鹿児島県の南の端にある島、九龍島。かつて、この島はいろんな問題を抱えていた。だが、九をはじめとする9人の高校生と雪穂の力により、今や新しき島として再生した。この島から新しき物語が始まろうとしていた・・・。
「ここが九龍島なんだ!!うわ~、凄い!!」
と乃亜は元気そうに言った。ここは九龍島の港。ここでは各地から来ていたスクールアイドルたちを島民自らおもてなしをしていた。それに乃亜は感動していたのだ。
そんな乃亜を見てか智もこんなことを言い出した。
「でも、ここがスクールアイドルあこがれの島とは僕はそう思える」
これに紅奈がこんなことを言い出してきた。
「いえ、本当にここはスクールアイドルあこがれの島といえるのです。過去に何度もラブライブ!優勝グループを輩出しているのですから・・・」
そう、ここ九龍島はスクールアイドルあこがれの島であった。というのも、ここにはスクールアイドル育成のための施設が多く作られていたからであった。いや、それ以上にこの島全体がスクールアイドル育成のための高校だったのである。九龍島高校、ここは最初9人の生徒しかいなかった。だが、この9人の生徒たちがスクールアイドルとして島におけるいろんな問題を打破しながらラブライブ!優勝を成し遂げたのである。それ以降、その生徒たちが中心となりスクールアイドル育成のための高校として作り変えられ、今やラブライブ!優勝を何度も成し遂げる高校として有名になったのである。
そんな九龍島に乃亜たち聖女スクールアイドル部メンバーが来た理由、それは・・・、
「乃亜に智に紅奈、ここに来たのは、この夏、ここで全国から集まったスクールアイドルたちと一緒に合宿をするからだよ。だから、そのことを忘れないで」(花樹)
「たしかにその通り。ここでいろんなことを吸収していくんだよ」(桜花)
そう、ここ九龍島で行われる合同合宿に参加するからだった。ここ九龍島は夏休みの間、全国からスクールアイドルたちを集め合同合宿を行っていたのである。それはスクールアイドルたちの能力のアップだけでなく全国から集まるほかのスクールアイドルたちとのコミュニケーション図るのも目的の1つだった。そうすることで全国のスクールアイドルたちたちのネットワークを広げることができたりするのであった。
そんあ目的で来ていた乃亜たちであったが乃亜は島の様子を見てこう言ってしまう。
「うわ~、ここってバリアフリーが充実しているから使いやすい!!」
なんとこの島の施設はすべてバリアフリーとなっていたのである。まぁ、それが今や当たり前なのだが、車椅子のスクールアイドルは乃亜ぐらいしかいないのにそれでもすべてがバリアフリーというのは乃亜が来ること前提としか思えないものだった。
そんな喜んでいる乃亜に対しある人が声をかけてきた。それは・・・、
「ようこそ九龍島へ。あなたたちを歓迎します」
これには、智、
「あっ、ありがとうございます」
とお礼を言うとともに紅奈はこんなことを言い出してきた。
「ところであなたは?」
すると、その人はこんなことを言った。
「私の名前はたい子。この島で漁協長をしている者です」
これには、紅奈、
「あっ、これはこれは・・・」
と謙遜してしまう。なんとたい子自ら乃亜たちを歓迎しに来たのである。これには、乃亜、
「本当にありがとうございます」
とお礼を言い返した。
と、ここでまたあるグループがこの島に降りてきた。それが・・・、
「負けることなんてなかったのに・・・」(鶴見)
「でも、この島にくればまた勝ち続けることができるはずでは・・・」(かほ)
「完璧になるはず・・・、なるはず・・・」(美月)
勝どき学園PWの面々であった。前回、双葉たち福外のユニットに負けて以来、負けたショックが続いていたのである。そんな鶴見たちに対し引率者として来ていた悪鬼はこんなことを言った。
「お前たちは負けたわけじゃない。とはいえ、今以上に能力を高める必要がある。だからこそこの九龍島で自分たちの能力を上げる必要があるのだ」
悪鬼たちはここに来た理由、それは自分たちの能力を高めるためであった。前回、まさかの敗北をしたPWであるが自分たちの能力を高めることでこの敗北をなしにした上で再び勝ち続けようとしたいのであった。
そんな悪鬼に対し鶴見はこんなことを言った。
「本当にここで自分たちの能力を上げることができるのでしょうか?」
たしかにここで自分たちの能力を上げることができるのかは疑問であった。たしかにここにはスクールアイドル育成のための施設は充実していた。しかし、本当にここで短期間のあいだに能力を上げることができるのかは不安であった。ただ、そんな鶴見に対し悪鬼はこんなことを言った。
「たしかにそのあたりはわからない。だが、この島の高校は何度もラブライブ!で優勝している。そう考えればもしかすると実力をつけることができるかもしれないしな」
この悪鬼の言葉にかほと美月はこんなことを言った。
「私たちの実力がつけばいいだけの話だと思うよ」(かほ)
「いつも完璧なものを追い求めるしかない・・・」(美月)
これには、鶴見、
「たしかにそうだけど・・・」
と心配そうになってしまった・・・。
そして、最後に降り立ったのは・・・、
「うわ~、ここが九先生の地元の島なんですね。とてもきれいなところです!!」
と双葉はまわりを見渡してこう言った。そう、福外の双葉たちであった。その双葉の言葉とともに、
「It’s beautiful!!たしかにきれいなところで~す!!感動もので~す!!」(メアリー)
「ものすごく、きれい!!まわり、とても、素晴らしい」(ソフィア)
とメアリーとソフィアも喜んでいた。
そして、タラぷを降りるなり、双葉たちの引率者である雪穂と九に人が集まる。なぜなら・・・、
「雪穂先生、お久しぶりです!!九も久しぶり!!」
雪穂と九にとってこの島は地元といってもおかしくないのだから。この声の主はめいだった。めいは雪穂と九に挨拶をするとともにこんなことを言った。
「まさかここで会えるなんてうれしい限りです!!」
いや、それどころか、
「私だってとてもうれしいよ!!だからより多く回っています!!」
とめいの隣にいた小明が側転やバク転を多くやっていた。これには、双葉、
「まるであの子みたい!!」
と福博女子の美沙たちアクロバッツのことを思い出しては笑っていた。
とはいえ、双葉たちもこの合宿には参加するつもりでいた。むろん、それには理由が・・・。
(この前はたしかにPWに勝った。だけど、今の実力ではラブライブ!優勝はできない。ならば、ここでできる限り実力を高めるべきだろうな)(雪穂)
双葉たちの実力を高めるためであった。たしかにこの前はPWに勝った。だがこの前の勝利は奇跡的なものだと雪穂と九はそう思っていた。美沙たちなどの支援もあったことが理由だった。とはいえ、鶴見たちPWが勝つくらいの実力はある。その実力をこの合宿を通じて伸ばしていく、これがここに来た理由であった。
そんな双葉たちであったが双葉はある集団を見てはっとした。それは・・・、
(あっ、PWの人たちだ・・・)
そう、鶴見たちPWの面々であった。鶴見たちPWを見つけたためか、双葉はメアリーとソフィアに対しこう言う、小声で・・・。
「(メアリーにソフィア、近くにPWがいるよ!!)」
これには、メアリー、ソフィア、ともに構える、こう思いながら・・・。
(まさかここでPWに会うなんてびっくりです!!私たちになにかしなければいいのですが・・・)(メアリー)
(相手、来る、危険。なんとか、しないと・・・)(ソフィア)
その双葉たち存在に気づいてか、鶴見たちPWも身構えてしまう、こう思いながら・・・。
(なんであいつらがいるわけ?ちょっとおかしいでしょ!!)(鶴見)
(うっ、まさかここであいつらがいるとは・・・。うぅ、なんとかならないのか・・・)(かほ)
(完璧じゃないもの・・・。なんとかしないと・・・)(美月)
そのためか2組のあいだで気まずい雰囲気になってしまった。それに気づいたのか、雪穂、双葉たちに対し、
「双葉、メアリー、ソフィア、今から合宿に行くからついてきなさい」
と言うと双葉たちも、
「「「わかりました」」」
と言ってはその場をあとにした。
そんあ双葉を見てか、鶴見、こんなことを考えていた。
(まさか、どこかで一緒になるなんてないよね・・・)
そんな鶴見の思いか、悪鬼は鶴見に対しこんなことを言ってきた。
「鶴見、少しは落ち着いてはどうか」
これには、鶴見、
「悪鬼先生、わかりました・・・」
と警戒を解くことにした。鶴見自身、かなり警戒していたのかもしれなかった。
だが、この鶴見の予感は開始早々当たってしまうのであった・・・。