眼を覚ませば、白い天井。薬品の臭いが鼻腔を擽る。風に揺れる清潔そうなカーテンを見て、此処が医療関係の一室なのが、分かる。
「生きてるんだよな……?」
誰に告げる訳もなく、俺は呟く。取り敢えず、起きるか。そう思って身体を起こそうとしたが、左腕が妙に重い。
「スゥ……」
何とも平和そうに俺の左腕を枕に寝ている女の子が見えた。
「どうするよ?」
そう呟いた時、扉が静かに開かれ、そこから一人の少女が現れた。
「あ……気が付かれましたか?」
「ん?あぁ、今さっきね」
そういって、なんとか女の子を起こさないように起きようとしたが。
「そのまま、寝ていて構いません。先生の話では特に異常は無いと言っていましたが、今は寝ていてください」
慌てて、駆け寄った少女に手で抑えられる。心配されているのでそのまま横になる。窓からの風がとても気持ちいい。
「俺って、どらくらい寝てた?」
「丸一日ですね。先生が言うには極度の過労だそうです」
成る程。仮面ライダーになるのも楽じゃないようだ。
「それで、君の事なんだけど」
「う~ん……?」
俺がそう聞くと寝ていた女の子が起きる。眠そうに瞼を何度か擦り。
「あ、お兄ちゃん。起きたの!!」
「あぁ、今さっきね」
そういって、離れた女の子のお陰で上半身だけ起こす。
「話を戻すけど、やっぱり、君は」
「はい、私は聖天子。この東京エリアの最高責任者です」
そう告げた少女は確かに原作の挿絵に描かれた聖天子だ。間違いはないだろう。
「けど、なんでそんな人が護衛の一人も付けないで、あんな所に?」
「昨日は偶然取れた休日でして……お忍びで街を探索していたのですが」
そういって、彼女の隣に座る女の子の頭を撫でる。それで、納得する。
「成る程ね。それで連れ去られたその子を追って止めようとしたらあぁなったと」
「はい、本当は正体を隠さないほうが穏便に済むのですが。私は色々と利用価値があるので」
「まぁ、それは仕方ないな。有名税って奴だ」
苦笑して告げる。
「それで貴方の事なんですが」
「ん?あぁ、俺か」
「はい、恩人の名前を聞いていないので」
恩人か。改めて言われるとむず痒いな。けど、名前か。転生した以上、昔の名前を捨てる。そんな、薄情な事はできない。けど、偶然か、俺の名前は鎧武の主人公と同じだったりする。だから悪いけど、苗字も借りよう。
「……コウタ。俺は葛葉コウタだ」
「コウタさん……」
噛みしめるように呟いた聖天子は居住まいを正し、背筋を伸ばして俺を真っ直ぐ見つめる。
「昨日は私の命を助けていただき有難うございました。その、本来ならば私の命を救ったお礼をしたいのですが」
「気にしなくていいさ。昨日はお忍びだったんだろ?だったら俺が助けた事は公にしない方がアンタの為だ」
「済みません」
謝る必要なんて無いのだが。だが、それが彼女なのだろう。
「貴女が謝る必要はありません」
そう高圧的な声が扉から聞こえる。そこに視線を向ければ数人の男が立っていた。
「貴方達、外で待っている様に命じた筈ですが?」
「失礼。聖天子様にそこの男の素性が分かったので、お知らせをと思いまして」
そういって、男は俺の前にやってくる。
「聖天子様の指示に従い、この男の指紋及び、毛髪からのDNA鑑定を行いました。結果はエラー。この男は東京エリアどころか、他のエリアの住民登録データに存在しない人間という事になります」
「なっ!?」
聖天子が絶句するが、俺は特に驚かない。そもそも俺自体がイレギュラーなのだ。これくらいは当然だろう。もしこれで、戸籍何かがちゃんとあったならば逆に驚く。
「貴様は何者だ?」
「葛葉コウタだけど?」
「ふざけているのか?」
「コッチは至って真面目だ。名前以外覚えていないんでね」
「記憶喪失だとでも?」
訝しむような視線が俺に集中する。
「きおくそうしつってなに?」
そんな中、女の子が声を上げる。男は女の子を一瞥すると舌打ちして。
「摘まみ出せ」
「おいおい、子供の質問には答えるのが年長者の役目だろう?随分と余裕のない奴だな」
ため息を吐きつつ告げれば睨まれる。
「ねぇ、きおくそうしつってな~に~?」
「何も覚えてない事だよ。俺は名前以外、両親の顔も覚えていないんだ」
「なら、コウタはボクと一緒!!ボクも色々忘れて覚えてないよ」
「そうか、なら君と俺は仲間だな」
「仲間~♪あ、でも、大事な事は覚えてるから仲間じゃないのかな?」
うん、子供は無邪気で和む。
「我々はお前を危険視している」
そう男が告げる。さて、危険視とは仮面ライダーの事だろうか?
「貴様が変わったあの姿。そして貴様が現れてから都合よく現れたガストレア。偶然とは考えにくい」
「おいおい、随分と都合の良い妄想だな。アンタ達は俺がガストレアを連れて来たとでも?」
「可能性の話だ」
「その眼で?俺を犯人に仕立てる気満々じゃん」
というか、コイツ等もしかして聖天子を護衛出来なかった責任から俺を利用して逃げる気か?まぁ、記憶喪失でしかも戸籍が無い人間だからどうとでも出来るし。
「可能性の話だ!!」
「本音は俺みたいに素性が分からない奴がアンタ達の仕事を奪ったのが気に入らないんだろ?」
「っ!?これ以上の会話は別所で行う!!」
「待ちなさい!!」
このまま、俺を連行しようとする連中を聖天子が止める。その表情には明らかに怒りが含まれている。
「貴方達は何の権限があって私の恩人を犯罪者のように扱うのですか?」
「せ、聖天子様!?しかし、コイツは戸籍もない人間で……」
「戸籍が無い人間など、今の時代では珍しいのですか?」
あぁ、そっか。この世界って十年位前にガストレアとの戦争で大打撃受けたんだっけ。その所為で、戸籍関連も有耶無耶になっているのか。
「そ、それは……」
俺の推測が正しいのか、男が口ごもる。それだけならいいが、何故か俺を親の仇のように睨む。
「彼の今後は私が請け負います。貴方達は今後一切、彼に干渉しないように」
「しかし、聖天子様!?」
「私に同じ事を二度言わせるのですか?」
「……承知しました」
そういって、男達は静かに立ち去る。ソレを見送った聖天子がほう、と息を吐く。
「緊張しました。あのように声を荒げたのは初めてでしたから」
「いや、結構凄かったよ。それに助かった。あそこで君が助けてくれなかったら今頃、牢屋か土の下の筈だし」
「済みません。彼等も私の事を想っての事でしょうし」
「いや、俺には自分の保身に走っている様に見えたけど。まぁ、それはいいさ。けど、あんな事言ってよかったの?組織のトップが一個人の為に力を使うのは拙いんじゃない」
俺の言葉に彼女は少し困ったような笑みを浮かべて。
「私は純粋に貴方に恩を返したいだけなんです。ですけど、私に出来る事は貴方に戸籍と住民票。そして住居を与えるだけ」
「私に、か。つまり、君達は条件さえ揃えば俺の面倒を見てくれると?」
何か引っかかったのでそう聞くと、彼女は俯き。
「はい、大変厚かましい事なのですが、貴方の【あの力】を借りたいのです」
やはり、と思う。まぁ、仮面ライダーの力は確かに強力だ。戦力として欲しいのは仕方ないだろう。
「構わないよ」
「え?」
俺の言葉に聖天子が目を見開く。
「けど、条件があるんだけど」
「は、はい!!どんな条件でしょうか?」
俺は先ず、居住まいを正し、聖天子と正面から向き合う。彼女も同じように俺を見る。
「先ずは俺の他に彼女、えっと……?」
「ボク?ボクはレヴィだよ」
「レヴィも一緒に暮らせる場所を提供してほしい」
「それなら最初からそのつもりです」
「なら、次だ。俺の力は君の依頼と俺の意志のみで使う。だから例え、君からの依頼でも君の言葉からじゃないと俺は動かない。それと、報酬も出してくれると嬉しいかな」
これは彼女の人柄を信用しての保険だ。無いとは思うが、私利私欲で俺の力を使う輩は素人の俺には見分けが付かない。報酬は二の次だが、やはり先立つモノがあるならあった方が良い。
「分かりました。ですが、その条件だと。コウタさんは私の私兵として動く事になるのですが?」
「別にいいさ。それにその方が君も俺の動向とか監視しやすいだろ?」
「……はい、御免なさい」
「別に謝んなくていいんだって。俺だって記憶喪失で戸籍ない奴は怪しいと思うんだから」
そう言って、ため息を吐いた後、俺は右手を差し出す。
「俺が出す条件はコレで全部だ。問題ないなら契約といこう」
そういって、笑うと彼女も小さく笑い、俺の手を握る。思った以上に小さくて、けれど力強い手だ。
「では、葛葉コウタさん。東京エリアの為に共に頑張りましょう」
「あぁ、宜しく。聖天子様」
そう告げた後、握手の上にもう一人の手が乗せられる。俺と聖天子がそこに目を向けると。
「ボクもこれからよろしく~♪」
楽しそうなレヴィの顔があり、俺達は同時に噴き出して笑う。そして同時に俺の腹が鳴る。
「あ、いや~、腹減ったな」
格好付かねえな。と俺は内心で、腹を叱る。聖天子はクスクスと笑い。
「では、詳しい話は食事の後にでもしましょうか」
◆◆◆
私は目の前に置かれている素敵なパフェの一角をスプーンで崩し、一口食べる。後に残らないクリームの甘みと果実の甘みが口の中で合わさり、身体の奥底から幸福感がこみ上げる。
「美味しいです。凰蓮さん」
「ふふ、いい顔してるじゃない。ガストレアに襲われたって聞いた時はハラハラしたけど、いいリフレッシュになったかしら」
「はい、とても」
目の前には鍛えられた肉体にスキンヘッド、そしてバサバサの付け睫毛と一見、近寄りがたい雰囲気の男性が何処か暖かな笑みでそう聞いてきた。そう、今日の外出はこの人、私の専属パティシエである凰蓮・ピエール・アルフォンゾさんの言葉が原因だった。
「それにしても、予想以上に良い顔してるわね。もしかして男でも見付けたの?」
「っ!?な、何を言っているんですか!!」
「ふふ、残念。今ので確定ね。さぁ!!キリキリ吐きなさい!!」
ズイッと近付く彼女(彼?)に私は視線で助けを求める。けど、侍女の皆さんは視線を外している。けど、気になるのか。私達をチラチラと見ている。
「ワテクシの前でシラを切るなんていい度胸ね!」
「シラを切るなんて、とんでもない。私とコウタさんはそんな関係じゃ……あっ」
「ふ~ん、コウタ君ね。さぁ、その調子で行きましょうか」
とてもイイ笑顔で先を促されてはもう、隠し通せない。やはり、凰蓮さんには敵いません。
「なぁるほど。吊り橋効果って奴ね~」
「いえ、別に私はコウタさんにそういう感情は……」
「でも、貴女。コウタ君の事を話している間、ずっとニヤニヤしていたけど?」
「えっ!?」
「冗談よ。分かりやすい子ね、ホントに」
そういって、クスクスと笑う凰蓮さんに私はカァッと顔が熱くなった。
「まぁ、でも。良かったじゃない。私以外でも貴女を支えられそうな子が出来て」
「そう思いたいです」
コウタさんに支えてもらう。何故か、そう思うと胸が温かくなるのは不思議です。
「フフ、吊り橋もあるけど、コウタ君は聖天子の理想の王子様に近かったようね。そうじゃなければ、一目惚れなんて難しいもの」
「で、ですから!!私は別に」
「あぁ、はいはい。そうね、そういう事にしておきましょうか」
やっぱり苦手です。
「あぁ、そうだ。折角だし、コウタ君とレヴィちゃんだっけ?二人とも、ワテクシの店に居候させましょうか?」
「え?……確かに凰蓮さんなら信用できますが、大丈夫なんですか?」
「大丈夫に決まってるでしょ?ワテクシを誰だと思っているの?」
自信満々に告げられた言葉に苦笑する。
「それならお願いしてもいいですか?この後、彼と会うので、その時に自己紹介を済ませるということで」
「分かったわ。それじゃ、貴女の王子様に会うためにお色直しをしなくちゃ」
「お、凰蓮さん!!」
◆◆◆
「さぁ!!此処がワテクシの城!!その名も【シャルモン】!!遠慮せずお入りなさい!!」
「おぉ、コウタ!!なんか、凄いぞ!!」
「あ、あぁそうだな」
レヴィのハイテンションもそうだが、俺が一番驚いているのは目の前で楽しそうな笑顔を浮かべているオカマ。もといこの【シャルモン】の店主兼聖天子の専属パティシエだという凰蓮・ピエール・アルフォンゾだ。まさか、本物(?)に会えるとは思わなかった。
「うわ、美味しそうない~匂い」
スンスンと鼻を鳴らすレヴィに苦笑する。確かにとても良い匂いだ。
「フフ、これから住むアナタ達にプレゼントがあるわ。少し待っててね」
そういって、凰蓮は厨房に入っていく。流石に立っているのは変なので、レヴィを連れて、厨房近くに座る。
「ねぇ、此処ってお料理屋さんかな?」
「いや、この甘い匂いは多分、ケーキ屋とかデザート専門の店だろう」
「C'est vrai.」
背後からそんな声が聞こえる。振り返った俺の視界を二つのケーキが遮る。
「此処はワテクシが辛いパティシエ修行の後に建てた至高の店!!さぁ、好きなほうを選びなさい」
「ボクこっち♪」
嬉しそうに二つのうち、一つを取ったレヴィに続いて俺もケーキを取る。
「きれ~♪」
「確かに。このままにして写真でも撮りたいな」
「忌憚なき意見ありがとう。でも、作り手はお客に食べて欲しくて作っているわ。だからBon appétit!」
だから、遠慮せず食べなさい。そう視線で語る凰蓮に頷き、俺とレヴィはフォークでケーキを一切れ、掬って口に運ぶ。
「美味しい~!!」
「美味い……」
「Merci 気に入ってくれたみたいね。さて、今日からアナタ達を此処に住まわせるのだけど。コウタ君、君料理は?」
「ある程度は出来ますけど」
「そう、じゃあ、アナタは我が家の炊事、洗濯、掃除を一手に引き受けて貰いましょうか」
その言葉に思わず、紅茶を噴出しかけたが、よく考えれば当然だ。俺は凰蓮さんに住居を与えてもらう側、凰蓮さんは与える側。そしてもう一人はまだ子供のレヴィ。ならば、総てを引き受けるのは当然だろう。
「分かりました。レヴィはどう―――」
「ししょう!!ボクにケーキを教えて!!」
俺の言葉を遮るように叫んだのは既にケーキを完食し、瞳をキラキラさせたレヴィだ。
「あら、憧れてくれるのは嬉しいけど、生半可な気持ちじゃ教えられないわ」
「ボクもこんな美味しいケーキ作ってみたい!!」
ズイッと身を乗り出すレヴィに凰蓮は急に真剣な表情を作る。
「レヴィちゃん。料理っていうのはね。誰かに食べてもらう為にするものなの。貴女は理解していて?」
その真剣な表情と口調にレヴィは一瞬、怯んだ後、直ぐに顔を上げる。
「ボク、美味しいケーキ作って他の皆に食べてもらうんだ」
「他の皆?」
「ボク、マンホールの下に住んでたんだ。それでさ、外を見たくて飛び出してそれ以来、帰ってないんだ」
だから、と彼女は続ける。
「美味しいケーキ作って皆を驚かせたいんだ」
そういった直後、レヴィの頭を凰蓮が撫でる。その顔はとても優しい表情だった。
「成る程、その思いは合格よ。けど、その思いが何処まで続くかしら?」
そういって、凰蓮は立ち上がり、ビシッとレヴィに指を突きつける。
「先ずは一週間!!アナタにパティシエのいろはを叩き込むわ!!泣き言も弱音も受け付けないわよ!!それでもやる覚悟はあるかしら?」
「勿論!!」
「結構、では基本的な事を教えましょう。分からない事があれば直ぐに聞きなさい。分からないで終わらせないようにね」
「分かった、ししょう!!」
「店長!!とお呼びなさい!!」
なんだか、大変なことになった気がした。ふと、レヴィが思い出したように俺を見た。
「ねぇ、コウタ。あの時のオレンジって奴できる?」
「いきなり、どうした?」
俺の言葉にレヴィは腕を組んで。
「ボクの最初のケーキをソレにしたいんだ。友達にね、オレンジが好きな子がいるから」
「あらあら、もう一人前気取りなんて余裕じゃない。言っておくけど、ワテクシの特訓はキツイわよ?」
「望むところだよ」
そういって、笑い会う師弟に苦笑しながら俺は立ち上がって二人から離れる。
「んじゃ、レヴィの注文だからやるかな」
「やった~♪」
コイツ、もしかして変身が見たいだけなんじゃ。そう思いながら俺はベルトを巻き、オレンジのロックシードを構える。
【オレンジ!!】
俺の頭上にクラックが円を描き、空間が剥がれると巨大なオレンジが現れる。
「変身!!」
【ロック・オン】
法螺貝が店内を響き渡る。レヴィはワクワクとした表情で、何故か凰蓮は真剣な表情でこっちを見ている。その視線を不思議に思いながら俺は変身する。
【ソイヤッ!!オレンジアームズ!!花道・オンステージ!!!】
変身を終えた俺に対してレヴィは嬉しそうにはしゃぐ。だが、対する凰蓮はといえば。
「très bien!!!」
そう叫んだ。
「なんて、斬新なデザイン!!果物を使ったその発想!!素晴らしいわ。ちょっと待ってて。そのまま動いちゃ駄目よ!!」
そういうと、凰蓮はスケッチブックを開いて一心不乱にデッサンを始める。
「あぁ、凄い!!これまでにないアイディアが浮かんでくるわ!!何てことでしょう!!聖天子だけでなく、私にまでこんな祝福をしてくれるなんて!!何してるの、ほらポーズ取りなさい!!」
「え!?あ、あぁ。こうか?」
大橙丸を肩に担いで、見得を切れば、凰蓮が歓喜の声を上げる。
「他には!?ほら、決めポーズといったら決め台詞でしょう?」
何だろう、この異様なテンションは。催促する凰蓮の横ではキラキラした瞳のレヴィが期待している。ヒーローショーって、こんな感じなんだな。
「ここからは俺たちのステージだァッ!!!!」
「おぉ、格好いい!!」
「très bien!!!!」
そんなこんなで俺はその日一日。凰蓮がデザインを固めるまで変身を強いられていた。
第二話投稿完了!!というわけで、聖天子との出会いと鎧武でお馴染のデンジャラスさんの登場です。凰蓮は仮面ライダーのオカマキャラで二番目に好きなキャラなので、初めの段階からこの組み合わせは考えてました。え?一番は誰だって?ほら、あのLUNAの人ですよ。
次回の投稿ですが、作者は基本的に一話分のストックを貯めるので、投稿にバラつきがあります。ご了承ください。まぁ、既に四話まではストックしているので、速めに投稿できるでしょうけど。あぁ、それと、原作開始まではもう二、三話挟むので、そのつもりでいてください。
次回の転生者の花道は……
「ガストレアの調査?」
「コウタさんには護衛隊が一枚岩ではないことを知って欲しいのです」
「貴様が神だろうと悪魔だろうと関係ない!!目の前に力があるのならば俺に迷いはない。俺は俺の信念の為にこの力を振るう!!」
「バナナ?バナナ!?バナナァ!?」