笑ってはいけないウマ娘 有馬記念前夜祭   作:いつか帰るところ

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令和5年3月10日笠松地方競馬場の願掛けとします!
勝たしてくれーキングヘイロー!


高松宮記念前夜祭20

笑ってはいけない 高松宮記念前夜祭20

 

 

 

やっぱりタイキックからは逃れなかったキングヘイロー、夕食後スペシャルウィーク一行は待機部屋へと戻る

 

 

 

エル「キング大丈夫ですか?」

 

キング「うぅ、お尻がいたい・・・」

 

グラス「フラッシュさん、結構本気の蹴りでしたね」

 

スペ「ちょっと怒ってましたよ」

 

キング「仕方ないじゃない、あんなことあってからタイキックなんて耐えられないわ」

 

スズカ「でも芸術的な綺麗な放物線のリバースだったわよ?」

 

キング「・・・それが私にとって救いになるとでも?」

 

スペ「っ、スズカさん!?」

 

エル「っく」

 

クラス「ぐっ」

 

スズカ「?・・・直線的なリバースにしたかったってこと?」

 

キング「あなた頭のネジが外れてるの?!」

 

スペ&グラス&エル「「「あはははは!!」」」

 

デデーン!

スペ、グラス、エル、アウトー

 

 

スペ「スズカさん!もう黙っていて下さい!いたい!」スパーン!

 

グラス「あぁ、もうっ!もう!んくぅっ!」スパーン!

 

エル「気が抜けまセーン、ぎぃっ!」スパーン!

 

 

キング「はああぁー・・・放送してほしくない・・・」

 

スペ「流石にリバースシーンはモザイクが入るか、カットされるんじゃないかなぁ」

 

グラス「そうですよね」

 

キング「そう信じてるわ・・・」

 

 

※ノーカット、フル放送で放映されました

 

 

 

 

 

 

扉 ガラガラー

 

タマ「おう、お疲れさん!」

 

スペ「来た・・・」

 

グラス「はぁ・・・」

 

スズカ「・・・」

 

エル「いつもの歌はいいのデスカ?」

 

タマ「ん?」

 

エル「ほら、あの、ボインは~ってやつデス」

 

タマ「・・・・・・あ」

 

スズカ「っぐ!」

 

スペ「ふぅっ!」

 

エル「歌はナシですか?」

 

タマ「・・・・・・ボインはぁ~お父ちゃんのためにぃ~」 少し小声

 

スズカ「ふくぅっ、くっ、くうぅ」

 

スペ「んーーっ、んー!」 

 

タマ「あるんやないんやっぐっ、ごっ!ごほっ!ごえほっ!」 ガチむせ

 

スズカ「ぶははははっ!あはははー!」

 

スペ「あはははっ、あはははっ!」

 

グラス「ふっ、ふぅ、ぶふふふふっ!」

 

デデーン!

スズカ、スペ、グラス、アウトー

 

 

タマ「けほ、けほ・・・んん、すまん」

 

スズカ「忘れて、咳するって、どれだけなの、んく!」スパーン!

 

スペ「あー、これは耐えれないです、ぐぅ!」スパーン!

 

グラス「みんな疲れてますねぇ、いた!」スパーン!

 

 

 

キング「やっぱり朝からこんなのやってれば、みんな疲れておかしくなってるのよ」

 

スズカ「この番組ってやっぱりおかしい」

 

スペ「冷静に考えれば、朝から監禁されて笑うとしばかれて、しかも笑わせに来るって何かの法に抵触してません?これ」

 

エル「エル達だけでなくスタッフの労力もハンパないデスヨ?見てる方も長時間疲れてまセン?」

 

スズカ「そう考えると誰のための番組?ってなるわね」

 

スペ「本当に制作する意味はあるのでしょうか、タマに先輩も疲れてますよね?」

 

タマ「いやぁ、正直ヘトヘトやけどなぁ、さて!そんなお前らに朗報や!このトレセン学園待機宿舎別館にはナイター設備もあんねんで、最新鋭の設備見たら疲れも吹っ飛ぶって寸法や、見学行くで!」

 

スペ「えーーー」

 

キング「強引な進行・・・」

 

タマ「まあ騙された思てついてきーや、ちっちゃい悩みも吹き飛ぶで!」

 

スズカ「ねぇ、ちょっと待って、ナイター設備ってことはコースとかグラウンドなの?今この時間から行くってこと?」

 

タマ「・・・まあそうなるな」

 

スズカ「・・・・・・はぁ」

 

グラス「・・・・・・はあー」

 

タマ「揃ってため息つくなやスズカ、グラス、考えてることは何となく分かるけども!」

 

スペ「?」

 

エル「?」

 

タマ「うだうだやっとっても時間の無駄や、ほな行くで!」

 

グラス「はぁ・・・仕方ないですね、行きましょうか」

 

スズカ「そうね」

 

 

 

こうしてスペシャルウィーク一行はタマモクロスに連れられてトレセン学園待機宿舎別館のグラウンドへと向かう

そして当然そこには笑いの刺客達が待ち構えているのであった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

スペ「おお~」

 

スズカ「これは・・・確かに」

 

グラス「凄い」

 

スペシャルウィーク一行の目の前に広がるのは1000メートル級のコースなら収まりそうな広大なグラウンドに等間隔に設置されたライト群、その照明はグラウンドに影すら産み出さない

 

タマ「これだけや無いで、見ときや」

 

 

エル「え?!ライトが・・・」

 

キング「動いてるの?」

 

 

ライトが一斉に角度を変えていくことでコースに産み出されていく光と影の陰影がゆっくりと動いていく

 

 

タマ「朝から夕方までの各レース時間帯の状態にも出来るっちゅー寸法や」

 

スペ「これは確かに凄いですね」

 

スズカ「なるほど、ラチの影って結構時間で変わるから・・・」

 

タマ「更にこんなんもあんねんで」

 

グラス「?」

 

 

タマモクロスの言葉に様子を見ていたスペシャルウィーク達の耳に飛び込んでくる『差せー!差さんかーい!』『ぼけーっ!きばれやぁーっ!』『さっさと前に行かんかーい!』『俺を踏んでくれー!』『逃げ切らんかーい!根性見せーや!』『いけいけいけーそのままーっ!』などの罵声、声援

 

 

スペ「うわ、うるさ!」

 

グラス「これは・・・なかなか」

 

エル「普段こんなにうるさかったデスカ?」

 

タマ「これは地方交流レース訓練用の歓声ダミーやな、これでちょっとは慣れとけるやろ?」

 

スズカ「関西弁が多いのね」

 

キング「なんか変なのも混じってなかった?」

 

タマ「こんなんもあんで」

 

 

グラウンドに響き渡る、『ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガンガンガンガンガンガン、ゴー』との機械音

 

スズカ「これは笠松地方競馬場名物、名鉄アタック!」

 

タマ「流石やなスズカ」

 

グラス「え?」

 

エル「なんて?」

 

キング「めいてつ?アタック?」

 

スペ「なんですかそれ、スズカさん知ってるんですか?」

 

スズカ「ええ、名鉄アタック・・・これは笠松地方競馬場の立地が産み出しもの、笠松競馬場の脇を東海地方民の足、名鉄電車が通っていてちょうど第3コーナーから第4コーナーにかけて名鉄電車が大音量で通過していくのよ、第3コーナーに向かう向こう正面の直線コースを走る時に名鉄電車が通過すると大音量で通過していく名鉄電車に向かって走って行く状態になるわ、勿論第3コーナーから第4コーナーに掛けて走っている真っ最中に名鉄アタックを食らう場合もあるわ、初めてのウマ娘にとっては驚愕と恐怖以外の何者でもないわ、分かっていてもレース中に名鉄アタックがあれば慣れていないウマ娘は影響を受けてしまうのよ、笠松のお客さんもその辺はよく分かっていて笠松初出走や以前スピードを落としたりコース取りを失敗したウマ娘達を覚えていて割り引いたりして予想を立てているのよスペちゃん」 めっちゃ早口

 

スペ「え・・・はぁ、まあ、そうですかぁ、凄いですねぇ」

 

グラス「ふ、ふっ、ふ、ぶふふふっ!」

 

エル「ふひっ!ふひひひひひ!」

 

キング「ぶはぁっ!あはははは!」

 

デデーン!

グラス、エル、キング、アウトー

 

 

グラス「スズカさん、凄く早口になってました、んん!」スパーン!

 

エル「詳しすぎデス、ぐっ!」スパーン!

 

キング「ちょっと待って、いたいのお尻いたいのっ!って、いだあぁっ!」スパーン!

 

 

スペ「この訓練必要ですか?」

 

スズカ「必要よスペちゃん」

 

スペ「はあ・・・」

 

タマ「要はニッチもサッチもカバーしとるって訳やな」

 

グラス「まあ確かに」

 

タマ「それからな、お前らグラウンドよう見てみ」

 

キング「?」

 

エル「地面が光ってる?あ、これは泥デス!」

 

タマ「そや、このグラウンドはナイター設備だけやのうて馬場コンデションも自由に設定出来るって訳や!」

 

スペ「おおー」

 

スズカ「ちょっと待って、タマ」

 

タマ「なんやスズカ、ってお前タマって」

 

スズカ「馬場コンディション」

 

タマ「・・・馬場コンデション」

 

 

スペ「ふくっ!?」

 

グラス「っん!」

 

キング「ふひ!やめて・・・」

 

 

スズカ「馬場」

 

タマ「馬場」

 

スズカ「コ」

 

タマ「コ」

 

スズカ「ン」

 

タマ「ン」

 

スズカ「ディ」

 

タマ「ディ」

 

スズカ「ション」

 

タマ「ション」

 

スズカ「馬場コンディション」

 

タマ「馬場コンデション」

 

 

スペ「っく、くぅっ!」

 

グラス「ふっ、ふ、ふ」

 

キング「ひっ、ひっ、ひぐっ」

 

 

スズカ「ディーー・・・」

 

タマ「ディーー・・・」

 

スズカ「馬場コンディション」

 

タマ「馬場コンデション」

 

スペ&グラス&キング「「「あはは!あはははっ!!」」」

 

デデーン!

スペ、グラス、キング、アウトー

 

スペ「スズカさん!やめて下さいっ!んたぁっ!」スパーン!

 

グラス「くうぅー、んくっ!」スパーン!

 

キング「いたい、いたい、いたい、んんぐっ!いたいっ!」スパーン!

 

 

 

スズカ「はぁ・・・」

 

タマ「なんやねん、一緒や一緒、そんなことより、このグラウンドは良から稍重、重まで自在に設定出来るって訳や」

 

エル「ダートだけですか?」

 

タマ「芝は建設中や、そんな訳で!笑ってはいけない高松宮記念前夜祭捕まったら罰ゲームよ鬼ごっこ開催ーっ!わー、パフパフドンドン!」

 

スペ「えー!」

 

キング「今から?!」

 

スズカ&グラス「「やっぱり・・・」」

 

タマ「それでは!鬼役のウマ娘の皆さんに登場して貰いましょう!お願いしますっ!」

 

タマモクロスの掛け声に合わせて次々とグラウンドへ表れる鬼役のウマ娘達!

 

 

ジャン! 

 鬼ウマ娘 クロフネ

 

クロフネ「・・・・・・」

 

 

ジャン! 

 鬼ウマ娘 ホクトベガ

 

ホクベガ「・・・・・・」

 

 

ジャン! 鬼ウマ娘 カネヒキリ

 

カネヒ「・・・・・・」

 

 

ジャン!

 鬼ウマ娘 コパノリッキー

 

リッキー「・・・・・・」

 

 

ジャン!

 鬼ウマ娘 ゴールドアリュール

 

アリュ「・・・・・・」

 

 

ジャン!

 鬼ウマ娘 セクレタリアト

 

セクレタ「やっほーレッドだよー、今日は頑張りまーす、捕まえちゃうぞー、がおー」 ピスピース

 

 

 

スズカ「ちょっと待って、ちょっと待って下さい」

 

スペ「あの、もの凄い方がシレッと混じってませんか?」

 

グラス「皆さんダートの凄い名ウマ娘ですが、あの、それでも飛び抜けている方が・・・」

 

エル「Secretariat・・・Big Red・・・」

 

キング「教科書に載ってた」

 

タマ「ウチは知らん、ウチは何にも知らん、あの人は単なるアメリカンなウマ娘の

方や、ウチはよう責任取れん」

 

スペ「あの、鬼役の皆さんもカチコチになってません?」

 

 

クロフネ「・・・・・・」

 

ホクベガ「早く始めて」 ヒソヒソ

 

リッキー「・・・・・・コパァ」

 

アリュ「・・・・・・スタートして」 ヒソヒソ

 

カネヒ「お願い、この並びから早く解放して」 ボソボソ

 

セクレタ「?」

 

 

 

タマ「それでは始めたいと思いますが!くれぐれも怪我などせんように!ほんまに頼んます!怪我だけはやめて下さい!あと失礼の無いように!」

 

深々と頭を下げるタマモクロス

 

タマ「鬼ごっこのエリアはこのグラウンド内だけにしといてください!今からは笑ってもオッケーとします!ケツバットは無しです!」

 

タマ「では、笑ってはいけない高松宮記念前夜祭、捕まったら罰ゲームよ鬼ごっこ、よーい・・・スタートっ!」

 

プワーン!

 鬼ごっこ開始音がグラウンドに響く

 

 

スペ「と、取り敢えず逃げましょう!」

 

スズカ「そうね」

 

エル「うお、これはダートの重馬場デス」

 

グラス「は、走り難い!」

 

キング「ドロドロよー!」

 

 

蜘蛛の子を追い散らすようにグラウンド内へと駆けていくスペシャルウィーク達

 

それを眺めていた鬼役のウマ娘達だが、ある程度距離が離れた時点で重馬場ダートのグラウンドへと入り駆けていく

 

笑ってはいけない高松宮記念前夜祭捕まったら罰ゲームよ鬼ごっこ、開始!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロフネ「てめぇふざけんなよっ!なんでセクレタリアトがいんだよっ!ビビったわ!」 ダダダダッ

 

スペ「あたしに言わないで下さいっ!てか、他を追いかけてよーっ!」 ドタドタドタドタッ

 

クロフネ「うるせーうるせー、おらおらおらーっ!」 ダダダダッダダダダッ

 

スペ「いやだーっ」 ドダダダダダダダ

 

クロフネ「おらーっ!タァーチッ!」 パチン

 

スペ「うわーーっ!」

 

ダート重馬場でも腰を落とした前傾姿勢で駆けるスペシャルウィークだったがクロフネの地に踏み込んで一歩一歩確実に加速する走方には敵わず捕まる!

 

スペ「はあっはぁっはぁっ、こ、これはキツいー・・・」

 

クロフネ「はぁ、はぁ、はあっ、うしっ、えっと・・・あたしの罰ゲームはぁ、えっと、これだな」 ガサガサ

 

クロフネはポケットからカードを取り出すとスペシャルウィークに見せる

 

 

ジャン!

 罰ゲーム 尊厳破壊

 

 

スペ「そんげんはかい?」

 

現れる黒覆面の罰ゲームウマ娘達、スペシャルウィークを取り囲み罰ゲームを執行する

 

泥の上で四つん這いにさせられたスペシャルウィーク、その上に跨がるクロフネ、そして唸るケツバット!

 

スペ「いたーっ!」スパーン!

 

満面の笑みのクロフネはピース、執り行われる記念写真 パシャリ

 

クロフネ「くくく、まあ頑張ってな」 

 

スペシャルウィークの肩をポンポンと叩き走り去るクロフネ

 

スペ「こ、これは、確かに尊厳破壊です、くっ」

 

 

※この写真は来月号の優駿表紙に採用されます

 

 

スペ「えーーーっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

リッキー「諦めてよー!コパーっ!」 ダダダダダッ

 

エル「嫌デース!」 ダダダダーッ

 

リッキー「ふぬぬぬーっ!」 ダッ!

 

エルコンドルパサーを追うコパノリッキー、意外にエルコンドルパサーの重馬場ダートへの適正が高くなかなかに追いつけない

しかしそこは朝から笑ってはいけないの収録で疲れの見えるエルコンドルパサー、コパノリッキーは苦戦するが本気の踏み込みをすることで追い付く

 

リッキー「捕まえたー!」 ダッ!

 

エル「くはぁ」 ドター

 

リッキー「はぁ、はぁ、や、ヤバかった、逃げ切られたらみんなに顔向け出来なかったー・・・良かったぁ」

 

エル「くそー、逃げ切れませんデシター」

 

リッキー「えっと、わたしの罰ゲームは・・・」

 

 

ジャン!

 罰ゲーム 風水的運気アップ

 

 

エル「ケ?」

 

リッキー「これはリッキーラッキーだね!」

 

 

現れる罰ゲームウマ娘達、エルコンドルパサーを取り囲む

 

 

エル「ケ?ケー?!ちょ、エルに触っては駄目デス!やめっ!訴訟も辞さないのデスヨっ!エルに触らないでー!!」

 

リッキー「ちょっと、泥が跳ねるでしょ!大人しくしててよ!」

 

エル「訴えマス!訴えマァス!あなたと次に会うのは法廷デース!もがぁ?!」

 

 

ジャン!

 風水的運気アップウマ娘エルコンドルパサー

 

 アストンマーチャンの着ぐるみ(フル)

 全体的に黄色っぽい風水カラーバージョン

 

 

マ(エル)『これのどこがフースイなのですか?』←くぐもった声

 

リッキー「リッキー!ラッキー!ハッ、ピー・・・?頑張って、ね」 肩ポムポム

 

マ(エル)『最後まで押しきれないことをやらないでくだサーイ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホクベガ「あー、緊張したー、びっくりしちゃったわね?」

ダダダダダダダッ

 

グラス「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」 

ダダダダッダダダダッ

 

ホクベガ「セクレタリアトって、こんなとこで泥まみれで走っていいウマ娘じゃないわよ」 

ダダダダッ

 

グラス「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」 

ダダッダダッダッダッ

 

ホクベガ「てゆーか、こんな番組によく出ようと思ったわよね、なにを考えているのかしら、ねぇそう思わない?」 

ダダダダッ

 

グラス「はひっ!はひっ!はひっ!」 

ダダッダダッドダドタ

 

ホクベガ「いやぁ、けどやっぱりオーラが違ったねぇセクレタリアト、あれは怖いウマ娘だわ」

ダダダダッ

 

グラス「はひっ、ふぅっ、はひっ、はひっ!」

タタッ、ダダッ、ダッダッ

 

ホクベガ「サインとか貰ったら恥ずかしいかなぁ、同じウマ娘として、ねぇどう思う?ねぇってば」 ダダダダッ

 

グラス「いっそひと思いに殺してぇっ!!」 

ドタバチャーン

 

ホクベガ「ええーっ?!どしたの急に!?」 

タタッ

 

グラス「はひっ、はひっ、く、屈辱ですうぅっ・・・っっ!はひっ、はひっ!」

 

ホクベガ「えー・・・適当に流して時間潰してたんじゃ・・・」

 

グラス「結構本気でしたっ!ごめんなさいっ!ダート適正はありませぇんっ!」

 

ホクベガ「あー、ごめんね、なんかこんなコース走れることが楽しくて、ホンとごめんね」

 

グラス「もう・・・楽にして下さい・・・」

 

ホクベガ「そんな落ち込まないでよぉ、ごめんってば、えっと、あたしの罰ゲームは・・・」

 

 

ジャン!

 罰ゲーム 上から目線

 

 

 

ホクベガ「・・・・・・」

 

グラス「・・・・・・」

 

ホクベガ「えっと・・・」

 

グラス「・・・・・・」

 

ホクベガ「誰でも得手不得手はあるから仕方ないんじゃないかなぁ、まあ芝の重馬場をどうすんのとか思ったけど」

 

グラス「う゛」

 

ホクベガ「でもまあ、芝ウマ娘にしては頑張った方じゃない?」 ニヤニヤ

肩ポンポン

 

グラス「うわーーーんっ!!」

 

グラス、号泣!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カネヒ「ジャパンダートダービーは所詮ダート、ダービーの偽物っつってたのはてめぇかぁっ!許さねーっ!」 

ズドドドドドーッ!

 

キング「そんなこと言ってないわよーっ!」

ダッダッダッダダダダッ

 

カネヒ「ジャパンカップダートは全然ジャパンってレベルじゃねぇって言ってたよなぁ!あたしは確かに聞いたぞっ!」

ズドドドドドーッ!

 

キング「言いがかりよーっ!言ってなーい!」

ダダダダッダダダダッ

 

カネヒ「フェブラリーステークス(笑)G1?ぷーくすくすって笑ってたよなーっ!許さねぇっ!絶体許さねぇっ!!」

ズドドドドドーッ!

 

キング「あなた病院行った方が良いんじゃないっ?!」

ダダダダダッダッダダッ

 

カネヒ「ダートのこと、お砂場遊びって言いやがってぇ!許さんっ!」

ズドドドドドーッ!

 

キング「それわたくしじゃないウマ娘っ!あっ!ぷぎゃーーーっ!!!」

ダッ!ズルン!ドボゴロゴロゴローッ

 

カネヒ「悪!即!斬!ターッチだこの野郎っ!」 タッチ

 

キング「わたくしは悪じゃないのよーっ!」

 

カネヒ「てこずらせやがってこの野郎、あたしの罰ゲームは・・・」

 

 

 

マ(エル)『キングデスかー?前が見えマセーン』

ヨタヨタ

 

ここに来てアストンマーチャンの着ぐるみエルコンドルパサー登場!

 

エルコンドルパサー、救世主となるか?!

 

 

カネヒ「ンだよ、お前、バッカじゃねぇの」 蹴り

 

マ(エル)『ふぐぅ!?あーーー・・・』

ベタン 転倒

 

 

 

カネヒ「さて、あたしの罰ゲームは、」

 

マ(エル)『起こしてくだサイっ!起こしてくだサーイ!エルは起き上がれマセン!』

ジタバタジタバタ

 

カネヒ「うるせえっ!」 蹴り

 

マ(エル)『ぶっほぉ・・・』

 

キング「ひどい・・・」

 

カネヒ「あたしの罰ゲームはこれだな」

 

 

ジャン!

 罰ゲーム 親父にもぶたれたことないのにっ!(茶髪天パー)

 

 

カネヒ「っしゃあ、ほら立て」

 

キング「待って!待って!これビンタじゃないっ!嫌よっ!」

 

カネヒ「うるせぇ!とっとと立ちやがれっ!」

 

キング「いやよっ!いやっ!絶体にいやっ!」 うわーん

 

カネヒ「おい、立てって!うっとおしい!」

 

キング「ビンタはイヤーーっ!!」

 

カネヒ「ちっ!」

 

キング「いやなのっ!本当にいやなのっ!ビンタはいやっ!」

 

往生際悪くごねるキングヘイロー、舌打ちをしたカネヒキリがそっと呟く

 

カネヒ「番組って分かってから、加減してやるって、馬鹿」 ボソボソ

 

キング「・・・・・・本当?」 ボソボソ

 

 

 

カネヒ「おらっ!立て!」

 

キング「わ、分かったわよっ!」

 

カネヒキリに胸ぐらを捕まれ引き立てられるキングヘイロー、構えるカネヒキリに瞳をギュッと閉じて歯を食い縛るキングヘイロー

 

カネヒ「いくぞっ!」

 

キング「んんーっ!」

 

そしてカネヒキリの拳がキングヘイローの腹にえぐり込む!

 

まさかの腹パン!

 

 

 

 

Q「加減してやるって」とは?

 

Aキングヘイロー

 手加減したビンタ、音はするけどそれほど痛くはないはず

 

Aカネヒキリ

 ボディブロー、そりゃあビンタとか、女の子の顔叩いちゃ駄目じゃん、まあ体なら鍛えてるから多少手加減したら大丈夫でしょ?

 

 

 

キング「ぐっふうぅ・・・」 カッハァッ

 

カネヒ「もうダート馬鹿にすんじゃねーぞ」 

肩ポンポン 走り去る

 

キング「ふぐぅ・・・ふぐぅ・・・」 ドチャリ

 

 

予想外の腹パンに膝から崩れ落ち倒れるキングヘイロー、その目の前にはアストンマーチャンの着ぐるみ(INエルコンドルパサー)が仰向けに倒れていた

 

運命の女神のいたずらか・・・崩れ落ちたキングヘイローの頭はスッポリとアストンマーチャンの口の中に収まる

 

アストンマーチャンの着ぐるみの口には、中に入った者の視界と呼吸を確保するための孔が・・・

 

つまりは、キングヘイローとアストンマーチャンの着ぐるみの中のエルコンドルパサーは向き合うこととなる

 

 

マ(エル)『ケ?キング?キングですか?』

 

キング「・・・・・・」

 

マ(エル)『どうしましたか?キング?重たいデー』

 

キング「えろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろー」

 

マ(エル)『ふへ?え?っぶ!□$★▲£*§◎◆▲△£ぶはっ▲Ψ~□★◆◎Τ~△♪◎¥★ΥζιΟΤΨΞ!!!』

 

キング「えろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」

 

マ(エル)『・~♪(★ごぽぉζ◆」§・・・・・・・』

 

 

ボディブローのダメージと夕食の超大盛ラーメンの残ダメージによるキングヘイローのリバース!!

 

エルコンドルパサー、まさかの顔面シャワー(キンリバ)

 

地獄、現!出!

 

 

 

 

アリュー「えーっとぉ、ターッチ」 ポン

 

キング「・・・・・・げぽぉ?」

 

マ(エル)『おええぇっ!おげえっ!』 ジタバタ

 

アリュー「あははは・・・大丈夫?」

 

キング「・・・・・・」

 

マ(エル)『ぶえっ!ぶっ!うげえぇえぇー』 ビクビク

 

アリュー「とりあえず、キングさん顔上げよっか、よいしょ」 グイー

 

キング「・・・・・・」

 

マ(エル)『ぐぽおぉ・・・』 ビクン

 

アリュー「んーと、わたしの罰ゲームは、」

 

 

ジャン!

 罰ゲーム ビンタ

 

 

アリュー「あー、ごめんねぇ、いくよー?」

 

キング「・・・・・・」

 

 

バチン!

 ゴールドアリューのビンタが呆然と泥の上にへたり込むキングヘイローに炸裂する!

 泥の上に倒れ込むキングヘイロー

 

 

アリュー「がんばっ!」 肩ポンポン

 

キング「・・・・・・」

 

アリュー「じゃあね!」 タタタタター

 

キング「・・・・・は」

 

キング「・・・はは、は」

 

キング「あは、あははははははははは!」

 

キング「あははははははははは!あははははははははは!あははははははははは!」

 

キング「殺せーっ!キングヘイローはここよーっ!殺しなさいよーっ!!あははははははははは!殺せばいいんだわーっ!あははははははははは!」

 

マ(エル)『うげぇ!おえぇっ!おろろろろろろろーっ!ごぼぉっ!』

 

 

 

スペ「え?なに?あそこ地獄?」

 

グラス「地獄ですねぇ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイレンススズカは重馬場ダートコースを疾走する

 

芝とは比べ物にならないコースだがこれはこれで慣れればかなりスピードを出すことが出来るかもしれない、足裏に伝わるぬかるみ具合に注意を払いながらサイレンススズカは更に加速する

 

ビュンビュンと耳に伝わる風切り音が心地好い、泥を跳ね上げながらサイレンススズカは考えていた

 

そう、後方にピッタリとマークされて追走されるまでは・・・セクレタリアトが来る!

 

 

セクレタ「ふふふ、ふふ、あなた逃げウマ娘なのでしょう?逃げなくていいの?捕まえちゃうよ?」 

タタッ、タタッ、タタッ、タタッ

 

スズカ「煽られてる?!」 

ダダダダダッ

 

セクレタ「ほらほら、捕まっちゃうよ?頑張れ頑張れ」 

タタッ、タタッ、タタッ、タタッ

 

スズカ「ふっ、ふっ、ふうっ!」

ダダダダダッダダダダダッ

 

セクレタ「おー、呼吸を浅く早くしたねー、少しは早く走れたのかな?」

 

スズカ「あなた、本当にロートルなんですかぁっ!」

ダダダダダッ

 

セクレタ「あ、ムカついた、ターッチィッ!」 バチーン!

 

スズカ「いたーっ!」 ドタタ・・・

 

セクレタ「ふ、甘いわ、なんてね」

 

スズカ「はぁ、はぁ、はあぁー・・・」

 

セクレタ「はい、罰ゲームは・・・」

 

 

ジャン!

 罰ゲーム セクレタリアト様記念サイン

 

 

スズカ「サイン?」

 

セクレタ「うん、じゃあ・・・背中出して」

 

スズカ「え?背中を向ければいいのですか?」

 

セクレタ「うん、服脱いで背中出して」

 

スズカ「はあ?え、ちょっと!」

 

サイレンススズカに群がる罰ゲームウマ娘達、サイレンススズカの上着の背中部分だけを捲り上げていく

 

スズカ「ちょっと!み、見えちゃう!見えちゃうって!」

 

セクレタ「そんな前か後ろかも分からない体型だから大丈夫だって」

 

スズカ「レジェンドでも言っちゃあいけないことってあると思うの!」

 

セクレタ「んじゃあ、セクレタリアトのサイン、いくよー」

 

スズカ「え、え、え?」

 

 

ドバチーーン!!

 サイレンススズカの背中に勢いよく叩き付けられるセクレタリアトの平手

 

 サイレンススズカの背中残る真っ赤に残るセクレタリアトの手形(キュート)

 

 

スズカ「いたーっ!!」

 

セクレタ「その上にわたしのサインをっと」 カキカキ

 

スズカ「くううぅー」

 

セクレタ「一生の記念だね」 肩ポンポン

 

スズカ「一生残りませぇん・・・いたぃ」

 

セクレタ「タトゥーにすれば残るんじゃない?」

 

スズカ「発想がアメリカン・・・」

 

セクレタ「あはは、じゃあね!」 タタタタタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペ「まだ終わらないのかなぁ」 タッタッタッ

 

グラス「そろそろ終わりでは?」 タッタッタッ

 

 

のほほんと走るスペシャルウィークとグラスワンダー

しかしまさかのサイレンススズカを仕止めたセクレタリアトの連続追走!

 

セクレタ「いくぞー」

タタッ、タタッ、タタッ、タタッ

 

スペ&グラス「「わーーーっ!!」」

ダダダダダダダダダダッ

 

セクレタ「あははは、なーんか楽しいねー」

タタッ、タタッ、タタッ、タタッ

 

スペ「ひいいぃーっ!」

ダダダダダッ

 

グラス「いやーっ!」

ダダダダダッ

 

セクレタ「そらそら、足が上がってないよ?頑張れー」

タタッ、タタッ、タタッ、タタッ

 

スペ「ひぃ、ひぃ、グ、グラスちゃん!」

ダダダダダッ

 

グラス「はぁっ!はぁっ!スペちゃん?」

ダダダダダッ

 

スペ「私たちっ!ズッ友だよっ!」

ドン!

 

スペシャルウィーク、まさかのグラスワンダーへの体当たり!

体勢を崩してよろめくグラスワンダー!

 

グラス「スペちゃんっ!?」 グラリ

 

スペ「わたしのことはいいから逃げてっ!グラスちゃん!」 スペペペペペーッ

 

走り去るスペシャルウィーク

 

グラス「台詞とやってることが違うーっ!!スペーっ!!」

 

セクレタ「・・・タッチ」 ポン

 

グラス「あ」

 

セクレタ「・・・・・・」

 

グラス「・・・・・・」

 

セクレタ「・・・うーん、友達は選んだ方が・・・」

 

グラス「はい、その辺含めて後からキッチリ膝を詰めて話し合いたいと思います」

 

セクレタ「うんうん」

 

 

ピチン!

 セクレタリアトのデコピン

 

 

セクレタ「少し可哀想な君への罰ゲーム」

 

グラス「!・・・はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペ「なしてーっ!?みんなして追っかけてくるんですかーっ!!」

スペペペペペ

 

クロフネ「てめぇ!セクレタリアトの前で日本の恥さらしてんじゃねーぞっ!」 

ダダダダダッ

 

ホクベガ「ねぇ待って、ねぇ、本当に一発殴らせて」

ダダダダダッダダダダダッ

 

カネヒ「おい待てって!埋めてやっからよ!待てって!」

ズダダダダダーッ

 

リッキー「恥の総大将だね!」

コパパパパパパパパーッ

 

アリュ「いやぁ、清々しいほどのクズッぷりだったねっ!」

ダダダダダッ

 

スペ「ち、違うのっ!誤解なんですっ!違うのおぉっ!わーっ!!」

スッぺーン ゴロゴロ

 

クロフネ「わはははは!覚悟しろてめぇ!」

 

スペ「ま、待って!待って下さいっ!ひっ!?ひいいぃーっ!!」

 

 

日本ダートウマ娘連合に捕まりボコボコにされるスペシャルウィーク

 

スペシャルウィーク、ダートに散る!!

 

 

 

 

 

 

 

 

タマ「笑ってはいけない高松宮記念前夜祭、捕まったら罰ゲームよ鬼ごっこ大会、しゅーりょ~!!」

 

 

 

 




第1レースは予定通り外しました。
これから!ここから!
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