笑ってはいけないウマ娘 有馬記念前夜祭   作:いつか帰るところ

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笑ってはいけないシリーズが終わって寂しい。
だったら自分でやる。

有馬記念の願掛け。
これが完走できたら有馬記念で儲かるものとする!


笑ってはいけない有馬記念前夜祭

笑ってはいけない有馬記念前夜祭1

 

 

 時は年末、年末と言えば有馬記念。

 

 ウマ娘達は、ある者は出場に向けて最終調整を。ある者は予約席の抽選結果に狂喜乱舞し、ある者は赤ペン片手に予想紙に向かい頭を捻っていた。

 

 そんな年末、5人のウマ娘が理事長命で召集される!そして待ち受けるのは白い稲妻、風か光かタマモクロス!!

 

 

 

タマモクロス「おー、寒い中お疲れさん」

 

スペシャルウィーク「・・・あのぉ、タマモクロス先輩」

 

エルコンドルパサー「こんな寒空の下に呼び出して、とても寒いデース!」

 

グラスワンダー「何のご用件なのでしょうか・・・」

 

サイレンススズカ「・・・寒いわ、少し走ってきていいかしら?」

 

キングヘイロー「へぷちっ!」

 

 戸惑う5人にタマモクロスは滔々と説明を始める。

 

タマ「実はな、うちらトレセン学園として来るべき有馬記念を盛り上げる為、笑ってはいけない有馬記念前夜祭を開催することとなったんや!お前らみたいんでも少しは役に立てるってこっちゃ」

 

グラス「は?」

 

エル「グラース、大先輩をガチ睨みしないでくだサーイ」

 

スズカ「どうするスペちゃん」

 

スペ「どうしましょかスズカさん」

 

タマ「うだうだ言ってもなんも変わらんで?理事長命令やからあきらめとき」

 

キング「理事長命令なの?」

 

タマ「だいだい、うちも年末はダーリンとおこたでヌクヌクしときたかったのに・・・こないな小便小娘の相手なんかしときたないわ!」

 

エル「おおぅ・・・タマモ先輩口が悪いです」

 

タマ「と言う訳で!期限は明日の朝まで、笑うとペナルティー!それでは笑ってはいけない有馬記念前夜祭、よーいスタートッ!!」

 

【プワーーーーーーン!!!!】

 

スペ「わ!サイレン?!」

 

スズカ「え?もう始まったの?」

 

キング「笑わなければ良いのよね?」

 

 突如始まる笑ってはいけない有馬記念前夜祭!強引に巻き込まれたウマ娘5人の試練が始まる!

 

 

 

 

タマ「ほんなら、あんたらしょーもない戦績しか残せてへんウマ娘ばっかや、名前なんか覚えてもらえへんやろ?名前書いたゼッケン用意したからこれ着とき」

 

スペ「一応みんなG1ウマ娘・・・」

 

エル「失礼デース」

 

 5人のウマ娘にネーム入りゼッケンを配るタマモクロス、ブツブツ言いながらもみなゼッケンを着用する。

 

タマ「ほな、自己紹介しとき」

 

スペ「はい!スペシャルウィークです!」

スペゼッケン【スペシャルウィーク】

 

エル「エルコンドルパサーでーす!」

エルゼッケン【エルコンドルパサー】

 

グラス「グラスワンダーと申します」

グラスゼッケン【グラスワンダー】

 

スズカ「え・・・嘘でしょ・・・」

スズカゼッケン【サイコレズ】

 

エル「っ!・・・あはははははっ!」

 

グラス「ぶっ!ぶははぁっ!サッ、サイコって!ぶぶぶぅ!」

 

デデーン!

エル、グラス、アウトー

 

エル「え?」

 

グラス「あ!」

 

 突如何処からともなくアウトコールの声が響き、エルとグラスに駆け寄ってくる真っ黒な衣装の黒覆面地方競馬ウマ娘、その手にはプラスチックバット!

 

エル「いだぁっ!」スパーン!

 

グラス「いたいっ!」スパーン!

 

スペ「わ、笑うとお尻叩かれちゃうんですか!?」

 

タマ「そやで」

 

エル「・・・結構痛いですよコレ!」ヒリヒリ

 

スズカ「・・・・・・」

 

タマ「おう、地方ウマ娘ちゃん達も張り切っとんなぁ、あと自己紹介しとらんのは誰や?」

 

キング「ねぇ・・・キングのゼッケン、無地で何も書いてないのだけど・・・」

キングゼッケン【        】

 

スペ「ふぐっ・・・っ!」ヒクン

 

エル「・・・ぐっ!」ヒクヒク

 

スズカ「反対に着てない?背中の方に書いてないかしら?」

 

キング「どう?」クルリ

キングゼッケン背中【      】

 

スペ「・・・ひぐっ、・・・っ!」

 

エル「っ!なっ、何も書いてませんね・・・っ、んんっ!」

 

グラス「・・・っ!ほんとに無地っ、ふっ!・・・っ」

 

スズカ「ねぇ、それ着けている意味あるのかしら?」

 

スペ「ぶあはははははっ!!」

 

エル「きひひひひひひっ!」

 

グラス「ぶぶっ!ははははははっ!」

 

デデーン!

スペ、エル、グラス、アウトー

 

スペ「いたーいっ!」スパーン!

 

エル「ひぅっ!」スパーン!

 

グラス「スッ、スズカさん!そんな無表情で!ひぎ!」スパーン!

 

スズカ「・・・・・・」シーン

 

スペ「うぅ・・・スズカさん、ゼッケンの事で怒ってますよ・・・」

 

グラス「やめましょう仲間割れは!謝りますから!」

 

エル「そうでーす、みんなで力を合わせて乗りきりましょう」

 

キング「何でキングが無地なのよ!」

 

スズカ「だからそれ着ている意味あるのかしら?」

 

スペ「・・・っ!スッ・・・スズカさんっ!」

 

エル&グラス「「ふぐっ?!」」

 

スズカ「・・・」クルリ

スズカゼッケン背中【ドスケベ】

 

スペ&エル&グラス「ぶははぁははははははっ!」

 

デデーン!

スペ、エル、グラス、アウトー

 

スペ&エル&グラス「「「いたーっ!」」」スパーン!スパーン!スパーン!

 

スズカ「ええ・・・もういいわ、みんなで協力していきましょう」

 

スペ「スズカさーん・・・」

 

エル「スズカを怒らせてはダメです」ヒソヒソ

 

グラス「ええ・・・」ヒソヒソ

 

 

タマ「もうええか?寒いからあっちの建てもん中入るで?」

 

キング「あの大きな建物?」

 

タマ「そうや、今からお前らが過ごすトレセン待機宿舎別館や!」

 

 目の前の巨大な建物を見るウマ娘達、しかし彼女達は未だここに笑いの刺客達が潜んでいることを知る由もない!

 

 

 

スズカ「あれ・・・?銅像?」

 

タマ「おー、あの入り口んとこのか?あれは過去の偉大な業績を讃えて作られたウマ娘の銅像や、しっかり見とき」

 

 メジロラモーヌ黄金像、セーラー服バージョン

 

エル「これは・・・黄金像?」

 

キング「この方って・・・」

 

グラス「なぜ金色に?」

 

スペ「なんか昭和の香りがしますね」

 

スズカ「・・・くっ、スペちゃん」

 

スペ「だって靴下三つ折りですよ?」

 

スズカ「・・・っ!ふっ・・・!」

 

エル「黄金・・・金粉ショーですか?」

 

キング「?」

 

スズカ「ぶふっ!あはははははっ!」

 

デデーン!

スズカ、アウトー

 

スズカ「もうっ!スペちゃんっ!エルさんっ!いたっ!」スパーン!

 

スペ「え、でも凄く無理がありますよ、この人のセーラー服」

 

スズカ「ふぐっ・・・」プルプル

 

エル「1時間1万円とか文字が浮かんできますね・・・」

 

キング「?」

 

スズカ「あははははは!」

 

デデーン!

スズカ、アウトー

 

スズカ「ひぎぃっ!・・・いたぁ・・・」スパーン!

 

キング「?」

 

タマ「お前ら・・・後で知らんで、もう中に入るで!」

 

キング「ねぇ、さっきのどういう意味なの?」

 

グラス「いいから入りましょう」

 

 

 こうしてウマ娘達はトレセン待機宿舎別館へ入り、タマモクロスに案内されて待機部屋へと向かう。

 

 

タマ「ここがお前らの部屋や、しばらくは休んどき、ほな」

 

 

エル「おお、結構大きな部屋デース」

 

グラス「机が並んでますね」

 

キング「適当に座りましょうか」

 

スズカ「みんなお茶飲む?」

 

スペ「あ、スズカさん、私がお茶入れますから座っていて下さい」

 

キング「ふふ、スペシャルウィークさん張り切っちゃって」

 

デデーン!

キング、アウトー!

 

キング「あ!・・・いたぁっ!」スパーン!

 

グラス「・・・キングさん何をやってるのですか」

 

キング「つぅ・・・普通に油断してたわ」

 

エル「これは気が抜けませんね」

 

スペ「うぅ・・・これって結構キツイかも知れない」

 

 

 

 

扉開け ガラララー

タマ「ボインわぁ~お父ちゃんの為にあるんやないんやでぇ~」

 

グラス「?」

 

スズカ「(タマモクロスさんにはありませんよね?)」

 

タマ「おう、お前ら今日世話になるんやから待機宿舎のトップに挨拶に行くでぇ」

 

キング「トップ?」

 

タマ「そや、ここのまぁ偉いさんやな」

 

スペ「はーい分かりました」

 

 こうしてスペシャルウィーク達5人はタマモクロスの案内でトレセン待機宿舎のトップと会うこととなる!スペ達の運命は!

 

タマ「失礼します!」

 

?「どうぞー」

 

スペ達「失礼しまーす」

 

 

 トレセン待機宿舎別館のトップ、メジロブライト

 

 

ブライト「あらぁー皆様挨拶に来て下さったのですかぁー」

 

グラス「あ、はい、本日はよろしくお願いします」

 

ブライト「まぁグラスワンダーさん、よろしくー」

握手ニギニギ

 

 

スズカ「・・・よろしくお願いします」

 

ブライト「ふふスズカ様ぁ、よろしくぅ」

握手ニギニギ

 

 

キング「よろしくお願いするわ!」

 

ブライト「まぁまぁキングさん、よろしくぅ」

握手ニギニギ

 

 

スペ「よろしくお願いします」

 

ブライト「スペ様っ!ベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロ」

抱き付き舐め回し

 

スペ「ふぎゃーっ!!なしてーっ!?」

 

スズカ「ちょっとっ!!」

 

グラス「あはははははっ!!なっ舐め回してるっ?!あははははは!」

 

エル「な、なんでぇっ?!ぶあっあはははははーっ!」

 

キング「ひっ!ひぃっ!ははははははは!すごい抱き付いてベロベロしてるっ!あははははははは!」

 

デデーン!

グラス、エル、キング、アウトー

スパーン!スパーン!スパーン!

 

 

スペ「うあぁ、ヨダレでベトベトですよぉ」

 

ブライト「・・・・」エルの前に立つ

 

エル「はぁ・・・面白い・・・あ、エルコンドルパサーでぇす」

 

ブライト「・・・・」

 

エル「?」

 

ブライト「ふんっ!」腹パン ドカッ

 

エル「ぶふっ!?」

 

スペ「?!・・・ぶはぁ!ぶぶぶっ!」

 

スズカ「くふぅっ!な、なんで殴るのっ?!なんで殴った?ふふふふ」

 

グラス「あっあははっ、凄い音しましたよっ!?ぷぷぷっ」

 

デデーン!

スペ、スズカ、グラス、アウトー

 

スペ「いたっ!」スパーン!

 

スズカ「くふふふ・・・いたいっ!」スパーン

 

グラス「エ、エル・・・んんっ!」スパーン!

 

エル「ぐふぅ・・・」

 

ブライト「・・・それでは皆様ぁごきげんよう」スタスタスタ

 

 

タマ「よっしゃ挨拶も済んだし、ほな部屋に戻るで・・・ほらエルコンドル立たんかい」

 

エル「理不尽・・・」

 

 

 

 笑いだけに止まらず突如襲いかかる謂われなき暴力!果たしてエルコンドルパサー達の運命やいかに!

 

 

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