。
ところが、そのとき、双葉のスマホにメッセが届いた。これには、双葉、
「あっ、メアリーからだ!!」
とすぐに自分のスマホをのぞく。すると・・・、
「双葉、はやく屋上に来るので~す!!面白いものが見えるので~す!!」
というメアリーからのメッセが届いていた。これには、双葉、
(く~、メアリーのバカ!!)
と思いつつも、
「う~、仕方なく行くしかないのです・・・」
と言っては双葉は屋上へと駆け上ることにした。
そして、
「もうどうにでもなれ!!」
と、双葉、屋上につづく扉を、
バーン
と開くと、やっぱり・・・、
シーン
と謎の歌声は消え、そこには誰もいなかったのである。これには、双葉、
「やっぱりゆうれいはいた!!」
とパニックになるもすぐに、
「双葉、すぐに扉をクローズするので~す!!」
というメアリーの叫び声が聞こえてきた。これには、双葉、
「えっ、メアリー!!」
と突然のメアリーの声に戸惑いつつも、
「うん、わかった!!」
と言ってはすぐに屋上の扉を閉めた。
と、その瞬間、
「くっ!!」
という声が聞こえてきたと思うとすぐに、
ドカッ
と上から銀髪の少女が落ちてきた。これには、双葉、
「えっ、銀髪の少女!?」
と驚くとさらに上から、
「双葉、どくので~す!!」
とメアリーの声が聞こえてきた。これには、双葉、
「えっ、メアリー!?」
とさらに驚くと、メアリー、
ドカッ
とかっこよく着地する。これには、双葉、
「メアリー、かっこいい!!」
とメアリーに拍手をしたのである。
そんな華麗に着地したメアリーは銀髪の少女に対しあることを言う。
「ちょっと待つので~す、ソフィア・スミノフ!!」
すると、銀髪の少女はすぐに、
「メアリー、少し、黙る!!」
と怒りながら言うとすぐに双葉のもとへと走り、
「はやく、どいて、はやく!!」
と言っては双葉をどかそうとする。すると、双葉、
「えっ、えっ!?」
と驚いてしまうもその少女の勢いにのまれたのか倒れこんでは、
ドカッ
と尻もちをついてしまった。
だが、銀髪の少女、そんな双葉のことを無視しては、
「ソフィア・スミノ、少しは、stay、待つので~す!!」
というメアリーの叫び声を聞きつつも止まらず、そのまま、屋上の扉を、
ガタンッ
と開けては下へと降りて行ってしまった。
そして、屋上には双葉とメアリーだけが残っていたのだが、双葉、すぐに、
「ところで、メアリー、あの銀髪の少女って誰?」
とメアリーに尋ねてみる。双葉、あおの少女に対して、
(あれっ、あんな子、この福外にいたかな?)
と見知らぬ少女に戸惑いをみせていたのだ。むろん、これには、メアリー、
「双葉にはあのゴーストの正体を知る必要があるので~す!!」
と言ってはあの銀髪の少女のことを双葉に伝えた。
「双葉、やつはソフィア・スミノフ、1年のロシアから来た留学生で~す!!そして、私と、same、同じ、今年、福外にやってきた留学生でもありま~す!!」
このメアリーの答えに、双葉、ついうっとりする、こう考えてしまったがために・・・。
(え~、あの子、今年入ったばかりの1年生の留学生なんだ!!それに、あの子、マトリョーシカなみのかわいさだ~)
そんな双葉を尻目にメアリーは銀髪の少女ことソフィアのことについてちょっと詳しく説明した。
「やつはこのスクールのなかでもトップクラスの歌声の持ち主で~す!!やつは明るくていいのですが、話の途中でもすぐにどっかに行くのでほかの人と話をしているのをあまり見たことがあ~りませ~ん」
だが、このとき、双葉はそのメアリーの話を聞いてか、こんなことを考えていた。
(トップクラスの歌声の持ち主か~。なら、あの子が私の仲間になったらきっと私の夢も・・・)
どうやら、双葉、ゆうれい騒ぎのことなんて忘れてしまったのか、ソフィアを自分の仲間に引き入れることを考えてしまったようである。
そんな双葉に対し、メアリー、今回のゆうれい騒動についてこうまとめてしまう。
「ふ~。とはいえ、やっぱり、ゴーストの正体はソフィアだったので~す!!ソフィアはいつも屋上で、sing、歌っていたので~す!!でも、屋上の扉を開けた瞬間、ソフィアは歌うのをストップしては屋上のどこかに隠れていたので~す!!だから、みんな、ゴーストがいると勘違いしてしまったので~す!!」
そんなメアリーのまとめに、双葉、ちょっと気になることを聞いた。
「そういえば、メアリー、いつから幽霊の正体を知ったの?」
すると、メアリー、ある事実を話す。
「双葉と一緒に来たとき、足音が少し聞こえてきたので~す。なので、今回、双葉には、デコイ、おとりになってもらい、私はずっと屋上に、stay、いたので~す。そして、ついにゴーストの正体がソフィアだとわかったので~す!!」
そう、メアリーは双葉と一緒に屋上に行ったときに逃げるソフィアの足音が聞こえていたのである。その足音に気づいたメアリーはそれならばと、今回、ずっと屋上で見張っては、双葉を、デコイ、もとい、おとりとして屋上の扉を開けてもらっては逃げるソフィアを見つけたのである。むろん、これには、双葉、
「なんで、私のことをおとりに使っていたわけ?」
と怒りながら言うと、メアリー、なにも考えずにそのままストレートに、
「双葉は、ストレート、まっすぐな人で~す。だからこそ、おとりにもってこい、なので~す!!」
と言ってしまったのである。これには、双葉、
「メアリー!!」
と角を出しながら怒ると、メアリー、
「双葉、sorryで~す!!」
と謝ってしまった・・・。
とはいえ、双葉は、このとき、ソフィアのことを考えていた。
(ソフィアを仲間にいれてやる!!絶対に、絶対に!!)
こうなってしまうと双葉はもう止まらない、止まらないったら止まらないのである・・・。
翌日・・・、
(絶対にソフィアを仲間にしてやる!!)
そういきおいていた双葉はソフィアのいる1年のクラスへと向かっていた。双葉、ソフィアを仲間にしたい、その一心で生徒会長特権でソフィアのいるクラスを探し出してはソフィアのもとへと行こうとしていたのだ。なんちゅう執念・・・。
そして、双葉はソフィアのいる1年のクラスに到着すると、
「あっ、そう、そう」
とただクラスメイトとの会話にうなづくだけのソフィアがいた。これには、双葉、
「あっ、ソフィア、いますか?」
とソフィアのクラスメイトに声をかけると、そのクラスメイト、
「えっ、生徒会長がなんでここに?」
と一瞬ざわめいてしまう。まさか、このクラスに生徒会長であり生徒たちから慕われている双葉が来るなんて思いもしなかったからであった。
だが、このとき、ソフィア、
(あっ、この話、もう聞き飽きた。どっかに、行く!!)
と思ったのか、
「それじゃ、また」
とクラスメイトたちに突然言ってはどっかにいってしまった・・・。もちろん、これには、クラスメイトたちからは、
「えっ、ソフィアちゃん、またなの!?」
と煙たそうに言ってしまった。
そんな状況を見てか、双葉、
(えっ、あれがソフィア!?)
と少し驚いてしまった。クラスメイトとの会話の最中に突然どっかにいってしまった生徒がまさかのソフィアだったのである。そのためか、双葉、呆然となってしまった・・・。
そんな双葉に対しソフィアのクラスメイトが話しかけてきた。
「双葉生徒会長、ソフィアちゃんになにか用事ですか?」
すると、双葉、そのクラスメイトに対しあることを尋ねた。
「え~と、ソフィアに用事があったのだけど・・・、ソフィアっていつもああなの?」
で、この双葉からの問いにソフィアのクラスメイトはこう答えた、苦々しい表情をしながら・・・。
「ソフィアちゃん、いつもあんな感じなのです。いつもソフィアちゃんに話しかけても、ソフィアちゃん、すぐに話を切り上げてはどっかにいってしまうのです。ソフィアちゃんのあの性格、なんとかならないのでしょうか。こんなことを続けていたら、ソフィアちゃん、きっと、友達、なくしてしまいます・・・」
そのクラスメイトの言葉に、双葉、
(たしかにこのクラスメイトがそう心配するのも仕方がないことだな。ソフィアがずっとあんな調子ならいつしか友達をなくしてしまうよ。そうなると、ソフィア、独りぼっちになってしまう。どうにかしないと・・・)
と考えてしまう。また、双葉のお人よし、というか、手助け精神発揮、である。いつもソフィアは友達と話している最中に自分で話を切り上げてはどっかにいってしまう、これだと絶対にソフィアは友達をなくして独りぼっちになってしまう、そのために双葉は立ち上がろうとしていた。ただ、そんな双葉であったが、それについて、双葉、こうも考えていた。
(でも、なんで、ソフィアはすぐに友達との会話を切り上げようとするのかな?なにか理由があるのかな?)
そう、なんでソフィアはすぐに友達との会話を切り上げようとするのか、である。それにはちゃんとした理由がある、そう双葉は考えていたのである。
こうして、双葉によるソフィア救済?作戦が実行されることとなった。最初、ソフィアのクラスに来てはクラスメイトとの会話をしているソフィアに向かって、
「ソフィア、会いに来たよ!!」
と言ってはソフィアのところにいくも、ソフィア、
(この子、誰?私、知らない)
とまったく相手にもせず、それどころか、
(もう、いい、飽きた)
と思ってかまたどっかにいってしまった・・・。
だが、それでも双葉は諦めなかった。ソフィアの行くさきざきで、
「ソフィア、ちょっと来て!!」
とソフィアを仲間に誘うのだが、ソフィアはすぐに、
(あっ、誰なの、あの子?)
と思ってはどっかにいってしまったのである。ただ、ソフィアも次第に、
(いつも、しつこい。でも、あの子、誰?)
と興味をもったのかクラスメイトに、
「あの子、誰?」
と尋ねるとそのクラスメイトは驚きながらこう答えた。
「えっ、知らないの?あの人はこの学校の生徒会長、百道双葉さんだよ!!」
すると、ソフィア、
(あっ、生徒会長、双葉・・・)
と双葉のことを認識したのか、それ以降、何度も双葉の猛烈アタックを受けるごとに、
(双葉、私、関係ない。興味、ない。どっかに、行く・・・)
と思ってはどっかにいってしまうのであった・・・。