ラブライブ!STAR PEACE   作:la55

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函館編 第5話 その4

 続くラブライブ!最終予選、顧問である理亜が乃亜たち3人に対してある新曲を渡してきた。それは・・・、

「ラブソング?」(乃亜)

そう、ラブソングだったのである。これには、乃亜、びっくりする。これまでラブソングを歌ってきたことがなかったのである。だが、理亜は言う。

「μ’sのスノハレみたいにスクールアイドルとしもラブソングは大事だったりします。このラブソングを今後の最終予選にぶつけたいと思います」

そんな理亜の勢いもあってか乃亜はやる気に満ち溢れていた。

「この曲を最終予選でやれるなんて凄いことなんだ。なら、やってやるのです!!」

 そんなわけで早速フォーメーションなどを3人で決めることに。そんななか、乃亜はあることを心配していた。それは・・・、

(でも、まさかラブソングなんて智も紅奈も大丈夫かな・・・)

紅奈の告白を断った智とその紅奈のことだった。たしかに2人にとって今まさにラブソングなんて本当にこれでよかったのだろうかと思うところがあった。むろん、この曲を作った理亜たちにとってそれはまったく知らなかったことであり、ある意味では悪い意味ではなかったのだが、今の2人からみた場合、それにくるダメージというものがあるかもしれなかった。

 だが、それでも2人はきちんとしていた。フォーメーションを決めるときも、

「智、これでいよね」(紅奈)

「うん、いいぜ」(智)

とあうんの呼吸で決めることが多かった。これを見て乃亜は、

「どうやら2人へのダメージはないみたいだね)

と安心することが多くなった。

 こうして一週間の間にフォーメーションを決めたあと、それに合わせたダンスをやることに。今回は乃亜たちの意見を参考に理亜や花樹、桜花たちがダンスを調整するかたちをとった。こうして、新曲を乃亜たちに提示して3週間後にはダンスをすら完成させてあとは練習するのみとなったのである。そのかげにはこれまでのスクールアイドルのダンスを動画を見ながら研究していた乃亜たちの頑張りも忘れてはいけなかった。それくらいこの最終予選にかける乃亜たちの思いは格別なものであった。

 とはいえ、練習を始める乃亜たち。そのなかで乃亜は智と紅奈のことを心配そうにみていた。というのも、

「紅奈、ちょっと遅いよ!!」(花樹)

「すみません・・・」(紅奈)

「こう、動いて、ギャッ!!」(智)

「ごめんね、智」(紅奈)

紅奈の動きがぎこちなかったのである。練習初めて間もない、ということもあるのだがいつもの紅奈ではなかったのである。これには、乃亜、心配になる。

(紅奈、どうしたんだろう。いつもの紅奈じゃない・・・)

 すると、紅奈、こう言ってしまう。

「ちょっと疲れているんじゃないかな・・・、私・・・」

 だが、このときの乃亜は違う見方をしていた。

(紅奈、絶対に嘘をついている!!絶対にあのことだ!!)

その思いとともに乃亜は紅奈に対しある質問をすることにしたのである。

「もしかして、紅奈、そうなる理由って智との恋についてじゃないかな」

これには、紅奈、

「えっ、それって・・・」

とあまりにとってよしもない言葉を聞いて動揺してしまった。

 と、ここで、乃亜、さらに畳みかける。

(紅奈の本心を聞いてやる!!)

と思ってか、乃亜、紅奈に対して、

「このラブソングと智との恋のことをリンクして思うようになったのでしょ!!」

と言うと、紅奈、

「でも、私、智に失恋しちゃったんだよ・・・」

と答えると乃亜は車椅子を紅奈に近づかせてはこう言った、怒るように。

「失恋しちゃったなんて関係ない!!紅奈、今でも智のことが好きなんでしょ!!」

これには、紅奈、

「それは・・・」

と言葉を濁すも、乃亜、

(うぅ、じれったい!!)

としびれを切らしたのかこんなことを言った。

「この紅奈の意気地なし!!さっさと自分の本心をさらけ出して!!」

こんな乃亜を見たことがなかった。そのためか、紅奈、

(もう隠すことなんてできない!!今の自分の気持ち、出すしかない・・・)

と思ったのか、ついに紅奈の思いを乃亜に打ち明けることにした。

「わ、私だって今でも智のことが好きだよ。でもね、男としての智、女としての智、どっちが好きなのか聞かれたのにそれに答えることができなかった。それで振られたんだよ。失恋しちゃったんだよ」

 だが、乃亜、

(だからと言って諦めてしまうなんて・・・)

と思ったのか、こんなことを言った。

「なんで答えることができなかったの?どうして?」

これには、紅奈、こう答える。

「智はたしかに心理的には男だと思っているけど女の子でもあるのよ。それを考えた場合、どう考えればいいのかわからなくなるじゃない」

たしかに紅奈の言うとおりである。どっちが好きなのは答えることが難しい。それくらい智の立ち位置はとてもデリケートだったりする。なので、紅奈が悩むのは仕方がないことだった。

 だが、それでも乃亜はひるまなかった。乃亜、

(それて関係ないことだよね!!紅奈は智が好き!!それって関係ないことだよ)

と思ったのか、紅奈に対しこんなことを言った。

「紅奈、それって関係ないことだよね!!紅奈は智が好き!!それが間違いないことだよね!!」

 すると、紅奈、

(でも、それがとても重要なことなんだよ!!)

と思ってか、こんなことを乃亜に言った。

「智からすればそれはとても大切なことなんだよ!!それなのにそれを言うなんておかしいよ!!」

 ところが乃亜は違っていた。乃亜、

(そんなのいつもの紅奈じゃない!!いつもの紅奈ではない!!)

と思ったのか紅奈に対しこんなことを言った。

「紅奈、本心を言って!!このままでもいいの?このままだと3月には智と別れることになるんだよ!!」

すると、紅奈、こんなことを思ってしまう。

(このまま智のことを失っていいの?それっていやだよ!!私、そんなのいやだよ!!)

そう、このままいけば、紅奈、3月には智と別れることになるのである。だって、紅奈は3年生なのである。3年生ということは3月には聖女を卒業してしまう。そのことを考えると智となにもしないで別れるなんて紅奈にとってとてもいやなことであった。そのことに紅奈は気づいたのである。

 そして、乃亜は紅奈に対しこんなことを言った。

「紅奈、本心を言って!!本当にそのままでもいいの?」

すると、紅奈、

(このまま私自身嘘をついているなんていや!!絶対にいや!!)

と思ったのかついに本誌を言うことにした。

「私、今でも智のことが好き!!大好き!!愛している!!」

 すると、乃亜、

(ならばあの問題もわかるんじゃないかな?)

と思ったのか、紅奈に対しある質問を投げかけた。

「じゃ、どんな智が好きなのかな?」

すると、紅奈、

(でも、たしかにどんな智が好きなのかという問題が・・・。う~ん、う~ん、う~ん・・・)

と考えだそうとしているのか、

「それは・・・、それは・・・」

と悩んでいる様子。

 だが、乃亜は違っていた。それは乃亜の口から言えることだった。

(悩む必要なんてないじゃない!!)

と思った乃亜、すぐにこんなことを紅奈に言ったのである。

「悩む必要なんてあるの?今、思っていることを言えばいいんじゃないかな?」

これを聞いた紅奈、

(たしかにそうだ!!今の気持ちを言えばいいんだ!!)

と思ったのか、ついに自分の思いを口にしたのである。

「私はどんな智であったも好き!!全体的に智のことが好きなんだ!!」

これを聞いて、紅奈、こう考えてしまう。

(たしかに私はどんな智をみてきた。でも、私はずっとあの智を、ずっとあの智を見てきたんだ!!)

 これを踏まえた上で紅奈はこんなことを言ったのである。

「私は・・・の智が好き!!智を一人の・・・としてみている!!」

これを聞いた乃亜はついにこんなことを言ってきたのである。

「なら、それを智にぶつけてしまえばいいじゃない!!」

これには、紅奈、はっきりこう言う。

「たしかにその通りだね。明日、絶対に智に言ってくる!!」

こうして、紅奈の思いははっきりとすることになった。だが、それを許すはずのない人たちがいたことにより最悪の事態へと向かおうとしていたのである。

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