笑ってはいけないウマ娘 有馬記念前夜祭 作:いつか帰るところ
こんなことしてる場合じゃなくね?
笑ってはいけない有馬記念前夜祭6
キングヘイロー、カレンチャンとのお話(ビンタ)を終えて結果大ダメージを負う。そんな中タマモクロスの出迎えでキングヘイロー達は待機部屋へと戻っていく。
そんな道中、彼女達の会話は止まらない・・・
キング「みんなヒドイわ、人がビンタされてるのに笑って!庇うとか、代わりにビンタされるとかあるでしょ!」
エル「あれは笑いますよ?」
グラス「本当に往生際が悪かったですよ?今もですか?」
スズカ「キングさん、途中から笑いを取りにいっていなかった?」
スペ「カレンチャンのタスポカードで笑ったのキングちゃんだけだったでしょ?仕方ないですよ・・・」
キングヘイローの憤慨に他の4人は揃って綺麗に言い返す、キングお前が悪かったと。
普段は聡明なキングヘイロー、その場の空気を読み取り、また自分の言動を見つめ直して怒気は治められていたはずだった、しかし今回はカレンチャンのビンタで脳に深刻なダメージを負ったのか、なかなか引き下がろうとしない
キング「初めはそうだけど、その後みんなも笑ってたわ!みんなもカレンチャンさんにビンタされないといけないのよ!ビンタされなさいよ!おかしいわよ!」
スズカ「もういいじゃない、終わったことよ?」
キング「なんか納得がいかないわ!」
スペ「キングちゃん、そんなの言い出したらあたしなんてお母ちゃんのビデオレターでタイキックだよ?スズカさんもお子様ランチでタイキックだし、ね」
キング「タイキックがダメージ1としたらカレンチャンさんのビンタはダメージ3はあるわ!ううん、恐怖を加味したらダメージ5ぐらいは体感的にあったわ!わたくしの方が酷いのよ!もう!」
エル「そうなのデスカ?」
グラス「あたし達はどちらも受けていないからなんとも・・・」
キング「間違いないわ!」
スズカ「3倍ねぇ、本当にそんなに違うのかしら・・・ねぇ!キングさんに比べさせてあげれますかぁ!お願いしまーす!」
キング「?・・・スズカさん?」
急に大きな声で誰も居ない宙に声を出し始めるサイレンススズカ、他のウマ娘達はキョトンとしてサイレンススズカを見守る、タイキックのダメージが尻から頭に回ったのか?可哀想に、と
しかし突如通路に鳴り響く遠くからのアナウンス
デデーン!
キングー タイキックー
キング「はぁ?!」
スズカ「・・・・・・」
エル「え、本当に?」
スペ「エイシンフラッシュさんが来るんですか?」
キング「え、嘘!待って、あたし何にもしてないわよ?こんなのおかしいわ!」
グラス「そんな急に用意出来るのですか?」
キング「ちょっと待って、ちょっと待ってどういうことなのよぉ!何が起こってるのぉ?」
戸惑うキングヘイローの肩にサイレンススズカが優しくポンと手を掛け、穏やかな表情でキングヘイローに語り掛ける
スズカ「キングさん、多分見ている方達もこう思ったんですよ、『おいキング調子に乗るな』と」
キング「はあぁ?」
そこに遠くからエイシンフラッシュが猛ダッシュでキングヘイロー達の方にドドドドドドと足音を響かせて向かって走ってくる!
デデーン!
チャーチャララーラーチャーチャララー
ど私服 エイシンフラッシュ
フラッシュ「はぁっ!はぁっ!はぁはぁ!」
キング「 」
エル「ぶははははははっ!フラッシュが私服でぇスッ!はははははは!ドイツのユニフォームじゃないっ!はははーっ!」
スペ「あははははは!き、着替えちゃってたんだねっあははははーっ!」
スズカ「くくくくっ、す、凄い息を切らして・・・凄い走ってきたのよ・・・くふふふくふふふ」
グラス「ふふふふっ!急いで来て、ふふふふふ、く、くれたのね、ぶふぅ!」
フラッシュ「はぁはぁ・・・・・・っ、よし」 かなり剣呑な眼
フラッシュ、呆然とするキングヘイローを掴むと壁に手をつかせてしりを突き出す格好にしていく
キング「ちょっと待って!ちょっと待って!フラッシュさん!違うの!違うの!」
フラッシュ「・・・あたし、もう帰りのシャトルバスに乗るところだったんですよ・・・」ボソボソ
キング「あたくしのせいじゃない!あたくしのせいじゃないわーっ!」
グラス「・・・っ!エイシンフラッシュさん、化粧もほとんど落としてますっ!あははははは!」
スペ「ぶはは!あとは、か、帰るだけだったんだ!油断してましたねっ!あははははは!」
フラッシュ「・・・正直、おしり以外に当たったら責任取れませんから、加減出来そうにありませんので・・・本当に動かない方が良いですよ?」ボソボソ
キング「ひいぃぃー・・・」
フラッシュ「・・・ふぅー・・・」グググッ!
エイシンフラッシュ、前回とは明かに異なる身体全体を縮める様な強固な姿勢を取り、グッと腰を深く落とす!
フラッシュ「・・・あと、カレンチャンのビンタがあたしのキックの5倍ですか、気に入りませんね・・・動くなと言っているっ!」
キング「ひぃ!ひぃ!ひぃ!ひぃ!」
フラッシュ「・・・破っっ!!!!」 ドボゴーーーンッッ!!!
キング「っ!んおほおおぉっっ!!!!」 グシャリ
エイシンフラッシュの蹴りは振りかぶったりはしなかった、普通に腰を落とした姿勢からそのまま蹴りを放っただけだった。
しかしスペシャルウィーク達はエイシンフラッシュの蹴り上げる脚を見ることが出来なかった・・・気が付けばエイシンフラッシュの蹴り上がった脚がキングヘイローのしりに当たっていた!
スペシャルウィーク達がその光景を認識した少し後にヒュンというエイシンフラッシュの脚が空を切る音とドボゴーーーンッッというキングヘイローのしりが破壊される音が聞こえた。
もしヤエノムテキがこの場にいたら膝から崩れ落ち、こう口にしただろう『マッハ蹴り・・・』と、!
エイシン「・・・ふん」 退出
デデーン!
スペ、スズカ、エル、グラス、アウトー
エル「キング・・・っんぅ!」スパーン!
グラス「動きませんね・・・っ」スパーン!
スペ「・・・っう!」スパーン!
スズカ「ピクピクしてるわ・・・ぅん!」スパーン!
キングヘイロー、痛みを超越した衝撃をしりに受け床に崩れ落ちてプルプルと身震いすることしか出来ない
が、やがてしりの衝撃を脳が痛みと認識し始めてからキングヘイローの地獄が始まる
キング「痛い・・・?あ、痛いいぃっっ!!!痛い痛い痛い痛いっ!あぁっ!いたいっっ!!!」ビタンバタンビタンバタン
スペ「・・・っ!うっ・・・!」
グラス「ふくっ!・・・ふぅ、ふぅ」
キング「いいっひあぁいいいーっ」 女の子がしてはいけない顔
スペ「ぶぁっはははっ!」
グラス「うぷぷぷぷーっ!」
デデーン!
スペ、グラス、アウトー
スペ「その顔はまずいよっ!・・・んふっ!」スパーン!
グラス「あ、駄目ぇ・・・見ると笑っちゃう、んんっ!」スパーン!
スズカ「アへ顔よ!こんな顔のことアへ顔って言うのよ!私知ってるわ!」
スペ「・・・っ!っ!・・・ぶふぅうう!!あははーっ!」
グラス「あはは!あへ、あへって!あははははーっ!」
デデーン!
スペ、グラス、アウトー
スペ「ス、スズカさん・・・やめて、っんくぅ!」スパーン!
グラス「っく、油断してましたぁ・・・んんっ!」スパーン
キング「はぁはぁ・・・いたいー、はぁーはぁー・・・いたいー」ヒクヒク
エル「ほらキング、立てますか?部屋に戻りまショ」
スズカ「そんな所に寝てると汚れるわ、帰りましょ?」
キング「・・・うぅ、エルコンドルさん、スズカさぁん・・・」
スズカ「・・・ね」
キング「あだじぃ・・・あだじぃぃ・・・まぢがっでまじだぁあ・・・ごめんなざぁい・・・うわぁあん」
スズカ「ううん、そんなことないわキングさん、誰も間違ってなんかないのよ」
突き抜けた痛みはキングヘイローの頑なな心を氷解させる、今、サイレンススズカとエルコンドルパサーが肩を貸しヨタヨタと歩み始めるキングヘイロー、彼女達は美しく輝いていた!
グラス「でもこれって」ヒソヒソ
スペ「スズカさんがフラッシュさん呼んだんですよね?」ヒソヒソ
スズカ「ふふ、キングさん顔が涙でグチョグチョよ?」
キング「だっでぇ・・・へへへ」
エル「はは、キング、生まれたての小鹿みたいな歩き方デェース」
スズカ&キング&エル「「「うふふふふ」」」
ウマ娘達は歩く、光指す方へ!
デデーン!
スズカ、エル、キング、アウトー
笑ってはいけない有馬記念前夜祭、完!
笑ってはいけない有馬記念後夜祭に続く!
よし、完結した。
有馬記念前夜祭は完結した。
これで有馬記念の願掛けは為された。
明日は有馬記念でガッポガポです。
有馬記念終わったら、有馬記念後夜祭書きます。