ラブライブ!STAR PEACE   作:la55

52 / 79
福岡編 第4話 その6

 そして、翌月・・・、

「それでは、これまでの成果をみせてもらいましょう」

と雪穂が言うと九が1人1人を指定してこの1か月で得たものを披露してもらうことになった。

 まずはメアリーから。

「それじゃ始めます!!」

メアリーがそう言うとミュージカル風な感じで踊り歌い始めた。その曲は「サウンド・オブ・ミュージック」の一節だったのだが、

「♪~」

と音楽が進むに連れてメアリーも力強く歌い踊った。それはまるでミュージカルをみているかのように、いや、苦手な歌を克服したかのように・・・。

 その後、

「これで私のSINGはENDで~す」

とメアリーが言うと九と双葉から、

バチバチ

と拍手が送られると同時に双葉から、

「とても凄い、凄い!!」

とお褒めの言葉をもらった。ただ、ソフィアは、

「・・・」

とただ黙っているままだった。

 そして、次はソフィアの番。ソフィア、立ち上がるなり、

「この、日本の、スクールアイドル、曲、やる」

と言うと歌い始めた。すると、双葉はあることに気づく。

「これってμ'sのスノハレじゃ・・・」

そう、ソフィアが歌い始めたのはμ'sのスノハレであった。スノハレ、この物語群ではμ'sの名曲として日本中で有名な曲であった。そのスノハレであるが静かとはいえダンスもあったりする。ただ、それでも普通の人たちにはちょっと難しかったりする、完コピするには・・・。

 だが、ソフィアがスノハレを歌い踊る姿をみて、双葉、びっくりする。

(これって穂乃果さんのダンス、歌、すべて、そっくりだ・・・)

そう、ソフィアは穂乃果のパートの完コピをしていたのである、それも完璧に・・・。ソフィアはダンスが苦手であった。が、それを感じさせないようなダンスをしていた。それくらいソフィアのスノハレは完璧だったのである。

 その後、ソフィアが終わるなり、双葉と九から、

パチパチ

という拍手とともに双葉から、

「ソフィアも凄い!!」

とお褒めの言葉をもらった。ただ、メアリーは、

「・・・」

とたの無言を貫き通した。

 そして、最後に双葉。

「まだ基本しか習っていないけど・・・」

と申し訳なさそうに言うもソフィアと同じくあるグループの名曲をソロですることに。それは・・・、

「これって雪穂さんのグループのホライゾンじゃ・・・」(九)

そう、双葉がやっているのは雪穂が高校時代に組んでいたグループ、オメガマックスの「ホライゾン」であった。この曲は雪穂たちオメガマックスがラブライブ!にて完全優勝を決めた曲であった。その曲を双葉はやっていたのである。ただ、まだ基礎部分しかできていないこともあり、ちょっと怪しいところもあったりもした。だが、それでも、

(まだ拙いところがありますが全力で表現しようと頑張っています)(雪穂)

(全力で楽しもう、表現しようとしている!!凄い、凄いよ!!)(九)

と雪穂と九が心の中で褒めるぐらい双葉は全力で楽しんで大きく表現しようとしていた。

 その後、終わるなり、ここにいる全員から、

パチパチパチ

という大きな拍手が起きると、双葉、

「どうだ、やったでしょ!!」

と満足風に言った。それくらい双葉にとってみても満足いくものであった。

 そんな双葉に対して雪穂はこんなことを言った。

「3人とも確実にレベルアップしています。そこで、今度、お祭りのステージで新曲を拾うしてもらいます」

これには、双葉、

「って、まさか、本当にステージでやるのですか?」

と驚いてしまう。たしかに3人ともレベルアップしている。だが、それでも3人ともこれまで合わせたことなんてなかった。それなのに3人でステージに立つなんて寝耳に水だったのである。

 ただ、これには、雪穂、こう言ってしまう。

「たしかに今のままでは3人は合わせることができないでしょう。だけど、今から練習すればきっと大丈夫でしょう」

これには、双葉、

「たしかにそうだけど・・・」

となにか懐疑的になってしまう。

 とはいえ、これから合わせるべく九が、

「それじゃ、九が言ったポジションに・・・」

と3人を移動させようとした瞬間、メアリーとソフィアが、

「一緒にやるのは嫌で~す」(メアリー)

「私、メアリーと、するの、いや!!」(ソフィア)

とそれぞれに拒絶反応!!これには、双葉、

「2人とも!!」

と言おうとするも、九、それを見て、

「まぁまぁ、双葉さんも・・・」

と双葉を抑えてしまう。2人が嫌がるのは久しぶりのことであった。

 でも、それだと初めてのステージも失敗に終わってしまう、そんなこともあり、九、

「雪穂さん、どうしましょうか・・・」

と雪穂に尋ねると、雪穂、

「少し考えさせて・・・」

と言っては考えるようなポーズをすると、

「パズルみたいにすれば・・・」

とぶつぶつと言い出すとともになにか思いついたのかこう言い出してきた。

「それじゃこうしましょう」

 すると、雪穂は双葉たち3人に対してこう言ってきた。

「それなら、ここで約束してください、ちゃんと決まったダンスをすること」

これには、双葉、

「それだと合わないままじゃ・・・」

と困惑そうにするも、メアリー、ソフィア、ともに、

「それならいいで~す!!」(メアリー)

「OK、わかった」(ソフィア)

と雪穂の約束を承諾すると双葉も、

「わかりました・・・」

と少し困惑そうに返事をした。

 そして、雪穂はこんなことを言ってしまう。

「これから3人別々に練習してもらいます。ただし、その練習で必ず歌とダンスを完全にマスターしてください」

これには、メアリー、ソフィア、ともに、

「わかったで~す」(メアリー)

「OK」(ソフィア)

と言うと雪穂は1枚のDVDを取り出し、

「これはあなたたちにやってもらう曲です。これを完コピしてください」

と言っては3人にDVDの映像をみせた。すると、双葉、

「これを完コピなんて・・・」

と驚いてしまう。この曲を完コピするなんて今の自分にできるのか疑問に思えたのである。ただ、メアリー、ソフィアからすれば、

「こんなのeasyで~す!!やってやるので~す!!」(メアリー)

「OK、わかった。やってみる」(ソフィア)

と別々に練習できるのがいいのかやる気に満ち溢れていた。

 こうして、今度の初ステージにむけて3人とも別々に練習することになってしまった・・・。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。