笑ってはいけないウマ娘 有馬記念前夜祭   作:いつか帰るところ

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有馬記念前夜祭、後夜祭の次のです
ゆっくり更新していきますのでよろしくお願いします
まぁ、2ヶ月もあれば終わるでしょうよ


笑ってはいけない 高松宮記念前夜祭

笑ってはいけない 高松宮記念前夜祭1

 

 

笑ってはいけない有馬記念前夜祭、後夜祭から数ヶ月が経過

スペシャルウィーク達は元通りのトレセン学園での生活を送っていた

あの惨劇の一夜も今から考えるとあれはあれで良い思い出になるのかもしれない、そう思える位には心も尻も回復していた

 

しかし、

 

そう、しかし、だ

 

日本の首都、すなわち経済、文化、歴史の中心地である愛知県、その大中京競馬場で開催される高松宮記念(日本のホースマン全員の目標とも言えるレース)が開催されるにあたり、前夜祭が開催されるのは当然の事である

 

しかし、スペシャルウィークは日々の雑多な出来事に埋もれて、そんな当然の事にも気が付けないでいた。

 

 

サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダー、キングヘイロー、惨劇の一夜を経験した仲間達が何も知らないスペシャルウィークに正義の鉄槌を下す時が来た・・・

 

 

 

 

 

 

 

スペ「うん!スズカさん美味しいですね」モッチャモッチャ

 

スズカ「スペちゃん、そんなに慌てて食べなくてもいいのに」

 

キング「スペシャルウィークさん、口に物を入れている時は喋らない」

 

スペ「ふぁい」

 

豪華ホテルのレストランでスペシャルウィーク、サイレンススズカ、キングヘイロー、エルコンドルパサー、グラスワンダーの面々はビュッフェモーニングに舌鼓

本日撮影されるトレセン学園の紹介番組にゲスト出演する為、昨夜からテレビ局近くのホテルに前泊、前乗りした次の朝だった

 

エル「グラス、台本は見ましたか?」

 

グラス「一応は、色々聞かれるみたいですね」

 

スズカ「ねぇ、まだ時間もあるし皆で集まって確認しておかない?」

 

キング「そうしておきましょう、話が被ったりして本番で慌てるのも嫌ですし」

 

スペ「そうですね」

 

エル「では、食事後にエルの部屋でやりまショウ」

 

 

 

こうしてスペシャルウィーク達は食事後エルコンドルパサーの部屋に集まり明日の打ち合わせを簡単に行っておくこととなった。

 

勿論、それは偽りの話、本当の目的は何も知らないスペシャルウィークに真実を分からせて絶望を味わって貰うことだ

数日前の自分達の様に・・・

 

 

・・・

・・・・・

・・・・・・

 

スズカ「・・・こんなところかしら」

 

キング「そうね、後は司会の方が上手く回してくれると思うわ」

 

スペ「なんか緊張してきちゃいました」

 

エル「エルはこの前の笑ってはいけないでメチャクチャされたので、ちょっとの事ではキンチョウしなくなりマシタ」

 

グラス「・・・そう言えば、このメンバーでしたね」

 

スペ「あれは嫌な番組でした・・・しばらくはお尻が痛くて痛くて」

 

グラス「ふふ、スペちゃんいっぱい叩かれていましたから」

 

スズカ「グラスさんも結構叩かれていましたよ?」

 

グラス「・・・スズカさんほどじゃありませんけど」

 

スズカ「・・・?・・・グラスさんほど叩かれていませんよ?」

 

グラス「・・・・・・え?スズカさんの方が叩かれていましたよね?」

 

スズカ「・・・・・・え?」

 

グラス「・・・・・・」

 

エル「・・・・・・」

 

キング「・・・・・・」

 

スペ「・・・・・・グラスチャン、ヤメナヨ」 ヒソヒソ

 

グラス「今、笑ってはいけないがあったとしても、私の方が笑わないと思います」

 

スズカ「それはどうでしょう」

 

グラス「ふふ、スズカさんには負けないと思いますよ」

 

スズカ「はい、デデーン、グラスーアウト」 グラスワンダーを指差し

 

グラス「・・・」 イラ

 

スズカ「・・・ねぇ、スペちゃんはどう思う?」

 

スペ「ぺ?」

 

スズカ「私とグラスさん、どちらの方が笑わないと思う?スペちゃん」

 

グラス「私ですよね?スペちゃん」

 

スペ「え?え?、えっとぉ・・・」

 

エル「・・・・・・」 明後日の方を見ている

 

キング「・・・・・・」 俯いている

 

スペ「・・・・・・えぇ」

 

 

【どっちが笑ってた?】

回答選択肢

1 サイレンススズカ

2 グラスワンダー

3 キングヘイロー

 

 

スペ「えっとぉー・・・た、多分なんですけどぉ、・・・グラスちゃんの方が笑ってた様な、気がする・・・かな?・・・なんて、・・・ほんのちょっとの差だよっ!」

 

グラス「はぁ?!そんな訳ありません!・・・いいわ、なら『笑ってはいけない』で確かめましょう!」

 

スペ「はぁっ?!何言ってるのグラスちゃん!」

 

スズカ「望むところよ!」

 

スペ「スズカさんっ?!・・・ちょっ、ちょっと待って、ちょっと待って!!・・・あぁ、はい、はい、・・・なんか分かってきた、分かってきました・・・・・・あぁそういうことね・・・はいはい、うん、スズカさんの方が笑ってました!」

 

スズカ「はぁ?そんな訳ないでしょスペちゃん、・・・いいわ、じゃあ『笑ってはいけない』で確かめましょう!」

 

スペ「ぶはははははっ!馬鹿だよーっ、馬鹿だ!こいつらぁ!」

 

 

【どっちが笑ってた?】

回答選択肢 

 1 サイレンススズカ

   →スズカ「ならば笑ってはいけないで確かめましょう」

 2 グラスワンダー

   →グラス「ならば笑ってはいけないで確かめます」

 3 キングヘイロー

   →スズカ&グラス「「誤魔化さないで!いいわ笑ってはいけないで勝負よ!」」

 

 

スペシャルウィーク、座っていた椅子から脱力して床に崩れ落ちうずくまる

 

スズカ「やるわよ、笑ってはいけない!いいわねスペちゃん!」

 

グラス「やるわよスペちゃん!」

 

スペ「あははっ!あはは!勝手にやって下さいよぉ!お二人でやってて下さいよぉ、あたしを捲き込まないでぇ・・・」

 

グラス「何を言っているのですか?スペちゃんもやるに決まっているでしょう」

 

スズカ「スペちゃん、やるわよ」

 

スペ「・・・・・・スズカさぁん、グラスちゃん、なんかあたしを騙して嬉しそーにしてるけど、・・・みーんなやられちゃうんだからね?笑ってはいけないに全員やられちゃうんだからね?分かってるの?」

 

スズカ「分かってるわスペちゃん」

 

グラス「もう諦めてます」

 

スペ「え?エルちゃんもキングちゃんも?」

 

エル&キング「「知ってました」」

 

スペ「なんなのこれぇ~・・・」

 

 

 

扉 ガチャリ

タマモクロス「ボインわぁ~、お父ちゃんの為にあるんやないんやでぇ~」

 

スペ「出た・・・」

 

タマ「おう、ウチやでぇ!風か光かタマモクロスちゃんやで、説明は終わったな?スペ、もうあきらめ、ほな準備もあるから下に行くで、ついといで」

 

スペ「えええー、嫌だぁ・・・」

 

タマモクロスの登場にバッタリと床に突っ伏すスペシャルウィーク

こうして笑ってはいけない高松宮記念前夜祭は開幕へと向かっていく!

スペシャルウィーク達はタマモクロスに連れられてホテルロータリーへと向かう

 

 

 

 

ジャン!

 バス

  「トレセン学園待機宿別館行き」

 

 

スペ「うわぁバスがある、本当にやるんだぁ」

 

タマ「ほんなら、笑ってはいけない高松宮記念前夜祭の始まりやっ!」 ワーワーパフパフドンドンドン

 

スズカ「はぁ・・・」

 

キング「気が重いわ」

 

タマ「ええか、バスに乗り込んだ時点でスタートや、そっから笑ろたらケツバット、勝手に降りてもケツバット、気張りや!」

 

グラス「行きましょ」 

 

エル「気合を入れまショウ!」

 

キング「すぅーはぁ・・・よしっ!」

 

スズカ「うん」

 

決意を固めバスへと乗り込んでいくグラスワンダー、エルコンドルパサー、キングヘイロー、そしてサイレンススズカ、不退転!

そしてスペシャルウィークは道路から動かずバスを見守る

 

スズカ「?」

 

スペ「・・・いってらっしゃいっ!」 敬礼 ビシッ!

 

スズカ「え?」

 

キング「は?」

 

グラス「ん?」

 

エル「スペちゃん?」

 

タマ「・・・お前なにやっとん?」 

 

スペ「わたしは行きません!」

 

スズカ「・・・スペちゃん、もう諦め・・・」

 

スペ「行きませんっ!いってらっしゃいっ!」 敬礼 ビシッ!

 

グラス「ス、スペちゃん・・・っ」

 

キング「・・・っ、・・・っ!」

 

エル「乗って下サイっ、スペちゃん!」

 

スペ「無理ですっ!」 敬礼 ビシッ!

 

キング「ぶ・・・ふっ、・・・ふっ、ぶぶぶっ!ぶふふふっ!!」

 

グラス「ふふ・・・っふ、ふっ!・・・ふふふふふっ!ふははっ!!」

 

デデーン!

キング、エル、アウトー

 

突如流れるアウトコール、そしてやって来るプラスチックバットを手にした黒ずくめの地方競馬ウマ娘達

 

キング「・・・こ、こんな最初っから・・・っんん!!」スパーン!

 

グラス「スペちゃん!往生際が悪いですよっ!、っく!」スパーン!

 

キング「っん、やっぱり痛いわ・・・」

 

 

 

 

タマ「お前、はよ乗れや、スペ!」グイグイ

 

スペ「違うんです、違うんです!タマモクロスさんっ!」

 

タマ「なんも違わんわっ!行くで!」

 

タマモクロス、愚図るスペシャルウィークに抱き付いて引っ張りスペシャルウィークを強制的にバスへと乗り込ませようとする

対するスペシャルウィーク、必死にバスに乗り込ませられまいと抵抗する

 

スズカ「・・・っ、スペ、スペちゃんっ・・・っ!」

 

グラス「・・・・・・っ!」

 

エル「スペちゃん、必死デス」

 

キング「・・・はぁー・・・はぁー・・・っ!」

 

 

 

タマ「おら、乗れやスペ!」グイグイ

 

スペ「違うんです!訳があるんです!訳があるんですタマモクロスさんっ!ちゃんと聞いて下さいっ!」

 

タマ「っくそ!なんやねん!」ハァハァ

 

スペ「医者です!お医者さんです!」

 

タマ「医者ぁ?」

 

スペ「はい、この前の放送の後、お医者さんに言われました!もうあんなことをしてはいけませんって言われたんです!」

 

タマ「ほんで?」

 

スペ「実質的なドクターストップです!」

 

タマ「・・・ほんで、どうなるって言われたんや?」

 

スペ「・・・命に関わるそうです」

 

タマ「は?」

 

スペ「命に関わるそうです!!」

 

スズカ「ぶっぶぶ!あはははははっ!」

 

キング「あはははっ!なんの命よぉっ!あはははーっ!」

 

グラス「あははっ!あはははっ!スペちゃん!あははぁ!」

 

エル「スペちゃん、見苦しいですヨ?」

 

デデーン!

スズカ、キング、グラス、アウトー

 

スズカ「・・・んんっ!」スパーン!

 

キング「もう諦めて・・・ったぁ!」スパーン!

 

グラス「早く乗って・・・んんっ!」スパーン!

 

 

 

タマ「おら!スペ!諦めーや!」グイグイ

 

スペ「嫌なんですっ!本当に嫌なんです!こんな急には無理なんですっ!」

 

タマ「前もそうやったやろがいっ!」

 

スペ「嫌だぁっ!嫌ぁあっ!だっ、誰か警察っ!おまわりさん呼んで下さぁいっ!!」

 

タマ「お前ふざんなよっ?!」

 

スズカ&グラス&キング&エル「「「「あはははっ!!」」」」

 

デデーン!

スズカ、グラス、キング、エル、アウトー

 

 

スペシャルウィーク、決死の覚悟発動!

 

 

 




では、ちょっと名古屋地方競馬の様子を見てきます。
それでは
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