ラブライブ!STAR PEACE   作:la55

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福岡編 第3話 後編

 だが、それでも双葉はソフィアに対してアタックを仕掛けること15回、ソフィアしかいないときに、

「ソフィア、ちょっとお願いがあるのだけど・・・」

と双葉がソフィアにアタックを仕掛けたとき、ある変化が現れた。ソフィア、このとき、

(うぅ、しつこい!!しつこ、すぎる!!)

と思ったのか双葉に対してこう叫んできたのである。

「双葉、しつこい!!どっかに、いけ!!」

 だが、双葉はそんなソフィアに対してこう告げた。

「いや、私はソフィアに用があるんだ!!」

むろん、これには、ソフィア、

「そんなの、関係、ない!!私、どっかに、行く!!」

と大声で言っては、また、いつものようにどっかに行こうとしていた、そのとき、突然、ソフィアの手を双葉は

ギュッ

と握ったのである。これには、ソフィア、

「離して、離して。どっかに、行く、たら、行く!!」

と双葉にきつく言うも双葉は逆に、

「このまま手を離すと、ソフィア、どっかに行くでしょ!!だから、私、この手を離さない!!離してなるものか!!」

と言ってはソフィアの手を離さないでいた。

 そんな双葉の行動に、ソフィア、

(う~、しつこい、しつこい!!なら、私、自分の、こと、言う)

と思ってか双葉に対しこんなことを言ってしまった、自分の本心を・・・。

「双葉、はやく、諦めよ!!どっかで、見切り、つけた、ほうが、いい。無駄!!私、考え、変えない。その、つもり」

そう、ソフィアは双葉に見切りをつけるように言ってきたのである。ソフィアとしたら考えを変えるつもりはない、双葉が来てもどっかにいくだけ、それなら早く見切りをつけろ、というわけである。

 だが、そこに、双葉、あることを考えてしまう。

(見切り・・・、無駄・・・、それってソフィアの行動理念じゃないかな。だって、ソフィア、ソフィアのクラスメイトとの会話をすぐに切り上げてはどっかにいってしまうのだから・・・)

そう、双葉は、見切り、無駄、こそがソフィアの行動理念であると考えたのである。と、いうのも、ソフィア、いつもクラスメイトとの会話の最中、突然、すぐに会話を切り上げてはどっかにいってしまうのである。むろん、その理由については誰も知らなかった。だが、双葉はそのことを今のソフィアとの会話でソフィアの本心を聞いたことによりソフィアはいつも見切りをつけては無駄なことはしたくない、そんな行動理念がある、そう結論付けたのである。

 ただ、それでも双葉は諦めなかった。ソフィアに対しあることを話す。

「たしかにソフィアにとってクラスメイトとの会話や今の私のやりとりなんて無駄なのかもしれない。だけど、それがすべて無駄であるなんてない!!この私のやり取りは特にな!!」

そう、双葉はソフィアに対しすべて無駄でないと思っていたのである。特に今の自分とのやり取りは無駄ではない、そう双葉は言っているのである。

 ただ、これには、ソフィア、反論する。

「無駄、無駄、無駄!!どこかで、見切り、つけないと、無駄!!」

ソフィアからすればなにもかもが無駄である、そう思っているようである。無駄だからこそどっかで見切りをつける必要がある、そうソフィアは言っているのだ。

 しかし、双葉はそんなソフィアに対しさらに反論する。

「ソフィア、なんでもかんでも無駄だと思って見切りをつけるなんてもったいないよ!!昭てしまったらそこで試合終了だよ!!」

このときの双葉はこう考えていた。

(ソフィアは損ばかりしているよ!!なんでもかんでも見切りをつけるということは可能性すら諦めることにつながるんだよ!!それってソフィアがいつも損をしているっていえるんだよ!!)

そう、ソフィアはいつも損している、といえたのである。ソフィアはいつも無駄だと思って見切りをつけている。だが、それは裏をかえせば無駄だと思っていたものの可能性すら失ってしまっていることを意味していた。その可能性すら失っているのならそれはソフィアにとって損している、といえたのである。

 そんな双葉の言葉を聞いてか、ソフィア、動揺する。

「それは・・・、それは・・・」

そう、このとき、ソフィアは、

(見切り、つける、それって、可能性、なくす、損している。それって・・・)

と困惑していたのである。というのも、これまで、ソフィア、こんなことを言われたことがなかったのである。いつも、ソフィア、見切りをつけては、

(その話、無駄。無駄、だからこそ、聞く、必要、ない)

と無駄だと思ってそのあとのことは気にしないでいたのである。だが、そうなるとソフィアのクラスメイトはそんなソフィアに嫌気がさしてソフィアに話しかけなくなってしまう可能性があった。だが、それでもソフィアは気にしなかった。というか、

(無駄、なこと、しなくて、済む。だから、特に、気にして、いない・・・)

とメアリーは違いたった1人でも気にしていなかったのである。だが、そこに双葉というソフィアにとってイレギュラーな存在がでてきた。そのイレギュラーな存在である双葉から自分の行動理念、無駄なものなら見切りをつける、それについて「損している」と言われたのである。それはソフィアにとって初めてのことであった。なので、ソフィア、かなりの動揺、困惑していたのである。

 そんなソフィアに対し双葉はあることを言った。それは・・・、

「ソフィアはいつも見切りをつけているけど、1つだけ、見切りをつけていないよね」

これには、ソフィア、

「えっ、それって、なに?」

と双葉に尋ねてみる。どうやら、ソフィア、

(それって、なに?なにか、見切れ、しなかった、こと、あった、かな?)

とそれがなにかわからなかったようである。そのためか、ソフィア、自分のことなのに双葉に聞いてきたのである。

 そんなソフィアに対し、双葉、ソフィア自身が見切らなかったものについて話した。

「それって、歌うこと、じゃないかな?」

歌うこと、それがソフィアにとって・・・。

「えっ、歌うこと?それが、私の、見切れ、ない、もの?」

と、ソフィア、突然、双葉にそう尋ねる。ソフィアにとって双葉の答えは意外なものだったのかもしれない。

 そんなソフィアに対し、双葉、その思いに至った理由を語った。

「ソフィア、だって、いつも学生の屋上で歌っていたでしょ!!それは学校の屋上に美しい歌声をもつゆうれいが棲んでいる、という噂がたつくらいに!!それくらいソフィアにとって歌うのが大好きってことだよね!!」

そう、ソフィアはいつも屋上で歌っていたのである。しかし、そのせいで学校の屋上には美しい歌声をもつゆうれいがいる、という噂がたっていたのである。そのことについて双葉はこう考えていたのである。

(学校の屋上に美しい歌声をもつゆうれいがいる、その噂がたつくらい誰かが屋上で歌っていた、そう私にはみえていた。そして、屋上でソフィアをみかけたとき、メアリーは「ソフィアはスクールのなかでトップクラスの歌声の持ち主」と言っていた。ということは、ソフィアこそそのゆうれいの正体でありソフィアは歌うことが大好き、だってことだよね!!)

こうして結論づけた双葉はソフィアに対しその思いを突きつけたのである。

 そんな双葉の思いをソフィアはこう考えていた。

(私、ゆうれい、されていた。でも、どうして、ゆうれい?)

そう、ソフィアはなぜ自分のことをゆうれいだ思われたのか不思議に思ったのである。そんためか、ソフィア、双葉に対してこう尋ねてみた。

「双葉、どうして、私、ゆうれい?どうして、ゆうれいに、みえる?」

ただ、これには、双葉、

「え~と、それは~、それは~」

と悩んでしまう。

 と、そんなときだった。突然、女性の声が聞こえてきた。

「それはソフィアさんが途中で歌うのをやめたからなのです」

その声の主に、双葉、はっとなる。

「えっ、雪穂先生!?」

そう、その女性の声の主は雪穂だった。雪穂はすぐにソフィアに対しこう言った。

「ソフィアさん、誰かが屋上にあがると歌うのをやめたでしょ。それに、歌うのをやめて屋上の物陰にすぐに隠れてしまうから屋上にあがった人は屋上には誰もいないと錯覚してしまうのです。だからゆうれいの仕業だと思ってしまったのです、みんなは・・・」

そう、ソフィアが屋上で歌っているとき、だれかが屋上にあがると、ソフィア、歌うのをやめて屋上のどっかの物陰にすぐに隠れてしまうのである。そのため、生徒が屋上の扉を開けてまわりを見たわしても誰もいなかった、それ、すなわち、ゆうれいの仕業、だとみんなから思われるようになったのである。

 で、そのことを知ったソフィア、

「私、ゆうれい、それも、私の、性格、ゆえに・・・」

とさらに困惑してしまう。ソフィアからしてみれば、

(屋上、私、みつかる、いや、だから、歌うの、やめて、逃げた。だから、ゆうれい、と、みられて、いた。私、いやなら、すぐ、逃げる、だから、ゆうれい・・・)

と自分のこれまでのことを思い返しながらいたかだった。実は、ソフィア、自分にとって嫌なこと、不利なことが起きると逃げてしまう傾向があった。で、今回も誰かが屋上にあがると、自分の歌う姿をみせたくない、みつかるのがいや、ということですぐに屋上にある物陰に、特に、屋上へと続く階段とその扉のある母屋の上に逃げて隠れていたのである。

 そして、雪穂はソフィアに対しある事実を突きつけた。

「それに、ソフィアさんが歌っているのってスクールアイドルの歌、それも、昔、私たちが歌っていた曲、ですよね」

その雪穂の言葉に、ソフィア、

「た、たしかに、その、通り・・・。私、スクールアイドル、の、歌、歌っていた・・・」

と白状したのである。そう、ソフィアが歌っていたのはスクールアイドルの、それも、雪穂たちが昔歌っていた曲だったのである。まず双葉とメアリーが2人で初めて屋上に上ったときにソフィアが歌っていたのは(雪穂が高校時代に一緒にグループを組んでいた)秋葉愛のユニドルグループ博多小娘の「ヘクタグラム」、双葉とソフィア、メアリーが初めて邂逅したときにソフィアが歌っていたのは雪穂が高校時代に組んでいたスクールアイドルグループ、オメガマックスの「ホライゾン」、だったのである。ただ、これについては、双葉、

「でも、雪穂先生、どうしてそのことを知っているのですか、ソフィアがスクールアイドルの曲を歌っていたなんて?私はそのことは知りませんでしたけど・・・」

と雪穂に尋ねてみる。すると、雪穂はこう答えてくれた。

「それはね、双葉さん、私もこのゆうれい騒動について調べていたのです。そんな噂がたったら学業に支障がでますからね。で、私もその屋上から聞こえてくる歌声を聞いていたらそれが私たちがスクールアイドル時代に歌っていた曲だとわかったのです」

そう、雪穂も雪穂でこのゆうれい騒動について調べていたのである。そんななか、雪穂も偶然そのゆうれいが奏でる歌声を聞いていたのだが、その歌の歌詞が、昔、自分たちが歌った歌であると気づいたのである。そのため、雪穂はそのゆうれいの正体であるソフィアが歌っていた曲がスクールアイドルの歌であると気づいたのである。

 そんなソフィアであったが、その事実を雪穂から突きつけられたとたん、ある思いが湧き出してきた。

(そう、私、歌うため、スクールアイドルの、歌、歌うため、日本、やってきた。その夢、忘れる、ところ、だった。私、歌、歌いたい!!スクールアイドルの、歌、歌いたい!!)

そう、ソフィアは歌を、スクールアイドルの歌を歌うために日本にやってきたのである。ソフィアは屋上でスクールアイドルの歌を歌うくらいスクールアイドルの歌を歌うのが大好きだった。そのためにソフィアは日本にやってきたのである、それをソフィアは、今、再確認したのである。

 そして、その思いとともに双葉と雪穂に対しこんなことをソフィアは言ってきた。

「私、歌、歌いたい!!ずっと、歌い、たい!!」

それはソフィアの切なる願いであった。そのためか、ソフィア、目に涙を浮かべていた。

 そんあソフィアに対し、双葉、

「ソフィア、こっちに来て」

と言うとソフィアに対しハグを求めた。これには、ソフィア、

「あっ、うん・・・」

と軽くうなずくとともに双葉の胸もとにそっと頭をうずめた。

 そして、双葉はソフィアを、

ハグ~

と軽くハグするとともにそのソフィアに対してこう告げたのである。

「ソフィア、その思い、私と一緒に叶えてみない?私だったら、ソフィアの願い、スクールアイドルの歌、それを歌うこと、それを叶えることができるよ」

そう、双葉は福外の生徒会長である。それと同時にメアリーとともにスクールアイドルをしようとしていた。そう考えると、今、ソフィアの願い、スクールアイドルの歌を歌うこと、それを叶えるには双葉からの誘いにのる、のも一つの解決策、といえた。

 だが、そんな双葉からの誘いに対し、ソフィア、あることを心配する。それは・・・、

「でも、私、無駄、だと、すぐに、見切る。それに、いやなこと、あると、どっかに、逃げる・・・。それでも、いい?」

そう、ソフィアの性格上、なにか無駄があったと思ってしまうと見切ってはどこかにいってしまったりなにかいやなことがあるとすぐに逃げてしまったりするのだ。それは今度もそうなるのではとソフィアは心配していたのである。

 ところが、それを、双葉、こう言い返す。

「むろん、それでもいいと思っているよ。だって、それがソフィアの性格だから・・・」

そう、双葉はそういう性格である。お人よし、双葉にはその言葉が似合っている。どんな性格の人間であれ、双葉はそれを受け入れてしまう、それがメアリーみたいにすぐに自分の思いをストレートにぶつける人であったとしてもである。それくらい双葉はどんな人でも受け入れてしまう器量の良さがあったのである。

 そんな双葉の答えに、ソフィア、

(この、双葉、私の、性格、受け入れた。これなら、ずっと、いける、はず・・・)

と双葉のことを認めるともに、

「それなら、私、双葉の、こと、認める」

と言葉として表したのである。

 ただ、このとき、双葉はこう思っていた。

(やっとソフィアから認められた。でも、そのソフィアの性格、損しているのだよね。だから、私、こう言うね!!)

そう、ソフィアの性格はとても残念である、損している、そんな思いは残っていたのである。そのため、双葉、ソフィアに対しあることを言った、真剣なまなざしで。

「でもね、ソフィア、たとえなにがあっても少しが頑張ってみようよ!!だって、ソフィアっていつも損していたら、人生、損してしまうよ!!」

 その双葉の言葉に、ソフィア、こう考えてしまう。

(でも、たしかに、私、こんな性格、だから、損、している、とも、いえる。それって、ちょっと、嫌な、感じ・・・)

そう、自分のことを認めてくれた双葉から、「ソフィアは自分の性格のせいで損している」、そのことを改めて考えさせられたのである。むろん、それは自分の性格だからとこれまでは割り切っていたのだが、それを自分のことを認めてくれた双葉からそう言われたことによりソフィアはその認識を変えようとしていたのである。

 そのため、ソフィア、双葉に対しこう告げたのである。

「双葉、わかった。私、今度から、もう少し、頑張って、みる」

それはソフィアにとっての決意の表れであった。自分の性格をなおす、それはとても厳しいものかもしれない。だが、それでもソフィアは一歩前へと進もうとしていたのである。

 そんなソフィアに対しついに双葉のある言葉を言った。

「ソフィア、自分の夢、スクールアイドルの歌を歌うこと、それを叶えるため、ぜひ、私と一緒に、スクールアイドル、やりませんか?」

そう、ついに双葉はソフィアを自分のスクールアイドルグループに誘ってきたのである。ただ、これには、ソフィア、

(えっ、双葉、スクールアイドル、やっていた、わけ?)

と驚くもすぐに、

(でも、私、たとえ、そうだと、しても・・・)

とあんまり乗り気じゃなかったのか、

「う~、私、双葉、とは・・・」

と言葉を濁してしまう。むろん、これには、双葉、

(えっ、これだけ感動的なことを言ってもダメだったのか・・・)

と思ってか、

「う~、がっかりだよ・・・」

と暗い表情で言ってしまった。

 ただ、これがソフィアには有効だったらしく、

(えっ、双葉、悲しんで、いる・・・。こうなる、なんて、私、どうしたら・・・)

とつい悩んでしまったのか、ソフィア、少し考えては、

(でも、私、双葉、から、いろんな、こと、教えて、もらった。なら、ここは、私が、やる、しか、ない・・・)

と決意したのか双葉に対しこう告げたのである。

「双葉、私、双葉の、スクールアイドル、グループ、入る!!双葉の、グループ、入って、スクールアイドル、の、歌、もっと、歌い、たい!!」

 この瞬間、双葉、

「えっ、それって本当なの!!」

とソフィアに再び確認をとると、ソフィア、首を縦に振るとともに、

「双葉、私、双葉の、仲間に、入る!!」

と元気よく答えたのである。これには、双葉、

「よしっ!!ついにソフィアが私の仲間になった!!とても嬉しいよ!!」

と大声で喜んでいた。 

 でも、それって、あの条件をクリア、したことになるような気が・・・。というわけで、双葉、こう考えてしまう。

(ちょっと待って!!これでソフィアを入れてメンバーが3人になった・・・。ということは、これで雪穂先生と九先生からスクールアイドルになるための、いや、ラブライブ!で優勝するための指導を受けることができる!!)

そう、雪穂や九からスクールアイドルになるための指導を受けるための条件、メンバーを双葉を含めて3人集めること、その条件を双葉はクリアしたのである。

 そんなわけでして・・・、双葉、そこにいる雪穂に対して、

「あの~、雪穂先生、あのこと、覚えていますか?私、あの条件をクリアしたのですけど・・・」

とお願いするように伝えると、雪穂、

(ふ~、まさかのあおの条件をクリアするなんて、双葉さん、さすがですね)

と思ったのか、双葉に対してこう告げたのである。

「たしかに私が双葉さんに言った条件をクリアしましたね。それならこちらもその約束を守ることにしましょう。明日から、双葉さん、メアリーさん、ソフィアさん、3人を一流のスクールアイドルにすべくご指導しましょう」

そう、ついに雪穂は、双葉、メアリー、ソフィアを一流のスクールアイドルにすべく指導することを決めたのである。これには、双葉、

「よしっ!!これで夢に一歩近づける!!」

と喜んでしまった。

 ただ、双葉以上に喜んでいる人がいた。

(まさか、あの、ラブライブ!、レジェンド、から、指導、受けられる、それって、ラッキー、じゃ、ないかな)(ソフィア)

そう、ソフィアだった。その思いとともに、ソフィア、なぜか、雪穂に対してこんなことを言ったのである。

「私、雪穂、九、レジェンド、から、指導、受けられて、嬉しい!!」

このソフィアの言葉に、双葉、

(えっ、ソフィア、今、雪穂先生と九先生のことをレジェンドって言った?)

とはっとなるとソフィアに対してあることを尋ねた。

「ソフィア、今、雪穂先生と九先生のことを「レジェンド」って言っていたけどそれって一体どういうことなの?」

 すると、ソフィアは何も知らない双葉に対してある事実を告げたのである。

「雪穂、九、ともに、ラブライブ!、優勝、した。だから、レジェンド、レジェンドスクールアイドル」

そう、この物語を含めた物語群を読んでいる人ならもうお気づきであろう。雪穂と九はラブライブ!で優勝したことがあるレジェンドスクールアイドルだったのである。雪穂は「オメガマックス」で、九は「アイランドスターズ」でラブライブ!に優勝したことがある。そのため、雪穂と九のことを人はレジェンドスクールアイドルと呼ばれることがあるのだ。それくらい、雪穂と九はスクールアイドル界においてとても有名な人だったのである。

 でも、さらに、ソフィア、雪穂を見てさらにある事実を告げた。

「そして、雪穂、あの、元祖、スクールアイドル、μ's、、その、リーダー、高坂穂乃果、そおの妹、そして、九、育てた。その九、ラブライブ!、で、優勝、した。そんな、名伯楽。とても、えらい」

そう、雪穂はあの元祖スクールアイドル「μ's」のリーダー、高坂穂乃果、の妹であった。さらに、ラブライブ!!で優勝したことがある九たち「アイランドスターズ」を育てた、それくらいの名伯楽だったのである。これには、双葉、

「えっ、雪穂先生ってそんなに有名だったわけ!?」

と驚いてしまう。だって・・・、

(私、なんも知らないで雪穂先生と九先生にご指導をお願いしていたわけ?)(双葉)

と雪穂と九のことをなにも知らずにずうずうしく指導してもらうようにお願いしていたのである。

 そんなこともあってか、双葉、雪穂に対して平謝り。

「雪穂先生、九先生、大変申し訳ございません!!なにも知らずにぶしつけのことをしてしまって申し訳ございません!!」

ただ、これには、雪穂、

「双葉さん、たとえそうであったとしてもかまいません。それよりも、今までと同じような対応をしてくれたら嬉しいです。色眼鏡をつけて接してもらえたらこちらとしてもどう対応すべきか困ってしまうから・・・」

と双葉に言ってしまう。雪穂や九からしてもレジェンドスクールアイドル、名伯楽として接してしまうと困惑してしまうのがオチ、というのである。

 そんなわけで、双葉、雪穂に対してこうお願いしたのである。

「それだったら、雪穂先生、これからのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします」

これには、雪穂、

「わかりました。明日からビシバシ教えますのでついてきてくださいね」

 

 こうして、すべてが順風満帆でいく・・・はずではなかった・・・。翌日の朝・・・、

(ついに今日から雪穂先生と九先生から指導を受けられる!!これで私の夢も叶うはず!!)

と双葉は意気揚々と練習場所である天神の須崎公園に行こうとしていた。ここは天神のなかでもかなり大きめの公園であり、ここにはまだまだ新しい市民会館や美術館などが点在していた。また、緑もたくさんあるため、練習場所としてはもってこいの場所だった。

 だが、双葉がその練習場所に来たとき、双葉はあることに気づいた。それは・・・、

「あれっ、なんかピリピリした雰囲気になっていないかな・・・」

そう、その練習場所の雰囲気がピリピリしていたのである。その雰囲気について先に練習場所に到着していた九が双葉にこう話す。

「双葉、なんか、あの2人、ピリピリしているけど、なんかあったの?」

そう、なぜかあの2人がピリピリしていたのである。その2人を見て、双葉、はっとなる。

「えっ、メアリーにソフィア、いったいどうしたの?」

そう、ピリピリしていたのはメアリーとソフィアだった。これには、双葉、

(えっ、なんで2人ともピリピリしているの?いったいどうして、どうしてなの?)

と困惑してしまう。

 そんなピリピリしているメアリーとソフィア、まず声を出したのはメアリーだった。

「まさか、あのソフィアと一緒にグループを組むなんていやで~す!!あのロシア人とは組みたくあ~りませ~ん!!」

このメアリーの口撃に対してソフィアも反論!!

「私、あの、アメリカ人、組みたく、ない!!アメリカ人、なんて、いや!!」

この2人の言い合いに、双葉、

(これってどういうこと?性格の不一致?それとも別の理由?)

といったいどうしてこうなったのか困惑度合いを増してしまった・・・。

 ただ、メアリーとソフィア、2人の今の状況を見て、雪穂、あることを感じたようだ。

(メアリーとソフィア、たんに仲が悪い、性格の不一致、というよりも、アメリカ人とロシア人、という大国における問題かもしれませんね・・・)

雪穂が感じていたもの、それはアメリカ人であるメアリー、ロシア人であるソフィア、2人とも、アメリカとロシア、という今の世界の軋轢からくるものだった。そのため、メアリーとソフィアの対立は、性格の不一致、というか、ただたんに、メアリーはアメリカ人でソフィアがロシア人だから、というものだったのである。ただ、それについて、雪穂、

(とはいえ、スクールアイドルには国境なんてない、ないからこそスクールアイドルは世界において輝ける存在となるんだ、そのことをその3人は知りません。でも、いつの日か、あの3人にもわかる日がくるかもしれません。その日までは熱心に育てることにしましょう)

と思うのであった。この雪穂の真意、「スクールアイドルには国境がない、ないからこそスクールアイドルは世界において輝ける存在なんだ」、この意味についてはのちに明かされることになるのだが、今の、双葉、メアリー、ソフィア、はそのことなんて知る由もなかった。ただ、

「メアリー、どっか、いけ!!双葉、私と、練習、する!!」(ソフィア)

「双葉、この私と、practice、練習、するので~す!!このロシア人のことなんてほっとくので~す!!」(メアリー)

「2人とも仲良くして!!これじゃ一緒に練習できないじゃない!!」(双葉)

と3人ともバラバラになってしまっていたのである、このときは・・・。

 

 こうして、双葉は自分を含めたメンバー3人を集めることができた。だが、メアリーとソフィアという犬猿の仲の2人をメンバーにしたため、前途多難な船出となってしまった。果たして3人はいったいどうなるのだろうか。そして、雪穂と九はどんな指導をしていくのだろうか。それについては次回のお楽しみである・・・。    続く・・・

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