ラブライブ!STAR PEACE   作:la55

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福岡編 第4話 その5

 そして、双葉と美沙たちアクロバッツの二人三脚?による練習が始まった。

「1,2,3,4、2,2,3,4」

と双葉が1年生と一緒に練習しているあいだ、美沙たちは、

「これはどうかな?」(美沙)

「そこは少し大きくしたほうが」(須恵)

と、曲における大まかな段取りを考ては自由時間となると、

「これでどうや!!」(千代)

「ちょっと、そこ、あまり大きすぎるよ。なら、ここは少しコンパクトに・・・」(双葉)

と4人でどうすべきか一緒に考えていた。

 ただ、この自由時間において双葉が主導権を握ることが多かった。というのも、

「そこをあまり大きくみせてしまうとあとあとのパフォーマンスが目立たたなくなる。なら、コンパクトにしたほうがあとあとのパフォーマンスが目立つはず!!」

と全体の流れを考えてから物事を話すため、より目立つことだけを意識している美沙たちよりも曲全体のイメージをよりよくしようとしていたのである。むろん、そのことも美沙たちは気づいていたため、双葉の言うことをちゃんと聞いていた。

 そんななか、そのことを美沙は双葉に指摘する。

「そういえば、双葉、全体の流れを気にして私たちにアドバイスしているよね。それって双葉の才能じゃないのかな?」

 すると、双葉、こう話した。

「たしかにそうかも・・・。だって、全体の流れを考えるのってとても楽しいんだもん!!こうしてああしていけばきっと全体で盛り上げることができると思えてくると、私、「ああ、やってよかった」って思えるんだもん!!」

たしかに双葉らしい言葉であった。双葉はこれまで生徒会長としていろんなイベントをやってきた。そのなかでは双葉はイベントの全体の流れを考えてからプログラムを作ってきた。そのおかげもあり双葉は多くのイベントを成功へと導いてきたのである。そのことを考えると双葉は全体の流れを組み立てて調整していくのが得意なのかもしれなかった。

 そんな双葉の才能もあり、1か月後には・・・、

「ターンタン!!」(双葉)

「これはばっちしだね!!」(美沙)

「本当にそう!!」(須恵)

「よかった~」(千代)

と1つの曲をばっちしと仕上げることができた。これは美沙たちアクロバッツにとって初めてのことであり、そのためか、

「なにかをやり遂げることが素晴らしいことなんて初めて知ったよ!!」(美沙)

「たしかにその通りかもな!!」(須恵)

「本当に嬉しい!!」(千代)

とアクロバッツも大変喜んでいた。

 だが、ここで1つ問題が・・・。

「でも、双葉、今日でお別れだよね・・・」(美沙)

そう、双葉の修行生活も今日で最後になるのである。これには、須恵、千代からも、

「双葉、戻らないでよ・・・」(須恵)

「双葉なしじゃアクロバッツは成り立たないよ・・・」(千代)

と悲しんでいた。たしかに今のアクロバッツは双葉のようなアドバイザー的存在は必要かもしれなかった。

 だが、双葉はアクロバッツ3人に対し、

「う~ん、そうだとしても私は明日から福外に復帰しないと・・・」

と言いつつ困惑していた。この1か月間、福博女子付属でスクールアイドルの基礎を学びつつ美沙たちアクロバッツという仲間とともにやってきたのである。それが今日でお別れというのは少し寂しいものだったりする。また、アクロバッツのアドバイザーがいなくなればアクロバッツはまたもや前と同じ状況、落ちこぼれ、としてこの学校で孤立してしまう可能性もある。そう考えると、今、それを双葉がそれをするのは少し困るのでは、と双葉はそう考えてしまったのである。

 こうして、4人はとても困惑していた・・・そのときだった。突然、

「それだったら私たちで、この3人組、アクロバッツをこれから見ていくから」(短髪の女性)

「そう、私たち先生がなんとかしてあげるから!!」(ギャル風の女性)

と愛や天と同じくらいの年齢の先生たちが現れた。これには、双葉、

「えっ、誰?」

とだれがきたのかわからないがゆえに困惑していた。

 だが、美沙たちアクロバッツはそれが誰なのかわかった。

「阿蘇カオル先生に小賀値イリヤ先生!!」

そう、そこに現れたのは阿蘇カオルと小賀値イリヤであった。この2人はΩのときに天と同じくK9のメンバーとして、UCのときは雪穂と同じHeaTのメンバーとして頑張っていた登場人物である。そして、今は福博女子付属の先生として後輩を教えていたりしていた。また、博多小娘(はかたおとめ)としてアイドル活動している(つまり兼業)天と愛に代わって福博女子付属を引っ張っていたりするパワフルな先生たちであった。

 そんな2人が現れたということは・・・、

「このアクロバットは私たちが面倒を見ることにしようと思う」(短髪の女性ことカオル)

「だから双葉さんは安心して自分のことをやりなさい」(ギャル風の女性ことイリヤ)

 この言葉にまず美沙たちアクロバッツからは感嘆の声が響き渡った。

「まさか、あのカオル先生とイリヤ先生に見てもらえるなんて」(美沙)

「嬉しい限りだよ・・・」(須恵)

「本当~、本当~」(千代)

美沙たちアクロバッツが喜ぶのも無理ではなかった。実は、カオルとイリヤ、これでも数多くのスクールアイドルを育ててはラブライブ!などで優秀な成績を残すことでも有名な先生であった。そのため、カオルとイリヤから直接指導を受けることはとても名誉なことであった。

 そんな美沙たちアクロバッツの表情を見て双葉はあることを決意した。

「美沙たち、私、やっぱりスクールアイドルとしてラブライブ!優勝したい!!だから、今日からライバルになろうね!!」

そう、双葉は福外のスクールアイドルであった。そう考えると美沙たちアクロバッツはライバルとなってしまう、そうなることを双葉は決意したのである。

 むろん、それは美沙たちにとってもある意味の決意であった。美沙は双葉に対しこう告げたのである。

「わかったわ、双葉。今度からはライバルとして一緒に頑張っていきましょう!!」

これには、双葉、

「美沙、ありがとう。私、これからも頑張る!!」

と熱い握手をかわすのであった。

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