ハイスクール時王   作:アカリマシン

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3話 助手認定

「う…」

 

あれ?ここって…一誠が目を覚ました場所は、自分の部屋ではなく真っ白な知らない天井。

 

「確か…」

 

ビルド…確かにそう名乗った怪人が俺を助けた。ならお礼を言わなきゃと思って体を起き上がらせようと動かすと…一人の男性が現れた。

 

「起きたか。」

 

白衣を着用している男性は切られたリンゴを持ってやって来た。

 

「あなたは…」

 

「俺か?俺は、天野川 荒野。仮面ライダービルドやってるんだよ。宜しく。」

 

「あなたが…。あの、あの時は助けてくれてありがとうございます。」

 

俺は直ぐにお礼を言った。だって、助けてくれたんだからお礼くらいはちゃんと言わないとね。

 

「気にすんなよ。俺もあのビルドもどきが何なのか調べに来たところに、お前が居たんだ。

言うならばたまたま居たから次いでに助けたってやつだな。」

 

「それでもですよ。」

 

それにしても…あの怪物はいったい何なのか。そう言えば、あの怪物にも同じ名前が合ったような気がするけど…何か関係があるのだろうか。

思考を巡らせていたが、ふと横を見てみると…小さなボトルを見ながら荒野さんが唸っていた。

 

俺は気になっていた。荒野さんが持っている小さなボトルのような容器が。すると荒野さんが説明してくれた。

 

「これか?これはフルボトル。まぁ、ビルドのパワーアップアイテムって事だけ覚えてりゃ良いんだ。」

 

何やらぶつぶつ言っているが物思いにふけった荒野を連れ戻せる訳もなく、一誠は辺りを見渡してみる。

しかし、思ったより綺麗だ。

 

「もうちょっと汚いと思ったか?」

 

「え!?い、いや…その…」

 

「別に遠慮しなくて良いぞ?普通はそう思う筈だしな。」

 

そう言いながら荒野さんは何かを始めた。あのベルトを持って、それを腰に取り付けたのだ。

 

「実験開始だな。」

 

〈ラビット!〉〈タンク!〉〈ベストマッチ!〉

 

「ビルドアップ!」

 

〈鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェイ!〉

 

荒野さんは二色の怪人へと姿を変えた。でも、俺が見たのとはまた違う…あの怪物とは何処か違っていた。

 

「あの、荒野さん…それは…」

 

「これか?こいつは仮面ライダービルド。造る、形成するって意味のビルドだ。

以後、お見知りおきを」

 

この二色の怪人の名前は仮面ライダービルドと言うらしい。赤と青が規則正しく混ざりあっている姿。ただ、ウサギと戦車の組み合わせは意味が分からなかった…。

 

「何でウサギと戦車?」

 

「さぁ?」

 

荒野さんにも分からないらしい。でもその後、ビックリの連続だった。ビルドがボトルを入れ換える度に姿をドンドン変えていく。

ゴリラにダイヤモンド、鷹にガトリング…もう訳が分からない。

 

「さぁてと…お前、名前は?」

 

「兵藤一誠です。」

 

「じゃあ一誠、お前は今日から俺の助手だ。」

 

何故か助手認定を受けてしまった。

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