とはいえ、期間は短い。あと4日ぐらいで曲を作り上げないといけないのだから。なので、これまでできたものを発表するようにした。まずはPWから。
「自分たちはこんなものを作ったのだけど・・・」
と鶴見が出してきたのは歌詞であった。まだ途中とはいえ、1番のサビまではできていた。その言葉をみる乃亜たちと双葉たち。すると、双葉がこんなことを言い出してきた。
「とてもいい歌詞じゃない!!」
どうやら双葉からすればとても刺さる歌詞だったようだ。むろん、これには智からも、
「たしかに双葉の言う通りだな」
と太鼓判を押す。これには、かほ、
「まぁ、そんなことないけど・・・」
と照れくれそうにしていた。
そんな歌詞を見せたなら双葉たちも黙っていない。素人ながらも曲を途中まで作っていたのである。それを、メアリー、
「このソング、どう?」
と尋ねる。すると、乃亜、
「とてもいい曲ですね!!」
ととても喜んでいた。乃亜からしてもいい曲だった。むろん、美月も、
「完璧じゃないけど好き」
と美月なりにほめていた。
最後に乃亜たち。乃亜は、
「私たちはダンスのフォーメーション!!」
といってボードを使ってフォーメーションのやり方を双葉や鶴見たちに伝える。すると、ソフィア、
「私、やってみたい」
とやる気に満ち溢れていた。むろん、鶴見も、
「たしかにこれは使えるかも」
とあまりの出来に喜んでいた。
そんなわけで、ここからはそれぞれの得意分野を生かしてやること。まずは、乃亜、双葉、鶴見。こちらは作曲を担当することに。
「これだったらどうでしょうか」(乃亜)
「うん!!それはいいかも!!」(双葉)
「でも、こちらの方がいいかもしれません」(鶴見)
3人はこれまで作曲したことがない。そのため、試行錯誤をしながら行っていた。
そんな3人に対しある女性が声をかけてきた。それは・・・、
「私が作曲を手伝いましょうか?」
これには、乃亜、びっくりする。
「えっ、なんで多恵さんがここにいるのですか?」
土居多恵、ここ九龍島町の町長をしている女性だった。この多恵がいたからこそここ九龍島はスクールアイドルの町として発展してきたのである。その多恵がここにいたのである。
その多恵は乃亜に対しこんなことを言った。
「私は作曲の心得があります。なので、作曲の手伝いをしたいのです」
この多恵の言葉に、双葉、
「あっ、お願いします!!」
とお願いをすると鶴見も、
「私からもお願いする!!」
とお願いしてきたのである。
こうして、多恵の力添えもあって作曲はどんどんはかどることとなった。
そんな作曲チームとは別に、紅奈、ソフィア、美月は作詞することに。
「このフレーズを入れよう」(紅奈)
「いや、この、フレーズ、入れる!!」(ソフィア)
「私はどちらでもいい!!2つとも入れよう!!」(美月)
こちらもこちらで出てきたフレーズを1つずつ入れ込むといった作業を行っていた。それが楽しかったのか、
(作詞ってとてもいいもんだよね!!)(紅奈)
(とても、楽しい。だから、どんどん、フレーズ、出す)(ソフィア)
(楽しいこと、たくさん、完璧なものを作る!!)(美月)
とこの作詞作業を楽しんでいた。
最後に、智、メアリー、かほのダンスチームはダンスのフォーメーションについていろいろと議論していた。
「こちらの方が車椅子の乃亜が動きやすい」(智)
「ならこちらはどうでしょうか?」(かほ)
「たしかにその通りならいいで~す!!」(メアリー)
こちらもこちらでいろいとろ大変であった。車椅子の乃亜がいるため、普通のフォーメーションではダメだったりする。そのため、車椅子の乃亜でもできる、なおかつ、見栄えのいいフォーメーションを作らないといけなかったのである。とはいえ、それでも一生懸命頑張って知恵を絞りだそうとしていた。
そんなこともあり、
(ここで考えないと乃亜に申し訳ない。ちゃんとしたものを作らないと・・・)(智)
(これほど難しいものとは思いませんで~した。でも、どんどんやるので~す)(メアリー)
(フォーメーション1つだけでもこれほど大変なものになるとは。でも、いいものを作るのです!!)(かほ)
とやる気に満ち溢れていた。
こうして、作曲は多恵の力もあり1日で完成した。歌詞も1日で完成した。そして、それを合わせることに。すると、
「とてもいい曲です」(乃亜)
「確かにその通りですね」(双葉)
「これが私たちの曲・・・」(鶴見)
と感動するものとなった。
そして、それに合わせて振付を考えることに。これにはダンスチームが考えたフォーメーションを組み合わせることになった。これには、智、
「ここはこの振付でこんなフォーメーションで」
といろいろとアイデアを出すことに。もちろん、メアリー、かほからも、
「この方がかっこいいで~す!!」(メアリー)
「いや、こっちがいいと思うよ」(かほ)
といろいろと意見が飛び出す。それを加えることで1つの曲ができようとしていた。
そして、5日目の夜・・・、
「よし、完成です!!」
と乃亜がいうくらい1つの曲が完成した。あとは微調整をして発表会まで練習するのみとなった・・・。