風が運ぶ舟が往く道~明日は方舟と風の都の探偵の手に~   作:希依那

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お久しぶりです。2年経ちましたね…。
………という訳で2年前に書いてたやつを今更投稿します。
…嘘じゃないです次の話も書いてあるんです、ただ単に投稿せずに2年経過いたしました。時が経つのは早いですねぇ…最近はこのクソ暑い中街中をブラブラする楽しさに目覚めております。
…にしてもほんと期間が開きすぎましたね…加筆しながらほへー高尚なこと考えてんなとかは特に思いませんでしたがウダウダとやりすぎですかね?もうちょっと巻いて1話の内容を厚くしてもいいかも?けどタイトルはアルファベット使いたいし…困った。
まぁ…気が向いたら続きも書いていきたいと思うので首を長く伸ばして畳んでお待ちいただければと思います。
そこまでの方はさすがに居ないと思いますが。


潜みしf/切り開きしD

「作戦行動開始……!」

 

「押忍!」

 

「行きますよ〜!」

 

「必ず·····ご信頼にお答えします」

 

 各々が行動を開始した。

 

 

 ──中にはもう配置についている者もいるようだが……

 そんなことを考えていると後ろから誰か近づいてきた。

 

『ドクター?』

「グラベルか。何か分かったのか?」

『ええ……でもUSBメモリのようなものが入ったケースとしか分からなかったわ〜』

 

 ……ふむ……USBか……何かのデータか? 機密情報……? それとも何か表立っては行動できないなにか……──。

 

「……ファントムは何処に?」

 

 ここにいない1人のオペレーターの所在を聞く。

 

『彼ならきっと〜……来るべき時に備えて隠れてるじゃないかしら〜?』

 

 あやふやな答えだが実際問題彼が本気で隠れれば発見は困難だ。それに彼ならば大きな問題は起こさないだろうという信頼もある。

 

「了解……この状況、迂闊に売人らしき者に襲撃をかけて今後の情勢を急かす訳にはいかない……購入者らしき男を監視していてくれそちらに襲撃を行う」

 

 手短に必要な情報を伝える。

 

『りょ〜か〜い〜』

 そう言ってグラベルは再び去っていった。

 

 ~~数刻後~~

 

『ドクター……配置につきました』

 

 声音を下げてクーリエが言う

 

「了解……グラベル、周辺に人影は?」

『大丈夫よ〜。……徹底マークしてついでに周辺も見てみたけど周囲に人はいないわ』

 

「了解……各員……この世界と我々がどのように付き合っていくべきかは今はまだ分からない」

 

 私たちは異物だ……この世界に淘汰されてしまうのかもしれない

 

「……だが裏取引らしきものを見たからにはそれは正すべき行いだ」

 

 何が正義で何が悪なのか私には分からない……

 先の戦いでもタルラの純粋な

 〘感染者のために戦う〙

 という気持ちから始まったレユニオンが純粋な悪だったとは思えない。

 否、もしかしたら多くの感染者の希望を奪ってしまったのかもしれない。

 

 ──────────────────

 それでも

 たとえ正義が間違っていようと

 私は……

 ──────────────────

 

「私の信じる未来のために」

 

 私を信じてくれる彼らのために私は……

 

「力を貸してくれ……」

 

 私に出来る精一杯を……

 全力を……

 そして……

 

「クーリエ対話による和解が可能か確かめてきてくれ」

『了解しました』

「グラベルとジェシカはクーリエの援護を」

『『了解』しました』

「ロドスの新天地での初作戦だ気張っていくぞ」

 

 ……勝利を……

 

 

 

 Courier:side

 

 

 ドクターは酷い人です……。

 そんなこと言われてしまったら

 成功させるしかないじゃないですか……

 

「お任せを!」

 

 この世界初の任務この先鋒、クーリエが成功へと導いてみせます! 

 1歩1歩確かに近づく足音をわざと大きめに出してこちらが隠れる気がないことを示しながら近づく。

 

「すみません、そこの方」

 

 男は声をかけられたことかそれとも先程の取り引きらしきもので慎重になっているのか……或いはどちらもか。

 

「なっ.、なんですか?」

 

 声が裏返っている取引の品が爆発物であった場合この男と僕の行動はどちらが早いだろうか……

 

(相手が敵か、どれほどの戦闘技能かはまだ分からない。ここは慎重に行くべきかな……)

「実は旅をしているのですが……、道に迷ってこんな場所に出てしまって……

 道をお尋ねできないでしょうか?」

 

 僕は郵便物を届ける時と何ら変わらない物腰で尋ねた。

 

「あっ.、あぁ、それならこのさきの路地からが1番近いから……、そっ、それじゃ」

 

 うん……これ以上はこの男の行動からしてろくな情報を得られないだろう。明らかに話をさっさと切り上げてこの場から立ち去りたい様子だ。

 

「ありがとうございます! それでは失礼します!」

 

 ドクターに合図を送る……

 

 

 パスッ

 

「がぁっ……あ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 男の苦悶の叫びが響く……

 

 ジェシカさんの狙撃は抑制機を使ったもので余程至近距離でなければ聞き取ることは出来ないでしょうね……。

 ここからが本番です! 気合いを入れ直して……

 

「雪境(ヒーラ)の名に決して泥は塗りません」

 

 ──────────────────

 

 Doctor:side

(時は少し遡り)

 

 

 合図が来た……

 

「ジェシカ、抑制機を装備後に目標の脚を狙え……」

 

『りょっ.了解しました……』

 

「ヴィグナはクーリエの反対側から同時襲撃! 相手に不審な行動をさせるな!」

 

「──ドクター」

 

「……ん? あぁ、ファントムか……成果の程はどうだった?」

 

「分からない……彼らが路地裏へと消えたあと私も追ったのだが.彼らの姿は既になかった……」

 

「ふむ……。アーツのような現象ではなかったのか?」

 

「あぁ、あれはアーツとは別種のなにかに思える……」

 

「……。その話は本艦で会議にかけよう……

 ファントム.君も前線に行く準備だけしておいてくれ……」

 

「.わかった……」

 

 するとファントムは影のように消えていった。

(妙だ.何かしら問題はあるはずなのに、その全貌がまるで見えてこない……なにか見落としているのか……?)

 

 ──────直後男が叫ぶ。

 

「なんなんだよ一体……!! 

 なんで上手くいかねぇんだ!!」

 

「これも全部.アイツのせいだ.! 

 この力で俺は……あいつに復讐するッッ!!」

 〖Blizzard〗

 

 その時初めて男が持っているものの全貌が見えた……禍々しいデザインの箱のような

 ──それこそ先程から例えていたUSBのような物から機械音声が聴こえた。

 

(ブリザード? なんだ.何が起こっている……)

 

「総員注意しろ!! 何をしてくるか分からない!!」

 ブリザード? 雪嵐の名を関するのになんの意味がある.? 

 

 思考を走らせている合間に男の体は変質していく……まるで.雪.いや、冬を表すように仰々しい何かへと。

 

 

 

 .結果から言えばそこに《在った》のはかろうじて人の形を保たせている人とは言えないなにかだった。

 

(.マンスフィールド監獄の報告書に載っていた現象と似て非なるモノか.)

 

「各員!! ヒット&アウェイで事に当たれ!!」

 

 ──倉庫.──いや戦場と化したそこには重く苦しい空気が流れる。

 

 そんな時だった、

 

「いやー、大変なことになってるねー。」

 

 突如として現れた彼女──モスティマ──が空気の重さを気にしないかのように客観的感想を述べた。

 

「結局武力だよりになってしまったが……今のメンバーであの外殻を切り裂くには少し骨が折れそうだ……。ファントムなら多少なりとも刺さるかもしれないが……」

 

 意識外からの急所への一撃……仮に有効打があるとしたらそれぐらいだろうか。事実として先程ジェシカに撃ち抜かれて悶絶していた男の姿はどこへやら……今は何発も打ち込まれているのに気にもとめない様子でオペレーターたちの攻撃を受け止めている。

 

「そうだねぇ……ただあんまり時間も書けてられないでしよ? そして……、そろそろ私の要件も聞いてくれてもいいんじゃないかな?」

 

 確かにそうだ作戦中に彼女が来るということは至急の案件なんだろう。

 

「.で、こんな時に現れたってことは緊急の届け物かな? トランスポーターさん?」

 

 すぐに運び屋にブツの正体を尋ねる。

 ……とてつもなく怪しい言い回しだがあながち間違いでもない。するとお気に召したのか少し上機嫌で答え始めた。

 

「フフフ、ご明察。

 君たちが艦外の探索班決めをしている時に倉庫の確認として在庫チェックを一部オペレーター達でやってたらしいんだけど、エンジニア部が【新しい設計図見つけた〜】って言うからさ、堪え性のない発明家は凄いねぇ……30分もしないうちに1個作っちゃって。で、あのお医者様に見つかってカミナリが落ちるかなぁ? って楽しく見てたら急に呼ばれてさ、直ぐに君の元に届けろって言うもんだからさ〜。こうして私が持ってきてあげたってワケ。」

 

「ケルシーが急かすほどなら、これはどんな力を秘めているのやら.。」

 

「まぁ、とにかく使ってみたら?」

 

「使ってみたらって.オペレーターの装備じゃないのか?」

 

「なーんかドクター以外は使えないってさ」

 

 ふむ……私以外に使えないとなるとPRTSの操作権限と石棺に関するものか? 

 

「.わかった。それでこれはどう使えばいい?」

 

「えっとね。エンジニア部が言うには瓶みたいなのを2本刺してレバーを回せばいいって言ってたかな?」

 

 ……瓶のようなもの? 

 

 ズキッ

 

「──―グッ……」

 

「ドクター?! ────―」

 

 ダメだ声が遠のいていく……

 思考は.できるのに何故……

 

 ──【眠れ、眠れ……♪】

 

【ハリネズミの人形と小熊たち……♪】

 

【静かな黒に沈め……♪】

 

【壊れた人形よ……♪】──

 

 ……これ.は……

 

 ──【…………ドクター.

 

 そう呼んでも··••••

 

 いいだろう……ドクター••••••

 

 この大地では…… 我々の選択など…………

 

 意味を成さないのかもしれない………………。

 

 だがそれでも··……

 

 たとえ結果は変わらなくとも••••••

 

 私は自ら選びたいと願った……。

 

 そして •••••• 自ら選んだのだ…….

 

 この手で拭ったのだ……己の行いが……

 

 実らせた果実を……】──

 

 ──【変だな…………。

 お前の顔が••••••冷たく…………

 

 感じるなんて……

 

 私の体温はもうそれほど…………

 低くないというのか.? 

 

 〖そうみたいだ。

 鉱石病の症状が消えている。〗

 

 〖温かい手だ、フロストノヴァ。〗

 

 ……死を前にして······ ようやく …………

 

 再び人と触れ合えるようになったか…….

 

 〖アーミヤも自分も君がロドスに

 来ることを望んでいる。〗

 

 ……この私に…………本当に••••••

 

 その資格が…………あるのか.? 

 

 〖ただ死んでいけば、

 

 過ちを挽回することも叶わない。〗

 

 それに…………応えないのは••••••

 

 非礼というものか…….】

 

【どうか…………アーミヤに伝えてくれ、 Dr. ライム………………。

 

 この大地では••••••人は一人の力だけでは••••••

 何も…………成し遂げられない。

 

 だが…………お前は一人ではない………… o

 

 今この瞬間から. 私がお前の側にいる…………。

 

 私が………… お前たちと共に歩む……。

 

 私も…………ロドスの一員となろう……】──

 暖かな記憶が蘇る。

 

 それと同時に懐に新たな重みが加わった。

 

【スノーラビットフルボトル(SR)】

 

【フローズンフルボトル(F)】

 

 約束を果たそう。

 

 安寧を……守るため。




スノーラビットとフローズン…
白うさぎ黒うさぎ…あとは…理解るな?
そのうちね…ボトルの生成もしてかないといけないですね。このオペレーターにこのボトルーとかこんなフォーム見たいなぁーとかあったら教えてください。絵を書けそうだったら描きますし、なるべく実現して行けたらと思ってます。
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