そして、最後に双葉であるが・・・、
「福博女子大学付属?ここってまさか・・・」
と双葉が1か月間お世話になる高校の校門前に立ってはその校門に掲げられた学校名が書かれた表札をみてびっくりしていた。というのも・・・、
(福博女子大学付属・・・。ここってもしかしてあの有名な・・・)(双葉)
スクールアイドルをしている双葉にとってあることで有名な高校だから・・・。
そんな双葉を見てか、九、こんなことを思ってしまう。
(なんか昔の仲間たちと久しぶりに会える、なんて・・・)
九にとってここはある意味久しぶりのことが起きると思えるものであった。
そんな双葉と九に、
スタスタスタ
と近づく女性がいた。で、その女性は、
「あっ!!」
と校門前にいる双葉と九を見つけるとすぐにその2人に向かって、
「あっ、双葉さんに九さん、ですね。こんにちは」
と挨拶すると、双葉すぐに、
「あっ、こんにちは」
と挨拶をした。むろん、九も双葉に続けとばかりに、
「あっ、こんにちは・・・」
と言ってはすぐに、
「お久しぶりです、秋葉愛さん」
と言葉を続けた。これにはその女性も、
「こちらこそお久しぶりです、九さん・・・」
と挨拶をした。
そんな2人を見て、双葉、歓喜の声をあげる。
「まさか、あのレジェンドスクールアイドルの秋葉愛さんに会えるなんて・・・」
秋葉愛、この物語群の初期の物語、Ω、UCに登場するメインキャラクターの1人である。と同時に、雪穂、亜里沙などとともに(東京にある)国立音ノ木坂学院スクールアイドルグループ、オメガマックス、のメンバーとしてラブライブ!優勝を、さらにUCのときはユニドルとしてユニドルの日本一を決める大会、ユニライブで優勝したことがあるキャラであった。そんな伝説級のスクールアイドルを前に双葉は目をキラキラさせるのも無理ではなかった。
そんな双葉の前にさらにある伝説級のスクールアイドルが立つ、こう言いながら・・・。
「ほう、これが雪穂が今育てているスクールアイドルなんだね!!」
このもう一人の女性を、双葉、見てさらに歓喜の声をあげる。
「えっ、えっ、あなたはたしか・・・(愛さんと同じく)レジェンドスクールアイドルの中洲天さん!!」
中洲天、彼女も愛と同じく、Ω、UCで出てくるキャラの1人である。天は雪穂や愛がいたオメガマックスの最後のライバル、福博女子大学付属スクールアイドルグループK9のリーダーであり、最後まで雪穂たちとラブライブ!優勝を競い合った仲である。その後、大学編にあたるUCにおいて愛たちとユニドルグループを組み別のユニドルグループである雪穂たちのライバルとして互いに競い合った仲でもある。なので、双葉が目をキラキラさせるのも無理ではなかった・・・のだが、愛と天という伝説級のスクールアイドルを見て双葉が目をキラキラさせる一方、その蚊帳の外にいた九はというと・・・、
「あの~、私も一応、レジェンドスクールアイドル・・・なのですけど・・・」
となにか言いたそうな感じをしていた。まぁ、九もこの物語群の中期の物語、「アイランドスターズ」においてラブライブ!優勝を果たしているのですがね・・・。
そんな九であったがすぐに気を取り直して愛と天に向かってこう言った。
「ところで、愛さんに天さん、わざわざこちらに来られたということは・・・」
その九の言葉のあと、愛、こう続ける。
「えぇ、この私、現福博女子付属高校総合プロデューサーの愛、自らあなたたちを迎えに来たのですわ!!」
これには、天、
「まぁまぁ、愛、そう威張りながら言わなくてもいいと思うのだけど・・・」
と苦言を呈している。まぁ、もともとから有名音楽一家の出身だった愛にとってこの登場の仕方がしっくりくるのかもしれないのですがね・・・。
そんな愛を見ていた九、思わずこんなことを言い出した。
「えっ、もしかして、愛さん、今、この高校の総合プロデューサーなんですか!!凄い!!」
とこちらも目をキラキラさせていた。これには、愛、
「ふふふ、九さん、いや、九、たしかに、私はこの高校の総合プロデューサーなんですわよ!!ほほほ」
とこれまた大げさに威張りだす。まぁ、これには事情があって、愛が高校時代、とある事情で、将来、福博女子大学のプロデューサーになるという約束をしていたのである。その後、愛はその約束を守り、高校卒業後、福博女子大学に入学、それ以来、愛はこの高校のプロデューサーとしてやり続けていたのである。むろん、福博女子大学付属は愛がプロヂュースして以降、数多くの大会で受賞、さらに、ラブライブ!でもこの高校に所属しているスクールアイドルグループを優勝させるといったことまで成し遂げることができたのである。そう考えると雪穂は全国を巡ってスクールアイドルの指導をしていたのに対し、愛はこの高校でずっとスクールアイドルの指導をしていたのはあまりに対照的ともいえた。
そんな愛を見てか、九、今度は天に向かってこんなことを尋ねてみた。
「ところで、天さん、愛さんがプロデューサーなら天さんはもしかしてこの高校の・・・」
これには、天、愛ばりに威張ってこんなことを言った。
「たしかに!!私はこの高校の校長兼理事長です!!どやっ!!」
たしかに天はこの高校の校長兼理事長である(「たしかに、は失礼でしょ!!by天)。愛が福博女子大学に入学してして以来愛と天は二人三脚で福博女子大学とその付属高校であるこの高校を一緒に盛り上げてきた。そのなかで天は自分の母親である前の理事長であった中洲博子から理事長の職を受け継いだのと同時に先生の免許を取得してはこの高校の校長として後輩スクールアイドルたちを導いていたのである。そんなこともあり、愛と天はその高校、いや、それを含めて福博女子大学のためにこれまでも、そして、これから先も頑張っていこうとしていたのである。
と、ここで話がそれてしまったが、愛は双葉と九に向かってこう話した。
「それじゃ、双葉さんに九、今から練習場に向かうからついてきてね!!」
これには、双葉、
「はい、わかりました!!」
と言っては九と一緒に愛のあとをつけることにした・・・。
そして、双葉と九がたどり着いた先とは・・・、
「ここがこれから双葉さんがお世話になる練習場です!!」(愛)
そう、これから双葉が1か月間練習する場となる練習場であった。その練習場を見た瞬間、双葉も、
「うわ~、ここにたくさんのスクールアイドルたちがいる!!」
と歓喜していた。福博女子大学付属は別名スクールアイドル育成校といわれているくらいスクールアイドル育成に特化した高校であった。というのも、福博女子大学は、昔、少子化の影響で廃校寸前だったのを天の母親で前理事長の博子が当時流行し始めたスクールアイドルに目をつけ大学および付属高校にアイドル科を創設したのが始まりであった。その博子の目論見は大当たりとなり、福博女子大学付属高はスクールアイドルに憧れる女子中学生が数多く入学することになるとともにラブライブ!優勝という輝かしい実績を残すことになったのである。それ以降、愛や天の活躍もあり、「東のUTX、西の福博女子付属、南の・・・」といわれるまでになったのである。そんなわけで、愛が総合プロデューサー、天が校長兼理事長となってからも数多くのスクールアイドルがここ福博女子付属に集まっては日々ラブライブ!に向けて練習をしているのである。
ただ、この練習場を見て、九、あることに気づく。
「でも、この練習場にいる生徒たち、まだ新人のような動きじゃないかな・・・」
そう、この練習場にいるスクールアイドル・・・、生徒たちはまだ新人みたいに動きがぎこちない感じがしていたのである。
そんな九の指摘に、愛、すぐに答えた。
「九、レジェンドスクールアイドルといわれるほどあるわね。たしかにここにいる生徒たちはまだ入学したばかり、1年生なんだ。つまり、まだスクールアイドルのタマゴっていうわけ」
そう、この練習場にいるのは1年生、まだ入学したばかり、つまり、スクールアイドルのタマゴ、というわけである。というのも、スクールアイドル育成校といわれるくらいこの高校ではいろんなレベルのスクールアイドル、生徒たちが数多くいた。しかし、いろんなレベルの生徒を一緒に育成するのは非効率、ということもあり、この高校では生徒同士でスクールアイドルグループ、もしくはユニットを作りグループ・ユニット全体のレベルに合わせた練習を同じレベルのグループ・ユニットを集めたそれぞれの練習場で行うようにしていた。こうすることで各グループ・ユニットのレベルに合わせた育成をするとともに学校内において各グループ・ユニット同士で切磋琢磨できる環境を作り出すことに成功していたのである。まぁ、前の理事長である博子のときは生徒たちをレベルごとにクラス分けし、生徒同士で競い合わせることで生徒たちの実力上昇を目指したのを天がこの高校の理事長になったタイミングで今のシステムに変えたのですがね・・・。
と、ここでもまた話が脱線したが、それを戻して・・・、それをもとに愛は双葉に対しこう言った。
「双葉さん、あなたはあなたの学校、福外に通っている時間以外はここでスクールアイドルとしての基礎を学んでもらいます。むろん、ここの寮で寝泊まりすることになりますがね・・・」
まさか福外に通っている時間以外はこの高校、福博女子付属にてスクールアイドルとしての基礎を学ぶ、この愛の言葉に、双葉、ある心配をする。
「福外の時間以外ここで過ごす・・・、これだと私の両親が心配するのでは・・・」
そう、双葉の両親のことである。双葉はこの高校の福博女子付属の生徒じゃない、福外の生徒である。そのため、この福博女子付属に寝泊まりすることに双葉の両親が心配しないかちょっと心配していたのである。
ただ、その双葉の心配は杞憂だった。だって・・・、
「それなら大丈夫です。こうなるであろうとこの私が事前にあなたの両親の承諾を得ていますから」(天)
もうすでに天が双葉の両親から承諾を得ていたのだから・・・。これには、双葉、
「先生たち、仕事早すぎ・・・」
とあまりの早さに脱帽するしかなかった。
そんなわけで双葉は1年生新人クラスが集まる練習場にてその生徒たちとともにスクールアイドルの基礎となる練習を行うようになったのである。