笑ってはいけないウマ娘 有馬記念前夜祭 作:いつか帰るところ
笑ってはいけないウマ娘 高松宮記念Ⅱその20
キング「うぅ・・・頬っぺたがじんじんするわ・・・」
スペ「キングちゃん、今回も往生際が悪かったねぇ」
スズカ「人のこと巻き込もうとするし」
キング「う・・・」
エル「悪い奴デス」
キング「だって!必死だったしっ!あの恐怖は人を狂わせるわっ!」
グラス「まぁ、分からないでもないですが・・・」
スズカ「それで巻き込まれたらたまったものじゃないわよ・・・ビンタにならなかったから良かったけど」
キング「うう・・・すみませんでした」
その時キングヘイローは自分以外の皆がスロットで獲得した昼御飯をパクパク食べていることに気が付く。当然キングヘイローの前には昼御飯はない。
キング「あのぉ、そのぉ、私のお昼ごはんは・・・?」
スペ「・・・・・・」 もぐもぐ
スズカ「・・・・・・」 パクパク
エル「・・・・・・」 むぐむぐ
グラス「・・・・・・」 ごっくん
キング「こういう時って少しずつ分けてくれるものじゃないかしら?!」
スペ「え?いや、まあ・・・ねぇ」
グラス「ルールとかありますし」
スズカ「スロット台にコイン余ってるわよ?」
エル「がんばー」
キング「ええぇー・・・」
スペ「流石にもう大丈夫じゃないですか?カレンチャンビンタ連続はないと思いますよ」
キング「そうかしら・・・」
スズカ「大丈夫、大丈夫」
キング「すごく軽いノリで言われたわ!」
グラス「どうしますキングさん、やってみますか?」
キング「え・・・いや、でも・・・」
エル「大丈夫デース!カレンチャンがまた来たら、エルが文句を言って追い返してヤリマース!」
キング「あなた前回カレンチャンにお茶入れてたわよね?!」
エル「そうでした」
スズカ「危なそうな演出が始まれば止めればいいのじゃないかしら?」
キング「どういうこと?」
スペ「スロットやり始めて、カレンチャン演出とかが始まればその時点で止めればいいんですよ!」
キング「・・・なるほど」
エル「ゴーッ!キング!ゴーッ!」
キング「よしっ!」
キングヘイローはお昼ごはんを手にいれるべく再びスロット台の前に座る。
キングヘイローがスロット台受け皿に溜まっていたコインを取り、投入口にコインを入れていくとデデデデとコイン投入音が鳴りスロット台が明るさを増していく。
キング「キングである証明を見せて差し上げるわ!」
キングヘイロー、レバーオン!
突如液晶画面に映し出される荒ぶるカレンチャン!勝手にリールが【ビンタ】で自動停止する。
デデーン!
キング、ビンター
キング「・・・・・・・・・・・・え」
スズカ「キングが証明したわ!まさにキングだわ!」
スペ、エル、グラス「「あはははははははははーっ!」」
※笑いましたが番組進行上続けます
そして勢いよく待機部屋の扉がバンッと音を立てて開かれる!
カレン「ガッデームッ!!」
ジャン!
衣装をトレセンジャージに着替え、頬にパックを貼って、髪の毛をアップに結い、明らかにケーキを綺麗に落とす途中のカレンチャン登場!!
スペ「あははっ!あはは、カ、カレンチャンが出番終わりで、化粧落としてたっ!」
スズカ「ふふふっ、ふふ、油断してたわねぇー」
エル「ガチギレデース」
カレン「ねぇあなた馬鹿なの?ねぇ馬鹿なの?どうなるか分かってたよね?カレンお帰りする途中だったんだよ?そんなにカレンにビンタして欲しいの?ねぇ、ねぇ!」
キング「ひいいぃっ!違うのっ!途中で止めればいいって言われたのっ!違うのっ!」
カレン「ガッデームッ!!!」
キング「んーーーっ!!」
ドバチーーーンッ!!!
カレンチャンはキングヘイローの胸ぐらを掴み上げると有無言わさずビンタを敢行っ!跳ね飛んでいくキングヘイロー!
カレン「次はないからね?」
キング「・・・・・・・・・」
↑
返事がないただの屍のようだ
スペ「あははっ、あはは、キングちゃんが吹っ飛んだっ!あはは」
スズカ「凄いビンタだったわ」
エル「あれは痛いデス」
グラス「くくく、キング、大丈夫?くく」
スペ、スズカ、エル、グラス、アウトー
スペ「あー・・・まさかの再登場でした、っだ!」スパーン!
スズカ「帰る準備中だったのね、んんっ!」スパーン!
エル「キングがゴロゴローってぶっ飛んでマシタ!っぎぃ!」スパーン!
グラス「痛そう・・・んくっ!」スパーン!
キング「い"だい"・・・」
スズカ「さぁ!キングさん、次は大丈夫よ!大チャンスよ!」
スペ「ピンチはチャンスです!キングちゃん!」
キング「あなた達馬鹿なのっ?!」
エル「流石に3回目はナッシング!」
キング「じゃあ、あなたがやりなさいよっ!」
スズカ「・・・・・・」
スペ「・・・・・・」
エル「・・・・・・」
キング「・・・・・・この人達、怖いわー」
グラス「笑ってはいけないは人を狂わせるのね・・・」
スズカ「私たちは悲しきモルモットなの・・・」
スペ「もう2度とこんな悲劇を起こしては駄目ですね」
エル「ええ、みんなで協力して乗りきりマショウ」
キング「え、なんで綺麗にまとめようとしてるの?結局キングが乗せられてビンタされただけなんだけど」
結局、キングヘイローは皆からお昼を少しずつ分けて貰いました。
グラス「さて、残りは・・・このDVDと謎ボタンに封筒ですか」
スペ「ちょっと盛りだくさん過ぎません?」
エル「DVDを見るデース」
キング「そんな簡単に言わないでよ、また、また・・・カ、カレンチャンが、画面に出てきたら・・・はぁ、はぁ、はぁ」
スズカ「キングさん落ち着いて、カレンチャンはいないから、誰もあなたを傷付けないわ」
スペ「キングちゃんは戦争帰りの兵隊さんみたいになっちゃってますねぇ」
エル「と、ビクビクしてても始まりマセーン、DVDいきますよ?」
グラス「まぁ仕方ないですね・・・」
エルコンドルパサーはDVDを手に取ると待機部屋にセットされていたDVDプレイヤーに挿入する、壁に掛けられた大画面モニターに番組が映し出される。
ジャン!
【名優のグルメ】
渋いテーマ曲と共にトレンチコートを羽織ったメジロマックイーンが画面奥から歩んでくるオープニングが始まる。
そしてメジロマックイーンのナレーションが始まる。
マック「わたくしの名前は、メジロ McQueen」
スペ「ひぐっ!」
スズカ「あの子何やってるの?」
マック「エーム、イー、ジェーイ、アーイ、アールゥ、オーゥ、メジロ・・・・・・McQueen」
スペ「ぶふっ!ぶぶぶっふふっ!」
グラス「ぷぷっ!ぷぶふううっ!」
デデーン!
スペ、グラス、アウトー
スペ「なんでマックイーンのところだけ流暢にいうんですかっ!あいたぁっ!」スパーン!
グラス「くくっ、お、面白い、んんっ!」スパーン!
マック「わたくしはメジロ財閥出身のウマ娘、今はしがない個人輸入商をやって口に糊してますわ」
マック「今日もアトリエを営むマダム相手に商談を済ませて来たところなんですけど・・・」
マックイーン、立ち止まるとボケーと空を見上げる。クーとなるマックイーンのお腹。
マック「お腹が空きましたわ・・・そうよ、わたくし、お腹が空いていたんですわ」
スペ「な、なんか、お腹空いたとか言い出しましたよ・・・っ」
マック「少しお昼には早いかも知れませんが・・・ここは商店街、食べるところに困ることはないはず・・・」
マックイーンの目に飛び込んでくる居酒屋とも食堂とも判断がつかないような、屋台を大きくしたような店が現れる。
マック「うーん、無国籍な店を見つけちゃったぞ、けど客は入ってるようですわね・・・腹ペコちゃんはここに入ることにしますわ!」
店に入るとカウンターやテーブル席が並んでおり結構な客が入っている様子、カウンター席に座るマックイーンに店員が注文を取りに来る。
マック「うーん、うな丼ハーフってどれくらいですの?お茶碗1杯分くらい?じゃあハーフじゃない普通盛りで、後キュウリのお新香1本、冷奴も頂こうかしら・・・あ、湯葉がある、湯葉も下さいまし、ホッケも出来ます?じゃあホッケも」
スペ「まぁまぁ頼みますね」
スズカ「ガッツリ食べるのね」
マック「あと生中1杯」
全員「「ぶっあはははっ!あはははははははははーっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「普通にビール注文してますよっ!あはは、いだっ!」スパーン!
スズカ「あっははは、注文がおっさんなのよぉ、あはははは、んんっ!」スパーン!
エル「えー・・・こんなのいいのデスかぁ?んくぅっ!」スパーン!
グラス「こんなの放送できないじゃない、んんっ!」スパーン!
キング「メジロの令嬢が何やってるのよー!いたぁっ!」スパーン!
キンキンに冷えた生ビール中ジョッキがマックイーンの前にドンと置かれる。ジョッキを手にするとマックイーンはゴッゴッゴッと喉を鳴らしてビールを一気に飲み干して空になったジョッキをカウンターにトンと置く。
スペ「ひぐっ、っ、ビ、ビール飲んで、ますよっ?」
スズカ「ふぐ・・・っ、っ」
キング「ふ、ふふ、ふひっ、んんっ!」
マック「・・・・・・・・・げーーーーーっぷ、失礼」
全員「「あはははははははははーっ!あはははははっ!あはははははーっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「分かった!あの人馬鹿だ!あははっ、マックイーンって人、馬鹿なんだ!いだぁっ!」スパーン!
スズカ「あはははっ、あはは、んんっ!」スパーン!
エル「下品すぎマースッ!うぐぅっ!」スパーン!
グラス「こんなの放送していいんですか?んぐっ!」スパーン!
キング「あははっ!あひっ!ひひっ!いぐうぅっ!」スパーン!
マック「ぷはあぁー・・・五臓六腑に染み渡りますわ、お、料理が出て参りましたわ」
次々とマックイーンの前のカウンターに置かれていく料理群、あっという間にマックイーンの前のカウンターから溢れんばかりになっていく。
マック「うわあぁ、凄いことになっちゃったぞ」
スズカ「な、なんで、自分でっ、自分で頼んで、驚くのよぉ・・・」
キング「ふひっ!ひっ、んんっ、ん」
マック「まぁいいですわ、旨いもの前に反省する馬鹿もなし、ですわ」
もの凄い勢いで目の前の料理を食べていくメジロマックイーン、途中運ばれてきた生中ジョッキも当然のようにグビグビと飲み干していく。
グラス「な、なんでメジロのお嬢様が、美味しそうにビールをっ、ふっ、ふひっ!」
エル「ヤバイ・・・面白いっ、んぐっ、ふひっ」
ふと箸を止めて周りを見渡すメジロマックイーン、周辺の客もおつまみを食べつつビールや熱燗など思い思いに楽しんでいる様子が映し出されていく。
マック「皆さん真っ昼間からお酒を飲んでますわ・・・・・・結構なご身分ですこと」(赤ら顔)
全員「「ぶははははっ!あはははははーっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「あははっ!マックちゃんも真っ昼間から飲んでるからねっ!あははっ!いたぁっ!」スパーン!
スズカ「どの口が、そんなことをっんんっ!」スパーン!
エル「あはっ!あははっ!んんぎっ!」スパーン!
グラス「あー・・・駄目だぁ、んくぅっ!」スパーン!
キング「あはは、あはは、お、お腹痛い、お腹痛いっ!んんっ!」スパーン!
酒に酔ったマックイーン赤ら顔でテーブルの爪楊枝をくわえるとチッチッチッと爪楊枝を使う。
スズカ「ふっ、ふふ、んんっ!」
キング「ふひっ、ふひっ、ふひーっ!」
マック「ふふん、ふんふん、こんなーレースはぁ、はーじめてぇーっとぉ、ずきゅーんばきゅーん、ふーふふーん」(上機嫌マックちゃん)
スズカ、キング「「あはははははーっ!あはははははっっ!!」」
デデーン!
スズカ、キング、アウトー
スズカ「おっさんムーブ止めてよっ!んたぁっ!」スパーン!
キング「あははっ!あははっ!お腹痛いっ!お腹痛いぃーっ!んたぁっ!」スパーン!
スペ「うわー、酔っ払ったマックが居酒屋で歌っちゃ駄目な奴ですよねー」
グラス「ふー・・・これは、笑わないで耐え続けるのは、キツいです」
エル「マック、ヤバいデース・・・」
料理を食べ尽くしたマックイーン、店から満足そうに出ていき画面は暗くフェードアウトしていく。
キング「お、終わった?」
スペ「ですかね・・・」
スズカ「ん?」
そして再び始まるナレーションとトレンチコート姿のマックイーンが奥から歩いてくる画面が映し出される。
スペ「うわぁ・・・また始まった」
キング「1回でいいじゃないのよーっ!」
グラス「ここのスタッフ、しつこいですから・・・」
マック「わたくしの名前はメジロMcQueen」
スペ「ま、また流暢にっ」
スズカ「すぅー・・・はぁー・・・」
突如画面に映るメジロアルダンの写真
エル「ん?」
マック「メジロAldan」
グラス「くっ!・・・っ!」
エル「ふひっ、ふひっ、ひひっ」
画面に映るメジロラモーヌの写真
マック「メジロRamone」
スペ「ふぐぅ・・・」
スズカ「わ、分かってれば、耐えれるっ!」
画面に映るメジロドーベルの写真
マック「ムッツリスケベ」
スペ「ふはっ!ひっ!はっ!」
スズカ「ふひゅっ!」
キング「んーっ!んんーっ!」
画面に映るメジロライアンの写真
マック「ヤーーーーーーーーーッ!」
全員「「あははははははははっ!!ぶっあはははっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「あははっ!姉妹で遊んでるっ!あはは、あははっ!んたぁっ!」スパーン!
スズカ「あは、だ、駄目ぇ・・・んんっ!」スパーン!
エル「マックがここまで・・・んぎっ!」スパーン!
グラス「こんなネタ、メジロ家にやらせないで下さいっ!んぐっ!」スパーン!
キング「あはは、ははは、はひっ、はひぃっ、んひぃっ!」スパーン!
マック「わたくしはメジロ財閥のウマ娘、今は個人輸入商で口に糊してますわ、本日はコーヒーチェーン店を新たに展開するオーナーとの打ち合わせを終えて帰宅する途中ですの」
と、画面の中のメジロマックイーンがボケーと夜空を見上げる。クーと鳴るマックイーンのお腹。
マック「・・・わたくしお腹が空きましたわ、わたくしお腹が空いていたのでしたわ」
スペ「っ!・・・っ、ふーっ、毎回、空腹宣言してますね」
グラス「そうですね」
メジロマックイーンはキョロキョロと周囲を見渡すと居酒屋を見つける。
マック「居酒屋で晩メシ・・・わたくしお酒は飲めませんが・・・ありですわ」
スズカ「どの口が・・・」
エル「さっき、めちゃくちゃ飲んでマシタヨ?」
居酒屋の暖簾をくぐり店の中へと入っていくメジロマックイーン、店員に渡されたおしぼりで手を拭きつつ店内に貼られたお品書きを眺める。
マック「ここは・・・この地方は辛子おでんが名物のようですね・・・・名物に旨いものなし、と言いますが・・・ここは郷に入りては郷に従えしますわ」
店員を呼び、辛子おでんを2人前と蕗の煮付け、じゃがバター、子持ちししゃもを注文するメジロマックイーン、店員から辛子は予めだし汁に混ぜてあるのがこの店の売りだと説明される。
マック「あーあ、あるのよねぇ、名物に余分な事しちゃう店・・・」
スペ「なんか、偉そうに講釈垂れてますよ」
スズカ「もう、黙って食べてなさいよ」
マック「黒霧島、お湯割りで」
スペ「ふひっ!・・・っ!」
スズカ「ふー・・・」
運ばれてきた焼酎のお湯割りを美味しそうに喉に流し込みつつ、お通しの小鉢に入ったもつ煮を箸で摘まみ食べるメジロマックイーン。
マック「これこれ、この普通のもつ煮、これなのですわぁ」 グビグビ
キング「ど、どうして、普通にお酒飲んでるの・・・?」
そして運ばれてくる辛子おでん2人前に蕗の煮付け、じゃがバター、子持ちししゃも、少し手狭なテーブルが料理で溢れかえる。
マック「うわぁ、凄いことになっちゃったぞ」
グラス「んんっ・・・、少しずつ注文すれば良いのでは・・・っ」
エル「こいつ、毎回、嬉しそうに・・・」
辛子おでんの出汁を飲んで驚きの表情を見せるメジロマックイーン、口にあった様でパクパクと勢いで辛子おでんをハフハフと食べつつ、じゃがバターや子持ちししゃも併せて食べていく。
スペ「・・・めっちゃ、食べてる」
スズカ「も、もう、余分なこと、しないで食べ終えて・・・」
マック「なんですのこれ、なんですのこれ!なんなんですの!!辛子の混ざっただし汁が美味しくて、飲むとお腹がポッポ、ポッポしてきますわ!子持ちししゃもブリップリ!じゃがバターウマァー、箸が止まりませんわ!箸が止まりませんわぁ?!パクパクですわ!パクパクですわ!」
並べられた料理を凄い勢いで食べ続けるメジロマックイーン。
グラス「凄い、食べっぷりですね・・・」
キング「もう食べて終わってぇ・・・何も言わなくていいから・・・」
マック「うおおおおん、わたくし、ウマ娘火力発電所ですわぁ!うおおおおん」 パクパク
全員「「あははっ!あははははははははっ!!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「なんですか?!火力発電所って!いたぁ!」スパーン!
スズカ「あはは、あはははは、んんっ!」スパーン!
エル「あぁ・・・エル、これ駄目デース、んぐっ!」スパーン!
グラス「もうっ、普通に食べて下さいって!」
キング「お腹痛いっ!お腹痛い、普通に笑いたいっ!んんんっ!」スパーン!
メジロマックイーンがパクパクと食べ、グビグビと飲んでいると店に新しい客が入ってくる。
ジャン!
上司 スーツ姿のスマートファルコン
部下 スーツ姿のホッコータルマエ
スペ「なんか・・・増えましたぁ」
スズカ「長い・・・」
ファルコ「タルマエちゃん、お疲れ様!今日はなんでも好きなものを食べてお腹いっぱいになってね!えーと、取り敢えず熱燗2本下さい」
タルマエ「あ・・・あの、すみません、私お酒は飲めないんです・・・て、言うか学生だし」
ファルコ「なーんてね、嘘嘘じょーだんだよ?何かソフトドリンク頼もっか」
タルマエ「ですね」
マック「いい加減にして下さいましっ!!」
ファルコ&タルマエ「「!?」」
バン!とテーブルを叩き立ち上がるメジロマックイーン、驚くスマートファルコンとホッコータルマエ。
スペ「ん?」
エル「ケ?」
マック「あなた!部下がお酒が飲めないとおっしゃってるのですよっ!どうして無理矢理飲まそうとなさるの!?」
ファルコ「・・・へ?」
マック「見て下さいましっ!あなたがそんな事ばかりおっしゃっているから、もうこれ以上食べる気がしなくなりましたわっ!こんなに残ってしまって!こんなにっ、こんなに美味しくいただいていたのにっ!折角楽しみにしてましたのにっ!」
メジロマックイーンのテーブルに並べられた料理、おでんのだし汁と蕗の煮付け1本、子持ちししゃもの頭だけが残っていた。
タルマエ「・・・ほぼ完食してますが・・・」
ファルコ「あ、あの・・・」
マック「いいですか、食事ってのは、幸せで、満たされていて、暖かくて、幸福に包まれてパクパクしなけりゃ駄目なのですわ」
ファルコ「え?あ、はい」
突如メジロマックイーンは素早い動きでスマートファルコンの背後に回り込み、背後から足を絡ませつつスマートファルコンの上半身をグイッと横に傾けさせガッチリと腕で首をロックする!ここにメジロ卍固め完成!
マック「うおおおおん!」
ファルコ「いだぁーっ!!痛い痛い痛い痛いっ!!」
タルマエ「ええーっ?!」
全員「「ぶははははっ!ぶはっ!あははははははははっ!!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「あははっ!な、なんで、ファルコちゃんが、無理に飲まそうとしてないじゃないですかぁ、んんぐ!」スパーン!
スズカ「単に因縁つけただけじゃない、んん!」スパーン!
エル「あれは痛いデスヨー、ぎっ!」スパーン!
グラス「たちの悪い酔っぱらいになってるわ、くうぅっ!」スパーン!
キング「はひーっ、はひーっ、つらいぃ・・・あいたぁっ!」スパーン!
タルマエ「あのっ!もう止めて下さいっ!」
マック「ふん、身を呈して助けてくれる部下を持ったことに感謝して下さいまし」
ファルコ「うげ」
メジロマックイーンはスマートファルコンの卍固めを解くとスマートファルコンの上体をテーブルに押し付け腕を背後に捻り上げると腕で固める。ここにメジロアームデスロック完成!
マック「うおおおおん!」
ファルコ「いだあぁっ?!痛い痛い痛い痛い痛い痛いーっ!!」
タルマエ「やめてやめてやめてーっ!」
全員「「あははははははははっ!!あはははははーっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「あはははっ!!あはは、いだぁっ!」スパーン!
スズカ「なんで追い討ちしたのよっ!あはは、っんくぅ!」スパーン!
エル「痛そう・・・んぎっ!」スパーン!
グラス「もういいでしょ・・・んんっ!」スパーン!
キング「かひゅっ、はひぃっ、んん、んぐ!」スパーン!
タルマエ「もう止めてあげて下さいっ!もう充分ですっ!」
マック「ふん」
ファルコ「うぅ、痛い・・・」
メジロマックイーンはメジロアームデスロックを解くと床に崩れ落ちるスマートファルコンには目もくれず、テーブルの上に千円札1枚を置く。
マック「お釣りは結構ですわ、お騒がせした御迷惑料です」
スペ「絶対足りませんよね?」
スズカ「最低の客ね」
店外に出たマックイーンはトレンチコートの襟を立てて夜空を見上げながら悲しげな表情で歩み始める。画面にはホッコータルマエが涙を浮かべてメジロマックイーンを止めようとする表情が浮かび上がる。
マック「あの子、あの目・・・」
続いて画面にはホッコータルマエの豊かなプルンと弾む胸が浮かび上がる。
マック「一発やれたかもしれませんわねぇ・・・」
全員「「あははははははははっ!!あはははははーっ!」」
デデーン!
全員、アウトー
スペ「なんなんですかぁ・・・んんっ!」スパーン!
スズカ「もうメジロ劇場はいいわ!もうお腹一杯ですっ!んぐぅ!」スパーン!
エル「あははは、あはは、ぎいぃっ!」スパーン!
グラス「もういいでしょう?これ、もういいですよね、んんっ!」スパーン!
キング「つらい・・・つらいのぉっ!いだぁっ!」スパーン!
画面奥へと歩み去っていくメジロマックイーン、画面は黒くフェードアウトしていく・・・
スペ「・・・終わり?」
グラス「終わって・・・」
そして流れ始めるテーマ曲と画面奥から歩いてくるメジロマックイーン
マック「わたくしの名前はメジロMcQueen」
スペ「もういいって!」
キング「まだやるのぉっ!?」
メジロマックイーン劇場、継続!
メジロマックイーン大好き